動物病院ニュースレター【2018年2月号】 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ╋╋・‥… 動物病院ニュースレター 【2018年2月号】…‥・╋╋ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ まだまだ寒いですが、もうすぐ春ですね 地方によっては記録的な積雪とニュースで言われているほど、 まだまだ寒い日が続いておりますが、 ワンちゃん・ネコちゃん含め、ご家族の皆様はお体を崩されておりませんか? お風邪などひかれないようお気を付けください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1. この時期、気を付けておきたい腎臓のこと   <代表的な腎臓の病気>   ・尿石症   ・慢性腎臓病(尿毒症)      <尿について、少し気にしましょう>   <定期的に尿検査を受けましょう!>   2.学べるワンニャン語クイズ 3.プチ情報   ・長年連れ添った犬でさえ飼主様を襲う?   ・猫がたくさんいるなかで掃除機をかけると? 4.ワンニャン♪クッキング   ・ミネストローネパスタ   ・鶏レバーのハンバーグ 5.犬猫ニュース   ・飼い主に捨てられて絶望していた夜ヘアカットに救われる   ・毛づくろに何度も挑戦!   6 本の広場   ・猫はためらわずにノンと言う ------------------------------------------------------------- ▼この時期、気を付けておきたい腎臓のこと▼ ------------------------------------------------------------- 「大切」という意味の「肝腎」という言葉に使われるほど、 腎臓は、体のなかで大切な役割をしています。 腎臓は、血液中の老廃物を除去するために尿をつくり、 体内の水分調節をするという働きをしています。 腎臓の調子が悪くなると、 血液中の老廃物が蓄積される事により、様々な病気を発症します。 特に、気を付けないといけないことは、 一度障害を受けた箇所は元には戻りません。 現在、決定的な治療法がないため、 早期発見による食事管理と治療により、 腎臓の働きを助け、病気の進行を遅らせる必要が出てきます。 <代表的な腎臓の病気> ・尿石症 尿石症とは、尿管、膀胱・尿道に石が存在する事により、 血尿や膀胱炎の原因となる病気です。 石が出来るのは遺伝的な体質による影響もございますが、尿路感染や水・ フードの成分による原因もあります。 特に、寒い時期の猫は注意が必要です。 猫は元々砂漠に住んでいた動物なので、 尿を濃縮して排泄するようにできています。 そのため、犬に比べてこの病気が多く、 水をあまり飲まなくなる寒い時期は、 特に濃縮されやすく石ができやすい状況になります。 ・慢性腎臓病(尿毒症) 慢性腎臓病とは、 感染や炎症によりダメージを受けた腎臓の機能が低下し、 本来排出されるはずの老廃物が、血液に再吸収されて、 全身に回ってしまう病気です。 特に犬の場合は、 慢性腎臓病になっても症状が現れにくく、 気が付いた時には深刻な状態という事もあります。 症状としては、 嘔吐、下痢、のどの渇き、尿の回数が増える、食欲不振、元気消失、そして呼吸状況の悪化などがみられます。 状態が、悪化するとケイレン、昏睡に陥入ります。 一度、慢性腎臓病にかかってしまうと、治る事はありませんが、 状態をコントロールする事は出来ます。 <尿について、少し気にしましょう> 生活環境など様々な事が理由で変わる事もありますが尿は、 腎臓の状態を表しています。色や臭い、量、回数など 毎日記録する必要はありませんが、時々気にするようにしましょう。 <定期的に尿検査を受けましょう!> どんな病気に対してもいえますが、腎臓病についても 早期発見・治療が大事になります。 尿検査では、尿の色や臭いだけでなく、尿糖、尿比重など腎臓の状態が色々わかるものです。 定期的に尿検査を受ける事で、病気を悪化する前に見つけられます。 一度、ダメージを受けた箇所が治らない腎臓だからこそ、尿検査が大事なものになります。 ※猫の飼主様へ 尿検査を受ける際、尿を採る事が難しいという声をよく聞きます。 尿は、病院で採る事が出来ますので、気軽にご相談下さい。 ------------------------------------------------------------- ▼ 学べるワンニャン語クイズ ▼ ------------------------------------------------------------- 問題1:愛犬がいたずらした後に怒ったら、しょんぼりした。 1.ごめんなさい! 2.なんで怒ったの? 3.いじけちゃう! 問題2:おひげをピクピク。これってどうして? 1.ご機嫌なのだ! 2.お顔の体操だ‼ 3.良いにおいするぞ! ------------------------------------------------------------- ▼ プチ情報  ▼ ------------------------------------------------------------- ・長年連れ添った犬でさえ飼主様を襲う? 海外では、小さい頃から一緒に暮らしてきたのに、 犬に襲われるというケースが発生しています。 長年暮らしてきた分、関係性はしっかりしているはずなのに、なぜ襲うことがあるのでしょうか? それは、「恐怖」が関係していると考えられています。 自分のお気に入りの場所やおもちゃなどを守っている時、それが壊される恐れがあると感じると恐怖を感じて、 かみつくという行為に走ります。 また、見知らぬ人がいるとか、リードを強く引っ張られた痛みから恐怖を感じて発生する事もあるそうです。 もちろん、それ以外にも痴呆や脳腫瘍などの脳の病気が原因で起こる事もあります。    ・猫がたくさんいるなかで掃除機をかけると? 海外で、たくさんの猫がいるなかで、 掃除機をかけるとどうなるか?という写真が話題になっています。 ある猫の保護施設で働くボランティアさんが、掃除機のスイッチを入れた所、 その場にいた猫たちが、一斉にキャットタワーに避難。20匹以上いた猫たちがキャットタワーに連なりました。 猫ちゃんにとって、掃除機は大きな音が出る恐ろしい怪物みたいなものとして感じているのかもしれないですね。 ------------------------------------------------------------- ▼ ワンニャン♪クッキング ▼ ★ミネストローネパスタ★ <材料> ・スパゲティ   20グラム ・じゃがいも   1/6個 ・にんじん    2cm ・トマト     1/2個 ・さやいんげん  2本 ・オリーブオイル 小さじ1/2 ・水       300cc <手順>  1.トマト以外の野菜を細かく刻み、オリーブオイルで炒めます。  2.水を加えて沸騰させ、短くしたスパゲティを加えます。  3.すりおろしたトマトを加え弱火で煮込み完成です。 ★鶏レバーのハンバーグ★ <材料>(成猫1回分) ・鶏ひき肉 100グラム ・鶏レバー  30グラム ・大豆    10グラム ・卵     1/2個 ・パン粉   1/4カップ ・ひじき    2グラム ・大豆油    適量 <手順>  1. ひじきは水で戻し、レバーは茹でる。  2.1と大豆を合わせてフードプロセッサーにかけてペースト状にする。  3.2にひき肉、卵、パン粉を入れて再びフードプロセッサーにかけて、こねる。  4.食べやすい大きさにわけて、形を整え、大豆油でこんがりと焼く。 ------------------------------------------------------------- ▼ 犬猫ニュース ▼ ------------------------------------------------------------- ・飼い主に捨てられて絶望していた夜ヘアカットに救われる ある夜、あてもなく道を彷徨っていた1匹のワンちゃん。 通りすがりの人に発見され、SNSを通してお世話してくれる人を探してもらうことになったのです。 それに名乗りをあげたのは、ドッグサロンを経営しているKari Fallaさん。 彼女は、ワンちゃんを自分の店に連れてきてもらうと、 髪の毛は目や口を覆うほど伸び切っていたワンちゃんは、Kari Fallaによりカットされ、 見違えるようにキレイになりました。 その後、そのワンちゃんは、ラッキーと名付けられ、動物病院に連れて行かれ、 健康チェックをされた後、しっかりみてくれる人が見つかりました。 どうして置き去りにされたのか不明ですが、 今も元気そうに暮らしているとの事で、なによりです。 ・毛づくろに何度も挑戦! 猫は、身だしなみを整えるなどで「毛づくろい」をしますが、 ある猫ちゃんの毛づくろいの様子が可愛く話題になっています。 むちむちの体型の猫ちゃんですが、毛づくろいしようと必死に、 体を丸めようとしますが、舌が届かず、後ろにコロン。 何度もチャレンジしようとしますが、やっぱりコロン。 体型が邪魔して上手く毛づくろいできず、転がってしまいます。 あまりの様子に、撮影していた飼主様も大笑い。 この可愛い猫ちゃんの動画は、 YouTubeで「Fat cat trying to clean himself」と検索していただければ、 見れます。 ぜひ、可愛い様子を見て下さい。 可愛い様子もいいですが、ダイエットは大事ですね。 ------------------------------------------------------------- ▼ 本の広場 ▼ ------------------------------------------------------------- 猫はためらわずにノンと言う(ダイヤモンド社) 他人の目は気にせず、こびたりもしない。 まさしく自分らしさを突き進む猫ちゃんの本です。 「FIGARO」「ELLE」をはじめとするフランスの各誌メディアで話題! 世界22か国で翻訳された全仏ベストセラーの日本語版が出版されました。 猫ちゃんをよく見ると、欲しいものを欲しいと言い、 優雅に歩きつつ、1人でも平気な様子は、エレガントかつ素敵な生き方ではないでしょうか? この本は、猫ちゃんのそんな仕草などを通して、自分らしく生きるコツが書かれております。 猫を飼われている方には、 思わず共感できる仕草がかかれていたり、 女性にとっては憧れる猫ちゃんの生き方ではないでしょうか? ------------------------------------------------------------- ▼ 学べるワンニャン語クイズ(解答) ▼ ------------------------------------------------------------- 答え 問題1:2 犬は叱られても反省する事はありません。 いたずら後に怒っても、飼主様が怒っている時に、しょんぼりすると怒りが収まるから、 しょんぼりしているだけです。叱って効果があるのは、実際に悪い事をしている時だけです。 叱る際は、その点を注意して見るとよいです。 問題2:3 ネコちゃんのひげは、センサーの役割をしています。神経が通っており、       ひげを通して障害物を認識したり、風向きを察知して獲物のニオイを感じたりします。       そのため、ひげを抜いたり切ってしまうと、物にぶつかったり不器用になりますのでお気を付けください。