あいあいふぼ 哀哀父母 名詞 子を生み育ててくれた父母の苦労を悲しみ感謝すること。 あいえんきえん 合縁奇縁 名詞 ふしぎな巡り合わせの縁。 あいえんきえん 愛縁奇縁 名詞 ふしぎな巡り合わせの縁。⇒合縁奇縁 あいえんきえん 合縁機縁 名詞 ふしぎな巡り合わせの縁。⇒合縁奇縁 あいえんきえん 相縁奇縁 名詞 ふしぎな巡り合わせの縁。⇒合縁奇縁 あいおくきゅうう 愛屋及烏 名詞 偏愛の例え。⇒屋烏之愛 あいきこつりつ 哀毀骨立 名詞 悲しみの極み。親との死別にひどく哀しむこと。 あいきゅうおくう 愛及屋烏 名詞 偏愛の例え。人を愛するとその人に関わるものすべてがいとおしくなることのたとえ。⇒屋烏之愛 あいこうへんち 哀鴻遍地 名詞 いたる所に戦いに敗れた兵士やさまよう難民がいるさま。⇒哀鴻遍野 あいこうへんや 哀鴻遍野 名詞 いたる所に戦いに敗れた兵士やさまよう難民がいるさま。 あいごせいもく 相碁井目 名詞 人の実力の差はさまざまで、何をするにも力の差はあるものだということ。 あいしごうちく 哀糸豪竹 名詞 悲しげな音を出す琴と、生き生きとした強い音を出す笛。 あいたぞうせい 愛多憎生 名詞 愛や恩を受けすぎると、必ず人のねたみや憎しみを買うことになるということ。 あいべつりく 愛別離苦 名詞 別れのつらさをいう。 あいまいもこ 曖昧模糊 名詞 はっきりとしないさま。あやふや・不明瞭。 あいまいもこ 曖昧糢糊 名詞 はっきりとしないさま。あやふや・不明瞭。⇒曖昧模糊 あいめいしゅうしゅう 哀鳴啾啾 名詞 鳥や虫が悲しげになくさま。 あいようように 愛楊葉児 名詞 物事の真理をより深く探求しようとしないこと。 あおいきといき 青息吐息 名詞 非常に困ったり苦しんだりするときに発するため息。また、そのようなときの状態。 あくいあくしょく 悪衣悪食 名詞 質素で粗末な衣服や食物。 あくいんあっか 悪因悪果 名詞 悪い行いには必ず悪い報いがあるということ。 あくいんくか 悪因苦果 名詞 人の行いの善悪に応じてその報いがあらわれること。⇒因果応報 あくぎゃくひどう 悪逆非道 名詞 人としての道にはずれた悪い行い。⇒悪逆無道 あくぎゃくむどう 悪逆無道 名詞 人としての道にはずれた悪い行い。 あくじせんり 悪事千里 名詞 悪いことは評判になりやすいというたとえ。 あくせいろうぜき 悪声狼藉 名詞 評判を落として、それが回復しないこと。⇒声名狼藉 あくせんくとう 悪戦苦闘 名詞 困難を乗りこえようと非常な努力をすること。 あくにんしょうき 悪人正機 名詞 阿弥陀仏の本願は、悪人を救うことにあるとする説。 あくはつとほ 握髪吐哺 名詞 すぐれた人材を求めるのに熱心なこと。⇒吐哺握髪 あくぼくとうせん 悪木盗泉 名詞 悪事に染まるのを戒める語。また、悪事に染まること。 あさせあだなみ 浅瀬仇波 名詞 思慮の浅い人は、とかくとるにたりない小さなことにも大さわぎすることのたとえ。 あじゃくむせい 鴉雀無声 名詞 ひっそりとして声のないこと。静寂なさま。 あせいきょくがく 阿世曲学 名詞 学問の真理をまげて、世間や時勢に迎合すること。⇒曲学阿世 あそうせいほう 鴉巣生鳳 名詞 愚鈍な親がすぐれた子を生むたとえ。また、貧しい家からすぐれた人が出るたとえ。 あたらしんみょう 可惜身命 名詞 体や命を大切にすること。 あつあくようぜん 遏悪揚善 名詞 悪事を禁じて、善行をすすめること。 あっこうぞうごん 悪口雑言 名詞 口にまかせてさまざまに悪口を言うこと。また、その言葉。 あっこうばり 悪口罵詈 名詞 口にまかせてさまざまに悪口を言うこと。また、その言葉。⇒悪口雑言 あびきょうかん 阿鼻叫喚 名詞 非常に悲惨でむごたらしいさまのたとえ。 あふげいごう 阿附迎合 名詞 人に気に入られようとしてへつらい、おもねること。 あふげいごう 阿付迎合 名詞 人に気に入られようとしてへつらい、おもねること。⇒阿附迎合 あふらいどう 阿附雷同 名詞 自分の主義主張がなく、他人の言動に軽々しく同調すること。⇒附和雷同 あめいじゃくそう 蛙鳴雀噪 名詞 役に立たない議論や、内容に乏しく下手な文章。⇒蛙鳴蟬噪 あめいせんそう 蛙鳴蟬噪 名詞 役に立たない議論や、内容に乏しく下手な文章。 あやあがん 阿爺下頷 名詞 物事の見分けがつかない愚か者のこと。また、間違いのこと。 あゆきょくしょう 阿諛曲従 名詞 相手に気に入られようと、こびへつらうこと。⇒阿諛追従 あゆけいだつ 阿諛傾奪 名詞 身分や権勢のある者におもねり他人の地位を傾け奪うこと。 あゆこうごう 阿諛苟合 名詞 人に気に入られようとしてへつらい、おもねること。⇒阿附迎合 あゆしょうげい 阿諛承迎 名詞 人に気に入られようとしてへつらい、おもねること。⇒阿附迎合 あゆついしょう 阿諛追従 名詞 相手に気に入られようと、こびへつらうこと。 あゆついずい 阿諛追随 名詞 相手に気に入られようと、こびへつらうこと。⇒阿諛追従 あゆべんねい 阿諛便佞 名詞 口先でへつらって、人の気に入るようにずるがしこく立ち回ること。 あゆほうげい 阿諛逢迎 名詞 人に気に入られようとしてへつらい、おもねること。⇒阿附迎合 あゆほうしょう 阿諛奉承 名詞 人に気に入られようとしてへつらい、おもねること。⇒阿附迎合 あろくろくじ 阿轆轆地 名詞 物事が滞ることなくうまく回転すること。また、次から次へと言葉が発せられること。 あろくろくじ 阿漉漉地 名詞 物事が滞ることなくうまく回転すること。また、次から次へと言葉が発せられること。⇒阿轆轆地 あんうんていめい 暗雲低迷 名詞 前途不安な状態が続くこと。 あんえい(の)こきゅう 晏嬰狐裘 名詞 上に立つ者が倹約につとめ、職務に励むこと。 あんえいだつぞく 晏嬰脱粟 名詞 中国春秋時代、斉の晏嬰が臣下としての節をまっとうしたこと。⇒晏子高節 あんからくぎょう 安家楽業 名詞 置かれた状況などに心安らかに甘んじ、自分の仕事を楽しんですること。⇒安居楽業 あんかんてんせい 安閑恬静 名詞 安らかでゆったりとして静かなこと。 あんきょきし 安居危思 名詞 平穏無事なときにも、万一の場合を考えて常に用心を怠らないことが重要であるということ。 あんきょらくぎょう 安居楽業 名詞 置かれた状況などに心安らかに甘んじ、自分の仕事を楽しんですること。 あんぐんふどう 按軍不動 名詞 好機の到来を、様子をうかがいながらじっと待つこと。⇒按兵不動 あんこうおうぼつ 暗香蓊葧 名詞 どこからともなく香りが盛んに漂いくるさま。 あんこうおうぼつ 暗香蓊勃 名詞 どこからともなく香りが盛んに漂いくるさま。⇒暗香蓊葧 あんこうきゅうへい 按甲休兵 名詞 戦いをやめること。 あんこうしんぺい 按甲寝兵 名詞 戦いをやめること。⇒按甲休兵 あんこうそえい 暗香疎影 名詞 暗闇にただよう花の香りと、月光などに照らされて疎らに映る木々などの影の意で、梅の花や梅の木についていうことが多い。 あんこうふどう 暗香浮動 名詞 どこからともなく香りが盛んに漂いくるさま。⇒暗香蓊葧 あんしのこうせつ 晏子高節 名詞 中国春秋時代、斉の晏嬰が臣下としての節をまっとうしたこと。 あんしゃなんりん 安車軟輪 名詞 老人をいたわり手厚く遇するたとえ。⇒安車蒲輪 あんしゃほりん 安車蒲輪 名詞 老人をいたわり手厚く遇するたとえ。 あんしんけつじょう 安心決定 名詞 心を安らかに保って運命に身をまかせ、いかなる場合でも動揺しないこと。⇒安心立命 あんじんりつめい 安心立命 名詞 心を安らかに保って運命に身をまかせ、いかなる場合でも動揺しないこと。 あんずさくき 按図索驥 名詞 理論だけの実際には役立たない考えや意見のこと。 あんずさくしゅん 按図索駿 名詞 理論だけの実際には役立たない考えや意見のこと。⇒按図索驥 あんせんしょうじん 暗箭傷人 名詞 闇討ちをしたり、ひそかに中傷したりする卑劣な行いのこと。 あんそうしゅうは 暗送秋波 名詞 かげで機嫌とりをすること。 あんたくせいろ 安宅正路 名詞 仁と義のたとえ。 あんちゅうひやく 暗中飛躍 名詞 人知れずひそかに活躍すること。 あんちゅうもさく 暗中摸索 名詞 手掛かりがないままに、あれこれとやってみること。 あんちゅうもさく 暗中模索 名詞 手掛かりがないままに、あれこれとやってみること。⇒暗中摸索 あんどらくぎょう 安土楽業 名詞 置かれた状況などに心安らかに甘んじ、自分の仕事を楽しんですること。⇒安居楽業 あんねいちつじょ 安寧秩序 名詞 社会が落ち着いていて秩序立っていること。 あんのんぶじ 安穏無事 名詞 変わったこともなくおだやかなこと。 あんぶんしゅき 安分守己 名詞 身のほどをわきまえて生きること。 あんぺいふどう 按兵不動 名詞 好機の到来を、様子をうかがいながらじっと待つこと。 あんようほうこく 安養宝国 名詞 仏教で、阿弥陀仏がいるという安楽の世界のこと。⇒極楽浄土 あんらくじょうど 安楽浄土 名詞 仏教で阿弥陀仏のいるところ。 あんらくせかい 安楽世界 名詞 仏教で、阿弥陀仏がいるという安楽の世界のこと。⇒極楽浄土 いあくじょうそう 帷幄上奏 名詞 旧憲法下で、軍事の機密事項について直接天皇に上奏すること。 いいこうい 以夷攻夷 名詞 他人の力を用いて自分の利をはかること。⇒以夷征夷 いいせいい 以夷征夷 名詞 他人の力を用いて自分の利をはかること。 いいせいい 以夷制夷 名詞 他人の力を用いて自分の利をはかること。⇒以夷征夷 いいだくだく 唯唯諾諾 名詞 物事のよしあしにかかわらず、なんでもはいはいと承知すること。相手の言葉に逆らわずおもねること。 いいんふてい 伊尹負鼎 名詞 大望のために身を落とすたとえ。 いおういぎょう 易往易行 名詞 たやすい修行で極楽往生できるという教え。 いおういしゅう 易往易修 名詞 たやすい修行で極楽往生できるという教え。⇒易往易行 いかんきてん 以管窺天 名詞 視野や見識が狭いことのたとえ。⇒用管窺天 いかんせいじ 衣冠盛事 名詞 名門の家に生まれて勲功を立て、その家の盛んな名声を引き継ぐ者をいう。 いかんせんばん 遺憾千万 名詞 非常に残念なこと。 いかんそくたい 衣冠束帯 名詞 昔の貴族・官僚の礼装。 いぎかつおん 以義割恩 名詞 君国に報いるためには親兄弟もかえりみないということ。⇒大義滅親 いきけんこう 意気軒昂 名詞 意気込みが盛んで、奮い立つさま。 いきこうぜん 意気昂然 名詞 非常に得意で威勢のよいさま。大変誇らしげに振る舞うこと。⇒意気揚揚 いきじじゃく 意気自若 名詞 心の持ちかたがふだんと変わらず平静なこと。⇒意気自如 いきじじょ 意気自如 名詞 心の持ちかたがふだんと変わらず平静なこと。 いきしょうちん 意気銷沈 名詞 元気をなくして、しょげかえること。 いきしょうちん 意気消沈 名詞 元気をなくして、しょげかえること。⇒意気銷沈 いきしょうてん 意気衝天 名詞 このうえなく意気込みが盛んなこと。 いきそうとう 意気相投 名詞 たがいの気持ちや考えなどがぴったりと合うこと。⇒意気投合 いきそそう 意気沮喪 名詞 意気込みがくじけ弱り、元気を失うこと。 いきそそう 意気阻喪 名詞 意気込みがくじけ弱り、元気を失うこと。⇒意気沮喪 いきとうごう 意気投合 名詞 たがいの気持ちや考えなどがぴったりと合うこと。 いぎょういしゅう 易行易修 名詞 たやすい修行で極楽往生できるという教え。⇒易往易行 いきようよう 意気揚揚 名詞 非常に得意で威勢のよいさま。大変誇らしげに振る舞うこと。 いきょくどうこう 異曲同工 名詞 外見は異なるが、内容は似たり寄ったりであること。⇒同工異曲 いきんかんきょう 衣錦還郷 名詞 立身出世して故郷に帰ること。 いきんしょうけい 衣錦尚絅 名詞 才能や徳を外にあらわに出さないこと。 いきんのえい 衣錦之栄 名詞 成功して故郷に錦を飾る名誉をいう。 いきんやこう 衣錦夜行 名詞 功名をあげ、また出世しても故郷に錦を飾らなければ誰も知るものがないたとえ。⇒衣繡夜行 いくいくせいせい 郁郁青青 名詞 香りが盛んでかんばしく青々と生い茂るさま。 いくどうおん 異口同音 名詞 みんなが口をそろえて同じことを言うこと。 いくどうじ 異口同辞 名詞 みんなが口をそろえて同じことを言うこと。⇒異口同音 いくどうせい 異口同声 名詞 みんなが口をそろえて同じことを言うこと。⇒異口同音 いけんいっせつ 夷険一節 名詞 順境にも逆境にも節操を変えないこと。 いげんのはい 韋弦之佩 名詞 自分の性格を改めて修養しようと戒めのための物を身につけること。 いこくじょうちょ 異国情緒 名詞 いかにも外国らしい風物がかもしだす雰囲気や気分。 いこくじょうちょう 異国情調 名詞 いかにも外国らしい風物がかもしだす雰囲気や気分。⇒異国情緒 いこてんよく 為虎添翼 名詞 強い者がさらに力をつけること。⇒為虎傅翼 いこふよく 為虎傅翼 名詞 強い者がさらに力をつけること。 いざいげんがい 意在言外 名詞 自分の思いを直接言葉で述べないで、相手の推察にまかせること。また、思うことを直接書かないで、字間や行間に含ませること。 いざんしき 為山止簣 名詞 長い間の努力も最後のほんのちょっとの手違いから失敗に終わってしまうことのたとえ。⇔一簣之功 いしきもうろう 意識朦朧 名詞 意識がかすんではっきりしないさま。 いしけんご 意志堅固 名詞 成し遂げようとする気持ちが強くて、ゆるがないこと。 いしはくじゃく 意志薄弱 名詞 自分の明確な意志をもたないさま。 いしゅうばんさい 遺臭万載 名詞 悪名や悪い評判を後世まで残すこと。 いしゅうばんさい 遺臭万歳 名詞 悪名や悪い評判を後世まで残すこと。⇒遺臭万載 いしゅうやこう 衣繡夜行 名詞 功名をあげ、また出世しても故郷に錦を飾らなければ誰も知るものがないたとえ。 いじゅこううん 渭樹江雲 名詞 遠くにいる友人を思う情が切ないこと。 いしょうさんたん 意匠惨澹 名詞 工夫を凝らすのに苦心すること。 いしょうさんたん 意匠惨憺 名詞 工夫を凝らすのに苦心すること。⇒意匠惨澹 いしょくどうげん 医食同源 名詞 日常の食事に注意することが、病気予防の最善の策であるということ。 いしんじゅんり 以身殉利 名詞 つまらない人間は自分の利と欲のためにのみ生きるということ。 いしんついく 遺簪墜屨 名詞 なくしたかんざしと、落としたくつ。日頃使い慣れたものに愛着をもつたとえ。 いしんでんしん 以心伝心 名詞 文字や言葉によらず心と心で通じ合うこと。 いじんどうじ 異人同辞 名詞 みんなが口をそろえて同じことを言うこと。⇒異口同音 いせんのぎょほ 渭川漁父 名詞 渭水のほとりで釣り糸をたれていた呂尚(太公望)のこと。⇒渭浜漁父 いたいいっこう 衣帯一江 名詞 非常に近しい関係のたとえ。⇒一衣帯水 いたいちゅうのさん 衣帯中賛 名詞 南宋の忠臣の文天祥が死に臨み衣帯の中に書き置いた賛辞。 いたいどうしん 異体同心 名詞 体は別なものでも心は一つに固く結ばれていること。また、それほど関係が深いということ。 いたいのみず 衣帯之水 名詞 非常に近しい関係のたとえ。⇒一衣帯水 いたいふかい 衣帯不解 名詞 あることに不眠不休で専念すること。⇒不解衣帯 いだがそく 為蛇画足 名詞 無用なものをつけ足すこと。⇒画蛇添足 いだてんそく 為蛇添足 名詞 無用なものをつけ足すこと。⇒画蛇添足 いだてんばしり 韋駄天走 名詞 非常に速く走ること。 いたんじゃせつ 異端邪説 名詞 正統からはずれている思想・信仰・学説。 いちいこうく 一意攻苦 名詞 ひとすじに考え込むこと。 いちいせんしん 一意専心 名詞 ひたすら一つのことに心を集中すること。 いちいせんしん 一意摶心 名詞 ひたすら一つのことに心を集中すること。⇒一意専心 いちいせんしん 壱意専心 名詞 ひたすら一つのことに心を集中すること。⇒一意専心 いちいたいすい 一衣帯水 名詞 非常に近しい関係のたとえ。 いちいんいったく 一飲一啄 名詞 人が分に安んじてそれ以上求めないことのたとえ。 いちいんとうてい 一韻到底 名詞 古詩の韻の踏み方のひとつで、同一の韻を最初から最後まで用いること。 いちえいいちじょく 一栄一辱 名詞 栄えたり衰えたりすること。 いちえいいっしょう 一詠一觴 名詞 ひと杯の酒を飲んで、一つの詩を作る。酒を飲み楽しみながら詩を作ること。⇒一觴一詠 いちおういちらい 一往一来 名詞 行ったり来たりすること。 いちがつさんしゅう 一月三舟 名詞 仏道は一つであるのに人のさまざまな受け取り方で種々別々の意味にとらえられるたとえ。 いちぎゅうこうち 一牛吼地 名詞 きわめて距離の近いこと。⇒一牛鳴地 いちぎゅうめいち 一牛鳴地 名詞 きわめて距離の近いこと。 いちぎょうざんまい 一行三昧 名詞 心を一つにして仏道修行に励むこと。 いちげんいっこう 一言一行 名詞 一つの言葉と一つの行い。 いちげんきゅうてい 一言九鼎 名詞 貴重なもの、重要な地位や名望のたとえ。⇒九鼎大呂 いちげんこじ 一言居士 名詞 事あるごとに自分の意見をひとこと言わなければ気のすまない人のこと。 いちげんせんきん 一言千金 名詞 筆跡や詩文の表現を尊重して言う語。⇒一字千金 いちげんびょうしゃ 一元描写 名詞 小説の作中人物を主人公の視点からのみ一元的に描写すべきであるとする小説作法。 いちげんへんく 一言片句 名詞 ほんの少しの短い言葉。⇒一言半句 いちごいちえ 一期一会 名詞 生涯に一度だけ会うこと。また、生涯に一度限りであること。 いちごいちじゅう 一伍一什 名詞 はじめから終わりまで。はじめから終わりまでの詳しいいきさつすべて。⇒一部始終 いちごんいっく 一言一句 名詞 ほんの少しの短い言葉。⇒一言半句 いちごんはんく 一言半句 名詞 ほんの少しの短い言葉。 いちごんほうおん 一言芳恩 名詞 ひとこと声をかけてもらったことを忘れず、感謝すること。 いちじかんきゅう 一時緩急 名詞 ひとたび緊急の事態になったとき。いざという場合。⇒一旦緩急 いちじせんきん 一字千金 名詞 筆跡や詩文の表現を尊重して言う語。 いちじつさんしゅう 一日三秋 名詞 一日会わなかっただけで三年も会わなかったような気がする。相手を思慕する情の深いこと。 いちじつせんしゅう 一日千秋 名詞 大変待ち遠しいことのたとえ。 いちじつのちょう 一日之長 名詞 経験や技能などが他より少しすぐれていること。 いちじのけつ 一時之傑 名詞 その時代で最もすぐれた英雄。当代の最もすぐれた人物。⇒一世之雄 いちじひゃっきん 一字百金 名詞 筆跡や詩文の表現を尊重して言う語。⇒一字千金 いちじふしき 一字不識 名詞 ひとつの文字も知らず、読み書きがまったくできないこと。⇒一文不通 いちじふせつ 一字不説 名詞 仏法の真理は他から得るものではなく、自ら体得するものだということ。 いちじほうへん 一字褒貶 名詞 一字の使い分けによって、人を誉めたりけなしたりすること。 いちじゅういっさい 一汁一菜 名詞 質素な食事のたとえ。 いちじゅうさいじゅう 一入再入 名詞 布を幾度も染めること。染色の濃いこと。 いちじゅひゃっかく 一樹百穫 名詞 人材の育成は、大きな利益をもたらすこと。 いちじょういちげ 一上一下 名詞 場面に応じて適切に対応するたとえ。 いちじょうのしゅんむ 一場春夢 名詞 人生の栄華がきわめてはかないことのたとえ。 いちじりゅうこう 一時流行 名詞 俳諧で新しみを求め時とともに変化を重ねてゆくこと。 いちじれんじょう 一字連城 名詞 筆跡や詩文の表現を尊重して言う語。⇒一字千金 いちしんきげん 一新紀元 名詞 一つの新しい時代。 いちぞくろうとう 一族郎党 名詞 血縁関係にある者とその従者や家臣。 いちぞくろうとう 一族郎等 名詞 血縁関係にある者とその従者や家臣。⇒一族郎党 いちだいけっしん 一大決心 名詞 非常に重大な決意。 いちだいのえいゆう 一代英雄 名詞 その時代で最もすぐれた英雄。当代の最もすぐれた人物。⇒一世之雄 いちだくせんきん 一諾千金 名詞 約束を重んじるたとえ。 いちだんのわき 一団和気 名詞 なごやかな雰囲気。親しみやすい態度をいう。 いちどうのわき 一堂和気 名詞 なごやかな雰囲気。親しみやすい態度をいう。⇒一団和気 いちどくさんたん 一読三嘆 名詞 名文を読んで感銘すること。 いちにちふしょく 一日不食 名詞 毎日、仕事に従事してからでないと食事をとらないこと。 いちにんとうせん 一人当千 名詞 非常に力の強いこと。また、知能が優れていること。 いちねんつうてん 一念通天 名詞 精神を集中して必死の思いで事にのぞめば、どんな困難なことでもできるということ。⇒射石飲羽 いちねんほっき 一念発起 名詞 あることを成し遂げようと決意すること。 いちねんほっしん 一念発心 名詞 あることを成し遂げようと決意すること。⇒一念発起 いちばくじっかん 一暴十寒 名詞 努力が少なく怠ることが多いのを戒めた語。 いちばつひゃっかい 一罰百戒 名詞 一人の過失や罪を罰することで、他の人々が同様な罪を犯さないよう戒めること。 いちびょうそくさい 一病息災 名詞 持病を一つぐらい持っているほうが、健康に気をつけてかえって長生きできるということ。 いちぶいちりん 一分一厘 名詞 ごくわずかなこと。⇒一糸一毫 いちぶしじゅう 一部始終 名詞 はじめから終わりまで。はじめから終わりまでの詳しいいきさつすべて。 いちぶじまん 一分自慢 名詞 自分のことを自分でほめること。⇒自画自賛 いちべついらい 一別以来 名詞 一度別れてからこのかた。 いちぼうせんけい 一望千頃 名詞 ひと目でかなたまで広々と見渡されること。 いちぼうせんり 一望千里 名詞 非常に見晴らしのよいことのたとえ。 いちぼうむぎん 一望無垠 名詞 ひと目でかなたまで広々と見渡されること。 いちぼくいっそう 一木一草 名詞 そこにあるすべてのもののこと。また、ほんのわずかなもののこと。 いちまいかんばん 一枚看板 名詞 一座の中の代表的な役者。また、大勢の中の中心人物のこと。また、一着しかない衣服、人に見せられる唯一のもの。 いちみどうしん 一味同心 名詞 同じ目的のために集まり心を一つにすること。また、その仲間。 いちみととう 一味徒党 名詞 同じ目的のために仲間となること。また、その仲間。 いちみろうとう 一味郎党 名詞 同じ目的のために仲間となること。また、その仲間。⇒一味徒党 いちもうだじん 一網打尽 名詞 ひとまとめに悪人を捕らえ尽くすたとえ。 いちもうふばつ 一毛不抜 名詞 物惜しみのはなはだしいこと。 いちもうむい 一網無遺 名詞 ひとまとめに悪人を捕らえ尽くすたとえ。⇒一網打尽 いちもくじゅうぎょう 一目十行 名詞 書物を読むことが速いことのたとえ。 いちもくそくりょう 一目即了 名詞 ちょっと見ただけではっきりとわかること。⇒一目瞭然 いちもくりょうぜん 一目瞭然 名詞 ちょっと見ただけではっきりとわかること。 いちもくりょうぜん 一目了然 名詞 ちょっと見ただけではっきりとわかること。⇒一目瞭然 いちもんいっとう 一問一答 名詞 一つの問いに対して一つの答えをすること。 いちもんはんせん 一文半銭 名詞 ごくわずかな金額のたとえ。 いちもんふち 一文不知 名詞 ひとつの文字も知らず、読み書きがまったくできないこと。⇒一文不通 いちもんふつう 一文不通 名詞 ひとつの文字も知らず、読み書きがまったくできないこと。 いちやけんぎょう 一夜検校 名詞 ごく短い間に裕福になること。 いちやけんぎょう 一夜撿挍 名詞 ごく短い間に裕福になること。⇒一夜検校 いちやじっき 一夜十起 名詞 人間は、私情や私心に左右されること。 いちゆういちよ 一遊一予 名詞 遊んだり楽しんだりする。天子が諸国を視察してまわること。 いちようちしゅう 一葉知秋 名詞 わずかな兆しから、物事の衰亡や大勢を察知すること。 いちようらいふく 一陽来復 名詞 物事が回復することのたとえ。 いちらくせんじょう 一落千丈 名詞 事態・情勢が急に変化して、物事が解決し決着がつくこと。⇒急転直下 いちりいちがい 一利一害 名詞 よいことがある一方、悪いこともあること。 いちりゅうまんばい 一粒万倍 名詞 わずかなものから多くの利益を得るたとえ。 いちりょういっちょ 一竜一猪 名詞 学ぶと学ばぬとによって著しく賢愚の差ができることのたとえ。 いちりょうひゃくりょう 一了百了 名詞 一つのことが解決すれば、すべてが解決すること。また、一つのことから万事を推測すること。 いちるせんきん 一縷千鈞 名詞 危険の甚だしいことの形容。 いちれんたくしょう 一蓮托生 名詞 事のよしあしにかかわらず行動や運命をともにする意。 いちれんたくしょう 一蓮託生 名詞 事のよしあしにかかわらず行動や運命をともにする意。⇒一蓮托生 いちろうえいいつ 一労永逸 名詞 一度苦労すれば、長くその利を得られること。また、わずかの苦労で多くの安楽が得られること。 いちろうきゅういつ 一労久逸 名詞 一度苦労すれば、長くその利を得られること。また、わずかの苦労で多くの安楽が得られること。⇒一労永逸 いちろじゅんぷう 一路順風 名詞 ものごとが順調に運ぶこと。 いちろへいあん 一路平安 名詞 旅立つ人の途中の無事を祈っていう語。 いっかくせんきん 一攫千金 名詞 あまり苦労をせずに一時に大きい利益を得ること。 いっかくせんきん 一獲千金 名詞 あまり苦労をせずに一時に大きい利益を得ること。⇒一攫千金 いっかくばんきん 一攫万金 名詞 あまり苦労をせずに一時に大きい利益を得ること。⇒一攫千金 いっかけんぞく 一家眷族 名詞 家族と血縁関係にある者。 いっかだんらん 一家団欒 名詞 家族が集まってむつまじく楽しむこと。 いっかつのり 一割之利 名詞 鉛で作った切れ味の悪い刀でも一度は物を断ち切ることができる。凡庸な人でも時には力を出せるときがある。多く自分の微力を謙遜していう語。⇒鉛刀一割 いっかん(の)ふうげつ 一竿風月 名詞 自然の中で悠々自適に過ごすこと。 いっきいちゆう 一喜一憂 名詞 状況の変化にしたがってそのつど、喜んだり心配したりすること。 いっきかせい 一気呵成 名詞 ひといきに文章を書き上げること。また、ものごとを中断することなくひといきに仕上げてしまうこと。 いっきじっき 一饋十起 名詞 賢者を求めるのに熱心なたとえ。 いっきせっぽう 因機説法 名詞 その場に応じた説法を行い真理を悟らせること。 いっきとうせん 一騎当千 名詞 一人の騎馬兵で千人もの敵を相手にできる。転じて、一人で千人を敵にできるほど実力のあること。 いっきのこう 一簣之功 名詞 仕事を完遂する間際の最後の努力。最後のひとふんばり。 いっきのこう 一蕢之功 名詞 仕事を完遂する間際の最後の努力。最後のひとふんばり。⇒一簣之功 いっきゅういちがく 一丘一壑 名詞 俗世間を離れ、自然の中に身を置いて、風流を楽しむこと。 いっきゅういっかつ 一裘一葛 名詞 一枚のかわごろもと、一枚のくずかたびら。他に着替えがないことから、貧乏のたとえ。 いっきゅうにゅうこん 一球入魂 名詞 悔いなき一球を投ずること。 いっきゅうのかく 一丘之貉 名詞 同じ丘にすむむじな。似たようなもののたとえ。 いっきゅうのかく 一丘之狢 名詞 同じ丘にすむむじな。似たようなもののたとえ。⇒一丘之貉 いっきょいちえい 一虚一盈 名詞 あるいはむなしく、あるいは満ちる。常に変化して一定の形を保つことなく測りがたいことのたとえ。 いっきょいちじつ 一虚一実 名詞 いろいろ変化して、物事の予測ができないこと。 いっきょいちどう 一挙一動 名詞 ひとつひとつの動作、ふるまい。ちょっとしたしぐさ。 いっきょいちまん 一虚一満 名詞 あるいはむなしく、あるいは満ちる。常に変化して一定の形を保つことなく測りがたいことのたとえ。⇒一虚一盈 いっきょそうきん 一挙双擒 名詞 一つのことをして二つの利益を得るたとえ。⇒一石二鳥 いっきょりょうしつ 一挙両失 名詞 一つのことをするだけで同時に他の一つのことも失うこと。 いっきょりょうぜん 一挙両全 名詞 一つのことをするだけで、同時に二つの利益が得られること。⇒一挙両得 いっきょりょうとく 一挙両得 名詞 一つのことをするだけで、同時に二つの利益が得られること。 いっきんいっかく 一琴一鶴 名詞 役人が清廉なことのたとえ。 いっくんいちゆう 一薫一蕕 名詞 善は消えやすく悪は除きがたいことのたとえ。 いっけつふしん 一蹶不振 名詞 一度失敗して二度と立ち上がれないたとえ。 いっけんらくちゃく 一件落着 名詞 ものごとが解決すること。 いっけんりょうだん 一剣両段 名詞 物事を思い切って処理すること、ためらわずに決断することのたとえ。⇒一刀両断 いっこういちびゃく 一闔一闢 名詞 あるいは閉じ、あるいは開く。陰と陽が消長するさま。 いっこうりょうぜつ 一口両舌 名詞 前に言った内容とくい違うことを平気で言うこと。 いっこくさんらい 一刻三礼 名詞 慎重かつ敬虔な態度で仕事をすること。⇒一刀三礼 いっこくせんきん 一刻千金 名詞 時間の貴重なことのたとえ。 いっこくせんしゅう 一刻千秋 名詞 大変待ち遠しいことのたとえ。⇒一日千秋 いっこけいこく 一顧傾国 名詞 絶世の美人のたとえ。⇒一顧傾城 いっこけいせい 一顧傾城 名詞 絶世の美人のたとえ。 いっこせんきん 一壺千金 名詞 ふだんは価値がないものでも、時と場合によっては、それがはかり知れないほど役に立つこと。 いっこのえき 一狐之腋 名詞 貴重なもののたとえ。 いっさいうじょう 一切有情 名詞 この世の生あるものすべて。生きとし生けるもの。 いっさいかいくう 一切皆空 名詞 仏教で、人間界の現象・存在は一切空であるということ。⇒五蘊皆空 いっさいがっさい 一切合切 名詞 何もかもすべて。 いっさいがっさい 一切合財 名詞 何もかもすべて。⇒一切合切 いっさいしゅじょう 一切衆生 名詞 この世に生を受けたあらゆるもの。生きとし生けるもの。 いっさつたしょう 一殺他生 名詞 ひとりの人間を犠牲にして多くの人を救い生かすこと。⇒一殺多生 いっしいちごう 一糸一毫 名詞 ごくわずかなこと。 いっしいっちょう 一弛一張 名詞 厳格にしたり寛大にしたりして人をほどよく扱うこと。⇒一張一弛 いっしがくがく 一士諤諤 名詞 多くの者がおもねり追従している中で、一人だけ恐れはばからずに直言すること。 いっししちしょう 一死七生 名詞 この世に生まれ変わる限りどこまでもということ。 いっしそうでん 一子相伝 名詞 学問・技芸などの奥義を直系の子供一人にのみ伝えて他人にはもらさないこと。 いっしついっとく 一失一得 名詞 一方で利益があると他方で損失を伴っていること。⇒一得一失 いっしどうじん 一視同仁 名詞 差別することなくすべての人を見て愛すること。 いっしのじん 一視之仁 名詞 差別することなくすべての人を見て愛すること。⇒一視同仁 いっしはんせん 一紙半銭 名詞 一枚の紙と銭半銭。わずかなことのたとえ。また、軽少なもののたとえ。 いっしほうこく 一死報国 名詞 いのちをかけて国に奉公すること。 いっしゃせんり 一瀉千里 名詞 流れの非常に速いこと。転じて、文章や弁舌がよどみなく、すらすらできることのたとえ。また、ものごとが速やかに進みかたづくこと。 いっしゃひゃくり 一瀉百里 名詞 流れの非常に速いこと。転じて、文章や弁舌がよどみなく、すらすらできることのたとえ。また、ものごとが速やかに進みかたづくこと。⇒一瀉千里 いっしゅいっぺい 一種一瓶 名詞 それぞれが一品の酒の肴と一瓶の酒を持ち寄って宴会をすること。 いっしゅくいっぱん 一宿一飯 名詞 通りすがりにちょっと世話になること。 いっしょういちえい 一觴一詠 名詞 ひと杯の酒を飲んで、一つの詩を作る。酒を飲み楽しみながら詩を作ること。 いっしょういっぴん 一笑一嚬 名詞 顔にあらわれるわずかな表情。ちょっと顔をしかめたり、ちょっと笑ったりすること。⇒一嚬一笑 いっしょうけんめい 一生懸命 名詞 命がけでものごとにあたること。いちずに苦心すること。 いっしょうさんたん 一倡三歎 名詞 すぐれた詩文を賞賛する語。一度詠み上げれば何度も感嘆する意。 いっしょうさんたん 一唱三歎 名詞 すぐれた詩文を賞賛する語。一度詠み上げれば何度も感嘆する意。⇒一倡三歎 いっしょうさんたん 一倡三嘆 名詞 すぐれた詩文を賞賛する語。一度詠み上げれば何度も感嘆する意。⇒一倡三歎 いっしょうさんたん 壱倡三歎 名詞 すぐれた詩文を賞賛する語。一度詠み上げれば何度も感嘆する意。⇒一倡三歎 いっしょうせんきん 一笑千金 名詞 ひとたびほほえめば千金に値するほどの美人をいう。 いっしょうばんこつ 一将万骨 名詞 上に立つ者だけに功名が与えられ、部下は犠牲にされることのたとえ。 いっしょうふぼん 一生不犯 名詞 仏教の戒律で、一生男女の交わりをしないこと。 いっしょくそくはつ 一触即発 名詞 非常に緊迫した状況にさらされていること。 いっしょけんめい 一所懸命 名詞 真剣にものごとに打ちこむこと。 いっしょふじゅう 一所不住 名詞 物事に執着せず、自然のなりゆきに任せて行動すること。⇒行雲流水 いっしんいちい 一心一意 名詞 ひたすら一つのことに心を集中すること。⇒一意専心 いっしんいちい 一身一意 名詞 一つのことに心を集中して他のことに心を奪われないこと。⇒一心不乱 いっしんいったい 一進一退 名詞 進んだり退いたりすること。また、情勢がよくなったり悪くなったりすること。 いっしんいっとく 一心一徳 名詞 多くの人が、共通の利益のために心を一つにして団結すること。⇒一徳一心 いっしんどうたい 一心同体 名詞 複数の人間が心を一つにして一人の人間のように固く結びつくこと。 いっしんふらん 一心不乱 名詞 一つのことに心を集中して他のことに心を奪われないこと。 いっしんほっき 一心発起 名詞 あることを成し遂げようと決意すること。 いっすいえいえい 一水盈盈 名詞 水満ちわたる一筋の川。互いに心ひかれながら、相見たり言葉を交わしたりできないたとえ。⇒盈盈一水 いっすいせんにち 一酔千日 名詞 きわめてうまい酒のたとえ。 いっすいのゆめ 一炊之夢 名詞 人の世の栄華のはかないことのたとえ。⇒邯鄲之夢 いっすんのこういん 一寸光陰 名詞 ほんのわずかな時間のこと。 いっすんのせきしん 一寸赤心 名詞 うそいつわりのないまごころ。自分のまごころを謙遜していう語。⇒一寸丹心 いっすんのたんしん 一寸丹心 名詞 うそいつわりのないまごころ。自分のまごころを謙遜していう語。 いっせい(の)ぼくたく 一世木鐸 名詞 世の中の人々を教え導く人のこと。 いっせいちだい 一世一代 名詞 一生のうちでただ一度。 いっせいちど 一世一度 名詞 一生のうちでただ一度。⇒一世一代 いっせいのかん 一世之冠 名詞 その時代で最もすぐれた英雄。当代の最もすぐれた人物。⇒一世之雄 いっせいのしひょう 一世師表 名詞 賢人のこと。⇒泰山梁木 いっせいのゆう 一世之雄 名詞 その時代で最もすぐれた英雄。当代の最もすぐれた人物。 いっせいふうび 一世風靡 名詞 ある時代に非常に流行すること。 いっせきにちょう 一石二鳥 名詞 一つのことをして二つの利益を得るたとえ。 いっせつたしょう 一殺多生 名詞 ひとりの人間を犠牲にして多くの人を救い生かすこと。 いっせんいちりん 一銭一厘 名詞 わずかな金銭のこと。 いっせんそうちょう 一箭双雕 名詞 弓を射るのがうまいこと。また、ただ一つの行為で二つの利益を得るたとえ。 いっそいっかく 一措一画 名詞 漢字の一つの点、一つの画。⇒一点一画 いっそういちぼく 一草一木 名詞 そこにあるすべてのもののこと。また、ほんのわずかなもののこと。⇒一木一草 いったいぶんしん 一体分身 名詞 一つのものがいくつかに分かれること。 いったんいっせき 一旦一夕 名詞 ほんのわずかな期間。非常に短い時間のたとえ。⇒一朝一夕 いったんいっちょう 一短一長 名詞 長所もあり短所もあり、完全でないこと。⇒一長一短 いったんかんきゅう 一旦緩急 名詞 ひとたび緊急の事態になったとき。いざという場合。 いったんのし 一簞之食 名詞 粗末な飲食物。また、つましい暮らし。⇒一瓢一簞 いっちいちらん 一治一乱 名詞 この世の治乱の変転を述べた語。 いっちだんけつ 一致団結 名詞 多くの人が、共通の利益のために心を一つにして団結すること。⇒一徳一心 いっちはんかい 一知半解 名詞 自分のものになっていない、なまはんかな知識や理解のこと。 いっちょういっし 一張一弛 名詞 厳格にしたり寛大にしたりして人をほどよく扱うこと。 いっちょういっせき 一朝一夕 名詞 ほんのわずかな期間。非常に短い時間のたとえ。 いっちょういったん 一長一短 名詞 長所もあり短所もあり、完全でないこと。 いっちょうじきにゅう 一超直入 名詞 ひとたび迷いを超越すると、にわかに悟りの境地に入ることができるということ。 いっちょうのいかり 一朝之忿 名詞 一時的な怒りをいう。 いっちょうのうれい 一朝之患 名詞 一時の心配をいう。また、思いがけず突然起こる心配事。 いっちょうのふうき 一朝富貴 名詞 にわかに富貴な身になること。 いっちんのこうりょう 一枕黄粱 名詞 一生が夢幻のようにはかないことのたとえ。⇒黄粱一炊 いってきけんこん 一擲乾坤 名詞 運命をかけて、一か八かの大勝負をすること。⇒乾坤一擲 いってきせんきん 一擲千金 名詞 豪快な振る舞い、思い切りのよいことのたとえ。 いってきひゃくまん 一擲百万 名詞 豪快な振る舞い、思い切りのよいことのたとえ。⇒一擲千金 いってんいっかく 一点一画 名詞 漢字の一つの点、一つの画。 いってんしかい 一天四海 名詞 天の下と四方の海。天下のすべて、世界中の意。 いってんばんじょう 一天万乗 名詞 天下を治める天子の意。 いっとうさんぱい 一刀三拝 名詞 慎重かつ敬虔な態度で仕事をすること。⇒一刀三礼 いっとうさんらい 一刀三礼 名詞 慎重かつ敬虔な態度で仕事をすること。 いっとうりょうだん 一刀両断 名詞 物事を思い切って処理すること、ためらわずに決断することのたとえ。 いっとうりょうだん 一刀両段 名詞 物事を思い切って処理すること、ためらわずに決断することのたとえ。⇒一刀両断 いっとくいっしつ 一得一失 名詞 一方で利益があると他方で損失を伴っていること。 いっとくいっしん 一徳一心 名詞 多くの人が、共通の利益のために心を一つにして団結すること。 いっとりゅうもん 一登竜門 名詞 その時代の有力者に認められれば、その人の価値は世間から十倍にも評価されるということ。 いっぱいとち 一敗塗地 名詞 戦いに大敗すること。 いっぱつせんきん 一髪千鈞 名詞 非常に危険なこと、きわめて無理なことのたとえ。 いっぱつそうかん 一発双貫 名詞 一つのことをして二つの利益を得るたとえ。⇒一石二鳥 いっぱんせんきん 一飯千金 名詞 わずかな恵みに対しても十分な恩返しをすること。 いっぱんのおん 一飯之恩 名詞 一回の食事をごちそうになった恩義。ほんの少しの恵み。 いっぱんのとく 一飯之徳 名詞 わずかな恵みに対しても十分な恩返しをすること。⇒一飯千金 いっぱんのむくい 一飯之報 名詞 わずかな恵みに対しても十分な恩返しをすること。⇒一飯千金 いっぴつこうしょう 一筆勾消 名詞 これまでのすべてを取り消すこと。 いっぴつこうしょう 一筆勾銷 名詞 これまでのすべてを取り消すこと。⇒一筆勾消 いっぴつこうだん 一筆勾断 名詞 これまでのすべてを取り消すこと。⇒一筆勾消 いっぴつまっさつ 一筆抹殺 名詞 よく考えることなく、事実や存在を全面的に否定すること。 いっぴつまっとう 一筆抹倒 名詞 よく考えることなく、事実や存在を全面的に否定すること。⇒一筆抹殺 いっぴょういったん 一瓢一簞 名詞 粗末な飲食物。また、つましい暮らし。 いっぴょうのいん 一瓢之飲 名詞 粗末な飲食物。また、つましい暮らし。⇒一瓢一簞 いっぴんいっしょう 一嚬一笑 名詞 顔にあらわれるわずかな表情。ちょっと顔をしかめたり、ちょっと笑ったりすること。 いっぴんいっしょう 一顰一笑 名詞 顔にあらわれるわずかな表情。ちょっと顔をしかめたり、ちょっと笑ったりすること。⇒一嚬一笑 いっぺきばんけい 一碧万頃 名詞 青い海や湖などが限りなく広々と広がっているさま。 いっぺんのひょうしん 一片氷心 名詞 清く澄みきった心境のこと。 いつぼうのあらそい 鷸蚌之争 名詞 両者が譲らずに争っていると第三者が骨を折らずに利益を横取りしてしまうことのたとえ。 いっぽんちょうし 一本調子 名詞 多くのものが、どれも変わりばえがしなくて面白みに欠けること。⇒千篇一律 いつやのらん 乙夜之覧 名詞 天子が書物を御覧になること。 いとうしんずい 意到心随 名詞 詩文などを作るのに、心のまますらすらと作れること。⇒意到筆随 いとうどうむ 異榻同夢 名詞 立場や仕事が異なる者でも、考え方や目的が同じであることのたとえ。⇔同床異夢 いとうひつずい 意到筆随 名詞 詩文などを作るのに、心のまますらすらと作れること。 いどくこうどく 以毒攻毒 名詞 悪を制するのに悪を用いることのたとえ。⇒以毒制毒 いどくせいどく 以毒制毒 名詞 悪を制するのに悪を用いることのたとえ。 いとんのとみ 猗頓之富 名詞 巨万の富、膨大な財産をいう。 いばしちし 倚馬七紙 名詞 すらすらと名文を書き上げる才能。 いばしんえん 意馬心猿 名詞 煩悩や妄念のために心が乱れ落ち着かないことのたとえ。⇒心猿意馬 いはちそうでん 衣鉢相伝 名詞 弟子が師の教えを継ぐこと。また、法灯を継ぐこと。 いばのさい 倚馬之才 名詞 すらすらと名文を書き上げる才能。⇒倚馬七紙 いばんじゅうてき 夷蛮戎狄 名詞 中国周辺部にいた異民族の総称。四方の野蛮民族。えびす。 いびちんたい 萎靡沈滞 名詞 物事の動きに活気や勢いがないこと。 いひんのぎょほ 渭浜漁父 名詞 渭水のほとりで釣り糸をたれていた呂尚(太公望)のこと。 いふうえきぞく 移風易俗 名詞 風俗をよい方へ移し変えること。 いふうざんこう 遺風残香 名詞 むかしのすぐれた人や風俗のなごり。 いふうどうどう 威風堂堂 名詞 威厳に満ち溢れてりっぱなこと。気勢が大いに盛んなこと。 いふうよこう 遺風余香 名詞 むかしのすぐれた人や風俗のなごり。⇒遺風残香 いふうりんりん 威風凛凛 名詞 威厳に満ち溢れてりっぱなこと。気勢が大いに盛んなこと。⇒威風堂堂 いぶけいぶん 緯武経文 名詞 文武両道を重んじて国を治めること。 いぶどうどう 威武堂堂 名詞 威厳に満ち溢れてりっぱなこと。気勢が大いに盛んなこと。⇒威風堂堂 いぶんきたん 異聞奇譚 名詞 きわめて珍しい話のこと。 いへんさんぜつ 韋編三絶 名詞 書物を繰り返し読むこと。読書や学問に熱心なたとえ。 いぼくのしん 移木之信 名詞 約束を実行するたとえ。⇒徙木之信 いみしんちょう 意味深長 名詞 人の行動や言葉、詩文などの意味や趣が非常に深く含みがあること。 いもんいりょ 倚門倚閭 名詞 子を思う母の愛情のこと。⇒倚門之望 いもんのぼう 倚門之望 名詞 子を思う母の愛情のこと。 いりへいせん 衣履弊穿 名詞 貧賤の人の服装をいう。 いりょのぼう 倚閭之望 名詞 子を思う母の愛情のこと。⇒倚門之望 いるいちゅうぎょう 異類中行 名詞 仏が人々を救うために、俗世に身を置くこと。また、禅僧が修行者を教え導くために、いろいろな方法を講じること。 いるいむげ 異類無礙 名詞 異質なものどうしが、なんの障害もなく互いに通じあうこと。 いれいそくかい 以蠡測海 名詞 視野や見識が狭いことのたとえ。⇒用管窺天 いろどうき 異路同帰 名詞 方法は違っても結果は同じであるたとえ。 いわいき 以和為貴 名詞 人と人とが仲よくすることが最もたいせつであるということ。⇒用和為貴 いんいんめつめつ 陰陰滅滅 名詞 暗く陰気で気の滅入るさま。 いんかいせんい 飲灰洗胃 名詞 前非を悔い改め再出発すること。 いんがおうほう 因果応報 名詞 人の行いの善悪に応じてその報いがあらわれること。 いんがてきめん 因果覿面 名詞 悪事の報いがすぐに目の前にあらわれること。 いんがのねがい 飲河之願 名詞 人にはそれぞれ分があり、分相応に満足すべきことをいう。⇒飲河満腹 いんかまんぷく 飲河満腹 名詞 人にはそれぞれ分があり、分相応に満足すべきことをいう。 いんがれきぜん 因果歴然 名詞 悪事の報いがすぐに目の前にあらわれること。⇒因果覿面 いんかんふえん 殷鑑不遠 名詞 失敗を戒める例は近くにあるたとえ。 いんぎゃくぼうれい 婬虐暴戻 名詞 淫らな生活をし、乱暴で非道なこと。 いんぎゃくぼうれい 淫虐暴戻 名詞 淫らな生活をし、乱暴で非道なこと。⇒婬虐暴戻 いんきょうじゅうねん 韻鏡十年 名詞 理解することが非常に難しいこと。 いんぎんびろう 慇懃尾籠 名詞 表面はきわめて礼儀正しく丁寧であるが、実はひどく尊大であること。また、言葉づかいや態度などが丁寧すぎるのは、かえって無礼であること。⇒慇懃無礼 いんぎんぶれい 慇懃無礼 名詞 表面はきわめて礼儀正しく丁寧であるが、実はひどく尊大であること。また、言葉づかいや態度などが丁寧すぎるのは、かえって無礼であること。 いんこうゆうひ 咽喉右臂 名詞 国を守るために重要な、地勢の険しい土地。悪害の地。 いんしさっくん 飲至策勲 名詞 勝ち戦の後、先祖への報告の酒を飲み、その功績を竹の札に書き記すこと。 いんしのれい 飲至之礼 名詞 勝ち戦の後、先祖への報告の酒を飲み、その功績を竹の札に書き記すこと。⇒飲至策勲 いんじゅんこうしょ 因循苟且 名詞 古い習慣や方法にこだわって、その場しのぎの手段をとること。また、決断力に欠け、ぐずぐずしてためらうさま。 いんじゅんこそく 因循姑息 名詞 古い習慣や方法にこだわって、その場しのぎの手段をとること。また、決断力に欠け、ぐずぐずしてためらうさま。⇒因循苟且 いんじゅんしゅきゅう 因循守旧 名詞 古いしきたりを守り続けること。また、古いしきたりを固く守って融通のきかないこと。⇔吐故納新 いんしょうしつだい 因小失大 名詞 小さな利益を得ようとして、かえって大きな損失をすること。 いんじょうはいこん 引縄排根 名詞 力を合わせて他を排斥すること。また、先に慕い後に背を向けた者たちに報復して、恨みをはらすこと。⇒引縄批根 いんしょうひひょう 印象批評 名詞 芸術作品の理解・評価において客観的基準によらず、あくまでも作品の自分に与える印象や個人的感動に基準をおく批評。 いんじょうへいこん 引縄批根 名詞 力を合わせて他を排斥すること。また、先に慕い後に背を向けた者たちに報復して、恨みをはらすこと。 いんしょくのひと 飲食之人 名詞 これといった特技や才能もなく、ただ人並み以上に食べるだけのこと。⇒無芸大食 いんすいしげん 飲水思源 名詞 物事の基本を忘れないたとえ。また、世話になった人の恩を忘れないこと。 いんすいちげん 飲水知源 名詞 物事の基本を忘れないたとえ。また、世話になった人の恩を忘れないこと。⇒飲水思源 いんちんしかつ 飲鴆止渇 名詞 目先のことだけを考えて後の結果を顧みないこと。 いんてんどうち 殷天動地 名詞 世間をおおいに驚かせること。⇒驚天動地 いんとくようほう 陰徳陽報 名詞 人知れずよい事をする者には、必ずはっきりしたよい報いがあるということ。 いんにんじちょう 隠忍自重 名詞 苦しみなどをじっとこらえて軽々しい行動をとらないこと。 いんぶんいんぶ 允文允武 名詞 文武とも秀ですぐれていること。 いんぺいかやく 因病下薬 名詞 人の性格や理解力、状況に応じて適切な指導をすること。⇒応病与薬 いんぼうきけい 陰謀詭計 名詞 人を欺くためのひそかなわるだくみ。 いんようごぎょう 陰陽五行 名詞 天地間の万物を作り出す陰・陽の二気と、天地の間に循環して万物を生じるもととなる水・火・木・金・土の五元素。 いんりゅうかいげん 飲流懐源 名詞 物事の基本を忘れないたとえ。また、世話になった人の恩を忘れないこと。⇒飲水思源 ういてんぺん 有為転変 名詞 この世のすべての存在や現象は常にうつろいやまないこと。また、この世が無常ではかないことのたとえ。 ういむじょう 有為無常 名詞 この世のさまざまな現象は常に移り変わりはかないこと。 うえんせいば 烏焉成馬 名詞 文字の書き誤り。⇒烏焉魯魚 うえんろぎょ 烏焉魯魚 名詞 文字の書き誤り。 うおうさおう 右往左往 名詞 多くの人がうろたえて右に行ったり左に行ったり混乱すること。 うかくひにく 羽翮飛肉 名詞 小さなものでも数多く集まれば大きな力になるということ。 うかてんせい 雨過天晴 名詞 物事の状況がよい方向へむかうこと。 うかてんせい 雨過天青 名詞 物事の状況がよい方向へむかうこと。⇒雨過天晴 うかとうせん 羽化登仙 名詞 酒を飲むなどしてよい心持ちになることのたとえ。 うきせいこう 雨奇晴好 名詞 晴雨どちらでもすばらしいながめ。⇒晴好雨奇 うこうこうもん 于公高門 名詞 陰徳を積む家の子孫は繁栄することのたとえ。 うこうしゅんすう 禹行舜趨 名詞 禹や舜の表面上の動作をまねるだけで実質的な聖人の徳を備えていないこと。 うごうのしゅう 烏合之衆 名詞 からすの群れのように規律も統制もなく、ただより集まっているだけの集団や軍隊。 うこさこ 右顧左顧 名詞 右を見たり左を見たりためらい迷うこと。情勢を気にして決断できないこと。⇒右顧左眄 うこさべん 右顧左眄 名詞 右を見たり左を見たりためらい迷うこと。情勢を気にして決断できないこと。 うざいがき 有財餓鬼 名詞 欲が深く、金銭だけに夢中になる者のこと。 うしのいちもう 牛之一毛 名詞 多くの中のきわめてわずかな部分。また、取るに足りない些細なこと。⇒九牛一毛 うしゅうのしゅう 烏集之衆 名詞 からすの群れのように規律も統制もなく、ただより集まっているだけの集団や軍隊。⇒烏合之衆 うそうむそう 有相無相 名詞 形があるものないものすべて。森羅万象。転じて、数は多いが種々雑多なつまらない人や物。⇒有象無象 うぞうむぞう 有象無象 名詞 形があるものないものすべて。森羅万象。転じて、数は多いが種々雑多なつまらない人や物。 うそくうかつ 迂疎空闊 名詞 まわりくどく実際に適応できないこと。事情にうとく実際に役に立たないこと。 うそくうかつ 迂疎空濶 名詞 まわりくどく実際に適応できないこと。事情にうとく実際に役に立たないこと。⇒迂疎空闊 うちこうさい 有智高才 名詞 賢くてすぐれた才能に恵まれていること。 うちまたこうやく 内股膏薬 名詞 定見がなく、その時の都合であっちについたり、こっちについたりすること。 うちょうてんがい 有頂天外 名詞 このうえもなく大喜びすること。 うちょうのしじょう 烏鳥私情 名詞 親に孝養をつくしたいという気持ちのこと。 うちょうのじょう 烏鳥之情 名詞 親に孝養をつくしたいという気持ちのこと。⇒烏鳥私情 うつうつそうそう 鬱鬱葱葱 名詞 こんもり茂るさま。また、気の盛んなさま。 うつうつぼつぼつ 鬱鬱勃勃 名詞 気が盛んに満ちるさま。 うつにくろうほ 鬱肉漏脯 名詞 腐った肉や腐ったほじし。 うつりつしんと 鬱塁神荼 名詞 門を守る神のこと。⇒神荼鬱塁 うとうぶんぶ 禹湯文武 名詞 夏・殷・周三代の始祖の名。 うとそうそう 烏兎匆匆 名詞 歳月がはやく過ぎ去るたとえ。 うとそうそう 烏兎忽忽 名詞 歳月がはやく過ぎ去るたとえ。⇒烏兎匆匆 うはくばかく 烏白馬角 名詞 世の中に絶対にありえないこと。 うひとそう 烏飛兎走 名詞 歳月がせわしく過ぎ去ること。⇒兎走烏飛 うふうよういく 嫗伏孕鬻 名詞 鳥や獣が子を産み育てること。 うほしゅんすう 禹歩舜趨 名詞 禹や舜の表面上の動作をまねるだけで実質的な聖人の徳を備えていないこと。⇒禹行舜趨 うみせんかわせん 海千河千 名詞 いろいろな経験を積んで、物事の裏も表も知りつくしていて悪賢いこと。⇒海千山千 うみせんやません 海千山千 名詞 いろいろな経験を積んで、物事の裏も表も知りつくしていて悪賢いこと。 うむそうせい 有無相生 名詞 有と無が相対的な関係で存在すること。 うやむや 有耶無耶 名詞 あるのかないのかわからないこと。また、いいかげんなこと。 うよいだ 紆余委蛇 名詞 山や林などがうねうねと屈曲しながら長く続くさま。 うよきょくせつ 紆余曲折 名詞 曲がりくねること。また、事情が込み入り複雑なこと。 うよねはん 有余涅槃 名詞 一切の煩悩を断じて涅槃に入っているが、まだ肉体を残していること。⇔無余涅槃 うらぼんえ 盂蘭盆会 名詞 仏教で七月十五日に祖先の霊をまつり冥福を祈る行事。 うりんれいきょく 雨霖鈴曲 名詞 唐の玄宗の作った楽曲の名。 うろそうせつ 雨露霜雪 名詞 気象がいろいろ変化すること。また、日常生活におけるさまざまな困難のこと。 うろむろ 有漏無漏 名詞 煩悩のある者と煩悩のない者のこと。 うんうのゆめ 雲雨之夢 名詞 男女の情交をいう。⇒雲雨巫山 うんうふざん 雲雨巫山 名詞 男女の情交をいう。 うんえんかがん 雲烟過眼 名詞 物事に深く執着しないたとえ。 うんえんかがん 雲煙過眼 名詞 物事に深く執着しないたとえ。⇒雲烟過眼 うんえんばんり 雲烟万里 名詞 非常に遠く離れていることのたとえ。 うんえんばんり 雲煙万里 名詞 非常に遠く離れていることのたとえ。⇒雲烟万里 うんえんひどう 雲烟飛動 名詞 筆勢が躍動して力強いことのたとえ。 うんえんひどう 雲煙飛動 名詞 筆勢が躍動して力強いことのたとえ。⇒雲烟飛動 うんえんひょうびょう 雲烟縹渺 名詞 雲や霞が遠くたなびくさま。 うんえんひょうびょう 雲煙縹渺 名詞 雲や霞が遠くたなびくさま。⇒雲烟縹渺 うんえんひょうびょう 雲烟縹眇 名詞 雲や霞が遠くたなびくさま。⇒雲烟縹渺 うんえんひょうびょう 雲烟縹緲 名詞 雲や霞が遠くたなびくさま。⇒雲烟縹渺 うんかのまじわり 雲霞之交 名詞 俗世を超えた交友をいう。 うんかんのつる 雲間之鶴 名詞 世俗から離れて高尚な境地にある人のたとえ。⇒雲中白鶴 うんきんせいふう 運斤成風 名詞 人間離れしたすばらしい技術のこと。 うんきんちょうぼつ 雲散鳥没 名詞 あとかたもなく消えてなくなること。 うんこううし 雲行雨施 名詞 雲がめぐり動いて雨が降り万物をうるおすように、天子の恩沢が広く行きわたること。 うんごうむしゅう 雲合霧集 名詞 雲や霧が集まりわくように、多くのものが一時に集まり来ること。 うんさんむしょう 雲散霧消 名詞 雲が散り消え霧が消えなくなるように、跡形もなく消えてなくなること。 うんしゅうむさん 雲集霧散 名詞 たくさんのものが雲のようにむらがり集まったり、霧のようにたちまち散ったりすること。 うんしょううさん 雲消雨散 名詞 雲が散り消え霧が消えなくなるように、跡形もなく消えてなくなること。⇒雲散霧消 うんしょうむさん 雲消霧散 名詞 雲が散り消え霧が消えなくなるように、跡形もなく消えてなくなること。⇒雲散霧消 うんじょうりょうとう 雲蒸竜騰 名詞 英雄や豪傑が時運に乗じて起こることをいう。⇒雲蒸竜変 うんじょうりょうへん 雲蒸竜変 名詞 英雄や豪傑が時運に乗じて起こることをいう。 うんしんげっせい 雲心月性 名詞 名声や利益を求めることなく、超然としていること。 うんすいあんぎゃ 雲水行脚 名詞 修行僧が諸国をめぐって、仏法を修行すること。 うんちゅうのはっかく 雲中白鶴 名詞 世俗から離れて高尚な境地にある人のたとえ。 うんでいのさ 雲泥之差 名詞 比較にならないほど大きな差異のこと。⇒雲泥万里 うんでいばんてん 雲泥万天 名詞 比較にならないほど大きな差異のこと。⇒雲泥万里 うんでいばんり 雲泥万里 名詞 比較にならないほど大きな差異のこと。 うんとうえんろう 雲濤煙浪 名詞 はるかなかなたで雲に連なっている波のこと。 うんとうえんろう 雲濤烟浪 名詞 はるかなかなたで雲に連なっている波のこと。⇒雲濤煙浪 うんぷてんぷ 運否天賦 名詞 人の運不運は天命による。また、運を天に任せること。 うんぽんうふく 雲翻雨覆 名詞 世の人の態度や人情がうつろいやすいことのたとえ。 うんゆうへいき 雲遊萍寄 名詞 物事に執着せず、自然のままに行動すること。また、諸国を修行してまわる僧のこと。 うんようえんたい 雲容烟態 名詞 空の様子がさまざまに変化するさま。 うんようえんたい 雲容煙態 名詞 空の様子がさまざまに変化するさま。⇒雲容烟態 うんりょうせいあ 雲竜井蛙 名詞 地位の上下や賢愚の差のはなはだしいことのたとえ。 えいえいいっすい 盈盈一水 名詞 水満ちわたる一筋の川。互いに心ひかれながら、相見たり言葉を交わしたりできないたとえ。 えいえいむきゅう 永永無窮 名詞 永久に続くことのたとえ。 えいえんかいき 永遠回帰 名詞 同じものが永遠に繰り返してくる。生の絶対的肯定をいうニーチェ哲学の根本思想。⇒永劫回帰 えいえんふめつ 永遠不滅 名詞 永久に消滅しないこと。⇒百世不磨 えいがいきょうしん 影駭響震 名詞 ひどく驚き恐れること。ちょっとしたものに驚くこと。 えいかいこうれい 栄諧伉儷 名詞 栄えて仲のよい夫婦のこと。 えいかしゅうれい 栄華秀英 名詞 草木の花のこと。 えいがのゆめ 栄華之夢 名詞 人の世の栄華のはかないことのたとえ。⇒邯鄲之夢 えいかはつがい 英華発外 名詞 内面に隠れている美しさやすぐれた面が表に現れること。 えいきゅうふへん 永久不変 名詞 永久に変わらないこと。⇒万古不易 えいごうかいき 永劫回帰 名詞 同じものが永遠に繰り返してくる。生の絶対的肯定をいうニーチェ哲学の根本思想。 えいごうまっせ 永劫末世 名詞 永久に続くことのたとえ。⇒永永無窮 えいこせいすい 栄枯盛衰 名詞 人や家などの栄えることと衰えること。 えいこふちん 栄枯浮沈 名詞 人や家などの栄えることと衰えること。⇒栄枯盛衰 えいしさっそう 英姿颯爽 名詞 男らしくりりしい容姿で、非常にさわやかなこと。 えいじはっぽう 永字八法 名詞 「永」の一字に筆法のすべてが含まれているという書の教え。 えいしゅんごうけつ 英俊豪傑 名詞 多くの中で特にすぐれた人物。 えいしょえんせつ 郢書燕説 名詞 こじつけること。 えいじょのさい 詠絮之才 名詞 文才のある女性をいう。⇒詠雪之才 えいすいのいんし 潁水隠士 名詞 尭帝のとき、潁水のほとりにいた隠者の許由のこと。 えいすいふきゅう 永垂不朽 名詞 栄誉や業績などが長く後世に伝えられ、決して滅びないこと。 えいせいむきゅう 永世無窮 名詞 永久に続くことのたとえ。⇒永永無窮 えいせきけいたん 影隻形単 名詞 独り身で孤独なこと。⇒形単影隻 えいせつのさい 詠雪之才 名詞 文才のある女性をいう。 えいそくひっき 盈則必虧 名詞 物事が極点に達すればかえって災いを招くということ。満ちれば欠けるという道理をいう。⇒盈満之咎 えいぞんふきゅう 永存不朽 名詞 栄誉や業績などが長く後世に伝えられ、決して滅びないこと。⇒永垂不朽 えいでんふきゅう 永伝不朽 名詞 栄誉や業績などが長く後世に伝えられ、決して滅びないこと。⇒永垂不朽 えいまんのとがめ 盈満之咎 名詞 物事が極点に達すればかえって災いを招くということ。満ちれば欠けるという道理をいう。 えいめいかったつ 英明闊達 名詞 才知があり道理に明るく、しかも小事にこだわらないおおらかな性質のこと。 えいめいかったつ 叡明闊達 名詞 才知があり道理に明るく、しかも小事にこだわらないおおらかな性質のこと。⇒英明闊達 えいめいかったつ 英明豁達 名詞 才知があり道理に明るく、しかも小事にこだわらないおおらかな性質のこと。⇒英明闊達 えいゆうぎじん 英雄欺人 名詞 傑出した能力をもつ人間は、すぐれたはかりごとで常人の考えつかない手段・行動をとるものであるということ。 えいようえいが 栄耀栄華 名詞 富や権勢を背景にしてぜいたくを極めること。人や家などが大いに栄えること。また、おごりたかぶること。 えかだんぴ 慧可断臂 名詞 なみなみならぬ決意を示すこと。 えきしゃさんごう 益者三楽 名詞 有益な三つの楽しみ。礼楽を折り目正しく行い、人の美点を言い、すぐれた友を多くもつ。 えきしゃさんゆう 益者三友 名詞 交わってためになる三種類の友人。正直な人・誠実な人・知識のある人の三種類の友人をいう。 えきせいかくめい 易姓革命 名詞 王朝が交代すること。 えこうへんしょう 回光返照 名詞 仏教で、自分のあるべき姿をふり返り、反省して修行に励むこと。 えこひいき 依怙贔屓 名詞 片方に心をかたむけ助けること。好きな方だけ肩入れすること。 えしゃじょうり 会者定離 名詞 この世は無常であることのたとえ。 えっけんはいせつ 越犬吠雪 名詞 教養のない者が、わかりもしないのに賢者の言行を非難すること。⇒蜀犬吠日 えっそだいほう 越俎代庖 名詞 自分の分をこえて他人の権限を侵す罪。⇒越俎之罪 えっそのつみ 越俎之罪 名詞 自分の分をこえて他人の権限を侵す罪。 えっちょうなんし 越鳥南枝 名詞 故郷が懐かしく忘れがたいこと。 えっぱんのおもい 越畔之思 名詞 自分の領分・職分を守って、他人の領域を侵さないようにする気持ち。⇔越俎之罪 えつふそいつ 越鳧楚乙 名詞 場所や人によって同じ物でも呼び名が異なるたとえ。 えてかって 得手勝手 名詞 わがまま放題のこと。 えんあんちんどく 宴安酖毒 名詞 享楽におぼれてはいけないという教え。 えんあんちんどく 宴安鴆毒 名詞 享楽におぼれてはいけないという教え。⇒宴安酖毒 えんうんかがん 烟雲過眼 名詞 物事に深く執着しないたとえ。⇒雲烟過眼 えんうんげつろ 煙雲月露 名詞 なんの役にも立たない、自然の風景を詠んだだけの詩文のこと。⇒風雲月露 えんえんちょうだ 蜿蜿長蛇 名詞 へびのようにうねうねと長く続くこと。 えんえんちょうだ 蜒蜒長蛇 名詞 へびのようにうねうねと長く続くこと。⇒蜿蜿長蛇 えんえんちょうだ 蜿蜒長蛇 名詞 へびのようにうねうねと長く続くこと。⇒蜿蜿長蛇 えんおうこうけい 鴛鴦交頸 名詞 夫婦の心のきずながきわめてかたいこと。⇒鴛鴦之契 えんおうのぐう 鴛鴦之偶 名詞 夫婦の心のきずながきわめてかたいこと。⇒鴛鴦之契 えんおうのちぎり 鴛鴦之契 名詞 夫婦の心のきずながきわめてかたいこと。 えんかくそうさ 遠隔操作 名詞 離れた場所にある機械や装置を、間接的に運転・制御すること。 えんかつしゃだつ 円滑洒脱 名詞 物事をそつなくとりしきるさま。 えんかのこしつ 烟霞痼疾 名詞 山水を愛でる心がきわめて強いこと。また、隠居すること。 えんかのこしつ 煙霞痼疾 名詞 山水を愛でる心がきわめて強いこと。また、隠居すること。⇒烟霞痼疾 えんがんこけい 燕頷虎頸 名詞 燕のようなあごと、虎のような頸。遠国の諸侯となる人相をいう。 えんがんことう 燕頷虎頭 名詞 燕のようなあごと、虎のような頸。遠国の諸侯となる人相をいう。⇒燕頷虎頸 えんがんだいひ 燕雁代飛 名詞 人が互いにへだてられていることのたとえ。 えんがんとうひつ 燕頷投筆 名詞 一大決心をして志を立てること。また、文筆をやめて武の道に進むこと。 えんきょくうえん 婉曲迂遠 名詞 非常にまわりくどいこと。 えんけいかくぼう 延頸鶴望 名詞 人の来訪を待ち望むさま。⇒延頸挙踵 えんけいきしょう 延頸企踵 名詞 人の来訪を待ち望むさま。⇒延頸挙踵 えんけいきょしょう 延頸挙踵 名詞 人の来訪を待ち望むさま。 えんこうきんこう 遠交近攻 名詞 遠い国と仲良くし、近い国を挟み撃ちして攻める策。 えんこうしゅげつ 猿猴取月 名詞 身のほど知らずが身を滅ぼすたとえ。 えんこうほうぼく 円孔方木 名詞 物事がうまくかみ合わないことのたとえ。⇒円鑿方枘 えんさくほうぜい 円鑿方枘 名詞 物事がうまくかみ合わないことのたとえ。 えんざんきゅうぎょ 縁山求魚 名詞 不可能なことのたとえ。⇒縁木求魚 えんじとうしょう 掩耳盗鐘 名詞 浅はかな考えや知恵で自分を欺くたとえ。 えんじとうりん 掩耳盗鈴 名詞 浅はかな考えや知恵で自分を欺くたとえ。⇒掩耳盗鐘 えんじとうりん 掩耳偸鈴 名詞 浅はかな考えや知恵で自分を欺くたとえ。⇒掩耳盗鐘 えんしゅほうそく 円首方足 名詞 丸い頭と四角い足。人類のこと。⇒円顱方趾 えんしょうちくだい 燕照築台 名詞 言い出した者から始めよの意。また、物事を手近なところからはじめることのたとえ。⇒先従隗始 えんじょこうふ 怨女曠夫 名詞 適齢の年になっても相手のいない男と女。 えんすいきんか 遠水近火 名詞 遠くにあるものは急場の役には立たないということ。 えんすいきんかつ 遠水近渇 名詞 遠くにあるものは急場の役には立たないということ。⇒遠水近火 えんそいんが 偃鼠飲河 名詞 人にはそれぞれ分があり、分相応に満足すべきことをいう。⇒飲河満腹 えんちょうこくい 円頂黒衣 名詞 僧の姿のこと。 えんちょうしい 円頂緇衣 名詞 僧の姿のこと。⇒円頂黒衣 えんてんかつだつ 円転滑脱 名詞 物事をそつなくとりしきるさま。⇒円滑洒脱 えんてんがび 宛転蛾眉 名詞 顔かたちが美しいさま。美人の形容。 えんとういちだん 鉛刀一断 名詞 鉛で作った切れ味の悪い刀でも一度は物を断ち切ることができる。凡庸な人でも時には力を出せるときがある。多く自分の微力を謙遜していう語。⇒鉛刀一割 えんとういっかつ 鉛刀一割 名詞 鉛で作った切れ味の悪い刀でも一度は物を断ち切ることができる。凡庸な人でも時には力を出せるときがある。多く自分の微力を謙遜していう語。 えんとうほうそく 円頭方足 名詞 人間のこと。 えんどんしかん 円頓止観 名詞 人格を完成した究極の境地をいう。 えんにゅうさんだい 円融三諦 名詞 仏教で、空・仮・中の三つの真理がその立場を保ちながら、各々が他の二つを含む形で互いに解けあって、同時に成立していること。 えんねんえきじゅ 延年益寿 名詞 齢を重ねてますます長生きすること。⇒延年転寿 えんねんてんじゅ 延年転寿 名詞 齢を重ねてますます長生きすること。 えんばのあやまり 焉馬之誤 名詞 文字の書き誤り。⇒烏焉魯魚 えんぱひょうびょう 烟波縹渺 名詞 遠く広々とした水面がもやなどでけむって空と水面の境がはっきりとしないさま。 えんぱひょうびょう 煙波縹渺 名詞 遠く広々とした水面がもやなどでけむって空と水面の境がはっきりとしないさま。⇒烟波縹渺 えんぱひょうびょう 烟波縹眇 名詞 遠く広々とした水面がもやなどでけむって空と水面の境がはっきりとしないさま。⇒烟波縹渺 えんぱひょうびょう 烟波縹緲 名詞 遠く広々とした水面がもやなどでけむって空と水面の境がはっきりとしないさま。⇒烟波縹渺 えんぴぎょやく 鳶飛魚躍 名詞 自然の本性に従いおのずから楽しみを得ることのたとえ。 えんぴのいきおい 猿臂之勢 名詞 攻守や進退が自在にできる軍隊の体制をいう。また、遠方に陣地を設けること。 えんぶかいぶん 偃武恢文 名詞 世の中が穏やかで平和なこと。⇒偃武修文 えんぶしゅうぶん 偃武修文 名詞 世の中が穏やかで平和なこと。 えんぶだごん 閻浮檀金 名詞 良質の金のたとえ。 えんぶんよちょう 厭聞飫聴 名詞 聞きあきること。 えんべんちょうじゅう 婉娩聴従 名詞 心がやさしく素直で、人の言うことに逆らわずに従うさま。 えんぼうしんりょ 遠謀深慮 名詞 深く考え将来のことまで見通して計画を立てること。⇒深謀遠慮 えんぼくきぎょ 縁木希魚 名詞 不可能なことのたとえ。⇒縁木求魚 えんぼくきゅうぎょ 縁木求魚 名詞 不可能なことのたとえ。 えんぼくけいちん 円木警枕 名詞 苦労して一生懸命勉学に励むこと。 えんまんぐそく 円満具足 名詞 十分に満ち足りて不足がないこと。 えんまんりゅうらん 衍曼流爛 名詞 悪が広くはびこり、世の中全体に広がっていくこと。 えんまんりゅうらん 衍漫流爛 名詞 悪が広くはびこり、世の中全体に広がっていくこと。⇒衍曼流爛 えんめいそくさい 延命息災 名詞 命を延ばして災いを取り去ること。 えんもくとじ 鳶目兎耳 名詞 とびのように目ざとく見つけることのできる目とうさぎのようによく聞こえる耳。 えんもくほじゃく 掩目捕雀 名詞 浅はかな考えや知恵で自分を欺くたとえ。⇒掩耳盗鐘 えんもんにりょう 轅門二竜 名詞 唐の烏承玭と族兄の烏承恩のこと。 えんりょうのきし 延陵季子 名詞 春秋時代、呉の季札のこと。 えんりょえしゃく 遠慮会釈 名詞 他人のことを考えて応対をつつましく控え目にすること。 えんりょきんゆう 遠慮近憂 名詞 先々のことを見通して行動しないと、身近なところに心配ごとが生じるということ。 えんろほうし 円顱方趾 名詞 丸い頭と四角い足。人類のこと。 おうあちょうたつ 嘔唖嘲哳 名詞 洗練されておらず、調子の狂った聞きぐるしい乱雑な音のこと。また、子供がやかましく騒ぎたてている声のこと。 おうがらいりん 枉駕来臨 名詞 わざわざお越しいただきまして、ということ。 おうからんまん 桜花爛漫 名詞 桜の花が見事に開き、満開になって咲き乱れているさま。 おうきせつもつ 応機接物 名詞 相手に応じて適切に指導すること。 おうきゅうしょち 応急処置 名詞 急場の間に合わせにする仮の処置。⇒応急措置 おうきゅうそち 応急措置 名詞 急場の間に合わせにする仮の処置。 おうきりつだん 応機立断 名詞 時機を失わずに、ただちに決断すること。⇒当機立断 おうこうかっぽ 横行闊歩 名詞 威張って気ままに歩き回ること。 おうこうごうけつ 横行奡桀 名詞 威張って気ままに歩き回ること。⇒横行闊歩 おうこうしょうしょう 王侯将相 名詞 王者と諸侯と将軍と大臣。高貴な身分のこと。 おうこうたいじん 王公大人 名詞 王者と諸侯と将軍と大臣。高貴な身分のこと。⇒王侯将相 おうこうばっこ 横行跋扈 名詞 のさばって勝手気ままにふるまうこと。 おうこうはどう 横行覇道 名詞 威張って気ままに歩き回ること。⇒横行闊歩 おうこらいこん 往古来今 名詞 昔から今にいたるまで。 おうじびょうぼう 往事渺茫 名詞 過ぎ去った昔のことは遠くかすかで明らかでない。 おうじぼうぼう 往事茫茫 名詞 過ぎ去った昔のことは遠くかすかで明らかでない。⇒往事渺茫 おうじょうごくらく 往生極楽 名詞 この世を去ってのち、極楽浄土に生まれかわることまた、安らかに死ぬこと。⇒極楽往生 おうじょうそかい 往生素懐 名詞 仏教に帰依して死んだ後に極楽浄土に行こうと願う平素からの希望。 おうじょうのほんかい 往生本懐 名詞 仏教に帰依して死んだ後に極楽浄土に行こうと願う平素からの希望。⇒往生素懐 おうせきちょくじん 枉尺直尋 名詞 大きな利益を得るために、小さな犠牲をはらうこと。 おうせつじゅうせつ 横説縦説 名詞 自由自在に弁舌をふるうこと。⇒横説竪説 おうせつじゅせつ 横説竪説 名詞 自由自在に弁舌をふるうこと。 おうせつじゅせつ 横説豎説 名詞 自由自在に弁舌をふるうこと。⇒横説竪説 おうせつふか 応接不暇 名詞 忙しくていちいち応じきれないこと。 おうせんだじゃく 尩繊懦弱 名詞 身体が弱く細くて気が弱いこと。 おうそうのこう 横草之功 名詞 きわめて簡単なことのたとえ。また、わずかな功績のたとえ。 おうそうのろう 横草之労 名詞 きわめて簡単なことのたとえ。また、わずかな功績のたとえ。⇒横草之功 おうどうらくど 王道楽土 名詞 公明正大で思いやりのある政治が行われている平和で楽しい国土。 おうばんぶるまい 椀飯振舞 名詞 盛大なごちそう。また、気前よく物を与えたりごちそうしたりすること。 おうばんぶるまい 碗飯振舞 名詞 盛大なごちそう。また、気前よく物を与えたりごちそうしたりすること。⇒椀飯振舞 おうびどもく 横眉怒目 名詞 怒った顔つきのこと。 おうびょうよやく 応病与薬 名詞 人の性格や理解力、状況に応じて適切な指導をすること。 おうびりつもく 横眉立目 名詞 怒った顔つきのこと。⇒横眉怒目 おうほうじゅんし 枉法徇私 名詞 規則をまげて私利私欲にはしること。 おうゆうじょうすう 甕牖縄枢 名詞 貧しく粗末な家の形容。 おうゆうそうすう 甕牖桑枢 名詞 貧しく粗末な家の形容。⇒甕牖縄枢 おうようろらく 王楊盧駱 名詞 初唐の四人の詩の大家。王勃、楊炯、盧照鄰、駱賓王。 おうりけいけい 甕裡醯鶏 名詞 見識が狭く世間知らずな人のたとえ。 おうりけいけい 甕裏醯鶏 名詞 見識が狭く世間知らずな人のたとえ。⇒甕裡醯鶏 おおばんぶるまい 大盤振舞 名詞 盛大なごちそう。また、気前よく物を与えたりごちそうしたりすること。⇒椀飯振舞 おかめはちもく 岡目八目 名詞 はたで見ているほうが、当事者よりも情勢を正確に判断できること。 おかめはちもく 傍目八目 名詞 はたで見ているほうが、当事者よりも情勢を正確に判断できること。⇒岡目八目 おくうのあい 屋烏之愛 名詞 偏愛のたとえ。人を愛するとその人に関わるものすべてがいとおしくなることのたとえ。 おくかかおく 屋下架屋 名詞 無駄なことを繰り返すたとえ。また、真似ばかりして独創性のないたとえ。⇒屋上架屋 おくじょうかおく 屋上架屋 名詞 無駄なことを繰り返すたとえ。また、真似ばかりして独創性のないたとえ。 おくりょうらくげつ 屋梁落月 名詞 友人を思う情が切なこと。⇒落月屋梁 おめいへんじょう 汚名返上 名詞 めざましい功績を挙げて、それまでに被った不名誉な評判を消し去ること。 おやこだんらん 親子団欒 名詞 家族が集まってむつまじく楽しむこと。⇒一家団欒 おんいへいこう 恩威並行 名詞 人を使う場合には、適当な賞罰が必要だということ。 おんえごんじょう 厭穢欣浄 名詞 死後、極楽浄土に行けるように心から願うこと。⇒欣求浄土 おんこうとくじつ 温厚篤実 名詞 穏やかであたたかく誠実なこと。 おんこちしん 温故知新 名詞 前に習ったことや昔の事柄を復習し考えて新たな道理や知識を会得すること。 おんじゅうとんこう 温柔敦厚 名詞 あたたかさがあり、やさしく手厚いこと。孔子が『詩経』(儒教の基本的古典である五経の一)の教化の力を評した語。 おんしゅうぶんめい 恩讎分明 名詞 恩を受けたものには恩で報い、あだをうけたものにはあだで報いること。また、それをはっきりさせること。 おんしんびょうどう 怨親平等 名詞 怨み敵対する者も憎まず、親しい者でもえこひいきしない。 おんしんふつう 音信不通 名詞 便りや連絡がまったく絶えること。 おんじんりく 遠塵離垢 名詞 仏教で、現世での迷いを断ち切ること。 おんじんりく 遠塵離苦 名詞 仏教で、現世での迷いを断ち切ること。⇒遠塵離垢 おんせいそうわ 音声相和 名詞 音階と旋律は相対的な関係で存在すること。⇒有無相生 おんせいていせい 温凊定省 名詞 親に孝養を尽くすこと。 おんぞうえく 怨憎会苦 名詞 怨み憎しみを抱く者と会わなければならない苦しみのこと。 おんてきたいさん 怨敵退散 名詞 怨みに思っている敵よ、退散せよということ。 おんとろうろう 音吐朗朗 名詞 音声が豊かではっきりしているさま。 おんばひがさ 乳母日傘 名詞 子供が必要以上に大切に育てられること。 おんぶんじが 温文爾雅 名詞 態度や表情が穏やかで、言動が正しく美しいこと。 おんぶんじゅが 温文儒雅 名詞 態度や表情が穏やかで、言動が正しく美しいこと。⇒温文爾雅 おんりえど 厭離穢土 名詞 この世をけがれたものとして厭い離れること。 おんりょうきょうけん 温良恭倹 名詞 性質がおだやかで、つつましやかなこと。 おんりょうとっこう 温良篤厚 名詞 あたたかさがあり、やさしく手厚いこと。孔子が『詩経』(儒教の基本的古典である五経の一)の教化の力を評した語。⇒温柔敦厚 かいいきこう 瑰意琦行 名詞 考え方や行いが、並みの人と違ってすぐれていること。 かいいすいしょく 解衣推食 名詞 人に慈悲を施すこと。また、人を重用すること。 かいいんかいとう 誨淫誨盗 名詞 悪事を人に教えること。 かいうんけんじつ 開雲見日 名詞 気がかりなことがなくなって希望が持てるようになること。⇒撥雲見日 がいえんないほう 外円内方 名詞 外見は穏やかそうに見えるが、実際は意志が強いこと。⇒外柔内剛 かいかいきき 怪怪奇奇 名詞 常識では考えられないようなふしぎなこと。また、許せないようなけしからぬこと。⇒奇奇怪怪 がいがきゅうせん 蓋瓦級甎 名詞 屋根の瓦と階段の敷き瓦のこと。 かいかくてんがい 海角天涯 名詞 きわめて遠く離れていることのたとえ。⇒天涯地角 かいかさくしん 改過作新 名詞 自分の過ちを改めて、気分を新たにすること。⇒改過自新 かいかじしん 改過自新 名詞 自分の過ちを改めて、気分を新たにすること。 かいかつてんくう 海闊天空 名詞 気性がさっぱりとしていて、心が広いこと。 がいかんじてい 蓋棺事定 名詞 死んでからはじめて、その人物の評価が定まるということ。 かいかんゆうえき 開巻有益 名詞 読書は大変ためになるものだということ。 かいかんゆうとく 開巻有得 名詞 読書は大変ためになるものだということ。⇒開巻有益 かいけいたい 荷衣蕙帯 名詞 世俗を超越している人(仙人・隠者)の衣服のこと。 かいけいのはじ 会稽之恥 名詞 他人から受けた忘れることができない屈辱。 かいげんえきてつ 改弦易轍 名詞 法律や制度を改変すること。 かいげんくよう 開眼供養 名詞 新たに造った仏像に目を入れて、仏の魂を迎える儀式。 かいげんこうちょう 改弦更張 名詞 法律や制度を改変すること。⇒改弦易轍 かいこうきでん 解甲帰田 名詞 戦いに敗れ、戦意を失って逃げること。⇒棄甲曳兵 がいこうじれい 外交辞令 名詞 口先だけのお世辞や形だけのお愛想のこと。 がいこうないしつ 外巧内嫉 名詞 うわべはとりつくろっているが、内心ではねたんでいること。 がいごうないじゅう 外剛内柔 名詞 内心は気が弱いのだが、外見は強そうに見えること。⇒内柔外剛 かいこうへんしょう 回光反照 名詞 人が死ぬまぎわに、一時もちなおすこと。また、物事が滅びる直前に、一瞬勢いを回復すること。 かいこのうれい 回顧之憂 名詞 あとに残る気がかり。⇒後顧之憂 かいごんけんじつ 開権顕実 名詞 仮の姿であることをうち明けて、真の姿を明らかにすること。 がいさいのうらみ 睚眥之怨 名詞 ほんのわずかなうらみ。 がいさいのうらみ 睚眦之怨 名詞 ほんのわずかなうらみ。⇒睚眥之怨 かいさんけんいち 開三顕一 名詞 仮の姿であることをうち明けて、真の姿を明らかにすること。⇒開権顕実 かいざんとうかい 回山倒海 名詞 非常に勢いが盛んなこと。 かいししんろう 海市蜃楼 名詞 現実性に乏しい考えや理論。また、根拠がなくありもしないこと。 がいしのか 亥豕之譌 名詞 文字の書き誤りのこと。 かいしゃくけんぽん 開迹顕本 名詞 仮の姿であることをうち明けて、真の姿を明らかにすること。⇒開権顕実 かいしゃじんこう 膾炙人口 名詞 広く世間の評判となり、もてはやされていること。 がいしゅういっしょく 鎧袖一触 名詞 相手を容易に打ち負かしてしまうたとえ。 がいじゅうちゅうごう 外柔中剛 名詞 外見は穏やかそうに見えるが、実際は意志が強いこと。⇒外柔内剛 がいじゅうないごう 外柔内剛 名詞 外見は穏やかそうに見えるが、実際は意志が強いこと。 かいじょうたつ 下意上達 名詞 下の者の考えや気持ちが、上位の人によく通じること。 かいしんけんせい 開心見誠 名詞 まごころをもって人に接し、隠しだてをしないこと。 かいしんそうい 灰心喪意 名詞 失意のあまり元気をなくすこと。⇒灰心喪気 かいしんそうき 灰心喪気 名詞 失意のあまり元気をなくすこと。 かいせいきし 回生起死 名詞 絶望的な状況を立て直し、もとに戻すこと。⇒起死回生 かいせいさんめい 海誓山盟 名詞 きわめて堅い誓い。 がいせいのさい 蓋世之才 名詞 意気盛んで才知に富み、世の中を圧倒するほどの人材。 がいせいのざい 蓋世之材 名詞 意気盛んで才知に富み、世の中を圧倒するほどの人材。⇒蓋世之才 かいせいふこう 開誠布公 名詞 まごころをもって人に接し、隠しだてをしないこと。⇒開心見誠 かいせきとうこう 晦迹韜光 名詞 才能などを包み隠して表面にあらわさないこと。⇒韜光晦迹 かいぜつきぜつ 怪絶奇絶 名詞 常識では考えられないようなふしぎなこと。また、許せないようなけしからぬこと。⇒奇奇怪怪 かいぜんばんり 階前万里 名詞 天子が地方の政治の状況をよく知っていて、臣は天子を欺くことができないこと。 がいそんせいきゅう 外孫齏臼 名詞 二人の判断がまったく一致していること。また、解釈や判読がすばらしく正確なこと。⇒黄絹幼婦 かいだいのきし 海内奇士 名詞 この世に類のないほどすぐれた人物。 かいだいむそう 海内無双 名詞 世の中に並ぶものがないほどすぐれていること。 がいだせいしゅ 咳唾成珠 名詞 権勢の盛んなさま。また、詩文の才が豊かなさま。 がいだんこうぎ 街談巷議 名詞 世間のつまらないうわさ。⇒街談巷語 がいだんこうご 街談巷語 名詞 世間のつまらないうわさ。 がいだんこうせつ 街談巷説 名詞 世間のつまらないうわさ。⇒街談巷語 かいちゅうろうげつ 海中撈月 名詞 実現不可能なことをやろうとして、余分な労力を費やすこと。⇒海底撈月 かいちょうさんじゃく 喙長三尺 名詞 しゃべることがきわめて達者なこと。 かいていろうげつ 海底撈月 名詞 実現不可能なことをやろうとして、余分な労力を費やすこと。 かいていろうしん 海底撈針 名詞 実現不可能なことをやろうとして、余分な労力を費やすこと。⇒海底撈月 かいてつえきと 改轍易途 名詞 法律や制度を改変すること。⇒改弦易轍 がいてんがいち 蓋天蓋地 名詞 仏の教えがすべての世界に、広くすみずみまでゆきわたること。 かいてんのじぎょう 回天事業 名詞 世の中の形勢を一変させるほどの大きな事業。 かいてんのじぎょう 廻天事業 名詞 世の中の形勢を一変させるほどの大きな事業。⇒回天事業 かいてんのちから 廻天之力 名詞 不利な形勢を一変させるほどの力のこと。 かいてんへきち 開天闢地 名詞 天地のはじまり。これまでの歴史にないような大きな出来事のこと。 かいてんへきち 開天辟地 名詞 天地のはじまり。これまでの歴史にないような大きな出来事のこと。⇒開天闢地 かいとうかいいん 誨盗誨淫 名詞 悪事を人に教えること。⇒誨淫誨盗 かいとうかんび 改頭換尾 名詞 表面は変わったように見えて内実は変わらないことのたとえ。⇒改頭換面 かいとうかんめん 改頭換面 名詞 表面は変わったように見えて内実は変わらないことのたとえ。 かいとうらんま 快刀乱麻 名詞 こじれた物事を、手ぎわよく処理・解決すること。 がいふうしょうう 磑風舂雨 名詞 物事の前兆のたとえ。 かいぶつせいむ 開物成務 名詞 物を開発し、事業を成就させること。また、人知を開いて成功に導くこと。 かいもんきょくろ 槐門棘路 名詞 政界の最高幹部のこと。 かいもんゆうとう 開門揖盗 名詞 みずから原因を作ってわざわいを招くこと。 かいやくさんめい 海約山盟 名詞 きわめて堅い誓い。⇒海誓山盟 かいらいせいけん 傀儡政権 名詞 実権やみずからの意志をもたず、他国の意向のままになる政権のこと。 かいりきらんしん 怪力乱神 名詞 人知の及ばないふしぎな現象、超自然的な物事の存在のたとえ。 かいるいのし 魁塁之士 名詞 さかんでたくましい人のこと。 かいろうどうけつ 偕老同穴 名詞 夫婦の契りがかたく、仲むつまじいこと。 かいろこうり 薤露蒿里 名詞 人の人生のはかないことのたとえ。 かうんきほう 夏雲奇峰 名詞 夏の入道雲が大空につくるめずらしい峰の形のこと。 がかいどほう 瓦解土崩 名詞 物事が根底から崩れ、もはや手のほどこしようもない状態のこと。⇒土崩瓦解 かかいのめい 柯会之盟 名詞 約束を果たして、信頼を得ること。 がかいひょうしょう 瓦解氷消 名詞 物事が次々と崩れてばらばらになること。⇒氷消瓦解 かがいりゅうこう 花街柳巷 名詞 遊里・色町のこと。⇒柳巷花街 かがくじょうたつ 下学上達 名詞 手近で初歩的なことから学んで、次第に高度で深い道に通じること。 かかくのあらそい 蝸角之争 名詞 きわめてささいなつまらない争いのこと。 かがくのこう 下学之功 名詞 手近で初歩的なことから学んで、徐々に進歩向上してゆくこと。 かかたいしょう 呵呵大笑 名詞 大声をあげて笑うこと。 かかとうじょう 夏下冬上 名詞 炭火のおこし方。火種を夏は下に、冬は上にしかけるとよくおこるということ。 かかんしげん 河漢斯言 名詞 言葉が天の川のように果てしなくとりとめのないこと。また、虚言(ほら)をいう。⇒河漢之言 かかんのげん 河漢之言 名詞 言葉が天の川のように果てしなくとりとめのないこと。また、虚言(ほら)をいう。 かきいんしん 夏癸殷辛 名詞 夏王朝の桀王と殷王朝の紂王。ともに古代の暴君。 かぎゅうかくじょう 蝸牛角上 名詞 きわめてささいなつまらない争いのこと。⇒蝸角之争 かきゅうじんそく 家給人足 名詞 豊かで生活が安定していること。 かきょあっかん 科挙圧巻 名詞 他よりずばぬけてすぐれたもの。 かぎょのかん 河魚之患 名詞 国家が腐敗して、内部から崩壊すること。⇒河魚腹疾 かぎょのしつ 河魚之疾 名詞 国家が腐敗して、内部から崩壊すること。⇒河魚腹疾 かぎょのふくしつ 河魚腹疾 名詞 国家が腐敗して、内部から崩壊すること。 がくがくのしん 諤諤之臣 名詞 遠慮することなく、ありのままに正論を述べる人のこと。 かくかくめいめい 赫赫明明 名詞 明らかに光りかがやくさま。⇒明明赫赫 かくがんかんか 隔岸観火 名詞 他人の災難をただ見物するだけで、救いの手をさしのべようとしないこと。 かくきゅうていしん 革旧鼎新 名詞 古い制度や習慣を改めて新しいものにすること。⇒革故鼎新 かくこていしん 革故鼎新 名詞 古い制度や習慣を改めて新しいものにすること。 かくじゅせんざい 鶴寿千歳 名詞 長寿のこと。 かくじんかくよう 各人各様 名詞 考え方ややり方などが、人によってそれぞれ違うこと。⇒三者三様 かくせいのかん 隔世之感 名詞 今と昔を思い比べて、時世や境遇の大きな変化をしみじみ感じる気持ち。⇒今昔之感 かくぜんたいこう 廓然大公 名詞 私意や偏りがなくからりとして大いに公平であること。 かくちにっしん 格致日新 名詞 物事の本質を追求して知識を高め、日々向上していくこと。 がくちりこう 学知利行 名詞 人がふみ行うべき道を、後天的に学んで理解し、そのよさを認め、意識的に仁道を実践すること。 かくねんたいご 廓然大悟 名詞 心にわだかまりがなく、至高の境地で真理を悟ること。 かくはつどうがん 鶴髪童顔 名詞 老いてなお精気盛んなこと。また、そういう人。 かくぶつちち 格物致知 名詞 物事の本質をつきつめて理解し、知識を深めること。 かくめいのし 鶴鳴之士 名詞 用いられることなく、不遇な状態にある賢人のこと。 かくよくのかこみ 鶴翼之囲 名詞 左右に長く広がった陣形をめぐらすこと。 かくよくのじん 鶴翼之陣 名詞 左右に長く広がった陣形をめぐらすこと。⇒鶴翼之囲 かくりつきちょ 鶴立企佇 名詞 心から待ち望むこと。 かくれいふうせい 鶴唳風声 名詞 ささいなことに驚いたりおじけづいたりすること。⇒風声鶴唳 かけいずいけい 嫁鶏随鶏 名詞 妻が夫に従うことのたとえ。 がけいとうけん 瓦鶏陶犬 名詞 格好ばかりで役に立たないもののたとえ。⇒陶犬瓦鶏 かけいやち 家鶏野雉 名詞 ありふれた古いものを遠ざけて、珍しくて新しいものを大切にすること。 かけいやぼく 家鶏野鶩 名詞 ありふれた古いものを遠ざけて、珍しくて新しいものを大切にすること。⇒家鶏野雉 かけんしょうぶん 寡見少聞 名詞 見聞がせまく、わずかな知識しかないこと。⇒寡聞少見 かげんぜんこう 嘉言善行 名詞 人の戒めとなるよい言葉とよい行い。 かけんせんぶん 寡見鮮聞 名詞 見聞がせまく、わずかな知識しかないこと。⇒寡聞少見 かげんちんもく 寡言沈黙 名詞 口数が少なく無口なこと。落ち着いていて無口なこと。⇒沈黙寡言 かこうしゅうかい 夏侯拾芥 名詞 学問を修めるのが大切なこと。 かこうしょうとく 歌功頌徳 名詞 人のてがらや徳をほめたたえて歌うこと。 かこうりゅうりょく 花紅柳緑 名詞 人の手を加えていない自然のままの美しさのこと。 がこせいく 画虎成狗 名詞 才能のない者が本物をまねても、似ているだけで実際は違うものになってしまうということ。⇒画虎類狗 がこるいく 画虎類狗 名詞 才能のない者が本物をまねても、似ているだけで実際は違うものになってしまうということ。 かざんきば 華山帰馬 名詞 戦いが終わり平和になるたとえ。⇒帰馬放牛 かざんたいれい 河山帯礪 名詞 永く変わらない堅い誓約のこと。また、国が永遠に栄えること。 かざんたいれい 河山帯厲 名詞 永く変わらない堅い誓約のこと。また、国が永遠に栄えること。⇒河山帯礪 かじきとう 加持祈禱 名詞 病気や災難などを除くために神仏に祈ること。 かしのへき 和氏之璧 名詞 この世にめったにない宝物。 かじょうきはん 家常茶飯 名詞 ごくありふれたこと。⇒日常茶飯 かじょうぼうえい 過剰防衛 名詞 自分を守るために一定の限度を超えて応戦すること。 かしょくどうぼう 花燭洞房 名詞 新婚の夜のこと。また、新婚のこと。⇒洞房花燭 かしょくのてん 華燭之典 名詞 結婚式をいう。 かしょのくに 華胥之国 名詞 よい夢。また、昼寝のこと。⇒華胥之夢 かしょのゆめ 華胥之夢 名詞 よい夢。また、昼寝のこと。 かしょばんきん 家書万金 名詞 家族からの手紙は、何よりもうれしいということ。 かしょゆうゆう 禾黍油油 名詞 物が勢いよくみごとに生長するさま。 がしろうひょう 画脂鏤氷 名詞 苦労して効果のないたとえ。また、力を無用なところに用いるたとえ。 がじん(の)しんち 雅人深致 名詞 世俗を離れた風流な人の趣深いさま。 かしんげっせき 花晨月夕 名詞 春秋の季節の楽しみをいう。⇒花朝月夕 かじんさいし 佳人才子 名詞 非常にすぐれた男と女。⇒才子佳人 がしんしょうたん 臥薪嘗胆 名詞 目的を達成するために機会を待ち、苦労を耐え忍ぶこと。 かしんだんき 軻親断機 名詞 中途で志を捨ててはいけないという教え。 かじんはくめい 佳人薄命 名詞 美人はとかく命が短い。美人はとかく薄幸である。 かしんれいげつ 嘉辰令月 名詞 めでたい月日のこと。 かせいもうこ 苛政猛虎 名詞 民衆にとって過酷な政治は人食い虎よりももっと恐ろしいということ。 かせいらくせき 下井落石 名詞 人の危機につけ込んでさらに痛めつけることをいう。⇒落穽下石 かそうさいり 禍棗災梨 名詞 価値が低くて無駄な書物を出版することを批判する言葉。 がぞくせっちゅう 雅俗折衷 名詞 風雅なものと卑俗なものとを適当に取捨して用いること。 かぞくだんらん 家族団欒 名詞 家族が集まってむつまじく楽しむこと。⇒一家団欒 がだてんそく 画蛇添足 名詞 無用なものをつけ足すこと。 かだんじんそく 果断迅速 名詞 物事をすばやく決断し、思いきって行うこと。⇒迅速果断 かちゅうぎひょう 夏虫疑氷 名詞 見聞のせまい者が、自分の知識以外のものを信じようとしないこと。 かちょうげっせき 花朝月夕 名詞 春秋の季節の楽しみをいう。 かちょうげつや 花朝月夜 名詞 春秋の季節の楽しみをいう。⇒花朝月夕 かちょうふうえい 花鳥諷詠 名詞 自然とそれにまつわる人事を、そのまま客観的に詠ずること。 かちょうふうげつ 花鳥風月 名詞 自然の風景・風物。自然の美しさのたとえ。 かっかそうよう 隔靴搔痒 名詞 思い通りにいかず、はがゆく、もどかしいこと。 かっかそうよう 隔靴搔癢 名詞 思い通りにいかず、はがゆく、もどかしいこと。⇒隔靴搔痒 かっかはよう 隔靴爬痒 名詞 思い通りにいかず、はがゆく、もどかしいこと。⇒隔靴搔痒 かっきほんせん 渇驥奔泉 名詞 勢いが激しいこと。また、書の筆勢が力強いこと。 かっきんせいれい 恪勤精励 名詞 力を尽くして学業や仕事に励むこと。⇒精励恪勤 かっくりそう 葛屨履霜 名詞 物惜しみのはなはだしいこと。⇒一毛不抜 かっけいかんらく 活計歓楽 名詞 ぜいたくをして気ままに楽しむこと。 かっけいぎゅうとう 割鶏牛刀 名詞 とるにたりないことを、大げさな方法で処理することの戒め。 かっこふどう 確乎不動 名詞 意志がしっかりとしていて、動じないこと。⇒確乎不抜 かっこふばつ 確乎不抜 名詞 意志がしっかりとしていて、動じないこと。 かっさつじざい 活殺自在 名詞 他を自分の思うとおりに扱うこと。 がっしょうれんおう 合従連横 名詞 その時の利害に応じて、団結したり離れたりすること。⇒合従連衡 がっしょうれんこう 合従連衡 名詞 その時の利害に応じて、団結したり離れたりすること。 がっしょうれんこう 合縦連衡 名詞 その時の利害に応じて、団結したり離れたりすること。⇒合従連衡 かつぜんたいご 豁然大悟 名詞 迷いや疑いがにわかに解けて、真理を悟ること。 かったつじざい 闊達自在 名詞 心が広く物事にこだわらないさま。 かったつじゆう 闊達自由 名詞 心が広く物事にこだわらないさま。⇒闊達自在 かったつたいど 豁達大度 名詞 気持ちがからりとしていて、度量が広いこと。 かってきまま 勝手気儘 名詞 わがまま放題のこと。⇒得手勝手 かっぱくせいどん 活剥生呑 名詞 他人の詩や文章などをそのまま盗用すること。 かつはつはつち 活溌溌地 名詞 生き生きと活動すること。意気盛んで、なんの心配事もないこと。 かつもくそうかん 刮目相看 名詞 人が著しく進歩・成長するのを待ち望むこと。また、今までとは違った見方で相手を見直すこと。⇒刮目相待 かつもくそうたい 刮目相待 名詞 人が著しく進歩・成長するのを待ち望むこと。また、今までとは違った見方で相手を見直すこと。 かていかくれい 華亭鶴唳 名詞 過去の栄華を懐かしく思い、現状を嘆くさま。 かていのおしえ 過庭之訓 名詞 父の教えのこと。また、家庭での教育のこと。 がでんいんすい 我田引水 名詞 自分の都合のよいように、考えたり事を進めたりすること。 かでんのり 瓜田之履 名詞 人に疑われるようなことはしないほうがよいというたとえ。⇒李下瓜田 かでんりか 瓜田李下 名詞 人に疑われるようなことはしないほうがよいというたとえ。⇒李下瓜田 かとうせいじ 寡頭政治 名詞 少数者が統治権をにぎって行う政治。 かとしへき 家徒四壁 名詞 非常に貧しいさま。 かとへきりつ 家徒壁立 名詞 非常に貧しいさま。⇒家徒四壁 かとらくしょ 河図洛書 名詞 めったに手に入れることができない図書のこと。 がびこうし 蛾眉皓歯 名詞 美人のたとえ。⇒明眸皓歯 かひんこうし 家貧孝子 名詞 家が貧しいと孝行な子供ができるということ。また、人は逆境のときにこそ真価があらわれるということ。 かぶおんきょく 歌舞音曲 名詞 歌や踊りや音楽のこと。また、そのような華やかな遊芸のこと。 かふくいふく 禍福倚伏 名詞 わざわいと幸せは互い違いにやってくるものだということ。 かふくきゅうぼく 禍福糾纆 名詞 福あれば禍ありということ。 かふくそうい 禍福相倚 名詞 わざわいと幸せは互い違いにやってくるものだということ。⇒禍福倚伏 かふくそうかん 禍福相貫 名詞 わざわいと幸せは互い違いにやってくるものだということ。⇒禍福倚伏 かふくどうもん 禍福同門 名詞 わざわいや福はその人自身が招くものだということ。⇒禍福無門 かふくとくそう 禍福得喪 名詞 わざわいにあったり、幸いにあったり、成功して出世したり、位を失ったりすること。 かふくのてん 禍福之転 名詞 わざわいと幸せは互い違いにやってくるものだということ。⇒禍福倚伏 かふくむもん 禍福無門 名詞 わざわいや福はその人自身が招くものだということ。 がふらいめい 瓦釜雷鳴 名詞 小人や讒言が用いられるたとえ。また、能もないのにいばりわめくこと。 かぶんしょうけん 寡聞少見 名詞 見聞がせまく、わずかな知識しかないこと。 かぼうとうぶん 瓜剖豆分 名詞 瓜や豆を割るように分裂・分割すること。 がむしゃもの 我武者者 名詞 向こう見ずにひたすら突き進むこと。⇒我武者羅 がむしゃら 我武者羅 名詞 向こう見ずにひたすら突き進むこと。 からすのしゆう 烏之雌雄 名詞 物事の是非善悪がまぎらわしくて判断しにくいことのたとえ。 がりがり 我利我利 名詞 欲深い者は、金のためならなんでもするということ。⇒貪夫徇財 かりゅうきょうしゃ 花柳狭斜 名詞 遊里・色町のこと。⇒柳巷花街 かりょうじょうたい 下陵上替 名詞 世の中が乱れたさま。 がりょうてんせい 画竜点睛 名詞 物事の最も大切なところ。物事を完成するための最後の大切な仕上げ。 かりょうのぎん 河梁之吟 名詞 親しい人を送るときの別れがたい気持ちのこと。 かりょうのよしみ 河梁之誼 名詞 親しい人を送るときの別れがたい気持ちのこと。⇒河梁之吟 かりょうびんが 迦陵頻伽 名詞 声が美しいもののたとえ。 がりょうほうすう 臥竜鳳雛 名詞 才能を持ちながら機会がなくて実力を発揮できない者のこと。 かれんせんち 寡廉鮮恥 名詞 心が清く正しくなく恥知らずなこと。 かれんちゅうきゅう 苛斂誅求 名詞 税金などを情け容赦なく取りたてること。 がろうのくち 餓狼之口 名詞 非常に欲が深く、残忍な人のこと。 かろとうせん 夏鑪冬扇 名詞 無用なもの、役に立たないもののたとえ。 かろとうせん 夏炉冬扇 名詞 無用なもの、役に立たないもののたとえ。⇒夏鑪冬扇 がんあいちせい 銜哀致誠 名詞 哀切な気持ちと誠の心をささげて死者を弔うこと。 がんいろうそん 含飴弄孫 名詞 老人が気楽に隠居生活をすること。 かんうんこかく 間雲孤鶴 名詞 隠士の心境のたとえ。⇒閑雲野鶴 かんうんやかく 閑雲野鶴 名詞 隠士の心境のたとえ。 かんうんやかく 間雲野鶴 名詞 隠士の心境のたとえ。⇒閑雲野鶴 がんえいしょか 含英咀華 名詞 文章のすぐれた部分をよく味わい、心の中に蓄積すること。 かんえんろうちょう 檻猿籠鳥 名詞 自由を奪われ自分の思いどおりに生きることのできない境遇のたとえ。⇒籠鳥檻猿 かんかいこぼく 寒灰枯木 名詞 一度衰えた勢力が再び盛り返すこと。⇒死灰復然 かんかいそちょう 韓海蘇潮 名詞 韓愈と蘇軾の文体を評した語。 がんかいたんぴょう 顔回簞瓢 名詞 清貧に甘んじるたとえ。⇒簞食瓢飲 かんかいふくねん 寒灰復燃 名詞 一度衰えた勢力が再び盛り返すこと。⇒死灰復然 かんがいむりょう 感慨無量 名詞 はかりしれないほど身にしみて感じること。 かんかこうそう 干戈倥偬 名詞 戦いで忙しいこと。 かんかこどく 鰥寡孤独 名詞 身寄りもなく寂しいこと。 かんかこどく 矜寡孤独 名詞 身寄りもなく寂しいこと。⇒鰥寡孤独 がんがたいかく 含牙戴角 名詞 牙や角をもつもの。獣の類。 がんかのしゅ 頷下之珠 名詞 めったに手に入れることができない貴重なもののこと。 かんかふぐう 轗軻不遇 名詞 思いどおりに事が運ばず、地位や境遇に恵まれないこと。 かんかふぐう 坎軻不遇 名詞 思いどおりに事が運ばず、地位や境遇に恵まれないこと。⇒轗軻不遇 かんかふぐう 坎坷不遇 名詞 思いどおりに事が運ばず、地位や境遇に恵まれないこと。⇒轗軻不遇 かんかふぐう 埳坷不遇 名詞 思いどおりに事が運ばず、地位や境遇に恵まれないこと。⇒轗軻不遇 かんかまんぶ 緩歌慢舞 名詞 ゆるやかに歌い、ゆるやかに舞うこと。 かんかんがくがく 侃侃諤諤 名詞 遠慮することなくさかんに議論をするさま。また、遠慮せず直言すること。 かんかんこうき 観感興起 名詞 目で見、心に感じ、感動して奮起すること。 かんがんこぼく 寒巌枯木 名詞 世俗を超越して無心の境地にあること。⇒枯木寒巌 かんかんしょきゅう 関関雎鳩 名詞 非常に夫婦仲がよいこと。 かんかんせったい 官官接待 名詞 地方自治体の職員が中央官僚を公金(税金)を使ってもてなすこと。 かんきじゃくやく 歓喜雀躍 名詞 大喜びすること。⇒欣喜雀躍 かんきのけん 管窺之見 名詞 非常に見識が狭いこと。⇒管窺蠡測 かんきべんぶ 歓喜抃舞 名詞 大喜びするたとえ。 かんきゅうじざい 緩急自在 名詞 速度などを遅くしたり早くしたりして、思うままに操ること。 かんぎゅうじゅうとう 汗牛充棟 名詞 蔵書が非常に多いことのたとえ。 かんきれいそく 管窺蠡測 名詞 非常に見識が狭いこと。 かんきんこぶ 歓欣鼓舞 名詞 大喜びするたとえ。⇒歓喜抃舞 かんげんみつご 甘言蜜語 名詞 相手に取り入るための甘い言葉。 がんごいってつ 頑固一徹 名詞 一度決めたらあくまでも意地をはって押し通すこと。 がんこうけいけい 眼光炯炯 名詞 目が鋭く光るさま。 がんこうじくじ 顔厚忸怩 名詞 あつかましい顔にもなお恥じる色があらわれる。 がんこうしはい 眼光紙背 名詞 読解力が高いこと。 がんこうしゅてい 眼高手低 名詞 理想は高いが実力が伴わないこと。また、批評はうまいが創作力がないこと。 かんこうたいりょう 寛洪大量 名詞 心が広くて慈悲深く、度量が大きいこと。⇒寛仁大度 かんこうどくちょう 寒江独釣 名詞 冬の川で雪の中一人で釣りをする人の姿。 がんこうむざん 顔厚無慚 名詞 あつかましくて、恥知らずなさま。⇒厚顔無恥 かんこつだったい 換骨奪胎 名詞 外形はもとのままで中身を取りかえること。また、外見は同じでも内容が違うこと。 かんこのうれい 還顧之憂 名詞 あとに残る気がかり。⇒後顧之憂 かんこんそうさい 冠婚葬祭 名詞 慶弔の儀式のこと。 かんこんそうさい 冠婚喪祭 名詞 慶弔の儀式のこと。⇒冠婚葬祭 かんこんそうさい 冠昏葬祭 名詞 慶弔の儀式のこと。⇒冠婚葬祭 がんさいかいじつ 翫歳愒日 名詞 何もしないで怠惰な月日を過ごすこと。 かんざんじっとく 寒山拾得 名詞 唐の高僧、寒山と拾得のこと。 がんしいっぴょう 顔子一瓢 名詞 極貧のたとえ。⇒朝齏暮塩 がんしていらん 岸芷汀蘭 名詞 花が香り高く咲き、葉が青々と茂っているさま。 がんしゃしゃじん 含沙射人 名詞 陰険な方法で人に害を与えること。⇒含沙射影 がんしゃせきえい 含沙射影 名詞 陰険な方法で人に害を与えること。 がんじょうざんのした 顔常山舌 名詞 苛酷な刑を受けてもなお、主君や国家に忠節を尽くすこと。 かんじょうのわいじん 観場矮人 名詞 見識のないことのたとえ。⇒矮子看戯 かんしょうばくや 干将莫邪 名詞 名剣の名。 かんしょうばくや 干将莫耶 名詞 名剣の名。⇒干将莫邪 かんしょうばくや 干将鏌鋣 名詞 名剣の名。⇒干将莫邪 かんしょくしょうい 旰食宵衣 名詞 天子が朝早くから夜遅くまで熱心に政治にはげむこと。⇒宵衣旰食 かんしょのか 関雎之化 名詞 夫婦の仲がむつまじく、家庭がよく治まること。 がんじんそうとく 玩人喪徳 名詞 人を軽くみてあなどると、自分の徳を失うことになるということ。 かんじんたいど 寛仁大度 名詞 心が広くて慈悲深く、度量が大きいこと。 かんしんほふく 韓信匍匐 名詞 大きな目的のために一時の屈辱にも怒りを押さえ恥を忍ぶこと。 かんしんほふく 韓信蒲伏 名詞 大きな目的のために一時の屈辱にも怒りを押さえ恥を忍ぶこと。⇒韓信匍匐 かんせいせんけつ 甘井先竭 名詞 才能のある者ほど先に憂き目にあうということ。 かんせいのあ 埳井之鼃 名詞 広い世間を知らないで、自分だけの狭い見識にとらわれること。 かんせいのあ 坎井之鼃 名詞 広い世間を知らないで、自分だけの狭い見識にとらわれること。⇒埳井之鼃 かんせきうぼう 千戚羽旄 名詞 武の舞と文の舞のこと。 かんぜんぜつご 冠前絶後 名詞 きわめて珍しいこと。 かんぜんちょうあく 勧善懲悪 名詞 善行を奨励して、悪行を懲らしめ、悪い行いをしないようにしむけること。 かんぜんむけつ 完全無欠 名詞 どこから見ても、欠点や不足がまったくないこと。 かんそんみんぴ 官尊民卑 名詞 政府や官吏・官営事業を尊び、民間人や民間事業を卑しむこと。 かんたんがくほ 邯鄲学歩 名詞 自分本来のものを忘れて、やたらに他人のまねをしたため、両方ともうまくいかなくなってしまうたとえ。⇒邯鄲之歩 かんだんきほう 寒煖饑飽 名詞 衣食が乏しくこごえ飢えることと、あたたかい着物をきてあきるまで食べること。 かんたんそうしょう 肝胆相照 名詞 互いに心の底から理解しあって深くつきあうこと。 かんたんのほ 邯鄲之歩 名詞 自分本来のものを忘れて、やたらに他人のまねをしたため、両方ともうまくいかなくなってしまうたとえ。 かんたんのまくら 邯鄲之枕 名詞 人の世の栄華のはかないことのたとえ。⇒邯鄲之夢 かんたんのゆめ 邯鄲之夢 名詞 人の世の栄華のはかないことのたとえ。 かんたんほうゆう 肝胆朋友 名詞 互いに心の底から理解しあって深くつきあうこと。⇒肝胆相照 かんたんめいりょう 簡単明瞭 名詞 簡単ではっきりとしていること。 かんちじゅっさく 奸智術策 名詞 よこしまな知恵と計略。悪だくみ。⇒奸智術数 かんちじゅっすう 奸智術数 名詞 よこしまな知恵と計略。悪だくみ。 かんちじゅっすう 姦智術数 名詞 よこしまな知恵と計略。悪だくみ。⇒奸智術数 かんちゅうきひょう 管中窺豹 名詞 見識の非常に狭いたとえ。 かんちゅうずいば 管仲随馬 名詞 聖人の知恵を借りること。 がんちゅうのくぎ 眼中之釘 名詞 自分に害を与えるもののたとえ。 がんちゅうのし 眼中之刺 名詞 自分に害を与えるもののたとえ。⇒眼中之釘 がんちゅうのてい 眼中之丁 名詞 自分に害を与えるもののたとえ。⇒眼中之釘 がんちゅうむじん 眼中無人 名詞 人前にもかかわらず、勝手で無遠慮な振る舞いをすること。⇒旁若無人 かんてんきち 歓天喜地 名詞 非常に喜ぶこと。 かんてんじう 旱天慈雨 名詞 大いに困っているときに救われること。また、待望していたことが実現すること。 かんてんどうち 撼天動地 名詞 活動のめざましいことの形容。また、音声の大きいことのたとえ。 かんとうのあい 甘棠之愛 名詞 人民の善政を行う人に対する思慕の情が深いこと。 かんとうのいあい 甘棠遺愛 名詞 人民の善政を行う人に対する思慕の情が深いこと。⇒甘棠之愛 かんとうのめぐみ 甘棠之恵 名詞 人民の善政を行う人に対する思慕の情が深いこと。⇒甘棠之愛 かんとしょうぜん 環堵蕭然 名詞 家が非常に狭くて、さびしくみすぼらしいさま。 かんとのしつ 環堵之室 名詞 家が非常に狭くて、さびしくみすぼらしいさま。⇒環堵蕭然 かんなんくろう 艱難苦労 名詞 大変な苦労。⇒艱難辛苦 かんなんしんく 艱難辛苦 名詞 大変な苦労。 かんねいじゃしん 奸佞邪心 名詞 性格がひねくれていてずるがしこいこと。⇒奸佞邪智 かんねいじゃち 奸佞邪智 名詞 性格がひねくれていてずるがしこいこと。 かんのうとち 肝脳塗地 名詞 戦場でむごたらしい死に方をすること。 かんばのこう 汗馬之功 名詞 物事を成功させるためにいろいろ奔走する労苦。また、物を遠くに運ぶ苦労にもいう。⇒汗馬之労 かんばのろう 汗馬之労 名詞 物事を成功させるためにいろいろ奔走する労苦。また、物を遠くに運ぶ苦労にもいう。 かんびそうずい 銜尾相随 名詞 車や動物などが切れ目なく連なって進むこと。 かんびそうぞく 銜尾相属 名詞 車や動物などが切れ目なく連なって進むこと。⇒銜尾相随 かんびむけつ 完美無欠 名詞 どこから見ても、欠点や不足がまったくないこと。⇒完全無欠 かんぴゃくふういつ 勧百諷一 名詞 益よりも害の多いこと。 がんぶつそうし 玩物喪志 名詞 無用なものに熱中して、本業がおろそかになること。 かんぷんげきれい 感奮激厲 名詞 物事に深く心を揺り動かされて奮い立つこと。⇒感奮興起 かんぷんこうき 感奮興起 名詞 物事に深く心を揺り動かされて奮い立つこと。 かんぺいのけい 緩兵之計 名詞 敵との決戦を先延ばしにして、時間をつくって様子をうかがい、時機を待ってから攻撃を再開する戦法のこと。⇔速戦即決 かんぽうのまじわり 管鮑之交 名詞 利害得失を超えた親密な友情のこと。 がんぽこふく 含哺鼓腹 名詞 人々が豊かで平和な世を楽しむこと。 がんめいころう 頑迷固陋 名詞 視野が狭く頑固で柔軟性に欠け、正しい判断ができないこと。 かんようしゅだん 慣用手段 名詞 いつも決まってとられる手段。⇒常套手段 かんりてんとう 冠履顚倒 名詞 上下の順序が乱れること。⇒冠履倒易 かんりとうえき 冠履倒易 名詞 上下の順序が乱れること。 かんりとうち 冠履倒置 名詞 上下の順序が乱れること。⇒冠履倒易 がんれんだりつ 頑廉懦立 名詞 高潔な人物に感化されて、良い方向にむかうこと。 かんわきゅうだい 閑話休題 名詞 それはさておき。それまでの雑談や前置きを打ち切って、話の本題にはいるときや、脇道にそれた話を、もとに戻すときに用いる語。 かんわきゅうだい 間話休題 名詞 それはさておき。それまでの雑談や前置きを打ち切って、話の本題にはいるときや、脇道にそれた話を、もとに戻すときに用いる語。⇒閑話休題 きいんせいどう 気韻生動 名詞 絵画や文章などに、生き生きとした気品や情趣があふれていること。 きうけんこう 気宇軒昂 名詞 心構えや発想が大きくて立派なこと。⇒気宇壮大 きうそうだい 気宇壮大 名詞 心構えや発想が大きくて立派なこと。 きうゆうごう 気宇雄豪 名詞 心構えや発想が大きくて立派なこと。⇒気宇壮大 ぎうんさいむ 疑雲猜霧 名詞 疑いのかかっていることを雲やかすみにたとえた語。 きえんばんじょう 気炎万丈 名詞 他を圧倒するほど意気盛んであること。 きえんばんじょう 気焔万丈 名詞 他を圧倒するほど意気盛んであること。⇒気炎万丈 きおうふきゅう 既往不咎 名詞 過ぎたことはとがめないということ。 ぎおんしょうじゃ 祇園精舎 名詞 釈迦の説法が行われたことで有名な寺院の名。 きかいしごく 奇怪至極 名詞 常識では考えられないようなふしぎなこと。また、許せないようなけしからぬこと。⇒奇奇怪怪 きかいのこころ 機械之心 名詞 いつわりたくらむ心。 きかかきょ 奇貨可居 名詞 絶好の機会はうまく利用しなければならないというたとえ。 きかくのじゅ 亀鶴之寿 名詞 長寿のこと。⇒鶴寿千歳 きかんせいう 揮汗成雨 名詞 大勢の人があとからあとへと続くこと。⇒比肩随踵 きかんのわざわい 鬼瞰之禍 名詞 よいことにはとかく邪魔が入りやすいということ。 ききいっぱつ 危機一髪 名詞 非常に危ない瀬戸際。 きぎいんこう 奇技淫巧 名詞 快楽のみを求めた好ましくないもののたとえ。 ききかいかい 奇奇怪怪 名詞 常識では考えられないようなふしぎなこと。また、許せないようなけしからぬこと。 ききかげき 騏驥過隙 名詞 ほんの一瞬の出来事のこと。また、時の過ぎることがきわめてはやい形容。 ききじょうじょう 煕煕壌壌 名詞 多くの人ががやがやと忙しく往来するさま。 ききじょうじょう 煕煕攘攘 名詞 多くの人ががやがやと忙しく往来するさま。⇒煕煕壌壌 ききみょうみょう 奇奇妙妙 名詞 常識では考えられないようなふしぎなこと。また、許せないようなけしからぬこと。⇒奇奇怪怪 ききゅうそんぼう 危急存亡 名詞 危険が迫っていて、生きるか死ぬかの瀬戸際のこと。 ききょどうさ 起居動作 名詞 日常の立ち居振る舞いのこと。⇒挙措進退 きくかんか 崎嶇坎坷 名詞 不遇で世渡りに大変苦労すること。 きくかんか 崎嶇坎軻 名詞 不遇で世渡りに大変苦労すること。⇒崎嶇坎坷 きくじゅんじょう 規矩準縄 名詞 物事や行為の標準・基準となるもの。 きくじょうぼく 規矩縄墨 名詞 物事や行為の標準・基準となるもの。⇒規矩準縄 きけんかくじん 鬼臉嚇人 名詞 見せかけの威力で人をおどしつけること。⇒鬼面嚇人 きげんかくろん 危言覈論 名詞 激しく議論をたたかわせること。 きげんきこう 危言危行 名詞 言葉を正しくし、品性のある行いをすること。また、厳しい言行のこと。 きげんきこう 奇言奇行 名詞 人と違った言行をする意。≠危言危行 きこうえいへい 棄甲曳兵 名詞 戦いに敗れ、戦意を失って逃げること。 きこうかいそく 跂行喙息 名詞 生きもののこと。 きこうくほ 規行矩歩 名詞 品行方正なこと。心や行動がきちんとして正しいこと。 ぎこうむめい 疑行無名 名詞 疑いながら事を行うようでは、成功は期待できないということ。⇒疑事無功 きこくしゅうしゅう 鬼哭啾啾 名詞 戦場などの鬼気迫ったものすごいさま。 きこつりょうりょう 気骨稜稜 名詞 自分の信念をゆるぎなく貫こうとする態度のこと。 きこどうどう 旗鼓堂堂 名詞 整然として威厳があること。 きこのいきおい 騎虎之勢 名詞 物事にはずみがついて、途中でやめられなくなること。 きさくみょうけい 奇策妙計 名詞 人の意表をついた奇抜ですぐれたはかりごと。⇒妙計奇策 きざんのこころざし 箕山之志 名詞 世俗的な名利を捨てて隠棲し、自分の節操を守ること。 きざんのせつ 箕山之節 名詞 世俗的な名利を捨てて隠棲し、自分の節操を守ること。⇒箕山之志 きざんのみさお 箕山之操 名詞 世俗的な名利を捨てて隠棲し、自分の節操を守ること。⇒箕山之志 きしかいせい 起死回生 名詞 絶望的な状況を立て直し、もとに戻すこと。 きしかいせい 起死廻生 名詞 絶望的な状況を立て直し、もとに戻すこと。⇒起死回生 きしさいせい 起死再生 名詞 絶望的な状況を立て直し、もとに戻すこと。⇒起死回生 きしせんめい 旗幟鮮明 名詞 主義・主張・態度などがはっきりしていること。 きじせんもく 貴耳賤目 名詞 人から伝え聞くことを重んじて、自分が実際に目にすることを軽んずること。また、伝え聞いている過去を重んじ、現在を軽視すること。 ぎじむこう 疑事無功 名詞 疑いながら事を行うようでは、成功は期待できないということ。 きじゅうのいきおい 騎獣之勢 名詞 物事にはずみがついて、途中でやめられなくなること。⇒騎虎之勢 きじゅがんこ 綺襦紈袴 名詞 富貴の家の子弟をいう。 きじゅがんこ 綺襦紈絝 名詞 富貴の家の子弟をいう。⇒綺襦紈袴 きしゅつでんにゅう 鬼出電入 名詞 出入りが速くて、出没が予測できないこと。 きしゅりゅうり 貴種流離 名詞 貴人が流離しつづける運命の中で苦難や恋を体験し帰国すること。 ぎしようこう 魏紫姚黄 名詞 すばらしい香りと国一番の美しさ。牡丹の別名。⇒国色天香 きしょうてんけつ 起承転結 名詞 文章の構成法や物事の順序のこと。 きしょうてんごう 起承転合 名詞 文章の構成法や物事の順序のこと。⇒起承転結 きじょうのくうろん 机上空論 名詞 机の上の考えだけで実際には役に立たない意見や考え。⇒机上之論 きじょうのろん 机上之論 名詞 机の上の考えだけで実際には役に立たない意見や考え。 きしょくまんめん 喜色満面 名詞 顔いっぱいに喜びの表情があふれているようす。 ぎしんあんき 疑心暗鬼 名詞 疑いの心があると、何でもないことにまで不安や恐怖を覚えるようになってしまうこと。 きしんしゅくじょ 貴紳淑女 名詞 教養があり、品格があって、礼儀正しい男性と女性のこと。⇒紳士淑女 きじんてんゆう 杞人天憂 名詞 無用の心配。取り越し苦労のこと。 きせいかんわ 規制緩和 名詞 政府による産業や経済に関するさまざまな規制を廃止したり緩めたりすること。 きせいきょうか 規制強化 名詞 政府による産業や経済に関するさまざまな規制を設けたり強めたりすること。⇔規制緩和 きせいのゆう 希世之雄 名詞 世に珍しい英雄のこと。 きせいのゆう 稀世之雄 名詞 世に珍しい英雄のこと。⇒希世之雄 きぜつかいぜつ 奇絶怪絶 名詞 常識では考えられないようなふしぎなこと。また、許せないようなけしからぬこと。⇒奇奇怪怪 きせつのぼく 羈紲之僕 名詞 主人の旅の供をする者のこと。 きせつのぼく 羈絏之僕 名詞 主人の旅の供をする者のこと。⇒羈紲之僕 ぎぜんきつりつ 巍然屹立 名詞 人物が他よりひときわすぐれているさま。 きせんじょうげ 貴賤上下 名詞 身分の高い人と低い人。また、身分の高い人も低い人もすべて。 きせんひんぷ 貴賤貧富 名詞 貧しい者と富める者、身分の貴い者と賤しい者。⇒貧富貴賤 きそうてんがい 奇想天外 名詞 思いもよらないような奇抜なこと。 きそくえんえん 気息奄奄 名詞 いまにも滅びそうな苦しいさま。 きちじつりょうしん 吉日良辰 名詞 縁起のよい日のこと。 きちじゅうおう 機知縦横 名詞 臨機応変の策略を自在にめぐらし用いること。⇒機略縦横 きちじょうけか 吉祥悔過 名詞 毎年正月に、吉祥天を本尊として、罪を懺悔し国家安穏・五穀豊穣を祈願する法会のこと。 きっかいせんばん 奇怪千万 名詞 ふだんと違っていてたいそう不気味なこと。また、非常にけしからぬこと。 きっきゅうじんすい 鞠躬尽瘁 名詞 ひたすら心を尽くして骨折り国事につとめること。 きっきょうかふく 吉凶禍福 名詞 幸いとわざわい。 きっくつかいじゅう 佶屈晦渋 名詞 文章が難解で堅苦しく、理解しにくいこと。⇒佶屈聱牙 きっくつごうが 佶屈聱牙 名詞 文章が難解で堅苦しく、理解しにくいこと。 きっくつごうが 詰屈聱牙 名詞 文章が難解で堅苦しく、理解しにくいこと。⇒佶屈聱牙 きっくつごうが 詰倔聱牙 名詞 文章が難解で堅苦しく、理解しにくいこと。⇒佶屈聱牙 きっくつごうが 詰誳聱牙 名詞 文章が難解で堅苦しく、理解しにくいこと。⇒佶屈聱牙 きっこうじゅうこつ 亀甲獣骨 名詞 亀の甲羅と、けものの骨。 きつせいきょうりん 橘井杏林 名詞 医者に対する敬称。 きっちゅうのたのしみ 橘中之楽 名詞 碁や将棋をする楽しみのこと。 ぎてきのさけ 儀狄之酒 名詞 酒のこと。また、酒があらゆる薬の中で最もよく効くということ。⇒百薬之長 きどあいらく 喜怒哀楽 名詞 人間の持っているさまざまな感情。 きにくぎょくせつ 肌肉玉雪 名詞 雪のように白く美しい女性の肌の形容。 きばほうぎゅう 帰馬放牛 名詞 戦いが終わり平和になるたとえ。 きひとのうれい 杞人之憂 名詞 無用の心配。取り越し苦労のこと。⇒杞人天憂 きふくえんしゃ 驥服塩車 名詞 すぐれた人物が、低い地位にいたり、つまらない仕事をさせられること。 きふしんこう 鬼斧神工 名詞 人間わざとは思えないほどすぐれた細工や作品のこと。⇒神工鬼斧 きふのいちだく 季布一諾 名詞 絶対に信頼できる堅い約束のこと。 きみょうけいしゅ 帰命稽首 名詞 仏に心から帰依すること。⇒帰命頂礼 きみょうちょうらい 帰命頂礼 名詞 仏に心から帰依すること。 きめんかくじん 鬼面嚇人 名詞 見せかけの威力で人をおどしつけること。 きめんぶっしん 鬼面仏心 名詞 見た目は恐ろしそうだが、本当は心がとてもやさしいこと。 きもうとかく 亀毛兎角 名詞 実在するはずがないこと。 ぎゃくしとうこう 逆施倒行 名詞 正しい道理にさからって物事を行うこと。⇒倒行逆施 ぎゃくしゅじゅんしゅ 逆取順守 名詞 道理にはずれた方法で取り、道理に従って守ること。 ぎゃくしんぞくし 逆臣賊子 名詞 国を乱す悪臣と親に背く子供。⇒乱臣賊子 きゃくじんぼんのう 客塵煩悩 名詞 外的な要因で偶発的にもたらされるさまざまな心の迷いのこと。 きやくべんぶ 喜躍抃舞 名詞 大喜びするたとえ。⇒歓喜抃舞 きゃっかしょうこ 脚下照顧 名詞 身近なことに気をつけるべきこと、自分のことをよく反省すべきことをいう。 ぎゅういんばしょく 牛飲馬食 名詞 むやみにたくさん飲み食いをすること。 きゅううこんう 旧雨今雨 名詞 古い友人と新しい友人のこと。 きゅうえんとうりん 窮猿投林 名詞 困っているときには、あれこれ選り好みなどしていられないということ。 きゅうかさんぷく 九夏三伏 名詞 夏の最も暑い土用のころをいう語。 きゅうかんぼくしゅ 旧慣墨守 名詞 古いしきたりを守り続けること。また、古いしきたりを固く守って融通のきかないこと。⇒旧套墨守 ぎゅうきいっそう 牛驥一皁 名詞 賢者が愚者と同じ待遇を受けること。⇒牛驥同阜 ぎゅうききょうろう 牛驥共牢 名詞 賢者が愚者と同じ待遇を受けること。⇒牛驥同阜 ぎゅうきだしん 牛鬼蛇神 名詞 作品などのきわめて奇怪なことのたとえ。また、人柄が卑しくて心がねじけている人のたとえ。 ぎゅうきどうそう 牛驥同皁 名詞 賢者が愚者と同じ待遇を受けること。 きゅうぎゅうのいちもう 九牛一毛 名詞 多くの中のきわめてわずかな部分。また、取るに足りない些細なこと。 きゅうきゅうぼうぼう 汲汲忙忙 名詞 非常に忙しいさま。 きゅうぎょえんぼく 求魚縁木 名詞 不可能なことのたとえ。⇒縁木求魚 きゅうきょくさんかい 九棘三槐 名詞 三公と九卿。⇒三槐九棘 きゅうきょじゃくそう 鳩居鵲巣 名詞 他人の地位を横取りすること。また、女性が嫁いで夫の家をわが家とすること。⇒鵲巣鳩居 きゅうけいこくめん 鳩形鵠面 名詞 飢えのためにひどくやせ衰えているさま。⇒鳥面鵠形 きゅうけつれんじょ 泣血漣如 名詞 非常に悲しみ涙が止めどもなく流れるさま。 きゅうこうじっせん 躬行実践 名詞 自分自身の力で実際にすすんで行動してみること。⇒実践躬行 きゅうこうのめいかく 九皐鳴鶴 名詞 身を隠していても、名声が世にあらわれること。 きゅうざんつうこく 窮山通谷 名詞 奥深くて静かな山と谷のこと。⇒窮山幽谷 きゅうざんのこう 丘山之功 名詞 偉大な功績のたとえ。 きゅうざんばしょく 泣斬馬謖 名詞 天下の法は私情で曲げられないたとえ。また、大きな目的のためには私情をすてるたとえ。 きゅうざんゆうこく 窮山幽谷 名詞 奥深くて静かな山と谷のこと。 きゅうしいっしょう 九死一生 名詞 ほとんど助かる見込みのない命がかろうじて助かること。 きゅうしゃあんが 宮車晏駕 名詞 天子が亡くなること。 きゅうしゃばんが 宮車晩駕 名詞 天子が亡くなること。⇒宮車晏駕 ぎゅうしゅうばぼつ 牛溲馬勃 名詞 無用なものや役に立たないもののたとえ。また、つまらないもののたとえ。 きゅうしゅうぼくしゅ 旧習墨守 名詞 古いしきたりを守り続けること。また、古いしきたりを固く守って融通のきかないこと。⇒旧套墨守 きゅうしゅきょうぎ 鳩首協議 名詞 額をつきあわせて熱心に相談すること。⇒鳩首凝議 きゅうしゅぎょうぎ 鳩首凝議 名詞 額をつきあわせて熱心に相談すること。 きゅうしゅみつぎ 鳩首密議 名詞 額をつきあわせて熱心に相談すること。⇒鳩首凝議 きゅうじんいっき 九仞一簣 名詞 長い間の努力も最後のほんのちょっとの手違いから失敗に終わってしまうことのたとえ。⇔一簣之功 きゅうせいさいみん 救世済民 名詞 世の中をよくし、人々を苦しみから救うこと。 きゅうぜんのそしり 求全之毀 名詞 万全を期して正しいことを行っても、かえって人に非難されることもあるということ。⇔不虞之誉 きゅうそごうびょう 窮鼠噛猫 名詞 弱者も追いつめられて必死になれば、強者に思いもよらない力で抵抗し勝つこともあるというたとえ。 きゅうそごうり 窮鼠噛狸 名詞 弱者も追いつめられて必死になれば、強者に思いもよらない力で抵抗し勝つこともあるというたとえ。⇒窮鼠噛猫 きゅうたいいぜん 旧態依然 名詞 昔のままで少しも進歩しないこと。 きゅうちょうすんだん 九腸寸断 名詞 非常に辛くて悲しいこと。 きゅうちょうにゅうかい 窮鳥入懐 名詞 追いつめられた人が助けを求めすがること。 きゅうていじょう 泣涕如雨 名詞 非常に悲しみ涙が止めどもなく流れるさま。⇒泣血漣如 きゅうていたいりょ 九鼎大呂 名詞 貴重なもの、重要な地位や名望のたとえ。 きゅうてんちょっか 急転直下 名詞 事態・情勢が急に変化して、物事が解決し決着がつくこと。 ぎゅうとうかっけい 牛刀割鶏 名詞 とるにたりないことを、大げさな方法で処理することの戒め。⇒割鶏牛刀 きゅうどうはっせつ 弓道八節 名詞 弓道での弓を射る八段階の方則のこと。 きゅうとうぼくしゅ 旧套墨守 名詞 古いしきたりを守り続けること。また、古いしきたりを固く守って融通のきかないこと。 きゅうとのこく 窮途之哭 名詞 貧しくて生活に困窮した悲しみ。 きゅうとまつろ 窮途末路 名詞 追いつめられて苦境から逃れようもない状態。また、苦境におちいって困りはてること。 きゅうねんるいげつ 窮年累月 名詞 自分の生きている限り、孫子の代までも。いつまでも。⇒窮年累世 きゅうねんるいせい 窮年累世 名詞 自分の生きている限り、孫子の代までも。いつまでも。 きゅうふういんろ 吸風飲露 名詞 仙人などの清浄な生活のこと。 ぎゅうふんばせん 牛糞馬涎 名詞 無用なものや役に立たないもののたとえ。また、つまらないもののたとえ。⇒牛溲馬勃 ぎゆうほうこう 義勇奉公 名詞 忠義を尽くして国の恩に報いること。⇒尽忠報国 きゅうぼくのざい 朽木之材 名詞 だめな人間やなまけ者は教育しがたいことのたとえ。また、手のほどこしようのないもの、役にたたない者のたとえ。⇒朽木糞土 きゅうぼくふんしょう 朽木糞牆 名詞 だめな人間やなまけ者は教育しがたいことのたとえ。また、手のほどこしようのないもの、役にたたない者のたとえ。⇒朽木糞土 きゅうぼくふんど 朽木糞土 名詞 だめな人間やなまけ者は教育しがたいことのたとえ。また、手のほどこしようのないもの、役にたたない者のたとえ。 きゅうよのいっさく 窮余一策 名詞 追いつめられて苦しまぎれに思いつく手段・方策。 きゅうりゅうひゃっか 九流百家 名詞 中国の春秋戦国時代に活躍した多くの学者や学派、またその著書の総称。⇒諸子百家 きゅうりゅうゆうたい 急流勇退 名詞 いさぎよく官職をやめること。 きょあんせいび 挙案斉眉 名詞 夫婦の間に礼儀がいきとどいていること。 きょうあくきょうぜん 強悪強善 名詞 悪人が悔いあらためると逆に考えられないほどの善人になるたとえ。 ぎょううしゅんぷう 尭雨舜風 名詞 尭帝や舜帝の恵みや恩沢を雨や風にたとえていう語。転じて、太平の世をいう。⇒尭風舜雨 きょうおうかせい 矯枉過正 名詞 物事を正そうとしても度を超してしまえばかえって新たな偏向や損害を招くたとえ。⇒矯枉過直 きょうおうかちょく 矯枉過直 名詞 物事を正そうとしても度を超してしまえばかえって新たな偏向や損害を招くたとえ。 きょうおんくうこく 跫音空谷 名詞 予期せぬ喜びのこと。また、非常に珍しいこと。⇒空谷跫音 ぎょうかいさんじゃく 尭階三尺 名詞 質素な生活をすること。 きょうかくさつぎゅう 矯角殺牛 名詞 少しの欠点を直そうとして、かえって全体をだめにしてしまうこと。 きょうかすいげつ 鏡花水月 名詞 むなしくはかないまぼろしのこと。また、詩歌などの深遠な味わい。 きょうかんじゃくし 強幹弱枝 名詞 地方の権限を抑えて、中央の権力を強くすること。 ぎょうかんふさつ 仰観俯察 名詞 仰いで天文を見、うつむいて地理を知ること。 ぎょうきこんだく 澆季溷濁 名詞 人情や風俗が軽薄で、世の中が乱れていること。 ぎょうきこんだく 澆季混濁 名詞 人情や風俗が軽薄で、世の中が乱れていること。⇒澆季溷濁 きょうきじゃくやく 驚喜雀躍 名詞 大喜びすること。⇒欣喜雀躍 ぎょうきのよ 澆季之世 名詞 人情や風俗が軽薄で、世の中が乱れていること。⇒澆季溷濁 ぎょうきまっせ 澆季末世 名詞 時勢の衰えた末の世。 きょうきょうぎょうぎょう 兢兢業業 名詞 つつしみおそれるさま。 きょうきょうきんげん 恐恐謹言 名詞 恐れながらつつしんで申し上げるということ。⇒恐惶謹言 きょうきらんぶ 狂喜乱舞 名詞 非常に喜ぶさま。 きょうきんしゅうれい 胸襟秀麗 名詞 物事に対する考え方が正しくりっぱなこと。 きょうくかんげき 恐懼感激 名詞 おそれかしこまって感激すること。 きょうぐんこしん 僑軍孤進 名詞 救援もなく孤立して戦い進むこと。 きょうけいのせい 薑桂之性 名詞 年老いてますます剛直なこと。また、性質は簡単には変わらないたとえ。 きょうげべつでん 教外別伝 名詞 悟りは言葉や経典で伝えられるものではなく、心から心へと伝えるものだということ。 きょうげんきご 狂言綺語 名詞 小説や物語などをいやしめていう語。 きょうこうきんげん 恐惶謹言 名詞 恐れながらつつしんで申し上げるということ。 きょうこうけいはく 恐惶敬白 名詞 恐れながらつつしんで申し上げるということ。⇒恐惶謹言 きょうこうへきさく 匡衡壁鑿 名詞 苦学することのたとえ。⇒鑿壁偸光 ぎょうこしゅんぼく 尭鼓舜木 名詞 人の善言をよく聞き入れること。 きょうこんどうはく 驚魂動魄 名詞 心の底から深い感動をよび起こすこと。⇒驚心動魄 きょうさせんどう 教唆煽動 名詞 教えそそのかして人の心をあおりたてること。 きょうさせんどう 教唆扇動 名詞 教えそそのかして人の心をあおりたてること。⇒教唆煽動 きょうしゃいんいつ 驕奢淫逸 名詞 ぜいたくにふけり、淫らに走ること。 きょうしゃいんいつ 驕奢淫佚 名詞 ぜいたくにふけり、淫らに走ること。⇒驕奢淫逸 ぎょうじゅうざが 行住坐臥 名詞 日常の振る舞いのこと。ふだん。つねづね。 ぎょうしゅきそく 翹首企足 名詞 人の来訪を待ち望むさま。⇒延頸挙踵 きょうしゅぼうかん 拱手傍観 名詞 何もせず手をこまねいて、そばで見ていること。 きょうしょくじあい 彊食自愛 名詞 つとめて食事を取って体を大切にすること。 きょうしょくじあい 強食自愛 名詞 つとめて食事を取って体を大切にすること。⇒彊食自愛 きょうしょくじゃくにく 強食弱肉 名詞 弱い者が強い者の犠牲にされること。⇒弱肉強食 きょうしんどうはく 驚心動魄 名詞 心の底から深い感動をよび起こすこと。 きょうしんりくりょく 協心戮力 名詞 物事を一致協力して行うこと。 ぎょうせいきせい 澆世季世 名詞 時勢の衰えた末の世。⇒澆季末世 ぎょうそくいんりょう 翹足引領 名詞 人の来訪を待ち望むさま。⇒延頸挙踵 きょうぞんきょうえい 共存共栄 名詞 互いに助けあって生存し、ともに栄えること。 きょうちどうてん 驚地動天 名詞 世間をおおいに驚かせること。⇒驚天動地 きょうちゅうせいちく 胸中成竹 名詞 事前に成功の見込みをつけ、準備を整えておくこと。 きょうてんがいち 驚天駭地 名詞 世間をおおいに驚かせること。⇒驚天動地 ぎょうてんしゅんじつ 尭天舜日 名詞 尭帝や舜帝の恵みや恩沢を雨や風にたとえていう語。転じて、太平の世をいう。⇒尭風舜雨 きょうてんどうち 驚天動地 名詞 世間をおおいに驚かせること。 ぎょうてんふき 仰天不愧 名詞 心にやましいことがなければ、天に対して恥じることはないということ。 ぎょうねんしゅんじつ 尭年舜日 名詞 尭や舜という聖天子をいただくような天下太平の世をいう。 きようびんぼう 器用貧乏 名詞 器用なためにあちこち手を出し、かえって中途半端となり大成しないこと。 ぎょうふうしゅんう 尭風舜雨 名詞 尭帝や舜帝の恵みや恩沢を雨や風にたとえていう語。転じて、太平の世をいう。 きょうへいひっぱい 驕兵必敗 名詞 思い上がった軍隊は必ず敗れるということ。 きょうへききょぞう 嚮壁虚造 名詞 拠り所もないのにむやみにないものを作り出すこと。 きょうみさくぜん 興味索然 名詞 関心が薄れていくこと。また、おもしろみがなく物足りないこと。 きょうみしんしん 興味津津 名詞 非常に関心があること。 きょうみほんい 興味本位 名詞 面白ければいいと思う傾向。 きょうらんどとう 狂瀾怒濤 名詞 物事がひどく乱れていること。 ぎょうりまつだい 澆漓末代 名詞 時勢の衰えた末の世。⇒澆季末世 きょおうじっき 虚往実帰 名詞 大いなる教化のたとえ。 きょきふてい 挙棋不定 名詞 方針をたてないまま行動すること。また、物事を行うのになかなか決心がつかないこと。 きょきへいしん 虚気平心 名詞 心をむなしくして落ちつけること。 きょきょじつじつ 虚虚実実 名詞 互いに策略を尽くして必死に戦うこと。また、うそとまことをおりまぜて互いに腹を読みあうこと。 きょくがいちゅうりつ 局外中立 名詞 紛争の際、どちらにも味方しないで、固くかたよらない立場を守ること。⇒厳正中立 きょくがくあせい 曲学阿世 名詞 学問の真理をまげて、世間や時勢に迎合すること。 ぎょくきこうじ 玉肌香膩 名詞 雪のように白く美しい女性の肌の形容。⇒肌肉玉雪 きょくこうのたのしみ 曲肱之楽 名詞 清貧のなかでも、常に正しい道を行う楽しみ。 ぎょくさいがぜん 玉砕瓦全 名詞 名誉を重んじて死ぬことと何をなすこともなく生きながらえること。 きょくじつしょうてん 旭日昇天 名詞 非常に勢いが盛んなこと。 きょくじつとうてん 旭日東天 名詞 非常に勢いが盛んなこと。⇒旭日昇天 きょくすいのえん 曲水之宴 名詞 曲折した水の流れに杯を浮かべ、それが自分の前を流れ過ぎないうちに詩を作り、杯の酒を飲むという風雅な遊び。⇒曲水流觴 きょくすいりゅうしょう 曲水流觴 名詞 曲折した水の流れに杯を浮かべ、それが自分の前を流れ過ぎないうちに詩を作り、杯の酒を飲むという風雅な遊び。 ぎょくせきこんこう 玉石混淆 名詞 すぐれたものと劣ったものが入り混じっていること。 ぎょくせきこんこう 玉石混交 名詞 すぐれたものと劣ったものが入り混じっていること。⇒玉石混淆 ぎょくせきざいかん 玉石在間 名詞 よいものと悪いもの、賢者と愚者が同じように扱われて区別がつかないたとえ。⇒玉石同匱 ぎょくせきざつじゅう 玉石雑糅 名詞 よいものと悪いもの、賢者と愚者が同じように扱われて区別がつかないたとえ。⇒玉石同匱 ぎょくせきどうか 玉石同架 名詞 すぐれたものと劣ったものが入り混じっていること。⇒玉石混淆 ぎょくせきどうき 玉石同匱 名詞 よいものと悪いもの、賢者と愚者が同じように扱われて区別がつかないたとえ。 ぎょくせきどうさい 玉石同砕 名詞 よいものも悪いものも、賢者も愚者もともに滅びてなくなるたとえ。 きょくせつふちん 曲折浮沈 名詞 曲がりくねること。また、事情が込み入り複雑なこと。⇒紆余曲折 ぎょくせんきんと 玉蟾金兎 名詞 月のこと。⇒玉兎銀蟾 きょくてんせきち 跼天蹐地 名詞 非常に恐れて身のおきどころのない形容。また、肩身を狭くして世をはばかって暮らすこと。 きょくてんせきち 局天蹐地 名詞 非常に恐れて身のおきどころのない形容。また、肩身を狭くして世をはばかって暮らすこと。⇒跼天蹐地 ぎょくとぎんせん 玉兎銀蟾 名詞 月のこと。 きょくとつししん 曲突徙薪 名詞 未然に災難を防ぐこと。 ぎょくはいぞうちょ 玉杯象箸 名詞 ぜいたくなたとえ。⇒侈衣美食 きょくひつぶぶん 曲筆舞文 名詞 事実を曲げて書き、いたずらに言辞をもてあそぶこと。 きょくびほうきょう 曲眉豊頰 名詞 美しい女性のたとえ。 ぎょくようきんし 玉葉金枝 名詞 天子の一族・子孫のこと。⇒金枝玉葉 きょけいきゅうり 居敬窮理 名詞 日常の振る舞いをつつしみ、物事の道理をきわめて正確な知識を得ること。 ぎょこうのこうよう 御溝紅葉 名詞 紅葉が縁の仲人。⇒紅葉良媒 きょこくいっち 挙国一致 名詞 国民が心を一つにして団結すること。 きょししんたい 挙止進退 名詞 日常の立ち居振る舞いのこと。⇒挙措進退 きょじつひまく 虚実皮膜 名詞 芸術は事実と虚構との微妙な境界に成立するということ。 きょしどうさ 挙止動作 名詞 日常の立ち居振る舞いのこと。⇒挙措進退 きょじゃくたいしつ 虚弱体質 名詞 若いときから体質が虚弱なこと。⇒蒲柳之質 きょしんたんかい 虚心坦懐 名詞 心にわだかまりがなく、気持ちが素直でさっぱりしていること。 きょしんへいい 虚心平意 名詞 心にわだかまりがなく、気持ちが素直でさっぱりしていること。⇒虚心坦懐 きょしんへいき 虚心平気 名詞 心にわだかまりがなく、気持ちが素直でさっぱりしていること。⇒虚心坦懐 きょせいてんたん 虚静恬淡 名詞 私心や私欲がなく、心が平静なこと。 きょせいてんたん 虚静恬恢 名詞 私心や私欲がなく、心が平静なこと。⇒虚静恬淡 きょせいてんたん 虚静恬憺 名詞 私心や私欲がなく、心が平静なこと。⇒虚静恬淡 きょせいてんたん 虚静恬澹 名詞 私心や私欲がなく、心が平静なこと。⇒虚静恬淡 きょせいむそう 挙世無双 名詞 私心や私欲がなく、心が平静なこと。⇒虚静恬淡 きょそくけいちょう 挙足軽重 名詞 その言動によって、全体に影響を及ぼすような重要な人物のこと。 きょそしっとう 挙措失当 名詞 事にあたって対応の仕方が適当でないこと。 きょそしんたい 挙措進退 名詞 日常の立ち居振る舞いのこと。 きょそどうさ 挙措動作 名詞 日常の立ち居振る舞いのこと。⇒挙措進退 ぎょっこんきんゆう 玉昆金友 名詞 才能や学問にすぐれた兄弟のこと。 きょどうけんきょう 虚堂懸鏡 名詞 心をむなしくして公平・無心にものを見ることのたとえ。 ぎょふのり 漁夫之利 名詞 両者が争っているすきに、第三者が労せず利益を横取りすること。 きよほうへん 毀誉褒貶 名詞 ほめたりけなしたりすること。 ぎょほのり 漁父之利 名詞 両者が争っているすきに、第三者が労せず利益を横取りすること。⇒漁夫之利 きょむてんたん 虚無恬淡 名詞 私心や私欲がなく、心が平静なこと。⇒虚静恬淡 きょむひょうびょう 虚無縹渺 名詞 あるがままに果てもなく広がる風景の形容。 きょむひょうびょう 虚無縹眇 名詞 あるがままに果てもなく広がる風景の形容。⇒虚無縹渺 きょむひょうびょう 虚無縹緲 名詞 あるがままに果てもなく広がる風景の形容。⇒虚無縹渺 ぎょもうこうり 魚網鴻離 名詞 求めるものとは違うものが得られるたとえ。 ぎょもくえんせき 魚目燕石 名詞 本物とまぎらわしい偽物のこと。また、偽物が本物の価値をそこなうこと。 ぎょもくこんしゅ 魚目混珠 名詞 本物とまぎらわしい偽物のこと。また、偽物が本物の価値をそこなうこと。⇒魚目燕石 きょゆうそうほ 許由巣父 名詞 世俗や名利を超越して悠々と楽しむたとえ。 ぎょらんどほう 魚爛土崩 名詞 国家や物事が崩壊すること。 ぎょりんかくよく 魚鱗鶴翼 名詞 左右に長く広がった陣形をめぐらすこと。⇒鶴翼之囲 きりゃくじゅうおう 機略縦横 名詞 臨機応変の策略を自在にめぐらし用いること。 きろべきろ 騎驢覓驢 名詞 身近にあるものを、わざわざ他に求めるおろかさのこと。 きろぼうよう 岐路亡羊 名詞 方針が多すぎて選択に迷うたとえ。⇒多岐亡羊 ぎろんひゃくしゅつ 議論百出 名詞 さまざまな意見が戦わされること。 ぎろんふうせい 議論風生 名詞 さまざまな意見が戦わされること。⇒議論百出 ぎろんふっとう 議論沸騰 名詞 さまざまな意見が戦わされること。⇒議論百出 ぎろんふんぷん 議論紛紛 名詞 さまざまな意見が戦わされること。⇒議論百出 きんいぎょくしょく 錦衣玉食 名詞 ぜいたくな生活をすること。 きんいぎょくしょく 金衣玉食 名詞 ぜいたくな生活をすること。⇒錦衣玉食 きんうぎょくと 金烏玉兎 名詞 日と月のこと。特に月日の速く過ぎる意に用いる。 きんおうむけつ 金甌無欠 名詞 完全で欠点がないたとえ。特に、他国から侵略されたことがない堅固な国家のたとえ。 きんかいしゅれき 金塊珠礫 名詞 並はずれて贅沢の限りをつくすたとえ。 きんかいちじつ 槿花一日 名詞 人の世の栄華のはかないたとえ。⇒槿花一朝 きんかいっちょう 槿花一朝 名詞 人の世の栄華のはかないたとえ。 きんかぎょくじょう 金科玉条 名詞 自分の主張や立場などの絶対的なよりどころとなる教訓や信条。 きんかぎょくりつ 金科玉律 名詞 自分の主張や立場などの絶対的なよりどころとなる教訓や信条。⇒金科玉条 きんかくのぞう 巾幗之贈 名詞 めめしい考えや行為をはずかしめること。 きんかしゅふ 琴歌酒賦 名詞 名利や世俗から離れた隠者の生活。 きんきかんしゅ 金亀換酒 名詞 このうえなく酒を愛することの形容。 きんきししゅ 琴棋詩酒 名詞 教養のある人のたしなみのこと。⇒琴棋書画 きんきじゃくやく 欣喜雀躍 名詞 大喜びすること。 きんきしょが 琴棋書画 名詞 教養のある人のたしなみのこと。 きんきゅうそち 緊急措置 名詞 急場の間に合わせにする仮の処置。⇒応急措置 きんきゅうぼうえい 緊急防衛 名詞 不当な暴行から身を守る権利。⇒正当防衛 きんきようやく 欣喜踊躍 名詞 大喜びすること。⇒欣喜雀躍 きんぎょくまんどう 金玉満堂 名詞 才能や学問が非常にすぐれていることのたとえ。 きんげんおんこう 謹厳温厚 名詞 きわめてつつしみ深く誠実で正直なこと。⇒謹厳実直 きんげんじっちょく 謹厳実直 名詞 きわめてつつしみ深く誠実で正直なこと。 きんげんじゅうこう 謹厳重厚 名詞 きわめてつつしみ深く誠実で正直なこと。⇒謹厳実直 きんけんしょうぶ 勤倹尚武 名詞 生活を質素にして、武芸に励むこと。 きんげんしんこう 謹言慎行 名詞 言葉や行いを慎重にすること。 きんけんりっこう 勤倹力行 名詞 仕事に励み、倹約し、努力して精一杯行うこと。 きんこうぼくぜつ 金口木舌 名詞 すぐれた言論で社会を指導する人のたとえ。 きんこくのしゅすう 金谷酒数 名詞 詩が作れない者に対して、罰として飲ませる酒のこと。 きんこんいちばん 緊褌一番 名詞 気持ちを引き締めて物事に取り組むこと。 きんこんふくしゃ 禽困覆車 名詞 弱者もせっぱつまると、とてつもない大きな力を出すということ。 きんしかがく 金枝花萼 名詞 天子の一族・子孫のこと。⇒金枝玉葉 きんしぎょくよう 金枝玉葉 名詞 天子の一族・子孫のこと。 きんしつそうわ 琴瑟相和 名詞 人と人、特に夫婦仲のむつまじいことのたとえ。 きんしつちょうわ 琴瑟調和 名詞 人と人、特に夫婦仲のむつまじいことのたとえ。⇒琴瑟相和 きんしつのわ 琴瑟之和 名詞 人と人、特に夫婦仲のむつまじいことのたとえ。⇒琴瑟相和 きんしつふちょう 琴瑟不調 名詞 人と人、特に夫婦の不仲のたとえ。⇔琴瑟相和 きんじゅういてき 禽獣夷狄 名詞 中国周辺の異民族をさげすんで称したもの。 きんしゅうしんかん 錦繡心肝 名詞 詩や文章の才能にすぐれていること。⇒錦心繡口 きんじゅうそうもく 禽獣草木 名詞 地に生きるすべてのもの。⇒草木禽獣 きんしゅうのはらわた 錦繡之腸 名詞 詩や文章の才能にすぐれていること。⇒錦心繡口 きんしゅうりょうら 錦繡綾羅 名詞 まばゆいほど美しく、華やかでぜいたくなさま。⇒豪華絢爛 きんしょうじざい 擒縦自在 名詞 自分の思いのままに人を処遇すること。 きんじょうてっぺき 金城鉄壁 名詞 非常に堅固で、つけこむすきがないこと。 きんじょうてんか 錦上添花 名詞 よいもの美しいものの上にさらによいもの美しいものを加えること。 きんじょうとうち 金城湯池 名詞 他から攻めこまれない堅固な備え。 きんじょがっぺき 近所合壁 名詞 近所の家のこと。 きんしんしゅうこう 錦心繡口 名詞 詩や文章の才能にすぐれていること。 きんしんしゅうちょう 錦心繡腸 名詞 詩や文章の才能にすぐれていること。⇒錦心繡口 きんせいぎょくしん 金声玉振 名詞 才知と人徳を調和よく備えていること。また、偉大な人物として大成すること。 きんそうのちょう 巾箱之寵 名詞 箱に入れて常にかたわらに置き、離すことができないもの。 きんでんぎょくろう 金殿玉楼 名詞 豪華できらびやかな建物のたとえ。 ぎんぱいうか 銀盃羽化 名詞 盗難にあうたとえ。 ぎんぷうろうげつ 吟風弄月 名詞 詩人が自然の景色を題材に即興詩を作ること。 きんゆうぎょっこん 金友玉昆 名詞 才能や学問にすぐれた兄弟のこと。⇒玉昆金友 きんらんのけい 金蘭之契 名詞 非常に強い友情で結ばれていること。⇒断金之交 くうくうじゃくじゃく 空空寂寂 名詞 無心なこと。また、無関心なこと。 くうくうばくばく 空空漠漠 名詞 果てしもなく広いさま。また、非常にぼんやりしたさま。 くうこくきょうぜん 空谷跫然 名詞 予期せぬ喜びのこと。また、非常に珍しいこと。⇒空谷跫音 くうこくのきょうおん 空谷跫音 名詞 予期せぬ喜びのこと。また、非常に珍しいこと。 くうこくのそくおん 空谷足音 名詞 予期せぬ喜びのこと。また、非常に珍しいこと。⇒空谷跫音 くうぜんぜつご 空前絶後 名詞 きわめて珍しいこと。 ぐうぞうすうはい 偶像崇拝 名詞 偶像を宗教的な対象としてあがめ尊ぶこと。 くうそくぜしき 空即是色 名詞 万物の本性は空だが、それがそのままこの世に実在する物の姿でもあるということ。 くうちゅうのろうかく 空中楼閣 名詞 根拠のないこと、現実性に欠けることのたとえ。 くうちゅうろうだい 空中楼台 名詞 根拠のないこと、現実性に欠けることのたとえ。⇒空中楼閣 くうりくうろん 空理空論 名詞 実情からかけ離れていて、実際には役に立たない考え。 くうりょうげつらく 空梁月落 名詞 友人を思う情が切なこと。⇒落月屋梁 くがくりっこう 苦学力行 名詞 苦労して学問をすること。 くがみらくづめ 苦髪楽爪 名詞 人の世の苦楽のようす。⇒苦爪楽髪 くくのこころ 区区之心 名詞 取るに足りないつまらない心。自分の心や考えをいう謙譲語。 ぐこういざん 愚公移山 名詞 根気よくひたすら努力をすれば最後には必ず成功するというたとえ。 くこうばしん 苦口婆心 名詞 口をにがくして教えさとすこと。 ぐさいぐそく 愚妻愚息 名詞 自分の妻と息子のことを謙遜していう語。⇒荊妻豚児 ぐしゃのいっとく 愚者一得 名詞 どんなに愚かな者でも、たまにはすぐれた考えをすることがあるということ。 くしんさんたん 苦心惨憺 名詞 あれこれと心をくだいて苦労を重ねること。 くづめらくがみ 苦爪楽髪 名詞 人の世の苦楽のようす。 くにくのさく 苦肉之策 名詞 苦しまぎれの手段や方法のこと。⇒苦肉之計 くにくのはかりごと 苦肉之計 名詞 苦しまぎれの手段や方法のこと。 くねんめんぺき 九年面壁 名詞 長年わきめもふらず勉学すること。⇒面壁九年 くはいしい 狗吠緇衣 名詞 いつも着ている服装を変えれば疑われるのは当然であるということ。 くばのこころ 狗馬之心 名詞 上位の者への忠誠心のこと。 くびぞくちょう 狗尾続貂 名詞 官爵を乱発するのをののしる語。また、劣った者がすぐれた者のあとを続けることのたとえ。 くぶくりん 九分九厘 名詞 ほとんど。⇒十中八九 ぐふとくく 求不得苦 名詞 求めているものが得られない苦しみ。 くぶんすうけん 区聞陬見 名詞 学問や見聞がせまく、かたよっていること。 くほんじょうど 九品浄土 名詞 仏教で、阿弥陀仏がいるという安楽の世界のこと。⇒極楽浄土 くほんのうてな 九品之台 名詞 往生した者が座るという極楽浄土にある蓮の葉の台。⇒九品蓮台 くほんれんだい 九品蓮台 名詞 往生した者が座るという極楽浄土にある蓮の葉の台。 ぐまいむち 愚昧無知 名詞 知恵がなく、物事の道理がわからないこと。⇒無知蒙昧 ぐもんぐとう 愚問愚答 名詞 実りのないつまらない問答のこと。的はずれのつまらない質問とばかげた回答のこと。 ぐもんけんとう 愚問賢答 名詞 実りのある興味深い問答のこと。的はずれのつまらない質問と賢明な回答のこと。⇔愚問愚答 くんおんかいがく 君恩海壑 名詞 君主の恩は海や谷のように深いこと。 ぐんぎふせん 群蟻附羶 名詞 人々が利益のあるところにむらがることを卑しんでいうたとえ。 ぐんぎふせん 群蟻付羶 名詞 人々が利益のあるところにむらがることを卑しんでいうたとえ。⇒群蟻附羶 ぐんぎまんぷく 群疑満腹 名詞 多くの疑問で心がいっぱいになること。 ぐんけいせつじく 群軽折軸 名詞 小さい力も数を集めれば大きな力となるたとえ。 ぐんけいのいっかく 群鶏一鶴 名詞 多くの凡人の中で、一人だけきわだってすぐれていること。⇒鶏群一鶴 くんこうせいそう 焄蒿凄愴 名詞 強い香りを放っていたましくすさまじいこと。香気を発してぞくぞくっと人の心を悲壮にさせること。鬼神(死後の霊魂)の形容。 くんしとくふう 君子徳風 名詞 人民は天子の徳によって教化され、自然とつき従うようになるということ。⇒草偃風従 くんしのきゅうし 君子九思 名詞 君子が熟考しなければならない九つのこと。 くんしのさんい 君子三畏 名詞 君子のおそれ慎むべき三つのこと。天命、有徳の大人、聖人の言をいう。 くんしのさんかい 君子三戒 名詞 君子が自戒すべき三つの戒め。少年期の女色、壮年期の争い・喧嘩、老年期の物欲のこと。 くんしのさんらく 君子三楽 名詞 君子の三つの楽しみ。父母が健在で兄弟に事故がないこと、心や行いが正しく人や天に恥じることがないこと、天下の英才を得てこれを教育すること。 くんしばんねん 君子万年 名詞 徳の高い人は長寿であるということ。 くんしひょうへん 君子豹変 名詞 君子は時の推移に応じて自己変革を遂げ、豹の毛が抜け変わるように鮮やかに面目を一新すること。転じて、節操なく考えや態度をすぐ変えること。 くんしふき 君子不器 名詞 すぐれた人(君子)はどんなことにも機に応じ対処できるものだの意。 くんしゅさんもん 葷酒山門 名詞 寺門の禁忌。臭いものや酒を飲んで山門に入ることを禁じた語。 くんしんどうし 君臣同志 名詞 身分の上下にかかわらず一致団結すること。⇒上下一心 くんそくのあく 君側之悪 名詞 君主の側近くにいる悪人。 くんそくのかん 君側之奸 名詞 君主の側近くにいる悪人。⇒君側之悪 ぐんゆうかっきょ 群雄割拠 名詞 多くの実力者が、互いに対立しあうこと。 ぐんりょうむしゅ 群竜無首 名詞 統べる者がいなく事がうまく運ばないこと。 げいいんばしょく 鯨飲馬食 名詞 一度にたくさん飲み食いすること。 けいえいいしゅう 閨英闈秀 名詞 婦人のこと。また、すぐれた女性のたとえ。 けいえいいちにょ 形影一如 名詞 仲のよい夫婦のたとえ。 けいえいかくしゅう 閨英閣秀 名詞 婦人のこと。また、すぐれた女性のたとえ。⇒閨英闈秀 けいえいかっこう 閨英閣香 名詞 婦人のこと。また、すぐれた女性のたとえ。⇒閨英闈秀 けいえいさんたん 経営惨憺 名詞 心をくだき悩ましてあれこれ考え計画すること。⇒惨澹経営 けいえいそうしん 形影相親 名詞 孤独で訪れる人もないさま。⇒形影相弔 けいえいそうずい 形影相随 名詞 仲のよい夫婦のたとえ。⇒形影一如 けいえいそうちょう 形影相弔 名詞 孤独で訪れる人もないさま。 けいえいそうどう 形影相同 名詞 心の善悪がその行為にあらわれるたとえ。 けいえいそうはん 形影相伴 名詞 仲のよい夫婦のたとえ。⇒形影一如 けいえいほふう 繫影捕風 名詞 雲をつかむようなとりとめなくあてにならないたとえ。⇒繫風捕影 けいがいどぼく 形骸土木 名詞 体を自然の土や石のようにする。人が飾らず自然のままでいることをいう。⇒土木形骸 けいがいのちき 傾蓋知己 名詞 ちょっと語り合っただけなのに古くからの友人のようにうちとけて親しくなるたとえ。 けいかんしじん 桂冠詩人 名詞 イギリス王室において詩人として最高の地位のものに与えた称号。 けいきのし 傾危之士 名詞 詭弁を弄して国を危うくするような策謀の人。また、安心できない危険な人物をいう。 けいきゅうはくしん 桂宮柏寝 名詞 桂の宮殿と柏の居室。美しい宮室のたとえ。 けいきゅうひば 軽裘肥馬 名詞 たいそう富貴なさま。また、富貴な人の外出のよそおい。⇒肥馬軽裘 けいきょくそうり 荊棘叢裏 名詞 乱臣、逆臣の家の形容。 けいきょくどうだ 荊棘銅駝 名詞 国の滅亡を嘆くことのたとえ。 けいぎょくのかん 桂玉之艱 名詞 よそから物価高の土地に来て、生活に苦労すること。 けいぎょくのち 桂玉之地 名詞 よそから物価高の土地に来て、生活に苦労すること。⇒桂玉之艱 けいきょもうどう 軽挙妄動 名詞 事の是非をわきまえず、軽はずみに行動すること。 けいぐんこかく 鶏群孤鶴 名詞 多くの凡人の中で、一人だけきわだってすぐれていること。⇒鶏群一鶴⇒鶏群一鶴 けいぐんのいっかく 鶏群一鶴 名詞 多くの凡人の中で、一人だけきわだってすぐれていること。⇒鶏群一鶴 けいけいおうり 醯鶏甕裡 名詞 見識が狭く世間知らずな人のたとえ。⇒甕裡醯鶏 けいこうぎゅうご 鶏口牛後 名詞 大きな組織に隷属するよりは小さくても人の上に立つ方がよいということ。 げいごうついしょう 迎合追従 名詞 人に気に入られようとしてへつらい、おもねること。⇒阿附迎合 けいこくけいせい 傾国傾城 名詞 その美貌のため人心をまどわし国や城を傾けるほどの絶世の美人。⇒傾城傾国 けいこくさいみん 経国済民 名詞 世の中を治め、人民を救うこと。⇒経世済民 けいこくのびじょ 傾国美女 名詞 絶世の美人のこと。 けいこくびじん 傾国美人 名詞 絶世の美人のこと。⇒傾国美女 けいこむしょう 刑故無小 名詞 故意に犯した罪はたとえ小さな罪でも刑罰を科すということ。 けいさいとんじ 荊妻豚児 名詞 自分の妻と息子のことを謙遜していう語。 けいさいふくん 荊釵布裙 名詞 粗末な服装のたとえ。 けいざんのぎょく 荊山之玉 名詞 優秀で賢い人のこと。 けいしぎゅうしょう 鶏尸牛従 名詞 大きな組織に隷属するよりは小さくても人の上に立つ方がよいということ。⇒鶏口牛後 けいしぎょくよう 瓊枝玉葉 名詞 天子の一門のこと。 けいしせんだん 瓊枝栴檀 名詞 有徳の人の形容。またすばらしい詩文のたとえ。 けいしゅされい 稽首作礼 名詞 頭と両手(両肘)、両足(両膝)を地面につけて行う拝礼。⇒五体投地 げいしょううい 霓裳羽衣 名詞 うすい絹などで作った、女性の美しくて軽やかな衣裳のこと。また、舞曲の名。 けいしょううんかく 卿相雲客 名詞 公卿と殿上人。身分の高い人。 けいせいけいこく 傾城傾国 名詞 その美貌のため人心をまどわし国や城を傾けるほどの絶世の美人。 けいせいさいみん 経世済民 名詞 世の中を治め、人民を救うこと。 けいせいほうおう 景星鳳凰 名詞 聖人や賢人の世にあらわれる瑞兆。 けいせつのこう 蛍雪之功 名詞 苦労して勉学に励むこと。 けいそうせつあん 蛍窓雪案 名詞 苦労して勉学に励むこと。⇒蛍雪之功 けいそうのせつ 勁草之節 名詞 節操や意志が固いこと。 けいそくえんぎょう 傾側偃仰 名詞 よきにつけ悪しきにつけ浮き世まかせの暮らしにいう。 けいそつたんりょ 軽率短盧 名詞 考えが軽薄でうわついていること。⇒軽佻浮薄 けいだくかしん 軽諾寡信 名詞 簡単にうけあう者は信用できないということ。 けいたんえいせき 形単影隻 名詞 独り身で孤独なこと。 けいちょうねいこう 軽佻佞巧 名詞 考えが軽薄でうわついていること。⇒軽佻浮薄 けいちょうふか 軽佻浮華 名詞 考えが軽薄でうわついていること。⇒軽佻浮薄 けいちょうふはく 軽佻浮薄 名詞 考えが軽薄でうわついていること。 けいちょうふはく 軽窕浮薄 名詞 考えが軽薄でうわついていること。⇒軽佻浮薄 けいていげきしょう 兄弟鬩牆 名詞 兄弟の仲が悪く、争い合うこと。⇒煮豆燃萁 けいてんあいじん 敬天愛人 名詞 天をおそれ敬い、人を愛すること。 けいてんあいみん 敬天愛民 名詞 天をおそれ敬い、人を愛すること。⇒敬天愛人 けいでんらんきゅう 桂殿蘭宮 名詞 非常に美しい宮殿。 けいはくたんしょう 軽薄短小 名詞 うすっぺらで中身のないさま。 けいはつげきれい 啓発激励 名詞 大声で励まして、奮いたたせること。⇒叱咤激励 けいひかくはつ 鶏皮鶴髪 名詞 年老いて衰えたさま。 けいふうほえい 繫風捕影 名詞 雲をつかむようなとりとめなくあてにならないたとえ。 けいふうほけい 係風捕景 名詞 雲をつかむようなとりとめなくあてにならないたとえ。⇒繫風捕影 けいぶんいぶ 経文緯武 名詞 文武の両道を兼ね備えていること。 けいべんほきゅう 刑鞭蒲朽 名詞 世の中が平和なたとえ。 けいみょうしゃだつ 軽妙洒脱 名詞 洗練され気がきいており、俗っぽくなく爽やかなこと。 けいめいくとう 鶏鳴狗盗 名詞 つまらないことしかできない人のたとえ。また、つまらないことでも何かの役に立つことがあるというたとえ。 けいめいさんどう 形名参同 名詞 口で言うことと実際の行動を一致させること。 けいめいさんどう 刑名参同 名詞 口で言うことと実際の行動を一致させること。⇒形名参同 けいめいしんごう 形名審合 名詞 口で言うことと実際の行動を一致させること。⇒形名参同 けいめいのたすけ 鶏鳴之助 名詞 内助の功のたとえ。 けいようここう 形容枯槁 名詞 容貌がやせ衰えて生気がないさま。 けいようここう 形容枯稾 名詞 容貌がやせ衰えて生気がないさま。⇒形容枯槁 けいりょせんぼう 軽盧浅謀 名詞 あさはかな考えや計画。 けいりんのいっし 桂林一枝 名詞 容易に得がたい人物または出来事。また、高潔で世俗を超越した人柄。 げきじょうこふく 撃壌鼓腹 名詞 理想的な政治がゆきとどいて、人々が平和な生活をすること。⇒鼓腹撃壌 げきじょうのうた 撃壌之歌 名詞 中国古代、帝尭の時代に、天下の泰平無事を謳歌した人民の歌のこと。 げきだくようせい 激濁揚清 名詞 清潔なもの善なるものを押し上げ、汚濁のもの悪しきものを除去するたとえ。 けしんめっち 灰身滅智 名詞 身も心(智)も無にして悟りに達する境地をいう。 げだいがくもん 外題学問 名詞 うわべだけの学問。 けちえんかんじょう 結縁灌頂 名詞 仏道に縁を結ばせるために行う灌頂の儀式。 けちえんはっこう 結縁八講 名詞 仏縁を結ぶために僧を迎えて行う法華八講。⇒結縁灌頂 けちみゃくそうじょう 血脈相承 名詞 仏の教えが師から弟子へと連綿と受け継ぎ伝えられるということ。 けっかくけいしゅ 厥角稽首 名詞 相手に対して最敬礼すること。 げっかすいこう 月下推敲 名詞 詩文の字句・表現をあれこれ工夫をこらし、完成をめざすこと。 げっかひょうじん 月下氷人 名詞 仲人。媒酌人。 けっかふざ 結跏趺坐 名詞 仏教の座法の一つ。 げっかろうじん 月下老人 名詞 仲人。媒酌人。⇒月下氷人 けっきのゆう 血気之勇 名詞 考えることもなく、血気にはやるだけの勇気。⇒匹夫之勇 けっきへんげん 譎詭変幻 名詞 さまざまに奇異なようすにかわること。 げっけいうんかく 月卿雲客 名詞 公卿と殿上人。身分の高い人。⇒卿相雲客 げっしつうしん 齧指痛心 名詞 母と子の気持ちが通じあうこと。⇒噬指棄薪 げっしてきく 刖趾適屨 名詞 本末を転倒して無理にものごとを行うこと。目先のことに目を奪われて根本を考えないこと。 げっしてきり 刖趾適履 名詞 本末を転倒して無理にものごとを行うこと。目先のことに目を奪われて根本を考えないこと。⇒刖趾適屨 けつじょうのまつりごと 結縄之政 名詞 古代の政治のこと。 げっそくてきり 刖足適履 名詞 本末を転倒して無理にものごとを行うこと。目先のことに目を奪われて根本を考えないこと。⇒刖趾適屨 げっちゅうのせんじょ 月中蟾蜍 名詞 月にすむというひきがえる。 けつみゃくかんつう 血脈貫通 名詞 一編の文章が終始一貫していることのたとえ。 けんあいこうり 兼愛交利 名詞 区別なく広く愛し互いに利しあう。 けんあいむし 兼愛無私 名詞 区別なく広く人を愛すること。 けんあくどうい 堅白同異 名詞 こじつけ、詭弁のたとえ。 げんいこうなん 言易行難 名詞 口で言うのはたやすいが、言ったことを実行するのはなかなかむずかしいということ。 けんいとんそく 牽衣頓足 名詞 つらい別れを惜しむようす。 けんかいここう 狷介孤高 名詞 固く自分の意志を守って、他人と和合しないこと。 けんかいこどく 狷介孤独 名詞 固く自分の意志を守って、他人と和合しないこと。⇒狷介孤高 けんかいころう 狷介固陋 名詞 固く志を守って世俗を受け容れないこと。 けんがいさっしゅ 懸崖撒手 名詞 勇気を奮い起こし思い切って事を行うたとえ。 けんかいふき 狷介不羈 名詞 自分の意志を守り通し、何者にも束縛されないこと。 けんかいふくつ 狷介不屈 名詞 固く自分の意志を守って、他人と和合しないこと。⇒狷介孤高 けんがいろくば 懸崖勒馬 名詞 切り立った崖で馬を押さえ間一髪で落ちるのを防ぐように、情欲におぼれて危険になったときに忽然と後悔し悟ること。 げんかしょうきゃく 減価償却 名詞 年数の経過で価値の減少する固定資産の減損額を、各会計年度に割りあてて回収する会計上の手続き。 けんがそうさく 犬牙相錯 名詞 国境が入りくんでいて、たがいに牽制しあうこと。⇒犬牙相制 けんがそうせい 犬牙相制 名詞 国境が入りくんでいて、たがいに牽制しあうこと。 けんがのべん 懸河之弁 名詞 まったくよどみのない弁舌のこと。 げんかんこうたつ 阮簡曠達 名詞 人柄が大らかなたとえ。 げんきはつらつ 元気溌溂 名詞 いきいきとして気力、活気にあふれているさま。⇒生気溌溂 けんきょうふかい 牽強附会 名詞 道理に合わなくても、自分の都合のよいようにこじつけること。 けんきょうふかい 牽強付会 名詞 道理に合わなくても、自分の都合のよいようにこじつけること。⇒牽強附会 けんきょうふごう 牽強附合 名詞 道理に合わなくても、自分の都合のよいようにこじつけること。⇒牽強附会 けんくたくぜつ 堅苦卓絶 名詞 意志を固く持ち、どんな困難にも耐え心を動かさないこと。⇒堅忍不抜 げんけいはくぞく 元軽白俗 名詞 唐の詩風は軽薄卑俗だということ。 けんげきしんしん 剣戟森森 名詞 気性が激しくきびしいことのたとえ。 けんけんごうごう 喧喧囂囂 名詞 多くの人がやかましく騒ぐさま。 けんけんしせい 見賢思斉 名詞 賢人に接したときは見習って自分もそのような人になりたいと思うこと。 けんけんひきゅう 蹇蹇匪躬 名詞 自分のことは二の次にして、主人や人に尽くすこと。 けんけんふくよう 拳拳服膺 名詞 常に心に銘記して、決して忘れないこと。 げんこういっち 言行一致 名詞 口で言うことと実際に行うことが一致していること。 げんこうそうはん 言行相反 名詞 口で言うことと実際に行うことが矛盾していること。⇒言行齟齬 げんこうそご 言行齟齬 名詞 口で言うことと実際に行うことが矛盾していること。 けんこうりじん 堅甲利刃 名詞 堅固な鎧と鋭利な兵器。⇒堅甲利兵 げんこうりてい 元亨利貞 名詞 易で、天のもつ四つの徳。 けんこうりへい 堅甲利兵 名詞 堅固な鎧と鋭利な兵器。 けんごふばつ 堅固不抜 名詞 かたくてじょうぶなこと。じょうぶで動じたり破られたりしないこと。⇒堅牢堅固 けんこんいってき 乾坤一擲 名詞 運命をかけて、一か八かの大勝負をすること。 けんさいこるい 堅塞固塁 名詞 非常に堅固なとりで。 げんさいようきょう 厳塞要徼 名詞 非常に堅固なとりで。 けんしえんしつ 妍姿艶質 名詞 美しくあでやかな姿や肉体のこと。 げんしゃふち 言者不知 名詞 物事をほんとうに知っているものは言わないものだ。⇒知者不言 げんしゅうげんえき 減収減益 名詞 収入が減って利益が減ること。 げんじょういじ 現状維持 名詞 現在の状態がそのままで変化しないこと。 げんしょうこうい 玄裳緇衣 名詞 鶴の別称。 けんしょうごどう 見性悟道 名詞 おのれに本来備わる仏心を見極め、悟りの境地に達すること。⇒見性成仏 げんしょうじじゃく 言笑自若 名詞 どのようなことがあっても平然としていることのたとえ。 けんしょうじょうぶつ 見性成仏 名詞 おのれに本来備わる仏心を見極め、悟りの境地に達すること。 げんじょうとうけつ 現状凍結 名詞 現在の状態がそのままで変化しないこと。⇒現状維持 げんじょうほじ 現状保持 名詞 現在の状態がそのままで変化しないこと。⇒現状維持 げんせいちゅうりつ 厳正中立 名詞 紛争の際、どちらにも味方しないで、固くかたよらない立場を守ること。 げんせきせいがん 阮籍青眼 名詞 阮籍の青い眼。心から人を歓迎すること。 けんせきはくば 堅石白馬 名詞 こじつけ、詭弁のたとえ。⇒堅白同異 けんたんこんげい 乾端坤倪 名詞 天地の果てのこと。 けんとうしこ 懸頭刺股 名詞 苦学のたとえ。 けんとうすいこ 懸頭錐股 名詞 苦学のたとえ。⇒懸頭刺股 けんどちょうらい 捲土重来 名詞 一度失敗した者が、再び勢いを盛り返して巻き返しをすること。 けんどちょうらい 巻土重来 名詞 一度失敗した者が、再び勢いを盛り返して巻き返しをすること。⇒捲土重来 けんとのあらそい 犬兎之争 名詞 両者が争っているすきに、第三者が労せず利益を横取りすること。⇒漁夫之利 けんにんかけつ 堅忍果決 名詞 我慢強く堪え忍び、いったん決めると果敢に断行すること。 けんにんじきゅう 堅忍持久 名詞 意志を固く持ち、どんな困難にも耐え心を動かさないこと。⇒堅忍不抜 けんにんしっちょく 堅忍質直 名詞 我慢強くてまっすぐな気性をしていること。 けんにんふばつ 堅忍不抜 名詞 意志を固く持ち、どんな困難にも耐え心を動かさないこと。 けんばいろめい 犬吠驢鳴 名詞 拙劣でつまらない文章や聞くに値しない話のたとえ。⇒驢鳴犬吠 けんぱくいどう 堅白異同 名詞 こじつけ、詭弁のたとえ。⇒堅白同異 けんばつどちょう 剣抜弩張 名詞 情勢が緊迫して今にも戦いがはじまりそうなたとえ。また、書道で筆力がはげしくて気迫がこもっているたとえ。 けんばのこころ 犬馬之心 名詞 上位の者への忠誠心のこと。⇒狗馬之心 けんばのとし 犬馬之年 名詞 自分の年齢の謙称。⇒犬馬之歯 けんばのよわい 犬馬之歯 名詞 自分の年齢の謙称。 けんばのよわい 犬馬之齢 名詞 自分の年齢の謙称。⇒犬馬之歯 けんばのろう 犬馬之労 名詞 主人や他人のために力を尽くすこと。 げんぶんいっち 言文一致 名詞 話し言葉と書き言葉を一致させて文章を書くこと。 けんぼうじゅっさく 権謀術策 名詞 人をあざむくための策略。⇒権謀術数 けんぼうじゅっすう 権謀術数 名詞 人をあざむくための策略。 げんぽせきぎょく 玄圃積玉 名詞 玄圃にあるという多くの珠玉。美しい文章のたとえ。 けんまこくげき 肩摩轂撃 名詞 人や車の往来が多く、混雑しているさま。都会の雑踏。 けんめいぐまい 賢明愚昧 名詞 かしこいことと、愚かで道理にくらいこと。 けんらんかれい 絢爛華麗 名詞 まばゆいほど美しく、華やかでぜいたくなさま。⇒豪華絢爛 けんらんごうか 絢爛豪華 名詞 まばゆいほど美しく、華やかでぜいたくなさま。⇒豪華絢爛 けんりょうしこ 懸梁刺股 名詞 苦学のたとえ。⇒懸頭刺股 けんりょうすいこ 懸梁錐股 名詞 苦学のたとえ。⇒懸頭刺股 けんりょうほうせい 賢良方正 名詞 かしこくて行いが正しいこと。 げんりんかくえん 彦倫鶴怨 名詞 彦倫がいなくなって鍾山の鶴も悲しみ怨む意。 けんれんかいかく 牽攣乖隔 名詞 心は互いに引かれ合いながら遠く隔たっていること。 けんろうけんご 堅牢堅固 名詞 かたくてじょうぶなこと。じょうぶで動じたり破られたりしないこと。 けんろのぎ 黔驢之技 名詞 自分の腕が悪いのを自覚せず恥をかくこと。また、とるにたりない腕前にもいう。 けんわんちょくひつ 懸腕直筆 名詞 書法の一つ。筆を垂直に持ち、腕をあげ、ひじを脇から離して字を書くこと。 けんわんちんわん 懸腕枕腕 名詞 腕を宙に浮かせて肘を下につけないで書く書法と、左手の掌を伏せて紙の上に置きそれを右手の枕のようにして構える書法。 こいちはんさん 挙一反三 名詞 一つのことを挙げ示せば三つのことを知り悟る意。理解のはやいことをいう。⇒挙一明三 こいちみょうさん 挙一明三 名詞 一つのことを挙げ示せば三つのことを知り悟る意。理解のはやいことをいう。 こういききん 縞衣綦巾 名詞 白い衣服とよもぎ色のスカーフ。中国、周代の身分の低い女性の質素な服装。転じて、自分の妻の謙称。 こういふんじん 香囲粉陣 名詞 多くの美人にとりかこまれるたとえ。 こういりんしょく 黄衣廩食 名詞 黄衣を身につけ俸禄を受ける者。宦官をいう。 こういんじょぜん 光陰如箭 名詞 月日がたつのが速いことのたとえ。 こういんりゅうすい 光陰流水 名詞 月日がたつのが速いことのたとえ。⇒光陰如箭 こううんりゅうすい 行雲流水 名詞 物事に執着せず、自然のなりゆきに任せて行動すること。 こうえんばんじょう 光焔万丈 名詞 詩文や議論などが、雄大で勢いがありすぐれているたとえ。 こうえんばんじょう 光炎万丈 名詞 詩文や議論などが、雄大で勢いがありすぐれているたとえ。⇒光焔万丈 こうえんばんじょう 光燄万丈 名詞 詩文や議論などが、雄大で勢いがありすぐれているたとえ。⇒光焔万丈 こうかいぜいせい 後悔噬臍 名詞 あとになって悔やんでもどうしようもない。 こうがいひか 慷慨悲歌 名詞 道理に反することや社会の不正・乱れをいきどおって嘆くこと。⇒悲歌慷慨 こうがいひふん 慷慨悲憤 名詞 激しく憤りなげくこと。⇒慷慨憤激 こうがいふんげき 慷慨憤激 名詞 激しく憤りなげくこと。 こうがいやくわん 慷慨搤腕 名詞 激しく憤りなげくこと。⇒慷慨憤激 こうかくひまつ 口角飛沫 名詞 激しく議論するさま。 ごうかけんらん 豪華絢爛 名詞 まばゆいほど美しく、華やかでぜいたくなさま。 こうかこめい 篝火狐鳴 名詞 かがり火と狐の鳴き声。衆を惑わすことをいう。 こうかじせん 膏火自煎 名詞 才があることでかえってわざわいに遭うこのたとえ。 こうがだいとう 高牙大纛 名詞 将軍の陣営のしるし。また、高官のしるし。 こうかてきめん 効果覿面 名詞 ききめや報いがただちに現れること。 こうかばんげん 広廈万間 名詞 広く大きな家。転じて、貧しい人を庇護すること。 こうかほうぎん 高歌放吟 名詞 あたりかまわず大声で歌い吟ずること。 こうがんあいめい 鴻雁哀鳴 名詞 かりが悲しげに鳴く。離散してさすらう民が窮状を訴えるたとえ。 こうがんあいめい 鴻鴈哀鳴 名詞 かりが悲しげに鳴く。離散してさすらう民が窮状を訴えるたとえ。⇒鴻雁哀鳴 こうがんかれん 紅顔可憐 名詞 時の推移の無常なこと。 ごうかんちゅうびゅう 合歓綢繆 名詞 男女が深く愛しあうこと。 こうがんはくめい 紅顔薄命 名詞 美人はとかく命が短い。美人はとかく薄幸である。⇒佳人薄命 ごうがんふくつ 傲岸不屈 名詞 思いあがって、人に従おうとしないさま。⇒傲岸不遜 ごうがんふそん 傲岸不遜 名詞 思いあがって、人に従おうとしないさま。 ごうがんぶれい 傲岸無礼 名詞 思いあがって、人に従おうとしないさま。⇒傲岸不遜 こうがんむち 厚顔無恥 名詞 あつかましくて、恥知らずなさま。 こうきいっき 功虧一簣 名詞 長い間の努力も最後のほんのちょっとの手違いから失敗に終わってしまうことのたとえ。⇔一簣之功 ごうきかかん 剛毅果敢 名詞 意志が強くて決断力があること。⇒剛毅果断 ごうきかだん 剛毅果断 名詞 意志が強くて決断力があること。 こうきげんせい 綱紀厳正 名詞 国家や社会の規律・秩序が厳格に守られること。⇔綱紀廃弛 こうきさんぜん 光輝燦然 名詞 ひときわ鮮やかに光り輝くこと。 こうきさんぜん 光暉燦然 名詞 ひときわ鮮やかに光り輝くこと。⇒光輝燦然 こうきさんぜん 光煕燦然 名詞 ひときわ鮮やかに光り輝くこと。⇒光輝燦然 こうきしゅくせい 綱紀粛正 名詞 乱れた規律を正すこと。 こうぎせっせい 巧偽拙誠 名詞 巧みに偽ることと、拙くともまごころがあること。 ごうきちょくりょう 剛毅直諒 名詞 意志が強く正直で誠実なこと。 こうきとうらい 好機到来 名詞 ちょうどよい機会がくること。 こうきはいし 綱紀廃弛 名詞 国家や社会の規律・秩序が乱れゆるむこと。 こうきふくいく 香気馥郁 名詞 よい香りがあたり一面にただようこと。⇒香気芬芬 こうきふんぷん 香気芬芬 名詞 よい香りがあたり一面にただようこと。 ごうきぼくとつ 剛毅木訥 名詞 意志が強くて、飾りけがないこと。 ごうきぼくとつ 剛毅朴訥 名詞 意志が強くて、飾りけがないこと。⇒剛毅木訥 ごうきぼくとつ 剛毅木吶 名詞 意志が強くて、飾りけがないこと。⇒剛毅木訥 ごうきゆうかん 剛毅勇敢 名詞 意志が強くて決断力があること。⇒剛毅果断 こうきょもうそ 綱挙網疏 名詞 大綱を挙げて細目をあらくする。おおもとをつかむことに意を用いて末節にはこだわらないこと。 こうきんかつぎょく 敲金戛玉 名詞 詩文の美しい響きやリズムのたとえ。⇒敲金撃石 こうきんげきせき 敲金撃石 名詞 詩文の美しい響きやリズムのたとえ。 こうけいたいふ 公卿大夫 名詞 政界の最高幹部のこと。⇒槐門棘路 こうげさいしん 高下在心 名詞 事が成るか否かは心がけ次第で決まること こうげそうけい 高下相傾 名詞 高いところと低いところが相対的な関係で存在すること。⇒有無相生 こうげつせんり 皓月千里 名詞 明るく輝く月が、遠くまで照りわたるさま。 こうげつせんり 皎月千里 名詞 明るく輝く月が、遠くまで照りわたるさま。⇒皓月千里 こうけんしきし 黄絹色糸 名詞 二人の判断がまったく一致していること。また、解釈や判読がすばらしく正確なこと。⇒黄絹幼婦 ごうけんしつじつ 剛健質実 名詞 飾りけがなくまじめで、心身ともに強くたくましいこと。⇒質実剛健 こうけんちょうか 高軒寵過 名詞 貴人の来訪をいう。 こうけんようふ 黄絹幼婦 名詞 二人の判断がまったく一致していること。また、解釈や判読がすばらしく正確なこと。 こうげんらんとく 巧言乱徳 名詞 うまくとりつくろった言葉は人を惑わしついには徳をも乱すということ。 こうげんれいしょく 巧言令色 名詞 愛想のよいことをいったり、顔色をつくろって、人に媚びへつらうこと。 こうこうこうかく 槁項黄馘 名詞 貧乏などでやつれきった顔のたとえ。 こうこうこうかく 槀項黄馘 名詞 貧乏などでやつれきった顔のたとえ。⇒槁項黄馘 こうこうこつこつ 恍恍惚惚 名詞 何かに心を奪われて、うっとりすること。 こうこうのしつ 膏盲之疾 名詞 不治の難病のこと。 こうこうのやまい 膏盲之病 名詞 不治の難病のこと。⇒膏盲之疾 こうこうはくが 紅口白牙 名詞 美人のこと。⇒紅粉青蛾 こうこくのこころざし 鴻鵠之志 名詞 遠大なこころざしのこと。 こうこのうれい 後顧之憂 名詞 あとに残る気がかり。 こうこのうれい 後顧之患 名詞 あとに残る気がかり。⇒後顧之憂 こうざいいっそく 高材逸足 名詞 すぐれた才能と手腕があること。⇒高材疾足 こうざいしっそく 高材疾足 名詞 すぐれた才能と手腕があること。 こうざいしっそく 高才疾足 名詞 すぐれた才能と手腕があること。⇒高材疾足 こうさいだつもく 光彩奪目 名詞 目をみはるばかりに色どりが鮮やかで美しいこと。 こうさいらくか 幸災楽禍 名詞 他人の不幸を見てよろこぶこと。 こうさいりくり 光彩陸離 名詞 美しい光が、まばゆいばかりに輝くさま。 こうさいりくり 光采陸離 名詞 美しい光が、まばゆいばかりに輝くさま。⇒光彩陸離 こうさせっせい 巧詐拙誠 名詞 巧みに偽ることと、拙くともまごころがあること。⇒巧偽拙誠 こうざんけいこう 高山景行 名詞 徳が高く行いがりっぱなことのたとえ。 こうざんりゅうすい 高山流水 名詞 すぐれて巧みな音楽のこと。また、妙なる演奏のこと。 こうしおうそん 公子王孫 名詞 富裕な家に生まれた者のたとえ。⇒膏粱子弟 こうじこうせつ 口耳講説 名詞 聞いたことをよく消化しないで、すぐにそのまま人に話すこと。 こうしこんどう 公私混同 名詞 公的なことと私的なことをけじめをつけずに扱うこと。 こうしそうにく 行尸走肉 名詞 才能も学問もなく、なんの存在価値もない人のこと。 こうじたそ 好事多阻 名詞 よいことには往々にして邪魔が入りやすいたとえ。⇒好事多魔 こうじたま 好事多魔 名詞 よいことには往々にして邪魔が入りやすいたとえ。 こうじたま 好事多磨 名詞 よいことには往々にして邪魔が入りやすいたとえ。⇒好事多魔 こうじつじきゅう 曠日持久 名詞 むだに長期間の日を過ごすこと。⇒曠日弥久 こうしつのまじわり 膠漆之交 名詞 友情が深く堅いこと。⇒雷陳膠漆 こうしつのやく 膠漆之約 名詞 友情が深く堅いこと。⇒雷陳膠漆 こうじつびきゅう 曠日弥久 名詞 むだに長期間の日を過ごすこと。 こうじのがく 口耳之学 名詞 聞きかじりの学問。⇒口耳四寸 こうじまつがく 口耳末学 名詞 聞きかじりの学問。⇒口耳四寸 こうしゃしば 高車駟馬 名詞 高位高官にある人の乗り物。転じて、高貴な人。 こうしゅひにく 厚酒肥肉 名詞 肥えてうまい肉とうまい酒。贅沢な酒食。⇒肥肉厚酒 こうしょうがいはく 考証該博 名詞 広く資料を引用し、根拠をあげて事を論ずること。⇒博引旁証 こうじょうきく 鉤縄規矩 名詞 曲線・直線・円形・直角を書いたり、はかり定めたりする道具。転じて、物事の法則や基準。 こうしょうきょくく 鉤章棘句 名詞 非常に読みにくく難しい文章のこと。奇怪で難解な文章。 こうしょうきょくく 鈎章棘句 名詞 非常に読みにくく難しい文章のこと。奇怪で難解な文章。⇒鉤章棘句 こうしょうげんきつ 黄裳元吉 名詞 中正柔順な臣は主家の大黒柱であるということ。 こうじょうのきえん 向上機縁 名詞 昇天の機会のこと。 こうじょうやせん 攻城野戦 名詞 城を攻め野原で戦うこと。 こうしょとうあん 苟且偸安 名詞 物事をなおざりにして一時の安楽をむさぼること。 こうじょりょうぞく 公序良俗 名詞 公共の秩序と善良な風俗・習慣のこと。 こうじよんすん 口耳四寸 名詞 聞きかじりの学問。 こうしらんしょう 嚆矢濫觴 名詞 物事のはじまり、おこり。 こうしんとうかく 鉤心闘角 名詞 建物が高く並びたち、びっしりと密集している形容。 こうじんばんじょう 黄塵万丈 名詞 黄色い土けむりが空高くもうもうと舞い上がること。 こうせいかい 後生可畏 名詞 年少者は、大きな可能性を秘め、将来どんな力量をあらわすかわからないのでおそれ敬うべきである。 こうせいのかん 曠世之感 名詞 世に類例がないような感じのこと。 こうせいのさい 曠世之才 名詞 この世に比類のないすぐれた才能。 こうせいのど 曠世之度 名詞 この世に比類のないすぐれた才能。⇒曠世之才 こうせいびょうどう 公正平等 名詞 一方にかたよることなく平等で、個人的な感情や利害に左右されないこと。⇒公平無私 こうせいふき 曠世不羈 名詞 長く手なずけることができないこと。 こうせいぼだい 後世菩提 名詞 来世に極楽往生して悟りをひらくこと。⇒後生菩提 こうせいめいすい 功成名遂 名詞 りっぱな業績をあげて、世間から高い評価を受けること。 こうせきせきろ 荒瘠斥鹵 名詞 土地が荒れやせていること。 こうせきぼくとつ 孔席墨突 名詞 物事に忙しく奔走して休む暇のないたとえ。 こうせきゆうめい 考績幽明 名詞 成績を調べて賢明な者を進め、暗愚な者を退けること。 こうぜしんひ 口是心非 名詞 言葉と気持ちが一致していないこと。口では賛成していても、心の中では反対していること。⇒言行齟齬 こうぜんくうご 曠前空後 名詞 きわめて珍しいこと。⇒空前絶後 こうぜんぜつご 曠前絶後 名詞 きわめて珍しいこと。⇒空前絶後 こうぜんたいご 恍然大悟 名詞 思い定まらないでいるときに、一瞬のひらめきから悟りを得ること。 こうぜんのき 浩然之気 名詞 何ものにもとらわれないのびのびとした心持ち。 こうだいむへん 宏大無辺 名詞 限りなく広くて大きいこと。 こうだいむへん 広大無辺 名詞 限りなく広くて大きいこと。⇒宏大無辺 こうだいむへん 洪大無辺 名詞 限りなく広くて大きいこと。⇒宏大無辺 こうだんかっぽ 高談闊歩 名詞 自由に議論して大股に歩くこと。気ままなさま。 こうだんほうろん 高談放論 名詞 声高に談論すること。とうとうと議論すること。⇒高談雄弁 こうたんむけい 荒誕無稽 名詞 言説に根拠がなく、現実性に欠けること。でたらめ。⇒荒唐無稽 こうだんゆうべん 高談雄弁 名詞 声高に談論すること。とうとうと議論すること。 こうちせっそく 巧遅拙速 名詞 じょうずで遅いより、へたでも速いほうがよいの意。 こうちゅうないじゅん 黄中内潤 名詞 才能や徳を表に出さず、内に秘めていること。 こうちゅうのしおう 口中雌黄 名詞 一度口にしたことをすぐ取り消し訂正するたとえ。転じてでまかせをいうこと。 こうていちゅうしん 孝悌忠信 名詞 真心をつくして、目上の人によく仕えること。 こうていちゅうしん 孝弟忠信 名詞 真心をつくして、目上の人によく仕えること。⇒孝悌忠信 こうてんとだ 向天吐唾 名詞 人に害を加えようとして、逆に自分がその害を受けることになること。 こうどうきちにち 黄道吉日 名詞 日がらのよい日。吉日。 こうとうせつじ 交頭接耳 名詞 ひそひそ話のこと。 こうとうふけい 荒唐不稽 名詞 言説に根拠がなく、現実性に欠けること。でたらめ。⇒荒唐無稽 こうとうむけい 荒唐無稽 名詞 言説に根拠がなく、現実性に欠けること。でたらめ。 こうとうりょくしゅ 紅灯緑酒 名詞 歓楽と飽食のたとえ。また、繁華街・歓楽街のようす。 こうとうりょくりゅう 紅桃緑柳 名詞 紅の桃の花と緑あざやかな柳におおわれた春景色の美しさのこと。⇒桃紅柳緑 こうとうれんめん 皇統連綿 名詞 天皇の血筋が絶えることなく続いていること。 こうとうれんめん 皇統連緜 名詞 天皇の血筋が絶えることなく続いていること。⇒皇統連綿 こうとくけんりゅう 功徳兼隆 名詞 成しとげた事績と備わっている人徳とがきわめて盛んなこと。 こうとさんくつ 狡兎三窟 名詞 身を守るのに用心深いこと。また、困難をさけるのにたくみであること。 こうとさんけつ 狡兎三穴 名詞 身を守るのに用心深いこと。また、困難をさけるのにたくみであること。⇒狡兎三窟 こうとそうく 狡兎走狗 名詞 利用価値のある間は用いられるが、無用になると捨てられること。⇒兎死狗烹 こうとつぼくせき 孔突墨席 名詞 物事に忙しく奔走して休む暇のないたとえ。⇒孔席墨突 こうとりょうく 狡兎良狗 名詞 かつて重用された者も状況が変わり用がなくなれば見捨てられることのたとえ。 こうはいそうぼう 項背相望 名詞 人の往来がはげしいことの形容。 こうはがてつ 侯覇臥轍 名詞 立派な人の留任を希望して引き留めること。 こうはつすいちょう 黄髪垂髪 名詞 老人と子供のこと。 こうはつはは 黄髪番番 名詞 白髪が黄色味をおびるようになった老人。 こうはんきゅうちゅう 洪範九疇 名詞 模範となる大切な政治道徳のこと。 こうびぜいみ 香美脆味 名詞 豪華でぜいたくなすばらしい食事のこと。 こうひょうきゅうか 敲氷求火 名詞 方法を誤ったり見当違いのことをしても目的は達せられないたとえ。 こうひょうさくさく 好評嘖嘖 名詞 評判がよく、人々からほめそやされるさま。 こうふうせいげつ 光風霽月 名詞 心が清らかでわだかまりがなく、爽快であること。 こうぶんしゃくじ 咬文嚼字 名詞 文字使いなど表面的な技巧にばかりこだわり文章の内容や意味をおろそかにすること。また、ぐずぐず言う。いろいろ言う。 こうふんせいが 紅粉青蛾 名詞 美人のこと。 こうへいむし 公平無私 名詞 一方にかたよることなく平等で、個人的な感情や利害に左右されないこと。 こうぼういっせん 光芒一閃 名詞 事態が急激に瞬間的に変化すること。 こうぼうぜんだん 好謀善断 名詞 よくよく考えて、物事を巧みに処理すること。⇒多謀善断 こうぼうはくい 黄茅白葦 名詞 黄色のちがやと白のあし。やせた土地の形容。 こうぼうばんじょう 光芒万丈 名詞 詩文や議論などが、雄大で勢いがありすぐれているたとえ。⇒光焔万丈 こうほうひょうばく 高鳳漂麦 名詞 学問に熱心なたとえ。 ごうほうらいらく 豪放磊落 名詞 気持ちが大らかで、小さなことにこだわらないこと。 こうぼくしかい 稿木死灰 名詞 衰えて生気がないさま。また、意欲に乏しいさま。無為自然の境地にあること。 ごうまつのり 毫末之利 名詞 ほんのわずかな利益のこと。 ごうまんふそん 傲慢不遜 名詞 思いあがって、人に従おうとしないさま。⇒傲岸不遜 こうむしそく 黄霧四塞 名詞 黄色のきりが四方に満ち満ちる。天下の乱れる兆し。 こうめいがりょう 孔明臥竜 名詞 まだ世に知られていないすぐれた人物のこと。 こうめいせいだい 公明正大 名詞 公正で私心がなく、やましいところがないこと。 こうもうさんがく 鴻毛山岳 名詞 へだたりの甚だしいことのたとえ。⇒泰山鴻毛 ごうもうふか 毫毛斧柯 名詞 わざわいは小さいうちに取り除くべきだということ。 こうもうへきがん 紅毛碧眼 名詞 西洋人のこと。 こうもうろうそう 孔孟老荘 名詞 古代中国の思想家、孔子・孟子・老子・荘子のこと。 こうもんのかい 鴻門之会 名詞 漢の高祖劉邦と楚王項羽とが、鴻門(中国、陝西省にある地名)で会したこと。 こうもんのぎょくと 鴻門玉斗 名詞 漢の高祖劉邦が鴻門で項羽の臣范増に贈った玉製のひしゃくのこと。 こうようがんだん 衡陽雁断 名詞 音信が絶えることのたとえ。 こうようきがん 衡陽帰雁 名詞 音信が絶えることのたとえ。⇒衡陽雁断 こうようのしゅと 高陽酒徒 名詞 酒飲みをいう。 こうようりょうばい 紅葉良媒 名詞 紅葉が縁の仲人。 こうよくぜっしょ 孔翊絶書 名詞 政治に私情をさしはさまないたとえ。 こうらんしんしき 洽覧深識 名詞 見聞が広く知識が深く豊富であること。 ごうりせんり 毫釐千里 名詞 初めを慎むべきことをいう。初めはほんのわずかの違いであるが結果は非常に大きな過ちとなる。 こうりょういっすい 黄粱一炊 名詞 一生が夢幻のようにはかないことのたとえ。 こうりょうしてい 膏粱子弟 名詞 富裕な家に生まれた者のたとえ。 こうりょうどくだ 蛟竜毒蛇 名詞 不気味で恐ろしいもののたとえ。 こうりょうのゆめ 黄粱之夢 名詞 一生が夢幻のようにはかないことのたとえ。⇒黄粱一炊 こうりょうゆうかい 亢竜有悔 名詞 きわめて高い地位にある者。栄達をきわめた者は、失敗をするおそれがあることを戒める言葉。 こうれいがんきゅう 羹藜含糗 名詞 粗末な食べ物のたとえ。 こうろうたいか 高楼大廈 名詞 大きな建物のこと。⇒大廈高楼 こうろくのちだい 光禄池台 名詞 りっぱな邸宅のこと。 こうろんおつばく 甲論乙駁 名詞 互いに主張しあい、議論がまとまらないこと。 こうろんたくせつ 高論卓説 名詞 すぐれた意見や議論。 こうろんめいせつ 高論名説 名詞 すぐれた意見や議論。⇒高論卓説 ごうんかいくう 五蘊皆空 名詞 仏教で、人間界の現象・存在は一切空であるということ。 こうんやかく 孤雲野鶴 名詞 世俗から遠ざかった隠者のたとえ。 こえいげつぜん 孤影孑然 名詞 ひとりぼっちでしょんぼりしているさま。⇒孤影悄然 こえいしょうぜん 孤影悄然 名詞 ひとりぼっちでしょんぼりしているさま。 こえいしょうぜん 孤影蕭然 名詞 ひとりぼっちでしょんぼりしているさま。⇒孤影悄然 こえいりょうりょう 孤影寥寥 名詞 ひとりぼっちでしょんぼりしているさま。⇒孤影悄然 ごえつどうしゅう 呉越同舟 名詞 仲の悪い者どうしが、同じ場所や境遇にいること。もとは、反目しあいながらも利害が一致するときには協力しあう意。 こおうこんらい 古往今来 名詞 昔から今に至るまで。昔から。 ごおんじょうく 五陰盛苦 名詞 人間の身心を形成する五つの要素から生ずる苦痛のこと。 こかこい 狐仮虎威 名詞 権力のあるものをかさにきて、自分勝手に振る舞うことのたとえ。 ごかのあもう 呉下阿蒙 名詞 いっこうに進歩のない昔のままの人のこと。また、無学な者のたとえ。 こかふこく 孤寡不穀 名詞 王侯の自称。 こかんりょうれき 胡漢陵轢 名詞 北方(西方)の異民族と漢民族がたがいにおかし争うこと。 こぎしゅんじゅん 狐疑逡巡 名詞 事にのぞんで決心がつかず、ぐずぐずしていること。 こきゅうこうしゅう 狐裘羔袖 名詞 全体としてはりっぱだがよく見れば多少の難があるというたとえ。 こぎゅうこば 呼牛呼馬 名詞 相手の言うのにまかせて逆らわないこと。他人から誉められようとけなされようと取り合わず勝手にさせておくこと。 ごぎゅうぜんげつ 呉牛喘月 名詞 誤解して必要以上におびえるたとえ。また、思い過ごしから要らぬ苦労をするたとえ。 こきゅうもうじゅう 狐裘蒙戎 名詞 富貴の人の行いが治まらず国家が乱れることのたとえ。 ごぎょうそうこく 五行相剋 名詞 木・火・土・金・水の五つが互いに力を減じ合うこと。 ごぎょうそうしょう 五行相勝 名詞 木・火・土・金・水の五つが互いに力を減じ合うこと。⇒五行相剋 ごぎょうそうしょう 五行相生 名詞 五行説で、五行に相生の関係があると見て順序だてること。また、その説。五行は、木火土金水の順に循環するという考え。⇔五行相剋 こぎょかんさく 枯魚銜索 名詞 親には孝養を尽くすべきであるという教え。 こきょのあやまり 虎虚之誤 名詞 文字の書き誤りのこと。⇒亥豕之譌 ごくあくひどう 極悪非道 名詞 このうえなく悪くて、道義にはずれていること。 こくききゅうれん 哭岐泣練 名詞 人は習慣や心がけ次第で、善人にも悪人にもなるということ。 こくききゅうれん 哭逵泣練 名詞 人は習慣や心がけ次第で、善人にも悪人にもなるということ。⇒哭岐泣練 こくげきけんま 轂撃肩摩 名詞 人や車の往来が多く、混雑しているさま。都会の雑踏。⇒肩摩轂撃 こくこくるいぼく 刻鵠類鶩 名詞 才能のない者が本物をまねても、似ているだけで実際は違うものになってしまうということ。⇒画虎類狗 こくさくのきよう 告朔餼羊 名詞 実を失って、形式だけが残っているたとえ。 こくしちょうだい 黒歯彫題 名詞 おはぐろをした歯と入れ墨をした額のこと。 こくしちょうだい 黒歯雕題 名詞 おはぐろをした歯と入れ墨をした額のこと。⇒黒歯彫題 こくしのち 黒子之地 名詞 きわめて狭い土地のたとえ。⇒弾丸黒子 こくしむそう 国士無双 名詞 国内に並ぶ者がいないほどすぐれた人物のこと。 こくしゅうきゅうけん 刻舟求剣 名詞 時勢の推移を知らず、古い考えや習慣を固守する愚かさのたとえ。 こくしょくてんこう 国色天香 名詞 すばらしい香りと国一番の美しさ。牡丹の別名。 こくちょうのきゅう 黒貂之裘 名詞 非常に高価なもののたとえ。 こくばつえんよく 克伐怨欲 名詞 勝ち気・自ら誇る・うらむ・むさぼるの四つの悪心のこと。 こくびゃくこんこう 黒白混淆 名詞 よい事と悪い事の区別をわきまえないこと。 こくびゃくこんこう 黒白混交 名詞 よい事と悪い事の区別をわきまえないこと。⇒黒白混淆 こくびゃくぶんめい 黒白分明 名詞 事の是非や善悪の区別がはっきりしているさま。⇔黒白混淆 こくふうはくう 黒風白雨 名詞 暴風雨。 こくほかんなん 国歩艱難 名詞 国勢が振るわず、国家の運命が危ういこと。 こくみんしゅけん 国民主権 名詞 国を統治する最高権力が、国民にあるという考え。⇒主権在民 こくめんきゅうけい 鵠面鳩形 名詞 飢え疲れてやせ衰えているさま。⇒鵠面鳥形 こくめんちょうけい 鵠面鳥形 名詞 飢え疲れてやせ衰えているさま。 ごくらくおうじょう 極楽往生 名詞 この世を去ってのち、極楽浄土に生まれかわることまた、安らかに死ぬこと。 ごくらくじょうど 極楽浄土 名詞 仏教で、阿弥陀仏がいるという安楽の世界のこと。 ごくらくせかい 極楽世界 名詞 仏教で、阿弥陀仏がいるという安楽の世界のこと。⇒極楽浄土 ごくらくとんぼ 極楽蜻蛉 名詞 事の重大さをまったく考えない気楽なのんき者のこと。 こくりみんぷく 国利民福 名詞 国家の利益と民衆の幸福。 こくれいてい 孤苦零丁 名詞 身寄りがなく生活に苦しむこと。 こくれいてい 孤苦伶汀 名詞 身寄りがなく生活に苦しむこと。⇒孤苦零丁 こくろせいしゅう 刻露清秀 名詞 すがすがしい秋の景色のたとえ。 こぐんふんとう 孤軍奮闘 名詞 支援する者がない中で、一人で懸命に努力すること。 こけいさんしょう 虎渓三笑 名詞 あることに熱中するあまり、他のことをすべて忘れてしまうこと。 こけつこし 虎穴虎子 名詞 危険を冒さなければ功名は立てられないということ。 ここうのし 孤高之士 名詞 世俗から遠ざかった隠者のたとえ。⇒孤雲野鶴 ここうのしん 股肱之臣 名詞 君主の手足となり輔佐する大臣。また、そのような部下。 ここうのちから 股肱之力 名詞 君主の手足となり輔佐する大臣。また、そのような部下。⇒股肱之臣 ここうのりょう 股肱之良 名詞 君主の手足となり輔佐する大臣。また、そのような部下。⇒股肱之臣 ここうばつが 虎口抜牙 名詞 危険を冒さなければ功名は立てられないということ。⇒虎穴虎子 ごこくほうじょう 五穀豊穣 名詞 穀物がよく実ること。 ごこくほうとう 五穀豊登 名詞 穀物がよく実ること。⇒五穀豊穣 ここんとうざい 古今東西 名詞 いつでもどこでも。 ここんどっぽ 古今独歩 名詞 昔から今に至るまで、並ぶものがないほどすぐれていること。 ここんむそう 古今無双 名詞 昔から今に至るまで、匹敵するものがないこと。 ここんむひ 古今無比 名詞 昔から今に至るまで、匹敵するものがないこと。⇒古今無双 ここんむるい 古今無類 名詞 昔から今に至るまで、匹敵するものがないこと。⇒古今無双 こししゅきゅう 狐死首丘 名詞 故郷を忘れないたとえ。また、物事の根本を忘れないたとえ。 こしたんたん 虎視眈眈 名詞 すきがあればつけこもうと、じっと機会をねらうこと。 ごじゅうちめい 五十知命 名詞 五十歳で天命を知ること。 こじゅせいか 枯樹生華 名詞 非常な困難の中で活路が開かれるたとえ。また、老い衰えた人が生気を取り戻すことのたとえ。 こじゅせいか 枯樹生花 名詞 非常な困難の中で活路が開かれるたとえ。また、老い衰えた人が生気を取り戻すことのたとえ。⇒枯樹生華 ごじょうおんく 五盛陰苦 名詞 人間の身心を形成する五つの要素から生ずる苦痛のこと。⇒五陰盛苦 ごしょうだいじ 後生大事 名詞 常に心をこめて物事に励むこと。また、物を大切に保持すること。 こしょうのしん 股掌之臣 名詞 君主の手足となり輔佐する大臣。また、そのような部下。⇒股肱之臣 こしょうふうしょう 虎嘯風生 名詞 すぐれた人が時を得て奮起するたとえ。 こしょうふうれつ 虎嘯風洌 名詞 すぐれた人が時を得て奮起するたとえ。⇒虎嘯風生 ごしょうぼだい 後生菩提 名詞 来世に極楽往生して悟りをひらくこと。 こじょうらくげつ 孤城落月 名詞 零落して昔の勢いを失い、助けもなく心細いさま。⇒孤城落日 こじょうらくじつ 孤城落日 名詞 零落して昔の勢いを失い、助けもなく心細いさま。 ごじょくあくせ 五濁悪世 名詞 末世のこと。 こしょくここう 古色古香 名詞 見るからに古めかしく、趣のあるさま。⇒古色蒼然 こしょくそうぜん 古色蒼然 名詞 見るからに古めかしく、趣のあるさま。 こじらいれき 故事来歴 名詞 物事の由来や歴史。また、物事がそういう結果になった理由やいきさつ。 こじらいれき 古事来歴 名詞 物事の由来や歴史。また、物事がそういう結果になった理由やいきさつ。⇒故事来歴 こじんのそうはく 古人糟魄 名詞 言葉や文章では聖人・賢人の本質を伝えるのは不可能だということ。 こじんのそうはく 古人糟粕 名詞 言葉や文章では聖人・賢人の本質を伝えるのは不可能だということ。⇒古人糟魄 こせつはちどう 胡説八道 名詞 筋の通らないでたらめなことば。⇒胡説乱道 こぜつようしん 鼓舌揺脣 名詞 盛んにしゃべりたてること。 こぜつようしん 鼓舌揺唇 名詞 盛んにしゃべりたてること。⇒鼓舌揺脣 こせつらんどう 胡説乱道 名詞 筋の通らないでたらめなことば。 ごぞうろっぷ 五臓六腑 名詞 からだの中すべて。また、心の中。 ごそごぎ 梧鼠五技 名詞 専門のないことのたとえ。⇒梧鼠之技 ごそごのう 梧鼠五能 名詞 専門のないことのたとえ。⇒梧鼠之技 ごそのぎ 梧鼠之技 名詞 専門のないことのたとえ。 ごそのぎ 鼯鼠之技 名詞 専門のないことのたとえ。⇒梧鼠之技 こそんにゅうたい 胡孫入袋 名詞 官職につくなどして自由を奪われるたとえ。また、自由にものごとができないたとえ。 こそんにゅうたい 猢猻入袋 名詞 官職につくなどして自由を奪われるたとえ。また、自由にものごとができないたとえ。⇒胡孫入袋 ごたいとうち 五体投地 名詞 頭と両手(両肘)、両足(両膝)を地面につけて行う拝礼。 こだいもうそう 誇大妄想 名詞 自分の現状を実際以上に想像して事実のように思いこむこと。 こちょうのゆめ 胡蝶之夢 名詞 万物一体観に立つ人の心境・境地。また、人生のはかないことのたとえ。 こちょうのゆめ 蝴蝶之夢 名詞 万物一体観に立つ人の心境・境地。また、人生のはかないことのたとえ。⇒胡蝶之夢 こっきふくれい 克己復礼 名詞 私欲を抑制し、社会の規範や礼儀にかなった行動をすること。 こっくせいれい 刻苦精励 名詞 非常に苦労して、ひたすら仕事や勉学に励むこと。⇒刻苦勉励 こっくべんれい 刻苦勉励 名詞 非常に苦労して、ひたすら仕事や勉学に励むこと。 こっくんがんこう 国君含垢 名詞 君主が恥を忍ぶこと。 こっけいしゃだつ 滑稽洒脱 名詞 知力にとみ弁舌さわやかな口調で会話をあやつり、俗気がなくさっぱりとしていること。 こつにくそうき 骨肉相軌 名詞 肉親どうしが争うこと。⇒骨肉相食 こつにくそうしょく 骨肉相食 名詞 肉親どうしが争うこと。 こてきりょうだ 虎擲竜挐 名詞 英雄が戦うたとえ。 こてつのふぎょ 涸轍鮒魚 名詞 危機や困難が目の前にさしせまっていること。また、窮地に立たされた人のたとえ。 ごどういちよう 梧桐一葉 名詞 物事が衰える兆しのこと。 ことうだび 虎頭蛇尾 名詞 初めは盛んで、終わりがふるわないたとえ。 こどくかんか 孤独矜寡 名詞 四種の苦しみで訴えるところのない人。 こどくかんか 孤独鰥寡 名詞 非常に苦労して、ひたすら仕事や勉学に励むこと。⇒刻苦勉励 こどくけんかい 孤独狷介 名詞 固く自分の意志を守って、他人と和合しないこと。⇒狷介孤高 こばほくふう 胡馬北風 名詞 故郷を懐かしむたとえ。 ごびしふく 寤寐思服 名詞 寝ても覚めても忘れないこと。 こびしゅんぴょう 虎尾春氷 名詞 きわめて危険なことのたとえ。 こひようしつ 虎皮羊質 名詞 外見は立派だが中身がないこと。⇒羊質虎皮 ごふうじゅうう 五風十雨 名詞 世の中が平穏であるたとえ。 こふくげきじょう 鼓腹撃壌 名詞 理想的な政治がゆきとどいて、人々が平和な生活をすること。 こぶげきれい 鼓舞激励 名詞 盛んにふるいたたせ励ますこと。 こふんしもく 虎吻鴟目 名詞 冷酷で義理人情をわきまえない人のこと。⇒人面獣心 こほうぜつがん 孤峰絶岸 名詞 文章や詩などが他より格段に優れているたとえ。 こぼくかんがん 枯木寒巌 名詞 世俗を超越して無心の境地にあること。 こぼくしかい 枯木死灰 名詞 衰えて生気がないさま。また、意欲に乏しいさま。無為自然の境地にあること。⇒稿木死灰 こぼくせいか 枯木生花 名詞 非常な困難の中で活路が開かれるたとえ。また、老い衰えた人が生気を取り戻すことのたとえ。⇒枯樹生華 こぼくせいよう 枯木生葉 名詞 非常な困難の中で活路が開かれるたとえ。また、老い衰えた人が生気を取り戻すことのたとえ。⇒枯樹生華 こぼくほうしゅん 枯木逢春 名詞 苦境を脱して生を得るたとえ。また、生命力を回復するたとえ。⇒枯木竜吟 こぼくりょうぎん 枯木竜吟 名詞 苦境を脱して生を得るたとえ。また、生命力を回復するたとえ。 こぼくれいかい 枯木冷灰 名詞 衰えて生気がないさま。また、意欲に乏しいさま。無為自然の境地にあること。⇒稿木死灰 こゆうたんぱく 虚融澹泊 名詞 悟りの境地に至ること。 こりつむえん 孤立無援 名詞 ひとりぼっちで頼るものがないこと。 こりつむしん 孤立無親 名詞 ひとりぼっちで頼るものがないこと。⇒孤立無援 ごりむちゅう 五里霧中 名詞 物事の手がかりがつかめずとまどうこと。 こりようかい 狐狸妖怪 名詞 人間をだましたり怖がらせたりする悪い生き物や化け物のこと。また、ひそかに悪事を働く者のたとえ。 ごりんごじょう 五倫五常 名詞 人としてふみ守らなければならない道徳のこと。 ごりんじっき 五倫十起 名詞 清廉公正な者にも私心はあるということ。 ころうかぶん 孤陋寡聞 名詞 学問が偏っていて狭く、見聞が少ないこと。 ころうのこころ 虎狼之心 名詞 野心の盛んなさま。また、無道で貪欲なさま。⇒狼貪虎視 ころうのどく 虎狼之毒 名詞 野心の盛んなさま。また、無道で貪欲なさま。⇒狼貪虎視 こんきんはくぎょく 渾金璞玉 名詞 人の素質がすぐれていて飾りけのないたとえ。⇒璞玉渾金 こんくけつぼう 困苦欠乏 名詞 生活するのに必要な物の不足で苦しむこと。 ごんぐじょうど 欣求浄土 名詞 死後、極楽浄土に行けるように心から願うこと。 こんごうけんご 金剛堅固 名詞 きわめて堅固でこわれないこと。また、志をかたく守って変えないたとえ。⇒金剛不壊 こんごうふえ 金剛不壊 名詞 きわめて堅固でこわれないこと。また、志をかたく守って変えないたとえ。 ごんごどうだん 言語道断 名詞 言葉で言い表せないほどひどいこと。 こんこんとんとん 渾渾沌沌 名詞 入り乱れて明らかでないさま。 こんこんとんとん 混混沌沌 名詞 入り乱れて明らかでないさま。⇒渾渾沌沌 こんざんへんぎょく 崑山片玉 名詞 容易に得がたい人物または出来事。また、高潔で世俗を超越した人柄。⇒桂林一枝 こんじゃくのかん 今昔之感 名詞 今と昔を思い比べて、時世や境遇の大きな変化をしみじみ感じる気持ち。 こんじゅうゆうとう 困獣猶闘 名詞 弱者も追いつめられて必死になれば、強者に思いもよらない力で抵抗し勝つこともあるというたとえ。⇒窮鼠噛猫 こんしょうはくさん 魂銷魄散 名詞 おおいに驚き恐れること。⇒魂飛魄散 こんしんていこ 根深柢固 名詞 物事の基礎をしっかり固めること。⇒深根固柢 こんぜさくひ 今是昨非 名詞 今になって過去のあやまちに気づくこと。 こんせつしゅうとう 懇切周到 名詞 ねんごろに真心から親切を尽くすこと。⇒懇到切至 こんせつていねい 懇切丁寧 名詞 ねんごろに真心から親切を尽くすこと。⇒懇到切至 こんぜんいったい 渾然一体 名詞 別々のものが溶けあって区別がつかないさま。 こんぜんいったい 混然一体 名詞 別々のものが溶けあって区別がつかないさま。⇒渾然一体 こんちべんこう 困知勉行 名詞 苦しんで学び努力して物事を実行すること。 こんていしんせい 昏定晨省 名詞 親に孝行をつくすこと。 こんとうせっし 懇到切至 名詞 ねんごろに真心から親切を尽くすこと。 こんとうせっし 貇到切至 名詞 ねんごろに真心から親切を尽くすこと。⇒懇到切至 こんにゃくもんどう 蒟蒻問答 名詞 まとはずれでとんちんかんな問答や返事。 こんひたんれつ 魂飛胆裂 名詞 おおいに驚き恐れること。⇒魂飛魄散 こんひはくさん 魂飛魄散 名詞 おおいに驚き恐れること。 こんらいこおう 今来古往 名詞 昔から今に至るまで。昔から。⇒古往今来 こんりんならく 金輪奈落 名詞 物事の極限のこと。また、どこまでも・絶対にの意。 こんろんどんそう 渾崙呑棗 名詞 人の教えをただ鵜呑みにするだけでは、その真理を会得することはできないということ。 さいおうしつば 塞翁失馬 名詞 人生の幸不幸は予測できないので、いたずらに一喜一憂すべきではないということ。 さいおうのうま 塞翁之馬 名詞 人生の幸不幸は予測できないので、いたずらに一喜一憂すべきではないということ。⇒塞翁失馬 さいかいもくよく 斎戒沐浴 名詞 神仏にお祈りする前に、飲食や行動を慎み身を洗い清めること。 さいかきっすい 採菓汲水 名詞 厳しい仏道修行をすること。 さいかきっすい 採果汲水 名詞 厳しい仏道修行をすること。⇒採菓汲水 さいかきっすい 採花汲水 名詞 厳しい仏道修行をすること。⇒採菓汲水 さいかん(の)さんゆう 歳寒三友 名詞 冬に友とすべき三つの植物、松と竹と梅。 さいかん(の)しょうはく 歳寒松柏 名詞 逆境にあっても志や節操を変えないたとえ。 さいきおういつ 才気横溢 名詞 機転がきき、才能があふれていること。⇒才気煥発 さいきかんぱつ 才気煥発 名詞 機転がきき、才能があふれていること。 さいげつふたい 歳月不待 名詞 年月はすみやかに過ぎさり、人の都合などを待ってはくれないということ。 ざいごうしょうめつ 罪業消滅 名詞 現世での悪い行いも、仏道修行によって消し去ることができるということ。 さいこつふんしん 砕骨粉身 名詞 全力を尽くして努力すること。また、骨身惜しまず働くこと。⇒粉骨砕身 ざいざいしょしょ 在在所所 名詞 あちらこちら。また、いたるところ。 さいさんさいし 再三再四 名詞 たびたび。何度も何度も。 さいしかじん 才子佳人 名詞 非常にすぐれた男と女。 ざいじきゅうえん 在邇求遠 名詞 人としての正しい道は自分自身の中に求めるべきなのに、とかく人は遠い所にそれを求めようとするということ。 さいしけんぞく 妻子眷族 名詞 妻と子、家族と血縁関係にある親族のこと。 さいしけんぞく 妻子眷属 名詞 妻と子、家族と血縁関係にある親族のこと。⇒妻子眷族 さいしたびょう 才子多病 名詞 才能のある人はとかく病気がちだということ。 さいしゅうけいしゅう 犀舟勁檝 名詞 堅牢な舟と強いかい。 さいしゅうふくしゅう 載舟覆舟 名詞 君主は人民によって支えられ、また、人民によって滅ぼされるということ。転じて、人は味方になることもあれば、敵にまわることもあるということ。 さいしょくけんび 才色兼備 名詞 女性がすぐれた才能と美しい容姿の両方に恵まれていること。 さいしんきゅうすい 採薪汲水 名詞 自然の中で簡素な生活を営むこと。 さいしんきゅうすい 采薪汲水 名詞 自然の中で簡素な生活を営むこと。⇒採薪汲水 さいしんのうれい 採薪之憂 名詞 自分が病気を患っていることを謙遜していう語。 さいしんのうれい 采薪之憂 名詞 自分が病気を患っていることを謙遜していう語。⇒採薪之憂 さいしんふんこつ 砕身粉骨 名詞 全力を尽くして努力すること。また、骨身惜しまず働くこと。⇒粉骨砕身 さいしんよくよく 細心翼翼 名詞 気が小さくて、びくびくしているさま。⇒小心翼翼 さいせいいっち 祭政一致 名詞 神を祭ることと政治は一体であるという考え。 さいせいぶんり 祭政分離 名詞 政治と宗教の結びつきを切ること。⇔祭政一致 さいせきこうかん 載籍浩瀚 名詞 書物が多いことのたとえ。 さいせんり 差以千里 名詞 初めを慎むべきことをいう。初めはほんのわずかの違いであるが結果は非常に大きな過ちとなる。⇒毫釐千里 さいそうおうたい 灑掃応対 名詞 日常生活に必要な仕事や作法のこと。 さいそうしんすい 洒掃薪水 名詞 家事労働のこと。 さいだんひひょう 裁断批評 名詞 裁判官が判決を下すように、文芸作品を一段高いある基準で判定する批評の方法。 さいちょうほたん 採長補短 名詞 人の長所をとり入れ、自分の短所を補うこと。 さいてんふたく 采椽不斲 名詞 質素な建物のこと。 さいばいしかく 妻梅子鶴 名詞 俗世を離れた清らかで風雅な隠遁生活のたとえ。⇒梅妻鶴子 さいほうじょうど 西方浄土 名詞 阿弥陀仏の在す極楽浄土。 さいほうずいあ 彩鳳随鴉 名詞 自分より劣る人に嫁がされること。また、それに不満をもつこと。 さいほうせかい 西方世界 名詞 仏教で、阿弥陀仏がいるという安楽の世界のこと。⇒極楽浄土 さいぼうりょうぜん 才貌両全 名詞 女性がすぐれた才能と美しい容姿の両方に恵まれていること。⇒才色兼備 さいほばくろう 菜圃麦隴 名詞 水をたたえずに、野菜や穀類を栽培する農耕地、すなわち畑のこと。 さいろうとうろ 豺狼当路 名詞 暴虐で非道な人が枢要な地位にあることのたとえ。また、権力を握っている者の暴虐のたとえ。 さおううおう 左往右往 名詞 多くの人がうろたえて右に行ったり左に行ったり混乱すること。⇒右往左往 ざがこうほ 坐臥行歩 名詞 立ち居振る舞いをいう。 ざがこうほ 座臥行歩 名詞 立ち居振る舞いをいう。⇒坐臥行歩 さくしせきとく 鑿歯尺牘 名詞 晋の習鑿歯は手紙で議論するのにすぐれていた。 さくしのさんちょう 作史三長 名詞 史書を著作する史家に必要な三つの長所。才知・学問・識見のこと。 さくしゅくっこん 削株掘根 名詞 災いを根こそぎ除きさること。問題を根本から解決するたとえ。⇒翦草除根 さくそうけいゆう 鑿窓啓牖 名詞 さまざまな考え方に学んで、見識を広めること。 さくそくてきり 削足適履 名詞 目先のことに気をとられて、大事なことを忘れてしまうこと。 さくひこんぜ 昨非今是 名詞 今になって過去のあやまちに気づくこと。⇒今是昨非 さくぶんさんじょう 作文三上 名詞 文章の構想を練るのに適した三つの場所。馬上・枕上・厠上の三つをいう。 さくへきとうこう 鑿壁偸光 名詞 苦学することのたとえ。 さけんがいえき 左建外易 名詞 道理にもとるやり方で勢力や権力を増すこと。 さこうはん 左顧右吩 名詞 右を見たり左を見たりためらい迷うこと。情勢を気にして決断できないこと。⇒右顧左眄 さこうべん 左顧右眄 名詞 右を見たり左を見たりためらい迷うこと。情勢を気にして決断できないこと。⇒右顧左眄 ささいさいじ 瑣砕細膩 名詞 情のこまやかなこと。 ざさしんたい 坐作進退 名詞 立ち居振る舞い。 ざさしんたい 座作進退 名詞 立ち居振る舞い。⇒坐作進退 ざしふきゅう 坐視不救 名詞 他人の災難をただ見物するだけで、救いの手をさしのべようとしないこと。⇒隔岸観火 さしゆうご 左支右吾 名詞 いろいろ手を尽くして難を避けること。 さしゆうご 左枝右梧 名詞 いろいろ手を尽くして難を避けること。⇒左支右吾 さじょうのろうかく 砂上楼閣 名詞 長続きしない物事のたとえ。また、空想するだけで実現不可能な計画。 ざしんけんたん 坐薪懸胆 名詞 将来の成功のためにひどく苦労するたとえ。 させきゆうけん 左戚右賢 名詞 親戚の者を低い地位(左)におき、賢者を高い地位(右)におくこと。 さたさいげつ 蹉跎歳月 名詞 ただ時間をむだにして、むなしく過ごすこと。 さたはくはつ 蹉跎白髪 名詞 ただ時間をむだにして、むなしく過ごすこと。⇒蹉跎歳月 さちゅうのぐうご 沙中偶語 名詞 臣下が謀反の相談をすること。 さつげんかんしき 察言観色 名詞 言葉や顔つきから、相手の性格や考え方を見抜くこと。 さていゆうけつ 左提右挈 名詞 左右の手で携えること。互いに助け合うこと。 さぶゆうぶん 左武右文 名詞 文武両道を兼ね備えること。⇒右文左武 さぶんゆうぶ 左文右武 名詞 文武の両道を兼ね備えていること。⇒経文緯武 さべんうこ 左眄右顧 名詞 右を見たり左を見たりためらい迷うこと。情勢を気にして決断できないこと。⇒右顧左眄 さゆうけいそく 左右傾側 名詞 右を見たり左を見たりためらい迷うこと。情勢を気にして決断できないこと。⇒右顧左眄 さらそうじゅ 沙羅双樹 名詞 釈迦が涅槃に入ったとき、その四方に二本ずつあったという沙羅の木。 さらそうじゅ 娑羅双樹 名詞 釈迦が涅槃に入ったとき、その四方に二本ずつあったという沙羅の木。⇒沙羅双樹 さんうんきょうう 桟雲峡雨 名詞 かけ橋の付近に起こる雲と谷あいに降る雨。 さんかいきゅうきょく 三槐九棘 名詞 三公と九卿。 さんかいのめい 山海之盟 名詞 きわめて堅い誓い。⇒海誓山盟 さんがいむあん 三界無安 名詞 この世に生きることは、いろいろ苦労が多く少しも心が安まることがないこと。 さんがいるてん 三界流転 名詞 いのちあるものはすべて、前世・現世・来世の三世にわたって、生死を繰り返し迷いつづけるということ。 さんがきんたい 山河襟帯 名詞 自然の要害のこと。 さんかんしおん 三寒四温 名詞 寒かったり暖かかったりすること。 さんかんとうさい 山簡倒載 名詞 大酒飲みのたとえ。 さんききゅうこう 三跪九叩 名詞 清朝の敬礼法。三度ひざまずき、九度頭を地につけて拝礼すること。 さんききゅうはい 三跪九拝 名詞 清朝の敬礼法。三度ひざまずき、九度頭を地につけて拝礼すること。⇒三跪九叩 ざんぎゃくひどう 残虐非道 名詞 むごたらしくて人道にそむいた行い。⇒残酷非道 さんきゅうすいじん 山窮水尽 名詞 追いつめられて苦境から逃れようもない状態。また、苦境におちいって困りはてること。⇒窮途末路 さんきんさんよく 三釁三浴 名詞 相手を大切に思う心をあらわす語。 さんくんさんもく 三薫三沐 名詞 相手を大切に思う心をあらわす語。⇒三釁三浴 さんぐんばくこつ 三軍暴骨 名詞 戦いに大敗すること。 さんこうごじょう 三綱五常 名詞 三つの根本的な道徳と常に行うべき五つの道。 ざんこうしょうふく 残膏賸馥 名詞 すぐれた人物や詩文の形容。 さんこうすいしょく 山光水色 名詞 山の形と水のようす。⇒山容水態 さんこうすいちょう 山高水長 名詞 人の品性が高大で高潔なたとえ。 さんこうやそく 山肴野蔌 名詞 山野の肉や野菜。山の幸、野の幸。 ざんこうれいしゃ 残羹冷炙 名詞 恥辱を受けるたとえ。⇒残杯冷炙 ざんこくひどう 残酷非道 名詞 むごたらしくて人道にそむいた行い。 さんこのれい 三顧之礼 名詞 礼を尽くして有能な人材を招くこと。 ざんさいしさい 斬衰斉衰 名詞 喪服の種類。 さんさんごご 三三五五 名詞 ばらばらと。ちらほらと。数人ずつかたまって道を行くさま。 ざんざんじょうすい 残山剰水 名詞 戦乱のあとに残った荒廃した山や川の自然。⇒剰水残山 さんさんりょうりょう 三三両両 名詞 ばらばらと。ちらほらと。数人ずつかたまって道を行くさま。⇒三三五五 さんしきがい 三豕己亥 名詞 文字の誤り。文字を誤って読んだり書いたりすること。⇒三豕渉河 さんしきんこん 三豕金根 名詞 文字の誤り。文字を誤って読んだり書いたりすること。⇒三豕渉河 さんしこうこう 三思後行 名詞 物事を行う場合に、よくよく考えたのちにはじめて実行に移すこと。 さんししょうか 三豕渉河 名詞 文字の誤り。文字を誤って読んだり書いたりすること。 さんしすいめい 山紫水明 名詞 自然の景観が清らかで美しいこと。 さんしとか 三豕渡河 名詞 文字の誤り。文字を誤って読んだり書いたりすること。⇒三豕渉河 さんしのれい 三枝之礼 名詞 親に対して礼儀と孝行を重んじること。 さんじゃく(の)しゅうすい 三尺秋水 名詞 よくみがかれた剣。 さんしゃさんよう 三者三様 名詞 考え方ややり方などが、人によってそれぞれ違うこと。 さんしゃたいひ 三舎退避 名詞 相手にとてもかなわないと思って遠慮する、恐れ避けること。 さんしゃていだん 三者鼎談 名詞 三人が向かい合って話し合うこと。 さんしゃていりつ 三者鼎立 名詞 三者が分かれて並び立つこと。 さんじゅうじりつ 三十而立 名詞 三十歳で学識や道徳上の自信を得て思想が確立すること。 さんじゅうろくけい 三十六計 名詞 逃げるべきときには逃げるのがどんな策より一番安全の策である。 さんしゅのじんぎ 三種神器 名詞 皇位の標識とした三つの宝物。 さんしょくげいどん 蚕食鯨呑 名詞 大国が弱小国を侵略・併合していくこと。 ざんしんきばつ 斬新奇抜 名詞 物事の着想が独特で、これまでにない新しさを兼ね備えていること。 さんずんふりつ 三寸不律 名詞 短い筆。 さんせいいっさん 三世一爨 名詞 三代の家族が一つの家に同居すること。 さんせいきゅうさん 三聖吸酸 名詞 儒教の蘇軾、道教の黄庭堅、仏教の僧仏印の三人が、桃花酸という酢をなめて三人ともそのすっぱさに顔をしかめたということ。 さんせいすいしゅう 山清水秀 名詞 自然の景観が清らかで美しいこと。⇒山紫水明 さんせいどうきょ 三世同居 名詞 三代の家族が一つの家に同居すること。⇒三世一爨 さんせいどうさん 三世同爨 名詞 三代の家族が一つの家に同居すること。⇒三世一爨 さんせいどうどう 三世同堂 名詞 三代の家族が一つの家に同居すること。⇒三世一爨 さんせいのよう 三牲之養 名詞 親にご馳走をして親孝行をする。 さんせきのどうじ 三尺童子 名詞 七、八歳の子供。 さんぜんせかい 三千世界 名詞 この世のすべてをいう。 さんそうぞうしつ 山藪蔵疾 名詞 大事をなす大人物は多少欠点はあってもあらゆる人を包み込む度量があるたとえ。 ざんそくえんえん 残息奄奄 名詞 いまにも滅びそうな苦しいさま。⇒気息奄奄 さんそくていりつ 三足鼎立 名詞 三者が分かれて並び立つこと。⇒三者鼎立 さんだいえんにゅう 三諦円融 名詞 仏教で、空・仮・中の三つの真理がその立場を保ちながら、各々が他の二つを含む形で互いに解けあって、同時に成立していること。⇒円融三諦 さんたさんじょう 三多三上 名詞 文章の構想を練るのに適した三つの場所。馬上・枕上・厠上の三つをいう。⇒作文三上 さんたんけいえい 惨憺経営 名詞 心をくだき悩ましてあれこれ考え計画すること。 さんたんけいえい 惨澹経営 名詞 心をくだき悩ましてあれこれ考え計画すること。⇒惨憺経営 さんちゅうれきじつ 山中暦日 名詞 俗世を離れて悠々と暮らすこと。 さんちょうしちへき 三徴七辟 名詞 礼を尽くして有能な人材を招くこと。⇒三顧之礼 ざんていせってつ 斬釘截鉄 名詞 釘や鉄を断ち切る。毅然として決断力があるたとえ。 さんてんじち 参天弐地 名詞 天地と徳を等しくする。 ざんてんめんゆ 讒諂面諛 名詞 人の悪口を言ってこびへつらうこと。 さんとうしきりょう 山濤識量 名詞 すぐれた識見や器量をもつ人のたとえ。 ざんにんこくはく 残忍酷薄 名詞 思いやりがなくむごいこと。 さんにんせいこ 三人成虎 名詞 真実でないことも、多くの人が言うといつのまにか真実であるかのようになってしまうたとえ。 ざんにんひどう 残忍非道 名詞 むごたらしくて人道にそむいた行い。⇒残酷非道 さんにんもんじゅ 三人文殊 名詞 一人ではよい知恵が浮かばなくても、三人が協力すればよい考えが出るものだ。 さんにんもんじゅ 三人文珠 名詞 一人ではよい知恵が浮かばなくても、三人が協力すればよい考えが出るものだ。⇒三人文殊 ざんねんしごく 残念至極 名詞 非常にくやしいこと。⇒残念無念 ざんねんむねん 残念無念 名詞 非常にくやしいこと。 さんぱいきゅうこう 三拝九叩 名詞 何度も頭を下げて人にものを頼むこと。⇒三拝九拝 さんぱいきゅうはい 三拝九拝 名詞 何度も頭を下げて人にものを頼むこと。 ざんぱいれいこう 残杯冷肴 名詞 恥辱を受けるたとえ。⇒残杯冷炙 ざんぱいれいしゃ 残杯冷炙 名詞 恥辱を受けるたとえ。 さんびゃくだいげん 三百代言 名詞 詭弁を弄すること。 さんぴりょうろん 賛否両論 名詞 賛成と反対の両方の意見。 さんぶんせいしん 散文精神 名詞 浪漫的・詩的感覚を排し、人生の実態をリアリズムの立場で冷静、客観的に見つめようとする小説執筆上の精神のありかた。 さんぶんていそく 三分鼎足 名詞 鼎の足のように天下を三分して三つの国が並び立つこと。 さんぶんていりつ 三分鼎立 名詞 鼎の足のように天下を三分して三つの国が並び立つこと。⇒三分鼎足 さんぺいじまん 三平二満 名詞 じゅうぶんではないが、心がやすらかで満足していること。 ざんぺんだんかん 残編断簡 名詞 書物の切れ端。 ざんぼうばり 讒謗罵詈 名詞 ありとあらゆる悪口をいうこと。⇒罵詈讒謗 さんぼくじこう 山木自寇 名詞 才があることでかえってわざわいに遭うこのたとえ。⇒膏火自煎 さんみいったい 三位一体 名詞 別々の三つのものが一つのように緊密に結びつくこと。また、三者が心をあわせること。 さんめいすいしゅう 山明水秀 名詞 自然の景観が清らかで美しいこと。⇒山紫水明 さんめんろっぴ 三面六臂 名詞 一人で数人分の働きをしたり、多方面で活躍したりすること。 さんようすいしょく 山容水色 名詞 山の形と水のようす。⇒山容水態 さんようすいたい 山容水態 名詞 山の形と水のようす。 さんよくさんくん 三浴三薫 名詞 相手を大切に思う心をあらわす語。⇒三釁三浴 さんれいかたい 山礪河帯 名詞 永く変わらない堅い誓約のこと。また、国が永遠に栄えること。⇒河山帯礪 さんれいごしん 三令五申 名詞 くどくどと言い聞かすこと。 ざんろうえいいつ 暫労永逸 名詞 一度苦労すれば、長くその利を得られること。また、わずかの苦労で多くの安楽が得られること。⇒一労永逸 さんろうごこう 三老五更 名詞 徳の高い長老。 しあんなげくび 思案投首 名詞 あれこれ考えあぐんで困っているさま。 しいかかんげん 詩歌管弦 名詞 文学と音楽のこと。 しいかかんげん 詩歌管絃 名詞 文学と音楽のこと。⇒詩歌管弦 しいそさん 尸位素餐 名詞 ある地位にいて職責を果たさずにむだに禄をもらっていること。 しいびしょく 侈衣美食 名詞 ぜいたくなたとえ。 しいふいん 子為父隠 名詞 お互いに悪いところがあってもそれを隠し、かばいあうことが父と子の正しい道であるということ。 じうのか 時雨之化 名詞 いつくしみ深い君主の教化が及ぶことのたとえ。 じうはんぽ 慈烏反哺 名詞 親に恩を返すこと。 じえいほたい 持盈保泰 名詞 満ち足りて安らかな状態を長く保つこと。 しかいけいてい 四海兄弟 名詞 世界中の人々はみな兄弟のように仲良くすべきだということ。 しかいどうほう 四海同胞 名詞 世界中の人々はみな兄弟のように仲良くすべきだということ。⇒四海兄弟 しかいふくねん 死灰復然 名詞 一度衰えた勢力が再び盛り返すこと。 しかいふくねん 死灰復燃 名詞 一度衰えた勢力が再び盛り返すこと。⇒死灰復然 しかいほうほう 駟介旁旁 名詞 鎧を装備した四頭立ての馬の引く戦車が戦場を駆け巡る。 じがおんぶん 爾雅温文 名詞 態度や表情が穏やかで、言動が正しく美しいこと。⇒温文爾雅 しかくしめん 四角四面 名詞 一つの基準ですべてを決めようとして、応用や融通がきかないこと。⇒杓子定規 じがじさん 自画自賛 名詞 自分のことを自分でほめること。 じがじさん 自画自讚 名詞 自分のことを自分でほめること。⇒自画自賛 しかついんちん 止渇飲鴆 名詞 目先のことだけを考えて後の結果を顧みないこと。⇒飲鴆止渇 しかつとうどう 歯豁頭童 名詞 老人のこと。⇒頭童歯豁 じかどうちゃく 自家撞着 名詞 同じ人の言動や文章が前と後で矛盾していること。 じかどうちゃく 自家撞著 名詞 同じ人の言動や文章が前と後で矛盾していること。⇒自家撞着 しがのよろん 歯牙余論 名詞 わずかな言葉。 じかやくろう 自家薬籠 名詞 いつでも役に立てられるもの。わが手中のもの。 しかんすいよう 紫幹翠葉 名詞 山の木々がみずみずしく美しいさま。 しかんたざ 只管打坐 名詞 雑念をすててひたすら座禅すること。 しかんたざ 祗管打坐 名詞 雑念をすててひたすら座禅すること。⇒只管打坐 じきじぼう 自棄自暴 名詞 すてばちで、やけくそになる。⇒自暴自棄 じきしょうそう 時期尚早 名詞 ある事を行うには、まだ時期が早すぎる。 じきしょうそう 時機尚早 名詞 ある事を行うには、まだ時期が早すぎる。⇒時期尚早 しきそくぜくう 色即是空 名詞 万物の本質は空である。 じきとうらい 時機到来 名詞 ちょうどよい機会がくること。⇒好機到来 しきとろうば 識途老馬 名詞 長い経験を積んで得たすぐれた知恵や知識。⇒老馬之智 じきゅうじそく 自給自足 名詞 必要な物を自分でまかない十分に足りるようにすること。 しきょうしじゅん 至恭至順 名詞 人の言動にいたってすなおに従うこと。 しぎょしかん 史魚屍諌 名詞 史魚は自分のしかばねで主君の霊公をいさめた故事。 しぎょしかん 史魚尸諌 名詞 史魚は自分のしかばねで主君の霊公をいさめた故事。⇒史魚屍諌 しぎょちゅつひん 史魚黜殯 名詞 史魚は自分のしかばねで主君の霊公をいさめた故事。⇒史魚屍諌 しぎょのちょく 史魚之直 名詞 史魚は自分のしかばねで主君の霊公をいさめた故事。⇒史魚屍諌 しぐぜいがん 四弘誓願 名詞 すべての仏や菩薩のもつ四つの願い。 しくはちがい 四衢八街 名詞 大通りが四方八方に通じている大きな街のこと。 しくはっく 四苦八苦 名詞 さんざん苦労すること。非常な苦しみ。 じくろせんり 舳艫千里 名詞 多数の舟がはるか彼方まで連なること。 しけんなんし 子見南子 名詞 礼の道を守るため、回りの意見にまどわされず、自分の考えを通すこと。 しけんはっと 子建八斗 名詞 すぐれた才能を賞賛した語。 じこあんじ 自己暗示 名詞 自分で自分に暗示をかけること。 しこうきゅうまい 舐糠及米 名詞 被害がだんだん拡大すること。 しこうさくご 試行錯誤 名詞 試みと失敗をくりかえしながら適切な方法を見つけること。 じごうじとく 自業自得 名詞 自分から出たものは自分にかえるという意。 じごうじばく 自業自縛 名詞 自分から出たものは自分にかえるという意。⇒自業自得 しこうしへい 至公至平 名詞 きわめて公平である。 しこうじゅうちく 豕交獣畜 名詞 人をけだもの同様に扱うこと。 しこうせいじ 師曠清耳 名詞 耳が鋭敏なことのたとえ。⇒師曠之聡 しこうのそう 師曠之聡 名詞 耳が鋭敏なことのたとえ。 しこうはっきょく 四荒八極 名詞 世界中のあらゆる地域のこと。世界のすみずみ。 しこさんでん 市虎三伝 名詞 真実でないことも、多くの人が言うといつのまにか真実であるかのようになってしまうたとえ。⇒三人成虎 じごしょうだく 事後承諾 名詞 事がすんだあとで、それについての承諾をすること。また、承諾を与えること。 じことうかい 自己韜晦 名詞 自分の才能・地位・本心などをかくして表に出さないこと。 じこどうちゃく 自己撞着 名詞 同じ人の言動や文章が前と後で矛盾していること。⇒自家撞着 しこどくしょ 刺股読書 名詞 苦学のたとえ。⇒懸頭刺股 じこまんぞく 自己満足 名詞 これでよしとして、今の自分に満足すること。 じこむじゅん 自己矛盾 名詞 同一人物の考えや行動が前後でつじつまが合わなくなること。 じこんじご 而今而後 名詞 今からのち。 しこんしょうさい 士魂商才 名詞 武士の心と商人としての才能とを持ちあわせていること。 じざいほんぽう 自在奔放 名詞 気がねなしに自分の思うままに行動するさま。⇒自由奔放 しさくせいち 思索生知 名詞 筋道をたどって物事をよく考えることによって、知恵がうまれるということ。 しざんけつが 屍山血河 名詞 非常に激しい戦闘のたとえ。 しさんごれつ 四散五裂 名詞 ばらばらに分裂すること。⇒四分五裂 じじこくこく 時時刻刻 名詞 時を追ってつぎつぎと。 ししじんじん 志士仁人 名詞 学問修養に志す人と人徳のある人。 しししんちゅう 獅子身中 名詞 内部からわざわいが生じること。また、恩をうけておきながら、逆に害悪を与えること。 ししそうしょう 師資相承 名詞 師の教えを受け継ぐこと。また師から弟子へ学問・技術などを受け継いでいくこと。 ししそんそん 子子孫孫 名詞 末代まで。 じじつむこん 事実無根 名詞 事実に基づいていないこと。 しじとくしゃ 舐痔得車 名詞 卑しいことをしてまで、大きな利益を手に入れること。 ししはくと 獅子搏兎 名詞 やさしいと思われることでも、全力をあげて努めるべきだということ。 じじぶつぶつ 事事物物 名詞 あらゆる物事。 ししふんじん 獅子奮迅 名詞 猛烈な勢いで活動すること。 しじまんめつ 刺字漫滅 名詞 長いあいだ人を訪問しない。 じしもくしょく 耳視目食 名詞 外見にとらわれ、衣食の本源を忘れてぜいたくに流れること。⇒目食耳視 ししゃくしびょう 四百四病 名詞 人のかかるあらゆる病気。 しじゅうふわく 四十不惑 名詞 四十歳であれこれ迷わなくなること。 じじゅくのうしょう 耳熟能詳 名詞 何度も聞きなれていることは、詳しく説明することができるということ。また、物事を知りつくしていること。 じしゅどくしつ 自主独立 名詞 人に頼らずに自分の尊厳を保つこと。⇒独立自尊 じじょうじばく 自縄自縛 名詞 自分の心がけや言動によって、動きがとれなくなり苦しむこと。 しじょうだんぺい 紙上談兵 名詞 理屈だけで、実際にはまったく役に立たないこと。 じじょうまれん 事上磨錬 名詞 実際に行動や実践をしながら知識や精神をみがき修養すること。 ししょうりんよ 梓匠輪輿 名詞 大工と家具職人や車台・車輪を作る職人。 ししょくたんれい 姿色端麗 名詞 姿かたちの美しいこと。⇒容姿端麗 ししょごきょう 四書五経 名詞 聖人や賢人の言行や教えなどを記した儒教の聖典。 ししるいるい 死屍累累 名詞 多くの死体が重なりあっているむごたらしいさま。 ししんきょくとつ 徙薪曲突 名詞 未然に災難を防ぐこと。⇒曲突徙薪 しじんぜいこつ 詩人蛻骨 名詞 銘茶をたたえる語。また、銘茶のこと。 しじんそうおう 四神相応 名詞 四神に応じた最もよいとされる地相のこと。 しじんぼっかく 詩人墨客 名詞 詩を作ったり書や絵をかいたりする風流人。⇒騒人墨客 しじんぼっけい 詩人墨卿 名詞 詩を作ったり書や絵をかいたりする風流人。⇒騒人墨客 しせいけっかつ 死生契闊 名詞 生死を共にすることを約束し、共に苦しみ努力すること。 しせいのしん 市井之臣 名詞 官職に就かない民間人。⇒草莽之臣 しせいゆうめい 死生有命 名詞 人の生き死には天命であり、人の力ではどうすることもできない。 しせきのこう 咫尺之功 名詞 わずかな功績。⇒尺寸之功 しせきのしょ 咫尺之書 名詞 短い書状。 しせつけんご 志節堅固 名詞 主義や考えなどを堅く守って変えないこと。⇒志操堅固 じせつとうらい 時節到来 名詞 ちょうどよい機会がくること。⇒好機到来 しぜんせんたく 自然選択 名詞 適しているものだけが自然に選ばれて残ること。⇒自然淘汰 しぜんとうた 自然淘汰 名詞 適しているものだけが自然に選ばれて残ること。 しせんのくに 四戦之国 名詞 山や川の険しいところがなく、四方から攻撃される土地。⇔四塞之国 しせんのち 四戦之地 名詞 山や川の険しいところがなく、四方から攻撃される土地。⇔四塞之国 しぜんりょくがん 紫髥緑眼 名詞 西洋人。 しそうけんかく 志操堅確 名詞 主義や考えなどを堅く守って変えないこと。⇒志操堅固 しそうけんご 志操堅固 名詞 主義や考えなどを堅く守って変えないこと。 しそくのくに 四塞之国 名詞 四方を山や川に囲まれて攻めにくく守りやすい要害の国をいう。 しそくのち 四塞之地 名詞 四方を山や川に囲まれて攻めにくく守りやすい要害の国をいう。⇒四塞之国 しそくのぶん 止足之分 名詞 節度を超えた欲望をもつことを戒めたもの。⇒知足不辱 しだいさいそ 志大才疎 名詞 志は大きいが才能が乏しいこと。 じだいさくご 時代錯誤 名詞 時代の流れに合わない昔ながらの考え方。 しだいしごう 至大至剛 名詞 ものすごく大きくて、ものすごく強い。 しだいちしょう 志大智小 名詞 志は大きいが才能が乏しいこと。⇒志大才疎 したさきさんずん 舌先三寸 名詞 口先だけで誠実さがない。 したつはっつう 四達八通 名詞 道路が四方八方に広がっているさま。⇒四通八達 しちきんしちしょう 七擒七縦 名詞 敵を捕らえたり逃がしたりして味方にすること。⇒七縦七擒 しちししちしょう 七死七生 名詞 この世に生まれ変わる限りどこまでもということ。⇒一死七生 しちしはちぜつ 七嘴八舌 名詞 意見の多いこと。また、あちこちから意見の出ること。 しちじゅうこき 七十古稀 名詞 七十歳の高齢まで生きられるのは古来より稀である。 しちじゅうこき 七十古希 名詞 七十歳の高齢まで生きられるのは古来より稀である。⇒七十古稀 しちしゅのさいこう 七種菜羹 名詞 七種の野菜の汁物。また、七種がゆ。七草がゆ。 しちしょうしちきん 七縦七擒 名詞 敵を捕らえたり逃がしたりして味方にすること。 しちしょうはちおう 七縦八横 名詞 何事も思いのままにすること。⇒自由自在 しちしょうほうこく 七生報国 名詞 いのちをかけて国に奉公すること。⇒一死報国 しちそうおう 四地相応 名詞 四神に応じた最もよいとされる地相のこと。⇒四神相応 しちてんはっき 七転八起 名詞 失敗を重ねても、くじけることなく奮起すること。 しちてんはっき 七顚八起 名詞 失敗を重ねても、くじけることなく奮起すること。⇒七転八起 しちてんばっとう 七顚八倒 名詞 激しい苦痛に転げまわってもがくこと。 しちてんばっとう 七転八倒 名詞 激しい苦痛に転げまわってもがくこと。⇒七顚八倒 しちどうがらん 七堂伽藍 名詞 七つの堂のそろった寺。 しちなんくやく 七難九厄 名詞 七と九との年まわり(十七歳や四十九歳など)では、男女とも災厄にあいがちだという俗信。 しちなんはっく 七難八苦 名詞 ありとあらゆる災難・苦難のこと。 しちほせいし 七歩成詩 名詞 すぐれた詩文をすばやく作る才能。⇒七歩之才 しちほのさい 七歩之才 名詞 すぐれた詩文をすばやく作る才能。 しちほはっさ 七歩八叉 名詞 詩文を作るすぐれた才能。 しちゅうきゅうかつ 死中求活 名詞 死ぬ覚悟で難関を切り抜ける。 しちゅうきゅうせい 死中求生 名詞 死ぬ覚悟で難関を切り抜ける。⇒死中求活 しちゅうだいてん 史籒大篆 名詞 史籒が大篆という書体を作った。 しちゅうのかんきょ 市中閑居 名詞 真の隠遁者は山中などにいるのではなく、一見一般の人と変わらない生活をしているものだということ。⇒大隠朝市 しちょうげんどう 視聴言動 名詞 見ること、聞くこと、言うこと、行動すること。また、この四者を慎むこと。 しちょうのこすい 詩腸鼓吹 名詞 詩を作る情をかきたてるうぐいすの声をいう。 しちょうべつり 四鳥別離 名詞 親と子の悲しい別れのこと。 しちりけっかい 七里結界 名詞 ある人を嫌って寄せつけないこと。 しつうごたつ 四通五達 名詞 道路が四方八方に広がっているさま。⇒四通八達 しつうはったつ 四通八達 名詞 道路が四方八方に広がっているさま。 しっかいじょうぶつ 悉皆成仏 名詞 生きとし生ける一切の有情のものが、すべて成仏すること。 じっかんいちばく 十寒一暴 名詞 努力が少なく怠ることが多いのを戒めた語。⇒一暴十寒 しつぎおうとう 質疑応答 名詞 疑わしい点を問いただしたり、それに応えたりする。 じつげつせいしん 日月星辰 名詞 空のこと。 じつげつゆまい 日月逾邁 名詞 月日がどんどん過ぎていくこと。また、年老いて死期が近くなること。 しつげんきょしょく 疾言遽色 名詞 落ち着きがない。 しっこうゆうよ 執行猶予 名詞 有罪判決を受けて刑を言い渡された者について、情状によって一定期間その刑の執行を猶予し、猶予期間を問題無く経過したときには刑を科さない制度。 しっこんそうはく 失魂喪魄 名詞 ひどく驚き、あわてふためく。⇒失魂落魄 しっこんらくはく 失魂落魄 名詞 ひどく驚き、あわてふためく。 じっしいっしょう 十死一生 名詞 ほとんど助かる見込みのないところをかろうじて命拾いすること。 じつじきゅうぜ 実事求是 名詞 事実の実証にもとづいて物事の真理を追求すること。 しつじつごうけん 質実剛健 名詞 飾りけがなくまじめで、心身ともに強くたくましいこと。 しっしょうふんぱん 失笑噴飯 名詞 あまりのおかしさを押さえきれずに、食べている飯を吹き出して笑ってしまうこと。 しっしんどんたん 漆身呑炭 名詞 仇討ちのためにさまざまな苦労をすること。 しっしんらくはく 失神落魄 名詞 ひどく驚き、あわてふためく。⇒失魂落魄 しっせいたいこ 疾声大呼 名詞 大声で激しく叫ぶこと。⇒大声疾呼 じっせんきゅうこう 実践躬行 名詞 自分自身の力で実際にすすんで行動してみること。 しったげきれい 叱咤激励 名詞 大声で励まして、奮いたたせること。 しったとくれい 叱咤督励 名詞 大声で励まして、奮いたたせること。⇒叱咤激励 じっちゅうはっく 十中八九 名詞 ほとんど。 しっちんまんぽう 七珍万宝 名詞 多くの宝物のこと。 しっぷうけいそう 疾風勁草 名詞 苦境に立ったとき、はじめてその人物の真価がわかるというたとえ。 しっぷうじんらい 疾風迅雷 名詞 行動がすばやく激しいさま。 しっぷうどとう 疾風怒濤 名詞 時代が激しく変化することのたとえ。 しっぷうもくう 櫛風沐雨 名詞 非常に苦労することのたとえ。 しっぷうよくう 櫛風浴雨 名詞 非常に苦労することのたとえ。⇒櫛風沐雨 しつぼうらくたん 失望落胆 名詞 希望を失い、非常にがっかりすること。 じていめんくん 耳提面訓 名詞 懇切に教え諭すことのたとえ。⇒提耳面命 じていめんめい 耳提面命 名詞 懇切に教え諭すことのたとえ。⇒提耳面命 しでんいっせん 紫電一閃 名詞 刀剣などがきらめく形容。転じて、きわめて短い時間。 しでんせいそう 紫電清霜 名詞 容姿がすぐれて節操の堅い形容。 しとくのあい 舐犢之愛 名詞 親が子をむやみに愛すること。 じねんほうに 自然法爾 名詞 少しも人為的な力が加わらないあるがままの姿であること。 しのうこうしょう 士農工商 名詞 武士・農民・工人・商人の職分による身分階級。 じびぜんもく 慈眉善目 名詞 やさしくて、善良そうな顔つきのこと。 じひにんにく 慈悲忍辱 名詞 いつくしみの心が深く、どんな苦難も耐えしのぶこと。 しふくゆうひ 雌伏雄飛 名詞 将来を期して人につき従い、やがて盛んに活躍すること。 しぶんごかつ 四分五割 名詞 ばらばらに分裂すること。⇒四分五裂 しぶんごぼう 四分五剖 名詞 ばらばらに分裂すること。⇒四分五裂 しぶんごらく 四分五落 名詞 ばらばらに分裂すること。⇒四分五裂 しぶんごれつ 四分五裂 名詞 ばらばらに分裂すること。 しべんしょうしつ 資弁捷疾 名詞 生まれつき弁舌が巧みで、行動がすばやいこと。 じぼうじき 自暴自棄 名詞 すてばちで、やけくそになる。 しぼくかくけい 子墨客卿 名詞 詩文を作る人。 しぼくとごう 子墨兎毫 名詞 文人。詩文をつくる人。 しぼくのしん 徒木之信 名詞 約束を実行するたとえ。 じぼはいし 慈母敗子 名詞 教育には時には厳しさが必要なたとえ。 しまおくそく 揣摩臆測 名詞 物事を自分の心だけでいいかげんに推測すること。 しまおくそく 揣摩憶測 名詞 物事を自分の心だけでいいかげんに推測すること。⇒揣摩臆測 しめなわ 七五三縄 名詞 神前や神事の場所に張る縄。 しめんそか 四面楚歌 名詞 周囲のすべての人から非難されていることのたとえ。 しもくこふん 鴟目虎吻 名詞 残忍で凶暴な人相のたとえ。 しもんしゅつゆう 四門出遊 名詞 釈迦がまだ太子であったとき、王城の四方の門から郊外に出かけ、老・病・死の苦を見て人生の無常を感じ、出家を決意したということ。⇒四門遊観 しもんゆうかん 四門遊観 名詞 釈迦がまだ太子であったとき、王城の四方の門から郊外に出かけ、老・病・死の苦を見て人生の無常を感じ、出家を決意したということ。 しゃいんしゅうけい 車胤聚蛍 名詞 苦学のたとえ。 しゃえんしゅうこう 社燕秋鴻 名詞 出会ったかと思うとまたすぐ別れることのたとえ。 しゃきんきゅうえん 舎近求遠 名詞 身近に良いものがあることがわからず、遠くまでさがし求めること。 しゃきんぼうえん 舎近謀遠 名詞 身近に良いものがあることがわからず、遠くまでさがし求めること。⇒舎近求遠 しゃくこんかんし 釈根灌枝 名詞 大切でない部分に心を奪われて、物事の根本を忘れること。また、本質的な原因を探求しないで結果だけを問題にすること。 しゃくこんちゅうし 釈根注枝 名詞 大切でない部分に心を奪われて、物事の根本を忘れること。また、本質的な原因を探求しないで結果だけを問題にすること。⇒釈根灌枝 しゃくしかほう 杓子果報 名詞 運にめぐまれること。 しゃくしじょうぎ 杓子定規 名詞 一つの基準ですべてを決めようとして、応用や融通がきかないこと。 じゃくそうきゅうきょ 鵲巣鳩居 名詞 他人の地位を横取りすること。また、女性が嫁いで夫の家をわが家とすること。 じゃくそうきゅうせん 鵲巣鳩占 名詞 他人の地位を横取りすること。また、女性が嫁いで夫の家をわが家とすること。⇒鵲巣鳩居 じゃくにくきょうしょく 弱肉強食 名詞 弱い者が強い者の犠牲にされること。 じゃくのうせいきょう 弱能制強 名詞 弱いものがかえって強い者に打ち勝つ。⇒柔能制剛 じゃくめついらく 寂滅為楽 名詞 迷いから解放された悟りの境地に、真の安楽があるということ。 しゃくりょうげんけい 酌量減軽 名詞 犯罪の諸事情を酌み量って刑罰を軽くすること。⇒情状酌量 しゃけいそんせつ 車蛍孫雪 名詞 苦学のたとえ。 しゃこうじれい 社交辞令 名詞 口先だけのお世辞や形だけのお愛想のこと。⇒外交辞令 しゃこほうろう 舎虎逢狼 名詞 つぎつぎと災難・危害におそわれるたとえ。⇒前虎後狼 しゃこんちゅうし 捨根注枝 名詞 大切でない部分に心を奪われて、物事の根本を忘れること。また、本質的な原因を探求しないで結果だけを問題にすること。⇒釈根灌枝 しゃさいとりょう 車載斗量 名詞 人や物の数や量が多くてはかりきれないことのたとえ。 しゃしいんいつ 奢侈淫侠 名詞 度をこしたぜいたくをし、不道徳な楽しみにふけること。 しゃしいんいつ 奢侈淫逸 名詞 度をこしたぜいたくをし、不道徳な楽しみにふけること。⇒奢侈淫侠 しゃしぶんじゃく 奢侈文弱 名詞 おごり、ぜいたくをつくし、文事ばかりにふけって、おとなしく、気がよわいこと。 しゃしゃらくらく 洒洒落落 名詞 性格や言動がさっぱりしていて、物事にこだわらないさま。 しゃしゃらくらく 灑灑落落 名詞 性格や言動がさっぱりしていて、物事にこだわらないさま。⇒洒洒落落 しゃしょうせんば 射将先馬 名詞 目的を達成するためには、まず相手がよりどころとしているものを攻めるのがよいということ。 しゃしょくのしん 社稷之臣 名詞 国家の重臣。 しゃしょくのまもり 社稷之守 名詞 国家の守りとなる臣。 しゃすいばりょう 車水馬竜 名詞 車馬の往来のにぎやかなさま。 しゃせいしゅぎ 舎生取義 名詞 ゆったりと落ち着いて、恐れることなく正義のために身を投げ出すこと。⇒従容就義 しゃせきいんう 射石飲羽 名詞 精神を集中して必死の思いで事にのぞめば、どんな困難なことでもできるということ。 じゃせついたん 邪説異端 名詞 正統からはずれている思想・信仰・学説。⇒異端邪説 しゃたんしゅちょう 舎短取長 名詞 短所や欠点をすてて、長所をのばすこと。また、つまらないものを排除して、よいものを取りあげること。 じゃちかんねい 邪智奸佞 名詞 性格がひねくれていてずるがしこいこと。⇒奸佞邪知 じゃっこうじょうど 寂光浄土 名詞 仏の住んでいる世界。 しゃとうねんき 煮豆燃萁 名詞 兄弟の仲が悪く、争い合うこと。 しゃとうねんき 煮豆然萁 名詞 兄弟の仲が悪く、争い合うこと。⇒煮豆燃萁 しゃにむに 遮二無二 名詞 がむしゃらに。 しゃほうはっせつ 射法八節 名詞 弓道での弓を射る八段階の方則のこと。⇒弓道八節 しゃほんじまつ 舎本事末 名詞 物事の根幹となることをおろそかにして、つまらないことに関心をもつこと。⇒舎本逐末 しゃほんちくまつ 舎本逐末 名詞 物事の根幹となることをおろそかにして、つまらないことに関心をもつこと。 しゃほんちくまつ 捨本逐末 名詞 物事の根幹となることをおろそかにして、つまらないことに関心をもつこと。⇒舎本逐末 しゅうあくかんじゃ 醜悪奸邪 名詞 非常にみにくくよこしまなこと。 しゅうあくかんじゃ 醜悪姦邪 名詞 非常にみにくくよこしまなこと。⇒醜悪奸邪 しゅういほけつ 拾遺補闕 名詞 見逃している過失をみつけて、それを正し補うこと。 じゅうおうじざい 縦横自在 名詞 自由自在に振る舞うさま。また、思う存分振る舞うさま。⇒縦横無尽 じゅうおうむげ 縦横無礙 名詞 自由自在に振る舞うさま。また、思う存分振る舞うさま。⇒縦横無尽 じゅうおうむじん 縦横無尽 名詞 自由自在に振る舞うさま。また、思う存分振る舞うさま。 しゅうがいけいちゅう 秀外恵中 名詞 容姿が美しく心もやさしいこと。また、外見が立派で心もさといこと。 じゆうかったつ 自由闊達 名詞 のびのびとして心が広く物事にこだわらないさま。 じゆうかったつ 自由豁達 名詞 のびのびとして心が広く物事にこだわらないさま。⇒自由闊達 しゅうかふてき 衆寡不敵 名詞 少数は多数にかなわない。 しゅうかへいげつ 羞花閉月 名詞 美しい女性のこと。⇒羞月閉花 しゅうぎいっけつ 衆議一決 名詞 多くの人の議論・相談の結果、意見が一致し結論が出ること。 しゅうぎぼせん 衆蟻慕羶 名詞 人々が利益のあるところにむらがることを卑しんでいうたとえ。⇒群蟻附羶 じゅうぎょうぐか 十行倶下 名詞 書物を読むことが速いことのたとえ。⇒一目十行 しゅうくしんきん 愁苦辛勤 名詞 ひじょうに憂え苦しむこと。 しゅうげつへいか 羞月閉花 名詞 美しい女性のこと。 しゅうけんぼうじょ 衆賢茅茹 名詞 多くの賢人が協力しあうこと。 しゅうこういっち 衆口一致 名詞 全員の言うことがぴったり合うこと。 しゅうこうしゃくきん 衆口鑠金 名詞 多くの人々のことば、特に世評の無責任さ、恐ろしさなどをたとえた語。⇒衆蚊成雷 じゅうこうちょうだい 重厚長大 名詞 どっしりとして大きいさま。 しゅうごうのすえ 秋毫之末 名詞 ほんの少し。 しゅうこうばひ 秋高馬肥 名詞 空高く澄み渡ったさわやかな秋の季節をいう。 じゅうごしがく 十五志学 名詞 十五歳で学問の道にこころざす。 しゅうこちじん 修己治人 名詞 自分に徳を積んで世を治めること。 しゅうさんじっしゅん 聚散十春 名詞 別離のあとまたたくまに歳月が経過したということ。 しゅうさんりごう 集散離合 名詞 離れたり集まったりすること。また、協力したり反目したりすること。⇒離合集散 しゅうしいっかん 終始一貫 名詞 始めから終わりまで言動や態度が変わらないこと。 じゆうじざい 自由自在 名詞 何事も思いのままにすること。 じゅうしゅうちょうさん 獣聚鳥散 名詞 統率や規律のとれていない集まりのたとえ。 しゅうしゅそうめん 囚首喪面 名詞 容貌を飾らないことのたとえ。 しゅうしゅぼうかん 袖手旁観 名詞 何もしないでそばで見ていること。 しゅうしゅぼうかん 袖手傍観 名詞 何もしないでそばで見ていること。⇒袖手旁観 しゅうしょうろうばい 周章狼狽 名詞 思いがけないことに出あって、あわてふためくこと。 しゅうしょくへんぷく 修飾辺幅 名詞 うわべ(外見)を飾ること。⇒辺幅修飾 しゅうじんかんし 衆人環視 名詞 多くの人が周りを取り囲んで見ていること。 しゅうしんせいか 修身斉家 名詞 自分の身を修め行いを正し円満な家庭を築くこと。 しゅうすいどくせい 衆酔独醒 名詞 周囲の人はみな道をはずれており、自分だけが正しいということ。 じゅうぜんじゅうび 十全十美 名詞 すべてが完全で整っていること。 しゅうそうさんじゃく 秋霜三尺 名詞 研ぎすました刀剣。 しゅうそうれつじつ 秋霜烈日 名詞 刑罰・権威・意志などがきわめて厳しいたとえ。 しゅうちてってい 周知徹底 名詞 世間一般、広くすみずみまで知れわたるようにすること。 しゅうちゅうてきこく 舟中敵国 名詞 自分の味方だと思っていた側近や親近者がそむき離れるたとえ。 じゅうていちょうせき 獣蹄鳥跡 名詞 世の中が乱れてけものや鳥が横行すること。 じゅうとうふくてつ 重蹈覆轍 名詞 先人の失敗を戒めとせずに、同じ失敗を繰り返すこと。⇔前車覆轍 じゅうとおうまつ 縦塗横抹 名詞 乱暴に書きなぐること。 しゅうどくこうどく 就毒攻毒 名詞 悪を制するのに悪を用いることのたとえ。⇒以毒制毒 しゅうなんしょうけい 終南捷径 名詞 終南山には仕官の近道がある。また、正規の段階をふむことなく官職につく法をいう。 じゅうにんといろ 十人十色 名詞 人の好みや考え方、性格などはそれぞれ違うということ。 じゅうにんとはら 十人十腹 名詞 人の好みや考え方、性格などはそれぞれ違うということ。⇒十人十色 じゅうねんいちじつ 十年一日 名詞 長年経っても変わらないこと。 じゅうねんいっけん 十年一剣 名詞 長年武芸の修養をつんで、力を発揮する機会を待つこと。 じゅうねんひとむかし 十年一昔 名詞 世の中の移りかわりが激しいことのたとえ。 じゅうのうこくごう 柔能克剛 名詞 弱いものがかえって強い者に打ち勝つ。⇒柔能制剛 じゅうのうせいごう 柔能制剛 名詞 弱いものがかえって強い者に打ち勝つ。 じゅうばこうそう 戎馬倥偬 名詞 戦場にあって忙しく軍務を行うこと。 じゅうふうごう 十風五雨 名詞 世の中が平穏であるたとえ。⇒五風十雨 しゅうふうさくばく 秋風索莫 名詞 勢いが衰えてものさびしいさま。 しゅうふうさくばく 秋風索漠 名詞 勢いが衰えてものさびしいさま。⇒秋風索莫 しゅうふうさくばく 秋風索寞 名詞 勢いが衰えてものさびしいさま。⇒秋風索莫 しゅうふうせきばく 秋風寂莫 名詞 勢いが衰えてものさびしいさま。⇒秋風索莫 しゅうふうらくばく 秋風落莫 名詞 勢いが衰えてものさびしいさま。⇒秋風索莫 しゅうふうりんれつ 秋風凛冽 名詞 秋の風のきびしくつめたいさま。⇒秋風冽冽 しゅうふうれつれつ 秋風冽冽 名詞 秋の風のきびしくつめたいさま。 しゅうふうれつれつ 秋風洌洌 名詞 秋の風のきびしくつめたいさま。⇒秋風冽冽 しゅうぶんせいらい 衆蚊成雷 名詞 小さなものもたくさん集まると大きな力になるということ。また、多くの人が口をそろえて言いたてて、害悪を生じること。 じゆうほんぽう 自由奔放 名詞 気がねなしに自分の思うままに行動するさま。 じゅうまんおくど 十万億土 名詞 極楽浄土のこと。 しゅうみょうのもん 衆妙之門 名詞 万物の出てくる根源。 じゆうむげ 自由無礙 名詞 何事も思いのままにすること。⇒自由自在 しゅうめいひろう 襲名披露 名詞 親または師匠の名前を継いだことを公表すること。 しゅうりんせんよく 戢鱗潜翼 名詞 志を抱いて時機の到来をじっと待つたとえ。 しゅおうはんのう 酒甕飯嚢 名詞 無知無能の人。 しゅかくてんとう 主客転倒 名詞 物事の順序・立場・重要度などが逆転すること。 しゅかくてんとう 主客顚倒 名詞 物事の順序・立場・重要度などが逆転すること。⇒主客転倒 じゅかせきじょう 樹下石上 名詞 出家行脚の境遇のこと。 しゅくいせっしょく 縮衣節食 名詞 節約・倹約すること。 しゅくこうやしん 夙興夜寝 名詞 朝は早く起き、夜はおそく寝て、日夜、職務に精励すること。 しゅくこうやび 夙興夜寐 名詞 朝は早く起き、夜はおそく寝て、日夜、職務に精励すること。⇒夙興夜寝 じゅくしもくそう 熟思黙想 名詞 物事を沈黙してじっくりと考えること。 しゅくちほてん 縮地補天 名詞 政治上の改革を行うこと。 じゅくどくがんみ 熟読玩味 名詞 文章の意味をじっくり考えて読み味わうこと。 しゅくやむご 夙夜夢寤 名詞 朝早くから夜おそくまで。また、寝てもさめても、終日絶えずということ。⇒夙夜夢寐 しゅくやむび 夙夜夢寐 名詞 朝早くから夜おそくまで。また、寝てもさめても、終日絶えずということ。 じゅくりょだんこう 熟慮断行 名詞 よくよく考えたうえで、思いきって実行すること。 しゅけんざいみん 主権在民 名詞 国を統治する最高権力が、国民にあるという考え。 しゅこうぼくしゅ 輸攻墨守 名詞 攻める方も守る方も知略を尽くすたとえ。 しゅしゃせんたく 取捨選択 名詞 必要なものを取り不必要なものを捨てて選ぶ。 しゅじゅぎょっこう 珠襦玉匣 名詞 美しいもののたとえ。 しゅじゅざった 種種雑多 名詞 いろいろなものが入り混じっていること。 しゅじゅさまざま 種種様様 名詞 いろいろなものが入り混じっていること。⇒種種雑多 しゅしゅたいと 守株待兎 名詞 古いしきたりにとらわれて融通がきかないこと。また、偶然の幸運をあてにすること。 しゅじょうさいど 衆生済度 名詞 仏道によって生きているものすべてを迷いから救い、悟りの境地へ導くこと。 しゅしょくざいき 酒色財気 名詞 心身に害を及ぼす事物のたとえ。女色におぼれたり、偶然の幸運をあてにすること。⇒伐性之斧 しゅしりょうたん 首施両端 名詞 どっちつかずの曖昧な態度。⇒首鼠両端 しゅしんこうし 朱脣皓歯 名詞 美人の形容。 しゅしんこうし 朱唇皓歯 名詞 美人の形容。⇒朱脣皓歯 しゅぞくきふう 殊俗帰風 名詞 異郷の異なる風俗や習慣に従い染まること。⇒入境問禁 じゅそくたじょく 寿則多辱 名詞 長生きをするということは、それだけ恥をかくことも多いということ。 しゅそりょうたん 首鼠両端 名詞 どっちつかずの曖昧な態度。 じゅたいこくち 受胎告知 名詞 キリスト教で、天使ガブリエルが聖母マリアにキリストのみごもりを告げたこと。 しゅちにくりん 酒池肉林 名詞 ぜいたくの限りを尽くした豪奢な宴会。 しゅちょうほたん 取長補短 名詞 人の長所をとり入れ、自分の短所を補うこと。⇒採長補短 じゅっこうがいしゅ 朮羹艾酒 名詞 朮でつくった羹(吸い物)とよもぎがはいった酒のこと。 しゅっこくせんきょう 出谷遷喬 名詞 出世すること。 しゅっしょうにゅうしょう 出将入相 名詞 文武の才を兼ね備えた人物のたとえ。 しゅっしょしんたい 出処進退 名詞 現在の職にとどまるか辞めてしまうかという身のふり方。 しゅつらんのほまれ 出藍之誉 名詞 弟子が師よりもまさるたとえ。 しゅとどうき 殊塗同帰 名詞 帰着するところは同じだが、そこに到る道が異なること。 しゅのうはんたい 酒嚢飯袋 名詞 無知無能の人。⇒酒甕飯嚢 しゅびいっかん 首尾一貫 名詞 初めから終わりまで、方針や態度が変わらないこと。 しゅびそうおう 首尾相応 名詞 初めから終わりまで、方針や態度が変わらないこと。⇒首尾一貫 しゅぶそくとう 手舞足踏 名詞 うれしくて思わず小躍りすることのたとえ。 しゅぼくらんぜん 朱墨爛然 名詞 学問や研究に専念することのたとえ。 じゅめいぼくこう 儒名墨行 名詞 表面は儒者と称しながら、実際には墨子の教えに合った行いをすること。⇔墨名儒行 じゅりんのとうりょう 儒林棟梁 名詞 儒学者の世界で、重任にある人のこと。 しゅれんぎょくえい 珠聯玉映 名詞 りっぱな才能のある人々が集まるたとえ。⇒珠聯璧合 しゅれんへきごう 珠聯璧合 名詞 りっぱな才能のある人々が集まるたとえ。 しゅれんへきごう 珠連璧合 名詞 りっぱな才能のある人々が集まるたとえ。⇒珠聯璧合 しゅれんまんいん 株連蔓引 名詞 株やつるがつらなっているように、関係した者が残らず罰せられること。 しゅんあしゅうぜん 春蛙秋嬋 名詞 無用の言論。 じゅんいつむざつ 純一無雑 名詞 まったく混じりけがないこと。また、性質がすなおで偽りや邪念がない人物のこと。 しゅんいんしゅうだ 春蚓秋蛇 名詞 悪筆のたとえ。 しゅんかしゅうげつ 春花秋月 名詞 自然の風景・風物。自然の美しさのたとえ。⇒花鳥風月 しゅんかんりょうしょう 春寒料峭 名詞 春になっても寒さが残り、春風が肌にうすら寒く感じられるさま。 じゅんこうろかい 蓴羹鱸膾 名詞 故郷を懐かしく思う情。 しゅんこんしゅうかい 春恨秋懐 名詞 春の日の物憂さと秋の日の物思い。⇒春愁秋思 しゅんじつぎょうねん 舜日尭年 名詞 天下太平で盛んな世の中。 しゅんじつちち 春日遅遅 名詞 春の日が長く、のどかなさま。 しゅんしゅうしゅうし 春愁秋思 名詞 春の日の物憂さと秋の日の物思い。 しゅんじゅうのひっさく 春秋筆削 名詞 言葉づかいや文章の細やかな筆づかいの中に賞賛や批判の意味を暗に含ませること。また、公正な態度で厳しく批判すること。⇒春秋筆法 しゅんじゅうのひっぽう 春秋筆法 名詞 言葉づかいや文章の細やかな筆づかいの中に賞賛や批判の意味を暗に含ませること。また、公正な態度で厳しく批判すること。 しゅんじゅぼうん 春樹暮雲 名詞 遠くの友を切になつかしむ情。⇒暮雲春樹 しゅんしょういっこく 春宵一刻 名詞 春の夜は何よりも趣深く、その一刻はなにものにもかえがたい価値があるということ。 じゅんじょうかれん 純情可憐 名詞 すなおで邪念がなく清らかで愛らしい。 じゅんじょうしゅうこ 循常習故 名詞 今までのやり方を受け継いでそのとおりにしてゆくこと。⇒蹈常襲故 じゅんしんかれん 純真可憐 名詞 すなおで邪念がなく清らかで愛らしい。⇒純情可憐 じゅんしんむく 純真無垢 名詞 けがれのない心を持っていること。 じゅんすいむく 純粋無垢 名詞 けがれのない心を持っていること。⇒純真無垢 しゅんそくちょうはん 駿足長阪 名詞 すぐれた人物が、困難を恐れずに自分の才能を試してみたいと思うこと。 しゅんそくちょうはん 駿足長坂 名詞 すぐれた人物が、困難を恐れずに自分の才能を試してみたいと思うこと。⇒駿足長阪 じゅんびばんたん 準備万端 名詞 諸般の準備、あるいは準備の全て、などの意味の表現。一般的には、準備万端整っているさま、万全の用意ができている状態などを意味するものとして用いられる。 しゅんぷうたいとう 春風駘蕩 名詞 何事もなく平穏なさま。また、穏和でのんびりとした人柄のこと。 じゅんぷうびぞく 醇風美俗 名詞 人情が厚くうるわしい風俗や習慣。 じゅんぷうびぞく 淳風美俗 名詞 人情が厚くうるわしい風俗や習慣。⇒醇風美俗 じゅんぷうまんぱん 順風満帆 名詞 物事がすべて順調に進んでいるさま。 しゅんぷうまんめん 春風満面 名詞 顔いっぱいに喜びの表情があふれているようす。⇒喜色満面 じゅんりせいしょう 順理成章 名詞 話や考えの筋道がよく通っていること。⇒理路整然 しゅんわけいめい 春和景明 名詞 穏やかでひざしが明るい春の陽気のこと。 じょいじょくん 叙位叙勲 名詞 位を授けたり、勲等により勲記・勲章を授けたりすること。また、位を与えられたり、勲記・勲章を与えられたりすること。 じょういかたつ 上意下達 名詞 上の者の意志や命令を、下の者によく徹底させること。 しょういかんしょく 宵衣旰食 名詞 天子が朝早くから夜遅くまで熱心に政治にはげむこと。 じょういとうごう 情意投合 名詞 お互いの気持ちがよく通じ合うこと。 じょういんとうた 冗員淘汰 名詞 官庁などでむだな人員を整理すること。 じょうえんかすい 上援下推 名詞 適任者として上から引き立てられ、下からも推されること。 しょうえんだんう 硝煙弾雨 名詞 戦闘が非常に激しいこと。 しょうえんだんう 硝烟弾雨 名詞 戦闘が非常に激しいこと。⇒硝煙弾雨 しょうかいっしん 上下一心 名詞 身分の上下にかかわらず一致団結すること。 しょうかてんこう 上下天光 名詞 空も水も一様に光り輝くこと。 しょうかはいぞく 傷化敗俗 名詞 風紀を乱して社会に害を及ぼすこと。⇒傷風敗俗 しょうかへきぎょく 小家碧玉 名詞 貧しい家庭に育った美しい娘のこと。また、とるにたりないような家の大事な宝物のこと。 しょうかんふえん 商鑑不遠 名詞 失敗を戒める例は近くにあるたとえ。⇒殷鑑不遠 じょうぐぼだい 上求菩提 名詞 菩薩が上に向かって悟りの道を求めること。 しょうけいどうおん 笙磬同音 名詞 人が心を合わせて仲良くするたとえ。 しょうげきちんしゅう 小隙沈舟 名詞 ほんの些細なことが、大きな事件や事故の原因となること。⇒螻蟻潰堤 じょうけんはんしゃ 条件反射 名詞 ある刺激を与えたときに、決まって引き起こされる一定の体の反応のこと。 しょうこいんめつ 証拠隠滅 名詞 事実を証明する根拠となるものをなくすこと。 しょうこいんめつ 証拠堙滅 名詞 事実を証明する根拠となるものをなくすこと。⇒証拠隠滅 しょうこいんめつ 証拠湮滅 名詞 事実を証明する根拠となるものをなくすこと。⇒証拠隠滅 じょうこうかこう 上行下効 名詞 上の者がすると、下の者がそれを見習うこと。 じょうこうかじゅう 上行下従 名詞 上の者がすると、下の者がそれを見習うこと。⇒上行下効 しょうこくかみん 小国寡民 名詞 国土が小さくて、人口が少ないこと。 じょうこしゃそ 城狐社鼠 名詞 権力者のかげに隠れて悪事をはたらく者のたとえ。 じょうざんだじん 常山蛇陣 名詞 どこから見てもすきや欠点がないこと。⇒常山蛇勢 しょうざんのしこう 商山四皓 名詞 商山に隠れた四人の老人。 じょうざんのだせい 常山蛇勢 名詞 どこから見てもすきや欠点がないこと。 しょうじじだい 生死事大 名詞 人の世は、無常でうつろいやすいこと。 しょうしせんばん 笑止千万 名詞 非常にくだらなくて、ばかばかしいこと。 しょうじむじょう 生死無常 名詞 人の世は、無常でうつろいやすいこと。⇒生死事大 しょうしゃくしゅくりつ 銷鑠縮栗 名詞 意気が阻喪して縮み上がっておそれること。 じょうしゃのかい 乗車之会 名詞 武力によって諸侯を会合させること。⇒兵車之会 じょうしゃひっすい 盛者必衰 名詞 勢いの盛んな者はいつか必ず衰えること。 しょうじゃひつめつ 生者必滅 名詞 生きているものは必ず死ぬこと。 じょうしゃひつめつ 盛者必滅 名詞 勢いの盛んな者はいつか必ず衰えること。⇒盛者必衰 じょうじゅうざが 常住坐臥 名詞 座っているときも寝ているときも。いつも。また、ふだん・平生。 じょうじゅうふだん 常住不断 名詞 ずっと続いていて絶えないこと。 しょうしゅかくにく 漿酒霍肉 名詞 非常にぜいたくなことのたとえ。 じょうしょうかおく 畳牀架屋 名詞 余計なことを重ね行うことのたとえ。 しょうしょうじご 呫囁耳語 名詞 ひそひそ話のこと。⇒交頭接耳 しょうじょうししょう 牀上施牀 名詞 重複すること、余計なことをするたとえ。 しょうじょうじゃくめつ 清浄寂滅 名詞 道家の教えと仏家の教え。 じょうじょうしゃくりょう 情状酌量 名詞 犯罪の諸事情を酌み量って刑罰を軽くすること。 しょうじょうせぜ 生生世世 名詞 未来永劫、いつまでも。 しょうじょうのさ 霄壌之差 名詞 物事の隔たりがはなはだしく大きいことのたとえ。⇒天淵之差 しょうしょうはっけい 瀟湘八景 名詞 瀟湘付近の景色のよい八つの場所。 しょうじょうめいしゅ 掌上明珠 名詞 自分にとって最も大切なもののこと。また、最愛の妻や子供のこと。⇒掌中之珠 しょうじょしへき 相如四壁 名詞 貧しいことのたとえ。 じょうしょてんめん 情緒纏綿 名詞 感情がいつまでもまつわりついて離れないさま。 しょうじるてん 生死流転 名詞 生と死をくり返すこと。 しょうじんかんきょ 小人閑居 名詞 つまらない人間は、人目につかずひとりでぶらぶらしていると、とかくよくないことをしがちである。 しょうじんかんきょ 小人間居 名詞 つまらない人間は、人目につかずひとりでぶらぶらしていると、とかくよくないことをしがちである。⇒小人閑居 しょうしんかんぜつ 焦唇乾舌 名詞 非常に悩み苦しむこと。 しょうしんかんぜつ 焦脣乾舌 名詞 非常に悩み苦しむこと。⇒焦唇乾舌 しょうしんくりょ 焦心苦慮 名詞 気をもんであれこれ考え苦しむこと。 しょうじんけっさい 精進潔斎 名詞 飲食を慎み、心身を清めてけがれのない平静な状態にしておくこと。 しょうしんけんかい 小心狷介 名詞 固く志を守って世俗を受け容れないこと。⇒狷介固陋 しょうしんしょうめい 正真正銘 名詞 まったくうそ偽りがなく、本物であること。 しょうじんのゆう 小人之勇 名詞 血気にはやるあさはかな勇気。 しょうしんよくよく 小心翼翼 名詞 気が小さくて、びくびくしているさま。 じょうすいざんざん 剰水残山 名詞 戦乱のあとに残った荒廃した山や川の自然。 しょうすいのうお 小水之魚 名詞 危機や困難が目の前にさしせまっていること。また、窮地に立たされた人のたとえ。⇒涸轍鮒魚 しょうせきうんきん 匠石運斤 名詞 人間離れしたすばらしい技術のこと。⇒運斤成風 しようせきも 支葉碩茂 名詞 支族まで繁栄する。本家はもとより分家まで栄えること。 しようせきも 枝葉碩茂 名詞 支族まで繁栄する。本家はもとより分家まで栄えること。⇒支葉碩茂 じょうぜつたべん 饒舌多弁 名詞 口数がたいへん多いさま。おしゃべり。口が達者なこと。⇔沈黙寡言 しょうそうきえい 少壮気鋭 名詞 年が若く意気盛んであること。 しょうそうゆうい 少壮有為 名詞 ある分野に新しく登場し、意気込みが盛んで将来性があること。⇒新進気鋭 しょうそくえいきょ 消息盈虚 名詞 時の移り変わり。 じょうそくふじ 躡足附耳 名詞 人に注意する場合には、相手の立場を考え相手を傷つけないような配慮が必要であるということ。 しょうたいさいい 称体裁衣 名詞 状況に応じて物事を現実的に処理すること。⇒量体裁衣 しょうちゅうのたま 掌中之珠 名詞 自分にとって最も大切なもののこと。また、最愛の妻や子供のこと。 しょうちゅうゆうとう 笑中有刀 名詞 表面は柔和で当たりがよいが、ひそかに悪意を抱いていること。⇒綿裏包針 じょうとうしゅだん 常套手段 名詞 いつも決まってとられる手段。 しょうとうらんがく 焦頭爛額 名詞 根本を忘れ瑣末なことを重視すること。また、物事を非常に苦労してすること。 しょうとうらんがく 燃頭爛額 名詞 根本を忘れ瑣末なことを重視すること。また、物事を非常に苦労してすること。⇒焦頭爛額 じょうどおうじょう 浄土往生 名詞 この世を去ってのち、極楽浄土に生まれかわることまた、安らかに死ぬこと。⇒極楽往生 しょうはくのしつ 松柏之質 名詞 体の強いことのたとえ。また、節操や意志のきわめて固い気質のたとえ。⇔蒲柳之質 しょうはくのじゅ 松柏之寿 名詞 ながいき。 しょうはくのみさお 松柏之操 名詞 逆境にあっても志や節操を変えないたとえ。⇒歳寒松柏 しょうばつのへい 賞罰之柄 名詞 賞罰を行う権力。 しょうひかせい 笑比河清 名詞 厳格でほとんど笑顔を見せないこと。 じょうひしつげん 攘臂疾言 名詞 得意なさま。 しょうびのきゅう 焦眉之急 名詞 非常にさし迫った急務。 しょうびのきゅう 焼眉之急 名詞 非常にさし迫った急務。⇒焦眉之急 じょうびふかい 常備不懈 名詞 日ごろから気をゆるめることなく準備を整えておくこと。 しょうふうはいかい 蕉風俳諧 名詞 江戸時代の俳人、松尾芭蕉およびその一派の俳諧のこと。 しょうふうはいかい 正風俳諧 名詞 江戸時代の俳人、松尾芭蕉およびその一派の俳諧のこと。⇒蕉風俳諧 しょうふうはいぞく 傷風敗俗 名詞 風紀を乱して社会に害を及ぼすこと。 じょうふうはろう 乗風破浪 名詞 物事がすべて順調に進んでいるさま。⇒順風満帆 しょうふうろうげつ 嘯風弄月 名詞 自然の風景に親しみ、風流を好んで楽しむこと。 しょうふがいえい 蕭敷艾栄 名詞 何の取り柄もない者が漠然と生きることをいう。⇔蘭摧玉折 しょうぼくりんじょ 昭穆倫序 名詞 廟の昭穆には一定の序列があること。 しようまっせつ 枝葉末節 名詞 本質からはずれた些細なこと。 しようまったん 枝葉末端 名詞 本質からはずれた些細なこと。⇒枝葉末節 じょうめいかたつ 上命下達 名詞 上の者の意志や命令を、下の者によく徹底させること。⇒上意下達 しょうめいていしょく 鐘鳴鼎食 名詞 富貴の人の生活。 しょうめつめつい 生滅滅已 名詞 生と滅、生きることと死ぬことがなくなって、ともに存しないこと。 しょうめんやしゃ 笑面夜叉 名詞 顔は笑っていても心の底に一物あること。 しょうめんろうこ 笑面老虎 名詞 顔は笑っていても心の底に一物あること。⇒笑面夜叉 しょうもんゆうしょう 将門有将 名詞 立派な家柄からは必ずすぐれた人材が出るということ。 しょうもんゆうしょう 相門有相 名詞 立派な家柄からは必ずすぐれた人材が出るということ。⇒将門有将 しょうようじざい 逍遥自在 名詞 俗事をはなれて気ままに楽しむこと。 しょうようしゅうぎ 従容就義 名詞 ゆったりと落ち着いて、恐れることなく正義のために身を投げ出すこと。 しょうようしゅうぎ 縦容就義 名詞 ゆったりと落ち着いて、恐れることなく正義のために身を投げ出すこと。⇒従容就義 しょうようふはく 従容不迫 名詞 ゆったりと落ち着いていて、あわてないこと。 しょうようふはく 縦容不迫 名詞 ゆったりと落ち着いていて、あわてないこと。⇒従容不迫 しょうようほうがい 逍遥法外 名詞 法律を犯した者が罰を受けないで自由に生活していること。 じょうよしゃが 乗輿車駕 名詞 天子の乗る車。天子の使う物。転じて、天子のこと。 じょうよはえつ 乗輿播越 名詞 天子が都を落ちのびて他国をさすらうこと。 しょうりぞうとう 笑裏蔵刀 名詞 外見はおだやかでやさしそうでありながら、内心は陰険なものをもつこと。 しょうりたいがい 小利大害 名詞 わずかの利益を得ようとして、かえって大損をしてしまうこと。⇒小利大損 しょうりだいそん 小利大損 名詞 わずかの利益を得ようとして、かえって大損をしてしまうこと。 じょうりんぼんかい 常鱗凡介 名詞 ごくありふれた人のたとえ。凡人。 じょうろうかしゅう 上漏下湿 名詞 貧乏なあばら屋のさま。 しょうろうびょうし 生老病死 名詞 人として免かれえない四つの苦悩のこと。 じょうろうぼうふう 上漏旁風 名詞 貧乏なあばら屋のさま。⇒上漏下湿 じょきゅうこうしん 除旧更新 名詞 古いものを排除し、新しいものを取り入れること。⇒吐故納新 しょきゅうのまじわり 杵臼之交 名詞 身分にこだわらない交際。 しょぎょうむじょう 諸行無常 名詞 人生ははかないものであるという仏教の根本思想。 しょくぎゅうのき 食牛之気 名詞 気持ちが広く大きいこと。⇒呑牛之気 しょくぎょくすいけい 食玉炊桂 名詞 よそから物価高の土地に来て、生活に苦労すること。⇒桂玉之艱 しょくぜんほうじょう 食前方丈 名詞 ひじょうにぜいたくな食事のこと。 しょくふりこう 嗇夫利口 名詞 身分は低いが、口が達者な男のこと。 しょしかんてつ 初志貫徹 名詞 初めに思い立った志を、最後まで貫き通すこと。 しょしひゃっか 諸子百家 名詞 中国の春秋戦国時代に活躍した多くの学者や学派、またその著書の総称。 しょしょうちくし 綀裳竹笥 名詞 娘の嫁入り仕度を謙遜していう語。 しょしょざいざい 所所在在 名詞 あちらこちら。また、いたるところ。⇒在在所所 しょじょだっと 処女脱兎 名詞 始めはたいしたことのないように見せかけて、後には見違えるほどの力を発揮するたとえ。 しょしょほうぼう 処処方方 名詞 あちらこちら。また、いたるところ。⇒在在所所 しょせつふんぷん 諸説紛紛 名詞 いろいろな意見や説が入り乱れてまとまりがつかないさま。 しょせつふんぷん 諸説芬芬 名詞 いろいろな意見や説が入り乱れてまとまりがつかないさま。⇒諸説紛紛 じょちょうばつびょう 助長抜苗 名詞 成長を助けようとして力をかすことがかえって成長を妨げること。 じょちょうほたん 助長補短 名詞 人の長所をとり入れ、自分の短所を補うこと。⇒採長補短 しょっけんはいじつ 蜀犬吠日 名詞 教養のない者が、わかりもしないのに賢者の言行を非難すること。 しょっけんらんよう 職権濫用 名詞 公務員などが職務にかこつけて、実際には職務でない行為を不当に行うこと。 しょっけんらんよう 職権乱用 名詞 公務員などが職務にかこつけて、実際には職務でない行為を不当に行うこと。⇒職権濫用 しょてんぼうりん 初転法輪 名詞 釈尊が悟りを開いたのち、はじめて行った鹿野苑の説法のこと。 しょとうのしけつ 初唐四傑 名詞 初唐の四人の詩の大家。王勃、楊炯、盧照鄰、駱賓王。⇒王楊盧駱 しょほうむが 諸法無我 名詞 いかなる存在も不変の本質を有しないという仏教の根本思想。 しょりのたん 黍離之歎 名詞 国が滅びたことの嘆き。 じょろうとくこ 除狼得虎 名詞 つぎつぎと災難・危害におそわれるたとえ。⇒前虎後狼 しらかわよふね 白河夜船 名詞 知ったかぶりをいう。また、何も知らないほど、ぐっすり寝こんでしまうこと。 しらかわよふね 白河夜舟 名詞 知ったかぶりをいう。また、何も知らないほど、ぐっすり寝こんでしまうこと。⇒白河夜船 しらかわよふね 白川夜船 名詞 知ったかぶりをいう。また、何も知らないほど、ぐっすり寝こんでしまうこと。⇒白河夜船 しらなみのぞく 白波之賊 名詞 盗賊の異名。⇒緑林白波 しらんぎょくじゅ 芝蘭玉樹 名詞 すぐれた人材。すぐれた子弟。 しらんけっけい 芝蘭結契 名詞 美しくうるわしい交際。⇒芝蘭之交 しらんのしつ 芝蘭之室 名詞 善人(良き友)のたとえ。 しらんのまじわり 芝蘭之交 名詞 美しくうるわしい交際。 じりきこうせい 自力更生 名詞 他人に頼らず自分の力で生活を改めていくこと。 じりきこうせい 自力甦生 名詞 他人に頼らず自分の力で生活を改めていくこと。⇒自力更生 しりしよく 私利私欲 名詞 自分の利益だけを考えて行動しようとする欲望。 しりしよく 私利私慾 名詞 自分の利益だけを考えて行動しようとする欲望。⇒私利私欲 しりめいげん 至理名言 名詞 きわめて道理にかなったすぐれた言葉のこと。 じりめいはく 事理明白 名詞 物事の道理・筋道がきわめてはっきりしている。 しりめつれつ 支離滅裂 名詞 ばらばらで筋道が立っていないこと。 じりょうしひ 持粱歯肥 名詞 ご馳走を食べること。また、ご馳走を食べられる身分になること。 しりょふんべつ 思慮分別 名詞 物事に深く考えをめぐらし判断すること。 しりんきょうだん 緇林杏壇 名詞 学問所・講堂のこと。 しれいせっさ 砥礪切磋 名詞 つとめみがく。学問や品性をはげみ修養して大成を期すること。 しれつはっし 眥裂髪指 名詞 激しくいきどおるさま。 しろくいば 指鹿為馬 名詞 道理の通らないことを無理に押し通すこと。また、間違いを認めず押し通すこと。 しろくじちゅう 四六時中 名詞 一日じゅう。いつも。 しろくそさん 尸禄素餐 名詞 ある地位にいて職責を果たさずにむだに禄をもらっていること。⇒尸位素餐 しろくべんれい 四六駢儷 名詞 四字句と六字句の対句を多く用いた修辞的な文体。 じんいとうた 人為淘汰 名詞 動植物の遺伝・突然変異を利用して人工的に優秀な新種を作ること。 じんいんせいり 人員整理 名詞 官庁などでむだな人員を整理すること。⇒冗員淘汰 しんいんひょうびょう 神韻縹渺 名詞 芸術作品のもつたいそう奥深くすぐれた趣のこと。 しんいんひょうびょう 神韻縹眇 名詞 芸術作品のもつたいそう奥深くすぐれた趣のこと。⇒神韻縹渺 しんいんひょうびょう 神韻縹緲 名詞 芸術作品のもつたいそう奥深くすぐれた趣のこと。⇒神韻縹渺 しんえんいば 心猿意馬 名詞 煩悩や妄念のために心が乱れ落ち着かないことのたとえ。 じんかいさくせん 人海作戦 名詞 多数の人員を投じて仕事を完成させること。⇒人海戦術 じんかいせんじゅつ 人海戦術 名詞 多数の人員を投じて仕事を完成させること。 しんがんじょうじゅ 心願成就 名詞 神仏などに心から念じていると願いはかなえられる。 じんかんせいざん 人間青山 名詞 世の中は広いので、志を貫くには故郷を離れてどこに死に場所を求めようともかまわないこと。 しんかんたいじょ 心寛体舒 名詞 心が広く穏やかであれば、外見上の体もゆったりと落ち着いて見えるということ。⇒心広体胖 しんきいってん 心機一転 名詞 なにかをきっかけとして、気持ちがすっかり変わること。 しんきこうしん 心悸亢進 名詞 心臓の鼓動が速く激しくなること。 しんきこうしん 心悸昂進 名詞 心臓の鼓動が速く激しくなること。⇒心悸亢進 しんきこき 新鬼故鬼 名詞 新たに死んで霊魂となったものと昔からの霊魂。 しんきみょうさん 神機妙算 名詞 人知では思いつかないようなすばらしいはかりごと。 しんきみょうどう 神機妙道 名詞 人知では思いつかないようなすばらしいはかりごと。⇒神機妙算 しんきゅうこうたい 新旧交替 名詞 古いものを排除し、新しいものを取り入れること。⇒吐故納新 しんきょぼらい 晨去暮来 名詞 朝方に去って夕暮れにもどる。 しんくそうほう 辛苦遭逢 名詞 ひどい困難や苦しみにであうこと。 しんけいげんび 身軽言微 名詞 身分が低くて、言うことが人に重んじられないこと。 しんけいすいじゃく 神経衰弱 名詞 精神が衰弱して判断力が乏しくなり正常な行動ができないこと。⇒心神耗弱 じんけんじゅうりん 人権蹂躙 名詞 国家が国民の基本的人権を侵害すること。また、強い立場の者が弱い立場の者の人権を侵犯すること。 しんけんしょうぶ 真剣勝負 名詞 全力を出して本気になって立ち向かうこと。 しんげんしょはん 身言書判 名詞 人物を登用するときの基準とするもの。 じんけんしんがい 人権侵害 名詞 国家が国民の基本的人権を侵害すること。また、強い立場の者が弱い立場の者の人権を侵犯すること。⇒人権蹂躙 しんこういらん 心慌意乱 名詞 あわてふためいて何がなんだかわからなくなる。 しんこうかいが 信口開河 名詞 一度口にしたことをすぐ取り消し訂正するたとえ。転じてでまかせをいうこと。⇒口中雌黄 じんこうかいしゃ 人口膾炙 名詞 広く世間の評判となり、もてはやされていること。⇒膾炙人口 しんこうきふ 神工鬼斧 名詞 人間わざとは思えないほどすぐれた細工や作品のこと。 しんこうこうるい 深溝高塁 名詞 深い堀割と高いとりで。堅固な城塞。また、守りの堅牢なこと。 しんこうしおう 信口雌黄 名詞 一度口にしたことをすぐ取り消し訂正するたとえ。転じてでまかせをいうこと。⇒口中雌黄 しんこうたいはん 心広体胖 名詞 心が広く穏やかであれば、外見上の体もゆったりと落ち着いて見えるということ。 じんこうちゅうみつ 人口稠密 名詞 人や人家がびっしりとすきまなく集まっていること。 じんこうとはん 塵黄土飯 名詞 実際にはなんの役にも立たないもの、とるに足りないもののこと。⇒塵飯塗羹 しんこんこてい 深根固柢 名詞 物事の基礎をしっかり固めること。 しんこんこてい 深根固蔕 名詞 物事の基礎をしっかり固めること。⇒深根固柢 じんごんちくご 尋言逐語 名詞 こまかいところに気をとられ、大局的な物の見方ができないこと。⇒尋章摘句 しんさいえいばつ 神采英抜 名詞 心も風采も、人にぬきん出てすぐれていること。 しんさいえいばつ 神彩英抜 名詞 心も風采も、人にぬきん出てすぐれていること。⇒神采英抜 しんさんきぼう 神算鬼謀 名詞 人間離れした巧みな計略のこと。 しんざんゆうこく 深山幽谷 名詞 人が踏み入れていない、奥深く静かな自然のこと。 しんしけいしゅう 慎始敬終 名詞 物事を始めから終わりまで気を引き締めてやりとおすこと。 しんじこうめい 心地公明 名詞 心が清らかで正しく広いこと。⇒心地光明 しんしさくらく 参差錯落 名詞 ふぞろいな物が入り混じっているさま。 しんししゅくじょ 紳士淑女 名詞 教養があり、品格があって、礼儀正しい男性と女性のこと。 しんじついちろ 真実一路 名詞 嘘いつわりのないまことひとすじ。 じんじてんめい 人事天命 名詞 人間として最善の努力を尽くして、結果は静かに運命にまかせること。 しんしふせい 参差不斉 名詞 ふぞろいな物が入り混じっているさま。⇒参差錯落 じんじふせい 人事不省 名詞 病気や怪我などで意識を失うこと。 しんしほしゃ 脣歯輔車 名詞 お互いに助け合う密接な関係。⇒輔車脣歯 しんしゃくせっちゅう 斟酌折衷 名詞 事情をくみとってほどよくはからい、その中をとること。 しんしゃくせっちゅう 斟酌折中 名詞 事情をくみとってほどよくはからい、その中をとること。⇒斟酌折衷 じんしゃふゆう 仁者不憂 名詞 仁徳者は常に正しい道を行くので悩むことがない。 じんしゃむてき 仁者無敵 名詞 仁徳者には天下に敵対する者のないことをいう。 じんしゃらくざん 仁者楽山 名詞 仁徳者は安らかにゆったりとして心が動くことがないから、どっしりと安定して動かない山を愛する。 しんしゅかかん 進取果敢 名詞 物事に積極的に取り組み、決断力に富んでいること。 じんしゅげきりん 人主逆鱗 名詞 君主や権力者のひどい怒りを買うことのたとえ。 しんしゅつきこう 神出鬼行 名詞 出入りが速くて、出没が予測できないこと。⇒鬼出電入 しんしゅつきぼつ 神出鬼没 名詞 すばやく現れたり隠れたりすること。 しんじゅんのそしり 浸潤之譖 名詞 水が次第に物にしみこむように、中傷の言葉が徐々に深く信じられるようになること。 じんじょういちよう 尋常一様 名詞 他と変わりなく、ごくあたりまえなさま。 じんしょうてきく 尋章摘句 名詞 こまかいところに気をとられ、大局的な物の見方ができないこと。 しんしょうのへだて 参商之隔 名詞 遠く離れて会うことのないたとえ。また夫婦や兄弟の別離や仲たがいのたとえ。 しんしょうひつばつ 信賞必罰 名詞 賞罰を厳正に行うこと。 しんしょうぼうだい 針小棒大 名詞 物事を実際より大げさにいう。 しんしょくじじゃく 神色自若 名詞 落ち着いて顔色一つ変えないさま。 しんしょくひっこう 心織筆耕 名詞 文筆で生活すること。 しんしんいちにょ 身心一如 名詞 仏教で、肉体と精神は分けることができないもので、一つのものの両面であるということ。 しんしんいちにょ 心身一如 名詞 仏教で、肉体と精神は分けることができないもので、一つのものの両面であるということ。⇒身心一如 じんしんいっしん 人心一新 名詞 人々の気持ちをすっかり新しくすること。 しんじんかめつ 薪尽火滅 名詞 人が死ぬこと。 しんしんきえい 新進気鋭 名詞 ある分野に新しく登場し、意気込みが盛んで将来性があること。 じんしんきょうきょう 人心洶洶 名詞 世間の人々の心が騒ぎ動揺すること。 しんしんこうじゃく 心神耗弱 名詞 精神が衰弱して判断力が乏しくなり正常な行動ができないこと。 じんしんしゅうらん 人心収攬 名詞 多くの人の気持ちをうまくつかんでまとめること。また、人々の信頼を得ること。 じんしんたいかい 人心大快 名詞 人々を痛快な気持ちにさせる。⇒大快人心 しんじんたいかん 真人大観 名詞 道理を極めた人は、物事の全体を見通すので判断を誤らないということ。⇒達人大観 じんしんろうらく 人心籠絡 名詞 多くの人の気持ちをうまくつかんでまとめること。また、人々の信頼を得ること。⇒人心収攬 しんすいのろう 薪水之労 名詞 人に仕えて骨身を惜しまず働くこと。 じんせいこうろ 人生行路 名詞 人として生きてゆく道。 しんせいらくらく 晨星落落 名詞 しだいに仲のよい友人がいなくなること。また、友人が年とともにだんだん死んでいなくなること。 じんせきみとう 人跡未踏 名詞 まだ一度も人が足を踏み入れたことがないこと。 しんせんしそう 神仙思想 名詞 俗世から抜け出して不老・長生の世界に生きようという考え。 じんぜんじんび 尽善尽美 名詞 完璧で欠けるものがないこと。 しんそうしんり 深層心理 名詞 日常的な生活の中では意識されていない奥深くかくれている心理のこと。 じんそくかかん 迅速果敢 名詞 物事をすばやく決断し、思いきって行うこと。⇒迅速果断 じんそくかだん 迅速果断 名詞 物事をすばやく決断し、思いきって行うこと。 しんたいしゅっしょ 進退出処 名詞 現在の職にとどまるか辞めてしまうかという身のふり方。⇒出処進退 しんたいはっぷ 身体髪膚 名詞 からだ全体のこと。 しんたいりょうなん 進退両難 名詞 にっちもさっちもゆかないこと。 しんちこうめい 心地光明 名詞 心が清らかで正しく広いこと。 しんちどうてん 震地動天 名詞 世間をおおいに驚かせること。⇒驚天動地 じんちゅうほうこく 尽忠報国 名詞 忠義を尽くして国の恩に報いること。 しんちんたいしゃ 新陳代謝 名詞 新しいものが古いものにとって代わること。 しんてんがいち 震天駭地 名詞 筆跡や詩文の表現を尊重して言う語。⇒撼天動地 しんてんどうち 震天動地 名詞 大変な出来事。 じんとうしき 陣頭指揮 名詞 指揮官や責任者が現場の先頭に立って部下を指揮すること。 じんとうちくめい 人頭畜鳴 名詞 冷酷で義理人情をわきまえない人のこと。⇒人面獣心 しんとうつりつ 神荼鬱塁 名詞 門を守る神のこと。 しんとうめっきゃく 心頭滅却 名詞 心の中の雑念を取り去ること。 じんぱんとこう 塵飯塗羹 名詞 実際にはなんの役にも立たないもの、とるに足りないもののこと。 しんぴいっこ 振臂一呼 名詞 つとめてみずから奮起するたとえ。 じんびげんけい 人微言軽 名詞 身分が低くて、言うことが人に重んじられないこと。⇒身軽言微 じんぴんこつがら 人品骨柄 名詞 ひとがらや風采。 しんぶつこんこう 神仏混淆 名詞 神道と仏教を融合し調和させること。 しんぶつこんこう 神仏混交 名詞 神道と仏教を融合し調和させること。⇒神仏混淆 しんぶつしゅうごう 神仏習合 名詞 神道と仏教を融合し調和させること。⇒神仏混淆 しんぶつぶんり 神仏分離 名詞 神仏習合をやめ、神道と仏教との区別を明確にしようとする、明治初期における維新政府の宗教政策⇔神仏混淆 しんぺんしゅつぼつ 神変出没 名詞 すばやく現れたり隠れたりすること。⇒神出鬼没 しんぼうえんりょ 深謀遠慮 名詞 深く考え将来のことまで見通して計画を立てること。 しんぼうしかん 脣亡歯寒 名詞 密接な関係にあるものの一方が滅びると片方も危うくなること。 しんぼうしかん 唇亡歯寒 名詞 密接な関係にあるものの一方が滅びると片方も危うくなること。⇒脣亡歯寒 しんまんいそく 心満意足 名詞 きわめて満ち足りた気分になること。 じんめんじゅうしん 人面獣心 名詞 冷酷で義理人情をわきまえない人のこと。 じんめんじゅうしん 人面獣身 名詞 顔は人間で身体は獣。 じんめんとうか 人面桃花 名詞 美人の顔と桃の花。かつて美人と出会った場所に行っても、今はもう会えないという場合にいう言葉。 しんもくちょうたん 瞋目張胆 名詞 大いに勇気をうちふるうさま。 しんやけんどう 晨夜兼道 名詞 昼夜の区別なく急行すること。仕事を急いで行うこと。 しんゆうてんじょ 神佑天助 名詞 天のたすけと神のたすけ。⇒天佑神助 じんらいふうれつ 迅雷風烈 名詞 はげしいかみなりと猛烈な風。 しんらばんしょう 森羅万象 名詞 宇宙に存在するすべてのもの。 しんりょうとうか 新涼灯火 名詞 初秋の涼しさは読書にふさわしい。 しんりょえんぼう 深慮遠謀 名詞 深く考え将来のことまで見通して計画を立てること。⇒深謀遠慮 しんれいせんけい 深厲浅掲 名詞 その場の状況に応じて適切な処理をすること。 しんろうかいし 蜃楼海市 名詞 現実性に乏しい考えや理論。また、根拠がなくありもしないこと。⇒海市蜃楼 しんろうしんく 辛労辛苦 名詞 辛い苦労のこと。 ずいあさいほう 随鴉彩鳳 名詞 自分より劣る人に嫁がされること。また、それに不満をもつこと。⇒彩鳳随鴉 すいえいろうじん 吹影鏤塵 名詞 無駄な努力。やりがいのないことのたとえ。 ずいかのざい 隋和之材 名詞 この世にまたとない貴重な宝物。この世の至宝ともいうべき宝玉。⇒隋珠和璧 ずいかのたから 隋和之宝 名詞 この世にまたとない貴重な宝物。この世の至宝ともいうべき宝玉。⇒隋珠和璧 ずいかんずいひつ 随感随筆 名詞 感じるままに書きつけること。また、その文。 すいがんもうろう 酔眼朦朧 名詞 酒に酔って物がはっきり見えないさま。 ずいきおうへん 随機応変 名詞 状況や事態の変化に応じて適切な処置をすること。⇒臨機応変 ずいきかつごう 随喜渇仰 名詞 喜んで仏に帰依し、心から信仰すること。また、ある物事に深くうちこんで熱中すること。 ずいぎしょせつ 随宜所説 名詞 仏法を受け入れる衆生の素質や能力に応じて説いた言葉をいう。 ずいぎせっぽう 随宜説法 名詞 仏法を受け入れる衆生の素質や能力に応じて説いた言葉をいう。⇒随宜所説 すいきゅうこんげん 推究根源 名詞 物事の根源を究め求めること。⇒推本溯源 すいきょうのか 垂拱之化 名詞 天子の徳化によって自然と天下が平穏に治まること。 すいきょうのち 垂拱之治 名詞 天子の徳化によって自然と天下が平穏に治まること。⇒垂拱之化 すいぎょのしん 水魚之親 名詞 非常に親密な交際や友情のたとえ。⇒水魚之交 すいぎょのまじわり 水魚之交 名詞 非常に親密な交際や友情のたとえ。 すいきんせんぎょく 炊金饌玉 名詞 たいへんなご馳走。 すいげつきょうか 水月鏡花 名詞 むなしくはかないまぼろしのこと。また、詩歌などの深遠な味わい。⇒鏡花水月 すいげつきょうぞう 水月鏡像 名詞 むなしくはかないまぼろしのこと。また、詩歌などの深遠な味わい。⇒鏡花水月 ずいこうのたま 随侯之珠 名詞 貴重な宝玉、天下の至宝をいう。 ずいこうのたま 隋侯之珠 名詞 貴重な宝玉、天下の至宝をいう。⇒随侯之珠 すいしさんめい 水紫山明 名詞 自然の景観が清らかで美しいこと。⇒山紫水明 ずいしゅかへき 隋珠和璧 名詞 この世にまたとない貴重な宝物。この世の至宝ともいうべき宝玉。 ずいしゅだんじゃく 随珠弾雀 名詞 用いるものが適当でないたとえ。また、得るところが少なく失うことが多いたとえ。 ずいしゅだんじゃく 随珠弾鵲 名詞 用いるものが適当でないたとえ。また、得るところが少なく失うことが多いたとえ。⇒随珠弾雀 ずいしゅだんじゃく 隋珠弾雀 名詞 用いるものが適当でないたとえ。また、得るところが少なく失うことが多いたとえ。⇒随珠弾雀 すいしょくれいこう 翠色冷光 名詞 冷ややかな青い光の形容。 すいずいほうえん 水随方円 名詞 人民の善悪は、為政者によって感化されるということ。また、人の考え方や性格は、友人や環境によってよくも悪くもなるということ。 すいせいむぎょ 水清無魚 名詞 人になつかれないたとえ。 すいせいむし 酔生夢死 名詞 何をなすこともなく、ぼんやりと生涯を過ごすこと。 すいぜんさんじゃく 垂涎三尺 名詞 あるものをひどくほしがるたとえ。 すいそんさんかく 水村山郭 名詞 水辺の村と山ざと。 すいちくだんし 吹竹弾糸 名詞 詩文の美しい響きやリズムのたとえ。⇒敲金撃石 すいちゅうろうげつ 水中撈月 名詞 実現不可能なことをやろうとして、余分な労力を費やすこと。⇒海底撈月 すいちょうこうけい 翠帳紅閨 名詞 高貴な女性の寝室のこと。 すいちょうたいはく 垂髫戴自 名詞 幼児と老人。 すいてきせきせん 水滴石穿 名詞 わずかな力でも積み重なると非常に大きな力を発揮すること。⇒点滴穿石 すいてんいっしょく 水天一色 名詞 空と海とがともに青々としてただ一色に連なり、区別がつかないさま。⇒水天一碧 すいてんいっぺき 水天一碧 名詞 空と海とがともに青々としてただ一色に連なり、区別がつかないさま。 すいてんほうふつ 水天髣髴 名詞 遠い海上の水と空とがひと続きになって、見分けがつきにくいさま。 すいてんほうふつ 水天彷彿 名詞 遠い海上の水と空とがひと続きになって、見分けがつきにくいさま。⇒水天髣髴 すいとうぎょこう 水到魚行 名詞 学問をきわめると自然に徳もそなわるということ。また、物事は時期がくれば自然に成就するということ。⇒水到渠成 すいとうきょせい 水到渠成 名詞 学問をきわめると自然に徳もそなわるということ。また、物事は時期がくれば自然に成就するということ。 すいとうそうき 垂頭喪気 名詞 元気がなく、しょげているさま。 ずいはちくりゅう 随波逐流 名詞 自分の考えや主張をもたず、ただ世の中の流れに従うこと。 すいはつたいはく 垂髪戴白 名詞 幼児と老人。⇒垂髫戴自 ずいはひょうりゅう 随波漂流 名詞 自分の考えや主張をもたず、ただ世の中の流れに従うこと。⇒随波逐流 すいはんがと 彗氾画塗 名詞 きわめて容易なことのたとえ。 すいほまんさん 酔歩蹣跚 名詞 酒に酔ってふらふら歩くさま。 すいほんそげん 推本溯源 名詞 物事の根源を究め求めること。 すいほんそげん 推本遡源 名詞 物事の根源を究め求めること。⇒推本溯源 すいめいちくはく 垂名竹帛 名詞 名前が歴史に残るような功績のこと。⇒竹帛之功 すいもうきゅうし 吹毛求疵 名詞 やたらと人のあらさがしをすること。 すいもうのもとめ 吹毛之求 名詞 やたらと人のあらさがしをすること。⇒吹毛求疵 ずいるいおうどう 随類応同 名詞 それぞれの性格や考え方に応じて指導すること。 すうえんこうそう 鄒衍降霜 名詞 鄒衍が天に訴えて夏に霜を降らせた。 すうえんこうそう 騶衍降霜 名詞 鄒衍が天に訴えて夏に霜を降らせた。⇒鄒衍降霜 すうえんふせい 趨炎附勢 名詞 時の権力のある者につき従うこと。⇒趨炎附熱 すうえんふねつ 趨炎附熱 名詞 時の権力のある者につき従うこと。 すうえんほうせい 趨炎奉勢 名詞 時の権力のある者につき従うこと。⇒趨炎附熱 すうろいふう 鄒魯遺風 名詞 孔子と孟子の教えのこと。 すうろのがく 鄒魯之学 名詞 孔子と孟子の教えのこと。⇒鄒魯遺風 ずかんそくだん 頭寒足暖 名詞 頭を冷やし足をあたためること。また、その状態。健康によいとされる。⇒頭寒足熱 ずかんそくねつ 頭寒足熱 名詞 頭を冷やし足をあたためること。また、その状態。健康によいとされる。 ずさんだつろう 杜撰脱漏 名詞 粗末で誤りの多いこと。ぞんざいで誤脱も多いこと。 すんしそくえん 寸指測淵 名詞 愚かなこと。また、不可能なこと。 すんぜんしゃくま 寸善尺魔 名詞 世の中にはよいことが少なくて悪いことが多いたとえ。 すんそうしゅんき 寸草春暉 名詞 父母の恩は大きくその万分の一も報いることが難しいことのたとえ。 すんそうのこころ 寸草之心 名詞 父母の恩は大きくその万分の一も報いることが難しいことのたとえ。⇒寸草春暉 すんてつさつじん 寸鉄殺人 名詞 短い警句で人の急所を批判するたとえ。 すんでんしゃくたく 寸田尺宅 名詞 ほんのわずかな財産のこと。 すんどしゃくち 寸土尺地 名詞 ほんのわずかな財産のこと。⇒寸田尺宅 すんばとうじん 寸馬豆人 名詞 遠くの人馬が小さく見えること。 すんぽふり 寸歩不離 名詞 すぐそばにいること。また、関係が非常に密接であること。 せいあいふべつ 青鞋布韈 名詞 旅行のときの服装のこと。⇒布韈青鞋 せいあのけん 井蛙之見 名詞 見聞のせまい者が、自分の知識以外のものを信じようとしないこと。⇒夏虫疑氷 せいうんしゅうげつ 晴雲秋月 名詞 純真でけがれのない心のたとえ。 せいうんのこころざし 青雲之志 名詞 徳をみがいてりっぱな人物になろうとする志。また、立身出世しようとする功名心。 せいえいてんかい 精衛塡海 名詞 不可能なことを企て、徒労に終わること。また、いつまでも悔やみ続けること。 せいおんゆういん 清音幽韻 名詞 すぐれた文章のたとえ。 せいかたんでん 臍下丹田 名詞 へその三寸下あたりのところ。漢方医学ではここに力を集めると元気や勇気がわいてくるという。 せいかりょうげん 星火燎原 名詞 初めは小さな勢力でも次第に成長して侮れなくなる。 せいかんせいき 誠歓誠喜 名詞 まことに喜ばしい。臣下が天子に奉る書に用いる言葉。 せいきけんじょ 旌旗巻舒 名詞 戦いが続くことのたとえ。 せいきしき 生寄死帰 名詞 人が生きているのは、仮にこの世に身を寄せているだけで、死は自分の住居に帰るように、本来のところに落ちつくことだということ。 せいきどうどう 旌旗堂堂 名詞 整然として威厳があること。⇒旗鼓堂堂 せいきはつらつ 生気溌溂 名詞 いきいきとして気力、活気にあふれているさま。 せいきはつらつ 生気溌刺 名詞 いきいきとして気力、活気にあふれているさま。⇒生気溌溂 せいきょういっち 政教一致 名詞 神を祭ることと政治は一体であるという考え。⇒祭政一致 せいきょうぶんり 政教分離 名詞 政治と宗教の結びつきを切ること。⇔祭政一致 せいきんりょうぎょく 精金良玉 名詞 性格が穏やかで純粋なこと。 せいくへいが 斉駆並駕 名詞 力や能力に差がないこと。⇒並駕斉駆 せいこううき 晴好雨奇 名詞 晴雨どちらでもすばらしいながめ。 せいこううどく 晴耕雨読 名詞 田園で悠々自適の生活をすること。 せいこうしゅくきん 性行淑均 名詞 性質がすなおで、行動がかたよらないこと。 せいこうせいきょう 誠惶誠恐 名詞 まことに恐れかしこまる。 せいさつよだつ 生殺与奪 名詞 他のものを自分の思うままに支配すること。 せいしかんかん 青史汗簡 名詞 歴史書のこと。 ぜいしきしん 噬指棄薪 名詞 母と子の気持ちが通じあうこと。 せいしそんぼう 生死存亡 名詞 危険が迫っていて、生きるか死ぬかの瀬戸際のこと。⇒危急存亡 せいしにくこつ 生死肉骨 名詞 落ち目の者を救いあげること。 せいしはいそ 斉紫敗素 名詞 賢者が事をなせばわざわいを福に転じるように、失敗を成功へと導くことができるというたとえ。 せいしほうしん 西施捧心 名詞 病に悩む美女のようす。 せいじゃくかんが 静寂閑雅 名詞 ひっそり静かでみやびやかな趣のあること。 せいじゅうとうい 西戎東夷 名詞 西方と東方の異民族。また異民族の総称。えびす。 せいしゅかくりん 西狩獲麟 名詞 魯の哀公十四年、西方に狩りに行って麒麟を得た故事。 せいじょうけっぱく 清浄潔白 名詞 心や行いが清く、私欲や不正などまったくないさま。⇒清廉潔白 せいじょうむく 清浄無垢 名詞 清らかで汚れのないこと。 せいしょうらくしょく 青松落色 名詞 交友が途絶えそうになることのたとえ。 せいしんいっとう 精神一到 名詞 全精神を一つに集中すればどんなことでも成し遂げられる。 せいじんくんし 聖人君子 名詞 知識・人格ともにすぐれた立派な人物。 せいじんけんじゃ 聖人賢者 名詞 知識・人格ともにすぐれた立派な人物。⇒聖人君子 せいしんせいい 誠心誠意 名詞 純粋なまごころ。 せいしんとういつ 精神統一 名詞 心のはたらきを一点に集中すること。 せいじんのそうはく 聖人糟粕 名詞 言葉や文章では聖人・賢人の本質を伝えるのは不可能だということ。⇒古人糟魄 せいじんむむ 聖人無夢 名詞 徳を身につけた聖人は、けっして憂いや雑念を持たないので、夢を見ることはない。 せいせいせつせつ 凄凄切切 名詞 きわめてものさびしいこと。 せいせいだくけん 清聖濁賢 名詞 酒の異称。 せいせいたし 済済多士 名詞 すぐれた人材が多いこと。⇒多士済済 せいせいどうどう 正正堂堂 名詞 手段や態度が正しくて立派なこと。また、陣容が整って意気盛んなこと。 せいせいるてん 生生流転 名詞 万物が絶えず生じては変化し、移り変わってゆくこと。 せいせつふしょく 井渫不食 名詞 賢者が登用されないままでいること。 せいせんたくそく 清泉濯足 名詞 殺風景なことのたとえ。⇒焚琴煮鶴 せいせんばんせん 青銭万選 名詞 すぐれた文章のたとえ。 せいそうりゅうてい 悽愴流涕 名詞 悼み悲しんで涙を流す。 せいそうりゅうてい 凄愴流涕 名詞 悼み悲しんで涙を流す。⇒悽愴流涕 せいそうりゅうてい 淒愴流涕 名詞 悼み悲しんで涙を流す。⇒悽愴流涕 せいそうれいふく 盛粧麗服 名詞 盛んによそおい美しい服を着る。 せいぞんきょうそう 生存競争 名詞 環境に最も適したものが生き残り、適していないものは淘汰され滅びること。⇒適者生存 せいだいのき 正大之気 名詞 何ものにもとらわれないのびのびとした心持ち。⇒浩然之気 ぜいたくざんまい 贅沢三昧 名詞 したい放題の贅沢をすること。 せいだくへいどん 清濁併呑 名詞 度量が大きく、どんなことでも受け入れること。 せいたんきょむ 清淡虚無 名詞 心にわだかまりがなく静かに落ち着いた境地。 せいちあんこう 生知安行 名詞 生まれながらにして人のふみ行うべき道を熟知し、心安んじてそれを行うこと。 せいていのあ 井底之蛙 名詞 広い世間を知らないで、自分だけの狭い見識にとらわれること。⇒埳井之鼃 せいてんのへきれき 青天霹靂 名詞 思いもかけない出来事。 せいてんはくじつ 青天白日 名詞 晴れわたった青空と日の光で快晴の意から転じて、心にやましいことがまったくないことのたとえ。 せいとうぼうえい 正当防衛 名詞 不当な暴行から身を守る権利。 せいとうぼうぎょ 正当防御 名詞 不当な暴行から身を守る権利。⇒正当防衛 せいとうやご 斉東野語 名詞 聞くにたえない下品で愚かな言葉。また、信じがたい妄説のこと。 せいとくたいぎょう 盛徳大業 名詞 盛んな徳と大きな事業。 せいどくようこう 聖読庸行 名詞 聖人のすぐれた文を読んで学んでもその行いは凡人と異ならないこと。 せいどんかっぱく 生呑活剥 名詞 他人の詩や文章などをそのまま盗用すること。⇒活剥生呑 せいひばいきん 萋斐貝錦 名詞 巧みに言い立てて人を罪に陥れるたとえ。また、讒言のたとえ。 せいひりきじん 精疲力尽 名詞 つかれはてること。⇒疲労困憊 せいふうこじん 清風故人 名詞 秋になってさわやかな風が吹いてくるのは、久しぶりに友人が訪ねてくれたようだということ。 せいふうめいげつ 清風明月 名詞 夜の静かで清らかなたたずまいの形容。清らかな美しい自然の形容。また、風雅な遊びのこと。 せいふうろうげつ 清風朗月 名詞 夜の静かで清らかなたたずまいの形容。清らかな美しい自然の形容。また、風雅な遊びのこと。⇒清風明月 せいめいきょうかん 精明強幹 名詞 物事によく通じていて、仕事を処理する能力が高いこと。 せいめいろうぜき 声名狼藉 名詞 評判を落として、それが回復しないこと。 せいらうんぷ 星羅雲布 名詞 星のように点々と連なり、雲のように多く群がり集まること。 せいらきふ 星羅棋布 名詞 星のように点々と連なり、雲のように多く群がり集まること。⇒星羅雲布 せいらんひょうすい 青藍氷水 名詞 弟子が師よりもまさるたとえ。 せいりしぜつ 生離死絶 名詞 このうえなく悲痛な別れ。⇒生離死別 せいりしべつ 生離死別 名詞 このうえなく悲痛な別れ。 せいりょくおうせい 精力旺盛 名詞 心身の活力が抜群に盛んなこと。⇒精力絶倫 せいりょくぜつりん 精力絶倫 名詞 心身の活力が抜群に盛んなこと。 せいりょくはくちゅう 勢力伯仲 名詞 互いの力が接近していて、優劣がつけにくいこと。 せいれいかっきん 精励恪勤 名詞 力を尽くして学業や仕事に励むこと。 せいれいきんべん 精励勤勉 名詞 力を尽くして学業や仕事に励むこと。⇒精励恪勤 せいれんけっぱく 清廉潔白 名詞 心や行いが清く、私欲や不正などまったくないさま。 せうんりゅうたい 世運隆替 名詞 世の機運が時代とともにあるいは盛んとなり、あるいは衰えること。 せがいとうげん 世外桃源 名詞 俗世間から離れた別天地、理想郷のこと。⇒武陵桃源 せがいのまじわり 世外之交 名詞 俗世を超えた交友をいう。⇒雲霞之交 ぜかひか 是耶非耶 名詞 善悪の判断に迷うこと。 せきあくのむくい 積悪之報 名詞 悪事の報いがすぐに目の前にあらわれること。⇒因果覿面 せきあくのよおう 積悪余殃 名詞 悪事をかさねた報いが子孫にまで及ぶこと。 せきうちんしゅう 積羽沈舟 名詞 小さなものでもたくさん集まれば大きな力になるということ。 せきがくこうじゅ 碩学鴻儒 名詞 小さなものでもたくさん集まれば大きな力になるということ。⇒積羽沈舟 せきがくたいじゅ 碩学大儒 名詞 学問の奥義をきわめた大学者のこと。 せきがくめいか 碩学名家 名詞 大学者や名声の高い人。大いなる徳を備えた人や声望のある人。⇒碩師名人 せきぎょくれんこう 惜玉憐香 名詞 香や玉をいつくしむ。⇒憐香惜玉 せききんるいぎょく 積金累玉 名詞 非常に多くの富を集めること。⇒堆金積玉 せきくはいぎょう 跖狗吠尭 名詞 人はそれぞれ自分の仕える主人に忠を尽くすもので、善悪をわきまえて尽くすわけではないということ。 せきこうりゅうこう 積厚流光 名詞 蓄積されたものが厚ければ、それだけその恩恵も大きいということ。 せきごすんそ 尺呉寸楚 名詞 高い山から見下ろす景観。⇒尺山寸水 せきざんすんすい 尺山寸水 名詞 高い山から見下ろす景観。 せきしだんけん 隻紙断絹 名詞 文字を記したごくわずかの紙や絹布。 せきじつるいきゅう 積日累久 名詞 官吏などが年功を積むこと。 せきしめいじん 碩師名人 名詞 大学者や名声の高い人。大いなる徳を備えた人や声望のある人。 せきしゅくうけん 赤手空拳 名詞 なんの助けもかりずに独力で物事を行うこと。 せきじょうけいそく 赤縄繫足 名詞 仲人。媒酌人。⇒月下氷人 せきじょうじゅか 石上樹下 名詞 出家行脚の境遇のこと。⇒樹下石上 せきしんてっちょう 石心鉄腸 名詞 強い精神、堅い意志のたとえ。⇒鉄腸石心 せきしんのたん 積薪之嘆 名詞 後から来た者が重用され、以前からいる者が下積みの苦労をする悩みのこと。 せきしんのたん 積薪之歎 名詞 後から来た者が重用され、以前からいる者が下積みの苦労をする悩みのこと。⇒積薪之嘆 せきしんほうこく 赤心奉国 名詞 真心をもって国のために尽くすこと。 せきすいせいえん 積水成淵 名詞 小さなものでもたくさん集まれば大きな力になるということ。また、努力を重ねれば物事が成就するということ。 せきすんのこう 尺寸之功 名詞 わずかな功績。 せきすんのこう 尺寸之効 名詞 わずかな功績。⇒尺寸之功 せきすんのち 尺寸之地 名詞 ほんの少しの土地。 せきすんのへい 尺寸之柄 名詞 わずかの権力。 せきぜんのよけい 積善余慶 名詞 善行を積んだ家は子孫まで必ず幸福がおよぶ。 せきそうのしん 刺草之臣 名詞 一般の人民。 せきたくのげい 尺沢之鯢 名詞 見聞の狭いたとえ。 せきたんすんちょう 尺短寸長 名詞 どんなにすぐれた人にも短所があり、どんなに劣った人にも長所があるということ。 せきどせいざん 積土成山 名詞 小さなものでもたくさん集まれば大きな力になるということ。また、努力を重ねれば物事が成就するということ。⇒積水成淵 せきにんかいひ 責任回避 名詞 自らに対する責任を避けようとする言動のこと せきにんてんか 責任転嫁 名詞 責任を他になすりつけること。 せきねんるいげつ 積年累月 名詞 自分の生きている限り、孫子の代までも。いつまでも。⇒窮年累世 せきはてんきょう 石破天驚 名詞 このうえなく音楽が巧妙なこと。また、詩文が非常に奇抜ですぐれていること。 せきへきひほう 尺璧非宝 名詞 時間は何よりも貴重であるということ。 せきりせいき 隻履西帰 名詞 達磨がくつの片方を手に持って西に帰る。 せきれいのじょう 鶺鴒之情 名詞 兄弟が仲良くむつまじくする情。兄弟のうるわしい愛情。⇒棣鄂之情 せじついしょう 世辞追従 名詞 相手に気に入られようと、こびへつらうこと。⇒阿諛追従 ぜしょうめっぽう 是生滅法 名詞 生ある者は必ず滅びる。 ぜぜひひ 是是非非 名詞 客観的・公平に物事を判断すること。 せつあんけいそう 雪案蛍窓 名詞 苦労して勉学に励むこと。⇒蛍窓雪案 せついしゅくしょく 節衣縮食 名詞 節約・倹約すること。⇒縮衣節食 せついそさん 窃位素餐 名詞 ある地位にいて職責を果たさずにむだに禄をもらっていること。⇒尸位素餐 せつがくそうは 雪萼霜葩 名詞 梅のこと。雪や霜のように白く、雪や霜をしのいで咲くのでいう。 せっかはんりゅう 折花攀柳 名詞 色街で遊女と遊ぶこと。 せっかんかんげん 折檻諌言 名詞 臣下が君主を厳しくいさめること。 せつぎょくとうこう 窃玉偸香 名詞 こっそり女に手を出して女色にふけること。 せつげつふうか 雪月風花 名詞 四季折々の自然の美しい景観のこと。 せっけんおうたい 接見応対 名詞 対面して受け答えすること。 せっけんりっこう 節倹力行 名詞 節約につとめ励む。 ぜっこうきり 絶巧棄利 名詞 文明によって人為的に作られたものをすてて、自然に戻ること。 せっさたくま 切磋琢磨 名詞 学問や修養によって自分を磨きあげる。 せっさたくま 切瑳琢磨 名詞 学問や修養によって自分を磨きあげる。⇒切磋琢磨 せっしてきく 截趾適屨 名詞 本末を転倒して無理に物事を行うこと。 せっしふしん 切歯腐心 名詞 非常に激しく怒ること。 せっしやくわん 切歯扼腕 名詞 非常に悔しがるさま。 せっしやくわん 切歯搤腕 名詞 非常に悔しがるさま。⇒切歯扼腕 せっしゅふしゃ 摂取不捨 名詞 仏がすべての生き物を見捨てず救うこと。 せっしょうぎょぶ 折衝禦侮 名詞 武勇によって敵をくじき、敵の侮りを防ぎとめ恐れさせる。 せっしょうきんだん 殺生禁断 名詞 鳥・獣・魚などを捕ったり殺したりすることを禁ずること。 せっしょうよだつ 殺生与奪 名詞 他のものを自分の思うままに支配すること。⇒生殺与奪 ぜっせいどくりつ 絶世独立 名詞 美人の形容。 せつせつしし 切切偲偲 名詞 ねんごろに事こまかく善をすすめ励ますこと。 ぜったいぜつめい 絶体絶命 名詞 せっぱつまってどうにも逃れられない状態。 ぜったんげったん 舌端月旦 名詞 口先で人を評論すること。 せつだんしゅる 截断衆流 名詞 俗世間の雑念妄想をたちきること。 せっちゅうのしゆう 雪中四友 名詞 画題となる四つの花。雪の降る頃に咲く玉梅・臘梅・茶梅(さざんか)・水仙の称。⇒歳寒三友 せっちゅうのしょうはく 雪中松柏 名詞 志や節操が堅いことのたとえ。 せつでいのこうそう 雪泥鴻爪 名詞 人間の行為など一時的ではかないものであることのたとえ。 せつなしゅぎ 刹那主義 名詞 人生はその場その場がよければそれでいいという考え。 せっぱくひょうし 雪魄氷姿 名詞 雪のように清らかな魂魄と氷のような姿。梅の形容。また、高潔な人のたとえ。 せっぷのぎ 窃鈇之疑 名詞 確かな証拠もないのに人に疑いをかけること。 せつもんきんし 切問近思 名詞 すべての事を身近な問題として切実に取りあげ、自分のこととして考えること。 せつりせいこう 雪裏清香 名詞 梅のこと。 せどうじんしん 世道人心 名詞 世の中の道徳とそれを守る人の心のこと。 ぜひきょくちょく 是非曲直 名詞 物事の善悪・正不正のこと。 ぜひぜんあく 是非善悪 名詞 物事のよしあし。 ぜひのこころ 是非之心 名詞 物事の是と非を正しく判別できる能力。 せんいあんか 潜移暗化 名詞 環境や他人の影響で知らず知らずのうちに気質や思想などが変化していること。 せんいもくか 潜移黙化 名詞 環境や他人の影響で知らず知らずのうちに気質や思想などが変化していること。⇒潜移暗化 ぜんいんこうか 前因後果 名詞 人の行いの善悪に応じてその報いがあらわれること。⇒因果応報 ぜんいんぜんか 善因善果 名詞 善い行いには善い果報があるということ。 せんえいいこう 扇影衣香 名詞 貴婦人が多く寄り集うさま。 せんかくそうじん 遷客騒人 名詞 左遷された人や心に愁いを抱く人。詩人墨客のこと。 せんがくたんさい 浅学短才 名詞 学識が浅く、才能も乏しいこと。⇒浅学非才 せんがくひさい 浅学非才 名詞 学識が浅く、才能も乏しいこと。 せんがくひさい 浅学菲才 名詞 学識が浅く、才能も乏しいこと。⇒浅学非才 せんがんばんがく 千巌万壑 名詞 岩山と渓谷の景観。 せんぎこうり 先義後利 名詞 まず道理を第一に考えて、利益は二の次にすること。 せんきゃくばんらい 千客万来 名詞 商売繁盛のたとえ。 ぜんぎょうほうべん 善巧方便 名詞 機に応じた方法にきわめて巧みなこと。また、その方法。 せんぎょくすいきん 饌玉炊金 名詞 たいへんなご馳走。⇒炊金饌玉 せんぎょけつもう 羨魚結網 名詞 いたずらに空しい望みを抱くたとえ。⇒臨淵羨魚 ぜんきょこうきょう 前倨後恭 名詞 それまでの態度をがらりと変えて、相手にへつらうこと。 せんきんいっこく 千金一刻 名詞 時間の貴重なことのたとえ。⇒一刻千金 せんきんいっしょう 千金一笑 名詞 ひとたびほほえめば千金に値するほどの美人をいう。⇒一笑千金 せんきんいってき 千金一擲 名詞 豪快な振る舞い、思い切りのよいことのたとえ。⇒一擲千金 せんきんいっぱつ 千鈞一髪 名詞 非常に危険なこと、きわめて無理なことのたとえ。⇒一髪千鈞 せんきんしょうめん 千金笑面 名詞 表向きは陰湿ではあるが内面は柔和なこと。⇔笑面夜叉 せんきんのこ 千金之子 名詞 富裕な家に生まれた者のたとえ。⇒膏粱子弟 せんきんのだく 千金之諾 名詞 絶対に信頼できる堅い約束のこと。⇒季布一諾 せんきんへいそう 千金弊帯 名詞 身のほどを知らないで思いあがるたとえ。⇒弊帚千金 せんくこうてん 先苦後甜 名詞 仁徳者は難事を先にして利益は後のこととすること。⇒先難後獲 せんぐんばんば 千軍万馬 名詞 多くの兵士、軍馬。大規模で強い軍をいう。転じて、多くの辛酸をなめ、経験が豊富な老練の人をいう。 せんけいばんきょく 千荊万棘 名詞 非常に多くの困難があること。困難なことのたとえ。 せんけつりんり 鮮血淋漓 名詞 血がしたたり落ちるさま。 せんけんてんこん 旋乾転坤 名詞 国の政局を一新すること。 せんけんのしき 先見之識 名詞 将来を見通す聡明さ。⇒先見之明 せんけんのめい 先見之明 名詞 将来を見通す聡明さ。 せんげんばんく 千言万句 名詞 多くのことばを尽くして言うこと。また、あれこれ長たらしく言うこと。⇒千言万語 せんげんばんげん 千言万言 名詞 多くのことばを尽くして言うこと。また、あれこれ長たらしく言うこと。⇒千言万語 せんげんばんご 千言万語 名詞 多くのことばを尽くして言うこと。また、あれこれ長たらしく言うこと。 せんこうきゅうはん 洗垢求瘢 名詞 他人の欠点や誤りをどこまでも追求してほじくりだすたとえ。⇒洗垢索瘢 せんこうこうこう 先庚後庚 名詞 物事を過ちのないようにていねいにすること。 せんこうさくはん 洗垢索瘢 名詞 他人の欠点や誤りをどこまでも追求してほじくりだすたとえ。 せんこうばんし 千紅万紫 名詞 色とりどりの花が咲き乱れているさま。 せんこうひゃくそう 千孔百瘡 名詞 短所や欠点がたくさんあること。⇒百孔千瘡 ぜんここうろう 前虎後狼 名詞 つぎつぎと災難・危害におそわれるたとえ。 ぜんごそうずい 前後相随 名詞 前と後ろが相対的な関係で存在すること。⇒有無相生 せんこばんかん 千呼万喚 名詞 何度もくり返し呼び叫ぶこと。 せんこふえき 千古不易 名詞 永久に変わらないこと。 ぜんごふかく 前後不覚 名詞 正体がなくなること。 せんこふきゅう 千古不朽 名詞 永久に滅びない。⇒千古不磨 せんこふばつ 千古不抜 名詞 永久に変わらないこと。⇒千古不易 せんこふへん 千古不変 名詞 永久に変わらないこと。⇒千古不易 せんこふま 千古不磨 名詞 永久に滅びない。 せんざいいしき 潜在意識 名詞 心の奥底にひそみかくれている、自覚されない意識。 せんざいいちえ 千載一会 名詞 またとないよい機会。⇒千載一遇 せんざいいちぐう 千載一遇 名詞 またとないよい機会。 せんざいいちごう 千載一合 名詞 またとないよい機会。⇒千載一遇 せんざいいちじ 千載一時 名詞 またとないよい機会。⇒千載一遇 せんさいきさい 仙才鬼才 名詞 人並みはずれたすぐれた才。凡俗を超えた才。 せんざいふえき 千載不易 名詞 永久に変わらないこと。⇒千古不易 せんさくばんそう 千錯万綜 名詞 さまざまに入り交じること。 せんさばんべつ 千差万別 名詞 さまざまな種類や違いがあること。 せんざんばんすい 千山万水 名詞 山また山、川また川の広大で奥深い自然をいう。 ぜんしかきょう 漸至佳境 名詞 状況や話などが、最も興味深い部分にさしかかること。⇒漸入佳境 せんしぎょくしつ 仙姿玉質 名詞 とびぬけた美人に対する形容。 せんしぎょくしょく 仙姿玉色 名詞 とびぬけた美人に対する形容。⇒仙姿玉質 ぜんしぜんしゅう 善始善終 名詞 物事を始めから終わりまで気を引き締めてやりとおすこと。⇒慎始敬終 せんしばんこう 千思万考 名詞 あれこれと思いをめぐらすこと。 せんしばんこう 千紫万紅 名詞 色とりどりの花が咲き乱れているさま。⇒千紅万紫 せんしばんそう 千思万想 名詞 あれこれと思いをめぐらすこと。⇒千思万考 せんしばんたい 千姿万態 名詞 種々さまざまな姿かたち。 せんしばんりょ 千思万慮 名詞 あれこれと思いをめぐらすこと。⇒千思万考 せんしゃくていしょう 浅酌低唱 名詞 少々酒を飲んで小声で歌を口ずさむこと。⇒浅斟低唱 せんしゃくびぎん 浅酌微吟 名詞 少々酒を飲んで小声で歌を口ずさむこと。⇒浅斟低唱 ぜんしゃのふくてつ 前車覆轍 名詞 先人の失敗は、後の人の戒めになるということ。 せんしゃばんせん 千射万箭 名詞 弓道で射手の心構えを説いた語。千本、万本の矢を射る場合でも、あとの矢をたのむことなしに、今射る一本をおろそかにしてはならないということ。 せんじゅうかいし 先従隗始 名詞 言い出した者から始めよの意。また、物事を手近なところからはじめることのたとえ。 せんしゅうばんこ 千秋万古 名詞 永遠の歳月。 せんしゅうばんざい 千秋万歳 名詞 非常に長い年月のこと。また、長寿を祝うことば。 せんしゅばんべつ 千種万別 名詞 さまざまな種類や違いがあること。⇒千差万別 せんしゅばんよう 千種万様 名詞 さまざまな種類や違いがあること。⇒千差万別 せんじょうのくに 千乗之国 名詞 兵車千台を出すことのできる諸侯の国。 せんじょうのたん 川上之歎 名詞 時間が過ぎ去ることへの嘆き。 せんじょうのたん 川上之嘆 名詞 時間が過ぎ去ることへの嘆き。⇒川上之歎 せんじょうばんき 千乗万騎 名詞 非常に多数の車と騎馬のこと。 せんじょうばんたい 千状万態 名詞 いろいろ、さまざまな様子。 ぜんじょうほうばつ 禅譲放伐 名詞 中国古代の政権交代の二つの方法。君主が位を世襲せず仁徳ある者に譲る禅譲と暴政を行う君主を臣下が追放したり討伐したりして位を奪う放伐のこと。 せんしょうらんけい 僭賞濫刑 名詞 適正を欠いた賞罰。 せんしょばんたん 千緒万端 名詞 種々雑多な事柄のこと。 せんしょばんる 千緒万縷 名詞 種々雑多な事柄のこと。⇒千緒万端 せんしんいちい 専心一意 名詞 ひたすら一つのことに心を集中すること。⇒一意専心 せんしんせんい 専心専意 名詞 ひたすら一つのことに心を集中すること。⇒一意専心 ぜんしんぜんい 全心全意 名詞 ひたすら一つのことに心を集中すること。⇒一意専心 ぜんしんぜんりょく 全心全力 名詞 その人の体力と気力のすべて。⇒全身全霊 ぜんしんぜんれい 全身全霊 名詞 その人の体力と気力のすべて。 せんしんていしょう 浅斟低唱 名詞 少々酒を飲んで小声で歌を口ずさむこと。 せんじんのたに 千仞之谿 名詞 非常に深い谷。 せんしんばんく 千辛万苦 名詞 さまざまな苦しみや難儀のこと。 ぜんじんみとう 前人未到 名詞 今までに誰も到達していないこと。 ぜんじんみとう 前人未踏 名詞 今までに誰も到達していないこと。⇒前人未到 せんすいさくひょう 煎水作氷 名詞 まったく不可能なこと。 せんせいこうげき 先制攻撃 名詞 先手を取って相手を攻めること。 ぜんせいぜんき 全生全帰 名詞 親からもらった体を傷つけることなく生を全うするのが、真の親孝行だということ。 せんせいせんし 先聖先師 名詞 孔子の尊称。 せんせきこうこう 泉石膏肓 名詞 自然や山水の中で暮らしたいという気持ちが非常に強いこと。 せんせんきょうきょう 戦戦兢兢 名詞 恐れてびくびくするさま。 せんせんきょうきょう 戦戦恐恐 名詞 恐れてびくびくするさま。⇒戦戦兢兢 せんぜんこご 瞻前顧後 名詞 事にのぞんで決心がつかず、ぐずぐずしていること。⇒狐疑逡巡 せんせんりつりつ 戦戦慄慄 名詞 恐れつつしむさま。また、びくびくして、ふるえ恐れるさま。 せんそうあめい 蟬噪蛙鳴 名詞 役に立たない議論や、内容に乏しく下手な文章。⇒蛙鳴蟬噪 ぜんそうこうきょ 前爪後距 名詞 足の前方に爪を、後方に蹴爪を持つもの。獣の類。 せんそうじょこん 翦草除根 名詞 災いを根こそぎ除きさること。問題を根本から解決するたとえ。 せんそうひゃくこう 千瘡百孔 名詞 短所や欠点がたくさんあること。⇒百孔千瘡 せんそのじん 吮疽之仁 名詞 大将が部下を手あつくいたわること。 せんそんばんらく 千村万落 名詞 多くの村落。 せんたいばんじょう 千態万状 名詞 種々さまざまな姿かたち。⇒千姿万態 せんたいばんよう 千態万様 名詞 種々さまざまな姿かたち。⇒千姿万態 ぜんだいみもん 前代未聞 名詞 今まで聞いたことがないような変わったこと。 せんたくのうお 川沢納汚 名詞 大事をなす大人物は多少欠点はあってもあらゆる人を包み込む度量があるたとえ。⇒山藪蔵疾 せんだばんだ 千朶万朶 名詞 多くの花がついた枝。 せんだんのふたば 栴檀双葉 名詞 偉大な人物は小さいときからすぐれているということ。 せんだんのふたば 栴檀二葉 名詞 偉大な人物は小さいときからすぐれているということ。⇒栴檀双葉 せんちせんがく 先知先覚 名詞 一般の人より先に道理を知りさとること。 ぜんちぜんのう 全知全能 名詞 神の能力。あらゆることを理解しあらゆることを実行できる能力をもっていること。 ぜんちぜんのう 全智全能 名詞 神の能力。あらゆることを理解しあらゆることを実行できる能力をもっていること。⇒全知全能 せんちたんさい 浅知短才 名詞 学識が浅く、才能も乏しいこと。⇒浅学非才 せんちんおんきん 扇枕温衾 名詞 親孝行なことのたとえ。 せんちんおんぴ 扇枕温被 名詞 親孝行なことのたとえ。⇒扇枕温衾 ぜんていえんだい 前程遠大 名詞 これからの道のりが非常に遠いこと。また、将来の可能性や希望が大きいこと。⇒前程万里 ぜんていばんり 前程万里 名詞 これからの道のりが非常に遠いこと。また、将来の可能性や希望が大きいこと。 せんてひっしょう 先手必勝 名詞 相手より先に攻撃すれば必ず勝つ。 せんてんいじょう 旋転囲繞 名詞 相手を取り囲むこと。ぐるぐる回って取り囲むこと。 せんとうばんしょ 千頭万緒 名詞 種々雑多な事柄のこと。⇒千緒万端 ぜんとたなん 前途多難 名詞 行く先に多くの困難が予想されること。 ぜんとばんり 前途万里 名詞 これからの道のりが非常に遠いこと。また、将来の可能性や希望が大きいこと。⇒前程万里 ぜんとゆうい 前途有為 名詞 将来に大いに見込みがあること。⇒前途有望 ぜんとゆうぼう 前途有望 名詞 将来に大いに見込みがあること。 ぜんとようよう 前途洋洋 名詞 将来が明るく希望に満ちていること。 ぜんとりょうえん 前途遼遠 名詞 行く先の道のりがはるかに遠いこと。 せんなりびょうたん 千成瓢簞 名詞 豊臣秀吉の馬印。 せんなんこうかく 先難後獲 名詞 仁徳者は難事を先にして利益は後のこととすること。 ぜんなんしんにょ 善男信女 名詞 仏教を信仰する人々。⇒善男善女 ぜんなんぜんにょ 善男善女 名詞 仏教を信仰する人々。 ぜんにゅうかきょう 漸入佳境 名詞 状況や話などが、最も興味深い部分にさしかかること。 せんぱくひそう 浅薄皮相 名詞 物の見方がうわべだけで底が浅いこと。また、知識や学問などに深みがないこと。⇒皮相浅薄 ぜんばつこうち 前跋後疐 名詞 進むことも退くこともできず、どうにもならない困難な状態に追いこまれること。 ぜんぴょういっぱん 全豹一斑 名詞 物事の一部分を見て全体を批評すること。 せんぷうどうこつ 仙風道骨 名詞 俗っぽさがなく非凡な姿のこと。 ぜんぷくこうかい 前覆後戒 名詞 先人の失敗は、後の人の戒めになるということ。⇒前車覆轍 せんぺいばんば 千兵万馬 名詞 多くの兵士、軍馬。大規模で強い軍をいう。転じて、多くの辛酸をなめ、経験が豊富な老練の人をいう。⇒千軍万馬 せんぺきいんこう 穿壁引光 名詞 苦学のたとえ。貧困にもかかわらず、熱心に学問に励むこと。 せんぺんいちりつ 千篇一律 名詞 多くのものが、どれも変わりばえがしなくて面白みに欠けること。 せんぺんいちりつ 千編一律 名詞 多くのものが、どれも変わりばえがしなくて面白みに欠けること。⇒千篇一律 せんぺんいったい 千篇一体 名詞 多くのものが、どれも変わりばえがしなくて面白みに欠けること。⇒千篇一律 せんぺんばんか 千変万化 名詞 さまざまに変化すること。 せんぼうしさ 瞻望咨嗟 名詞 遠くのぞみ見てその素晴らしさにため息を吐く。 せんぼうしさ 羨望咨嗟 名詞 遠くのぞみ見てその素晴らしさにため息を吐く。⇒瞻望咨嗟 せんぽうひゃっけい 千方百計 名詞 あれこれと思いをめぐらすこと。⇒千思万考 せんまんむりょう 千万無量 名詞 はかり知れないほど多いこと。 せんゆうこうらく 先憂後楽 名詞 先に心配事・苦痛に思うことを片付け、楽しみは後回しにすること。 せんりどうふう 千里同風 名詞 世の中が平和であること。⇒万里同風 せんりのが 千里之駕 名詞 はるかな遠方からおいでになること。⇒千里命駕 せんりのけつげん 千里結言 名詞 遠方の友と約束した言葉。 せんりひりん 千里比隣 名詞 故郷を遠く離れていても、すぐとなりにいるような親しい関係のこと。⇒天涯比隣 せんりむえん 千里無烟 名詞 民衆の生活が窮乏をきわめていること。 せんりむえん 千里無煙 名詞 民衆の生活が窮乏をきわめていること。⇒千里無烟 せんりめいが 千里命駕 名詞 はるかな遠方からおいでになること。 ぜんりょくとうきゅう 全力投球 名詞 悔いなき一球を投ずること。⇒一球入魂 せんりょのいっしつ 千慮一失 名詞 どんなに賢い者にも多くの考えの中には一つぐらい誤りがある。 せんりょのいっとく 千慮一得 名詞 愚者の考えの中にも一つくらいはよいものがある。 ぜんりんゆうこう 善隣友好 名詞 隣の国と友人のように仲良くすること。 せんれんきしゅつ 賤斂貴出 名詞 物価が安いときに買い入れて、物価が高騰したときに安く売り出す物価安定策のこと。⇒賤斂貴発 せんれんきはつ 賤斂貴発 名詞 物価が安いときに買い入れて、物価が高騰したときに安く売り出す物価安定策のこと。 ぜんろうこうこ 前狼後虎 名詞 つぎつぎと災難・危害におそわれるたとえ。⇒前虎後狼 そいそしょく 粗衣粗食 名詞 質素な生活・貧しい生活のたとえ。 そいれいしょく 粗衣糲食 名詞 質素で粗末な衣服や食物。⇒悪衣悪食 そういくふう 創意工夫 名詞 新しいことを考え出し、いろいろ手段をめぐらすこと。 そうえんふうじゅう 草偃風従 名詞 人民は天子の徳によって教化され、自然とつき従うようになるということ。 そうかいいってき 滄海一滴 名詞 多くの中のきわめてわずかな部分。また、取るに足りない些細なこと。⇒九牛一毛 そうかいそうでん 滄海桑田 名詞 世の変転のはなはだしいたとえ。 そうかいのいしゅ 滄海遺珠 名詞 世に埋もれた有能な人材のたとえ。 そうかいのいちぞく 滄海一粟 名詞 比較にならないほど小さいもののたとえ。 そうかいようじん 滄海揚塵 名詞 世の変転のはなはだしいたとえ。⇒滄海桑田 そうかくのまじわり 総角之交 名詞 幼な友だちとの交わり。⇒総角之好 そうかくのよしみ 総角之好 名詞 幼な友だちとの交わり。 そうかのいぬ 喪家之狗 名詞 ひどくやつれて元気がない人。また、身の寄せ所がなく、うろつきまわる者。 そうかのいぬ 喪家之犬 名詞 ひどくやつれて元気がない人。また、身の寄せ所がなく、うろつきまわる者。⇒喪家之狗 そうかんぼくじょう 桑間濮上 名詞 淫乱な音楽のこと。また、国を滅亡にみちびく亡国の音楽のこと。 そうぎゃらんま 僧伽藍摩 名詞 寺院の建物の総称。寺院の意。 そうぎょうしゅせい 創業守成 名詞 新しい事業を始めるのはやさしくその成果を守り維持してゆくのは難しい。 そうぎょうしゅぶん 創業守文 名詞 新しい事業を始めるのはやさしくその成果を守り維持してゆくのは難しい。⇒創業守成 そうきらんてつ 喪旗乱轍 名詞 軍隊などが敗走する形容。⇒轍乱旗靡 そうくちょうしん 痩軀長身 名詞 背が高く痩せていること。⇒長身痩軀 そうくはくい 蒼狗白衣 名詞 世の変化のはやいたとえ。⇒白衣蒼狗 そうけいせつじく 叢軽折軸 名詞 小さなものでもたくさん集まると大きな力になるということ。 ぞうげんひご 造言蜚語 名詞 根拠のないでたらめなうわさ。 ぞうげんひご 造言飛語 名詞 根拠のないでたらめなうわさ。⇒造言蜚語 そうこうのつま 糟糠之妻 名詞 貧しいときから苦労を共にしてきた妻のこと。 そうこうふかい 宋弘不諧 名詞 貧しいときから苦労を共にしてきた妻のこと。⇒糟糠之妻 そうこうふほう 糟糠不飽 名詞 非常にぜいたくなことのたとえ。⇒漿酒霍肉 そうこうろしゅく 草行露宿 名詞 草の生い茂った野原を分けて進み、野宿しながら旅をすること。 そうこげいしん 送故迎新 名詞 前任者を送り、新任の人を迎えること。 そうこつきゅうがい 痩骨窮骸 名詞 やせて窮乏している身。 そうこほうし 桑弧蓬矢 名詞 男子が志を立てること。 そうこんぼくひ 草根木皮 名詞 漢方薬の原料のこと。 そうしこうにく 走尸行肉 名詞 生きていてもなにも役立たない者をけなしていう言葉。 そうしそうあい 相思相愛 名詞 男女が互いに慕い合い愛し合っていること。 ぞうじてんぱい 造次顚沛 名詞 あわただしいとき。とっさのとき。 ぞうしゅうぞうえき 増収増益 名詞 収入が増えて利益が増えること。⇔減収減益 そうしゅうのゆめ 荘周之夢 名詞 万物一体観に立つ人の心境・境地。また、人生のはかないことのたとえ。⇒胡蝶之夢 そうしゅかんい 簇酒歛衣 名詞 貧しい生活のたとえ。⇒簇酒敝衣 そうしゅくそうひ 双宿双飛 名詞 夫婦の仲がむつまじく、つねに起居をともにすること。 そうしゅれんい 簇酒敝衣 名詞 貧しい生活のたとえ。 そうじょうのじん 宋襄之仁 名詞 無用の情けをかけること。 そうしりょううん 壮士凌雲 名詞 俗世間を遠く超越したいと願う高尚なこころざし。⇒凌雲之志 そうしんあんき 蚤寝晏起 名詞 夜はやく寝て、朝おそく起きる。赤子や幼児のさま。 そうしんさつじん 曾参殺人 名詞 誤ったうわさも多くの人が口にしているうちに誰でも信じるようになるたとえ。⇒曾母投杼 そうしんちょうく 痩身長軀 名詞 背が高く痩せていること。⇒長身痩軀 そうしんのかせい 曾参歌声 名詞 貧しくても高潔で私欲にとらわれないことのたとえ。 そうじんふぎょ 甑塵釜魚 名詞 非常に貧しいことのたとえ。 そうじんぼっかく 騒人墨客 名詞 詩を作ったり書や絵をかいたりする風流人。 そうしんわいく 痩身矮軀 名詞 やせていて小さい。やせて背が低い。 そうせきちんりゅう 漱石枕流 名詞 強情で負け惜しみの強いこと。⇒枕流漱石 そうぜんぼしょく 蒼然暮色 名詞 夕暮れどきのあたりが薄暗くなっている様子。⇒暮色蒼然 そうそうしゅぶん 草創守文 名詞 新しい事業を始めるのはやさしくその成果を守り維持してゆくのは難しい。⇒創業守成 そうそうのへん 滄桑之変 名詞 世の中の変化が激しいこと。 そうそくふり 相即不離 名詞 密接な関係で切り離すことができないこと。 ぞうちょぎょくはい 象箸玉杯 名詞 ぜいたくな生活をすること。 そうでんそうかい 桑田滄海 名詞 世の変転のはなはだしいたとえ。⇒滄海桑田 そうでんへきかい 桑田碧海 名詞 世の中の変化が激しいこと。⇒滄桑之変 そうどちゅうびゅう 桑土綢繆 名詞 災難を事前に防ぐため準備をすること。 そうばかんか 走馬看花 名詞 物事を大ざっぱに見て、その本質を窮めようとしないこと。 ぞうはんむどう 造反無道 名詞 体制に背いて道理にはずれた行いをすること。 ぞうはんむり 造反無理 名詞 体制に背くことに道理はない。⇔造反有理 ぞうはんゆうり 造反有理 名詞 体制に背くのにもそれなりの道理がある。 そうぼうきげん 草茅危言 名詞 民間人の国政に対するきびしい批判の声。 そうぼうけいけい 双眸炯炯 名詞 目が鋭く光るさま。⇒眼光炯炯 そうほうのこころざし 桑蓬之志 名詞 男子が志を立てること。⇒桑弧蓬矢 そうぼうのしん 草茅之臣 名詞 官職に就かない民間人。⇒草莽之臣 そうぼくのおん 桑濮之音 名詞 淫乱な音楽のこと。また、国を滅亡にみちびく亡国の音楽のこと。⇒桑間濮上 そうぼとうちょ 曾母投杼 名詞 誤ったうわさも多くの人が口にしているうちに誰でも信じるようになるたとえ。 そうまんれいご 草満囹圄 名詞 善政で国がよく治まっていること。 そうめいえいち 聡明叡知 名詞 聖人の四つの徳。 そうめいえいち 聡明叡智 名詞 聖人の四つの徳。⇒聡明叡知 そうめいきけつ 窓明几潔 名詞 清潔で快適に勉強できる書斎。⇒明窓浄几 そうめいきょうり 争名競利 名詞 名誉と利益を争い奪う。⇒争名争利 そうめいそうり 争名争利 名詞 名誉と利益を争い奪う。 そうめいだつり 争名奪利 名詞 名誉と利益を争い奪う。⇒争名争利 そうもうのしん 草莽之臣 名詞 官職に就かない民間人。 そうもくかいへい 草木皆兵 名詞 ひどく恐れるたとえ。 そうもくきんじゅう 草木禽獣 名詞 地に生きるすべてのもの。 そうもさくよう 装模作様 名詞 気どったり、みえをはったりすること。 そうようきび 蒼蠅驥尾 名詞 凡人が賢人のおかげで功績をあげることのたとえ。 そうりきょうせい 相利共生 名詞 生物が共生によって相互に利益を得ている場合にいう。⇔片利共生 そうりょうきせい 総量規制 名詞 汚染物質の総排出量を規制する制度。 そうりんいっし 巣林一枝 名詞 分相応に満足すること。 そうろさんこ 草廬三顧 名詞 礼を尽くして有能な人材を招くこと。⇒三顧之礼 そえつどうしゅう 楚越同舟 名詞 仲の悪い者どうしが、同じ場所や境遇にいること。もとは、反目しあいながらも利害が一致するときには協力しあう意。⇒呉越同舟 そくおんきょうぜん 足音跫然 名詞 足音のひびくさま。転じて、得難い来客。また、得難い人物に遭遇するたとえ。 そくきんかへき 束錦加璧 名詞 一束の帛の上に璧をのせる。昔、最高の礼物。⇒束帛加璧 そくさいえんめい 息災延命 名詞 病気をしないで健康であること。⇒無病息災 そくさいぶじ 息災無事 名詞 心配事やわざわいがなく平穏に暮らしていること。⇒無事息災 ぞくさんへんち 粟散辺地 名詞 粟つぶの散らばったような世界の果ての小さな国。 ぞくさんへんど 粟散辺土 名詞 粟つぶの散らばったような世界の果ての小さな国。⇒粟散辺地 そくじいっぱい 即時一杯 名詞 後の大きな利益や喜びより、たとえ小さくても今のそれの方がいいということ。 ぞくしゅうふんぷん 俗臭芬芬 名詞 非常に俗っぽくて、気品に欠けること。 ぞくしゅうふんぷん 俗臭紛紛 名詞 非常に俗っぽくて、気品に欠けること。⇒俗臭芬芬 そくしんじょうぶつ 即身成仏 名詞 生きたまま仏になること。 そくしんぜぶつ 即身是仏 名詞 生きたまま仏になること。⇒即身成仏 そくしんぼさつ 即身菩薩 名詞 生きたまま仏になること。⇒即身成仏 そくせきちくかん 束皙竹簡 名詞 束皙は古墓などから出土した竹簡を解読して博学を称された。 そくせんそっけつ 速戦即決 名詞 短時間で決着をつけること。 そくだんそっけつ 即断即決 名詞 間をおかず決断すること。 ぞくたんだんちょう 続短断長 名詞 過不足がないよううまい具合に整えること。 ぞくだんへいわ 俗談平話 名詞 日常の会話で使われるごくふつうの言葉。⇒平談俗語 ぞくちょうのそしり 続貂之譏 名詞 官爵を乱発するのをののしる語。また、劣った者がすぐれた者のあとを続けることのたとえ。⇒狗尾続貂 そくてんきょし 則天去私 名詞 私心を捨てて自然のままに生きること。 そくはくかへき 束帛加璧 名詞 一束の帛の上に璧をのせる。昔、最高の礼物。 そくはつふうはく 束髪封帛 名詞 妻が堅く貞操を守ること。 ぞくもうりり 属毛離裏 名詞 子と父母との深いつながりのこと。 ぞくれいかつう 鏃礪括羽 名詞 学識をみがいて、世に役立つ人材になること。 そこうはいじ 狙公配事 名詞 目先の違いにこだわり、事柄の本質を理解しないこと。⇒朝三暮四 そざいしんよう 楚材晋用 名詞 ある部署の人材を他の部署でうまく重用すること。 そしたいよう 麤枝大葉 名詞 細かい規則にとらわれず大らかに書いた文章。 そしたいよう 粗枝大葉 名詞 細かい規則にとらわれず大らかに書いた文章。⇒麤枝大葉 そしゃくえいか 咀嚼英華 名詞 文章のすぐれた部分をよく味わい、心の中に蓄積すること。⇒含英咀華 そしゃはくば 素車白馬 名詞 葬式用の馬車。 そしゅうなんかん 楚囚南冠 名詞 捕らわれの身になっても故国を忘れないこと。 そしゅそこう 粗酒粗肴 名詞 粗末な酒と食事のこと。⇒粗酒粗餐 そしゅそさん 粗酒粗餐 名詞 粗末な酒と食事のこと。 そせいらんぞう 粗製濫造 名詞 質の悪い品をやたらに多くつくること。 そせいらんぞう 粗製乱造 名詞 質の悪い品をやたらに多くつくること。⇒粗製濫造 そせつくとう 鼠窃狗盗 名詞 こそどろのたとえ。 そっけつそくだん 即決即断 名詞 間をおかず決断すること。⇒即断即決 そっせんきゅうこう 率先躬行 名詞 人がするまえに自分から進んで実行すること。 そっせんすいはん 率先垂範 名詞 人に先立って模範を示すこと。 そっせんれいこう 率先励行 名詞 人に先立って模範を示すこと。⇒率先垂範 そったくどうじ 啐啄同時 名詞 逸することのできない好機。また、熟した機をとらえ悟りに導くこと。 そっとのひん 率土之浜 名詞 国中。全国。 そはぎんとう 素波銀濤 名詞 白い波。また白い雲やもやのたとえ。 そむううん 楚夢雨雲 名詞 男女が情を交わすこと。 そんこうえいせつ 孫康映雪 名詞 苦学することのたとえ。 そんしゃさんごう 損者三楽 名詞 人が楽しむものの中で、有害な三つのもの。⇔益者三楽 そんしゃさんゆう 損者三友 名詞 交わって損をする三種類の友人。便辟(体裁だけ)の人・善柔(こびへつらう)の人・便佞(口先だけ)の人の三種類の友人をいう。 そんそせっしょう 樽俎折衝 名詞 なごやかに交渉すること。 そんそせっしょう 尊俎折衝 名詞 なごやかに交渉すること。⇒樽俎折衝 そんそそうせき 孫楚漱石 名詞 強情で負け惜しみの強いこと。⇒枕流漱石 そんのうじょうい 尊皇攘夷 名詞 天皇を尊び外敵を打ち払うこと。 そんのうじょうい 尊王攘夷 名詞 天皇を尊び外敵を打ち払うこと。⇒尊皇攘夷 そんぷうしゅくすい 飧風宿水 名詞 富んで位高く幸福なこと。⇒富貴福沢 たいあんきちじつ 大安吉日 名詞 物事を行うのに最も縁起のよいという日。 だいいしょうどう 大異小同 名詞 全体としては違いが大きくて、一致するところは僅かしかないということ。 たいいんちょうし 大隠朝市 名詞 真の隠遁者は山中などにいるのではなく、一見一般の人と変わらない生活をしているものだということ。 たいえきのふよう 太液芙蓉 名詞 美人のこと。 たいかいいってき 大海一滴 名詞 多くの中のきわめてわずかな部分。また、取るに足りない些細なこと。⇒九牛一毛 たいかいじんしん 大快人心 名詞 人々を痛快な気持ちにさせる。 たいかいろうしん 大海撈針 名詞 ほとんど実現不可能なこと。 たいかこうろう 大厦高楼 名詞 大きな建物のこと。 だいかついっせい 大喝一声 名詞 大声でどなりつけたり、しかりつけたりすること。 たいかのとうりょう 大厦棟梁 名詞 国の重要な任務をになう人材のたとえ。 だいかんじう 大旱慈雨 名詞 大いに困っているときに救われること。また、待望していたことが実現すること。⇒旱天慈雨 たいがんじょうじゅ 大願成就 名詞 大きな望みがかなうこと。 たいがんのかさい 対岸火災 名詞 自分には関係のないできごとのたとえ。 たいきしょうよう 大器小用 名詞 すぐれた才をもった人を使いこなせないたとえ。また、人材の用い方が不当なたとえ。 たいきばんせい 大器晩成 名詞 大人物は往々にして、遅れて頭角をあらわすことのたとえ。 たいぎめいぶん 大義名分 名詞 ある行為の根拠となる正当な理由や道理。 たいぎめっしん 大義滅親 名詞 君国に報いるためには親兄弟もかえりみないということ。 たいぎゃくむどう 大逆無道 名詞 道理や人の道をふみはずした行い。 たいぎゅうだんきん 対牛弾琴 名詞 なんの効果もなく無駄なこと。 たいきゅうのとも 耐久之朋 名詞 非常に強い友情で結ばれていること。⇒断金之交 たいきょうしっしょく 大驚失色 名詞 たいそう驚き恐れ顔色を失う。 たいきんせきぎょく 堆金積玉 名詞 非常に多くの富を集めること。 たいきんちょうちん 大衾長枕 名詞 兄弟の仲むつまじいこと。また交情が親密なこと。 たいけつしょうけつ 大桀小桀 名詞 悪い為政者。 たいげつしょうげつ 大月小月 名詞 大きい月と小さい月。大の月と小の月。 たいげつひせい 戴月被星 名詞 朝早くから夜遅くまで一生懸命働くこと。⇒被星戴月 たいげんきょせい 体元居正 名詞 善を身につけて正しい立場に身をおくこと。 たいけんこへん 大賢虎変 名詞 すぐれた賢人が時の推移に従って日ごとに新たに自己変革をとげること。⇒大人虎変 たいげんそうご 大言壮語 名詞 口では大きなことを言っても、実行がともなわないこと。 たいげんたいく 滞言滞句 名詞 言葉にばかりこだわって、真の道理が理解できないこと。 たいこうげんしゅ 太羹玄酒 名詞 規則のみにしばられた淡白で面白みのない文章のたとえ。 たいこうげんしゅ 大羹玄酒 名詞 規則のみにしばられた淡白で面白みのない文章のたとえ。⇒太羹玄酒 たいこうじゃくせつ 大巧若拙 名詞 このうえなく巧みなものは一見稚拙にみえる。本当に技量のあるものはかえって不器用に見える。 たいこうむし 大公無私 名詞 公正で私心がなく、やましいところがないこと。⇒公明正大 たいごてってい 大悟徹底 名詞 仏教で完全に煩悩をすて、悟りきること。 たいさいしょうよう 大才小用 名詞 すぐれた才をもった人を使いこなせないたとえ。また、人材の用い方が不当なたとえ。⇒大器小用 たいざいしょうよう 大材小用 名詞 すぐれた才をもった人を使いこなせないたとえ。また、人材の用い方が不当なたとえ。⇒大器小用 たいさいばんせい 大才晩成 名詞 大人物は往々にして、遅れて頭角をあらわすことのたとえ。⇒大器晩成 たいざんこうもう 泰山鴻毛 名詞 へだたりの甚だしいことのたとえ。 たいざんこうもう 太山鴻毛 名詞 へだたりの甚だしいことのたとえ。⇒泰山鴻毛 たいざんのやすき 泰山之安 名詞 泰山のように、どっしりと安定して揺るぎのないこと。 たいざんのやすき 太山之安 名詞 泰山のように、どっしりと安定して揺るぎのないこと。⇒泰山之安 たいざんふくん 泰山府君 名詞 中国の泰山の山神。 たいざんふくん 太山府君 名詞 中国の泰山の山神。⇒泰山府君 たいざんほくと 泰山北斗 名詞 学問や芸術などある分野の第一人者。 たいざんめいどう 大山鳴動 名詞 騒ぎだけ大きくて結果は意外に小さいことのたとえ。 たいざんめいどう 太山鳴動 名詞 騒ぎだけ大きくて結果は意外に小さいことのたとえ。⇒大山鳴動 たいざんりょうぼく 泰山梁木 名詞 賢人のこと。 たいざんりょうぼく 太山梁木 名詞 賢人のこと。⇒泰山梁木 だいしいちばん 大死一番 名詞 ここぞと意を決すること。 だいじだいひ 大慈大悲 名詞 限りなく大きい仏の慈悲。 たいじふせい 大時不斉 名詞 四季はそれぞれ異なるが、休むことなく永久に運行して、何よりも正確に時間を守っている。⇒大道不器 たいしょうかやく 対症下薬 名詞 問題点を確認したうえで、解決策を講ずること。 たいしょうふうせつ 対牀風雪 名詞 夜通し隣どうしの寝床の中で語り合うこと。 たいしょうやう 対牀夜雨 名詞 兄弟や友人の間柄がたいへん親密なたとえ。⇒夜雨対牀 たいしょこうしょ 大所高所 名詞 細部にこだわらないで全体を見通す大きな観点のこと。 たいしょちゃくぼく 大処着墨 名詞 もっとも大切なポイントを押さえて物事を行うこと。 たいしょらくぼく 大処落墨 名詞 もっとも大切なポイントを押さえて物事を行うこと。⇒大処着墨 たいじんこへん 大人虎変 名詞 すぐれた賢人が時の推移に従って日ごとに新たに自己変革をとげること。 たいじんたいかん 大人大観 名詞 道理を極めた人は、物事の全体を見通すので、判断を誤らないということ。⇒達人大観 たいしんふやく 大信不約 名詞 ほんとうの信頼関係はあらかじめ約束するような瑣末なものではない。 たいせいいっかつ 大声一喝 名詞 大声でどなりつけたり、しかりつけたりすること。⇒大喝一声 たいせいしっこ 大声疾呼 名詞 大声で激しく叫ぶこと。 たいせいじゃくけつ 大成若欠 名詞 このうえなく完成したものは一見欠陥があるようにみえる。本当に技量のあるものはかえって不器用に見える。⇒大巧若拙 たいぜんじじゃく 泰然自若 名詞 何か事が起こっても、落ち着きはらって少しも動じないさま。 たいだいび 頽堕委靡 名詞 身体や気力などが、しだいにくずれおとろえること。 だいたくらいくう 大沢礨空 名詞 大小がひどくかけ離れていることのたとえ。 だいたんふてき 大胆不敵 名詞 度胸があって恐れ驚かないこと。 たいちくこうてい 黛蓄膏渟 名詞 水面が非常に静かなさま。 だいちじゃくぐ 大智若愚 名詞 すぐれて知恵のある賢者は、人前で自分の才能をひけらかすことがないから、ちょっと見たところ愚者のように見えるということ。⇒大智如愚 だいちじょぐ 大智如愚 名詞 すぐれて知恵のある賢者は、人前で自分の才能をひけらかすことがないから、ちょっと見たところ愚者のように見えるということ。 だいちふち 大智不智 名詞 本当にすぐれた知者はそれをあらわにせず一見無知のように見えるということ。 たいとうごめん 帯刀御免 名詞 江戸時代、平民が家柄や功労によって刀をさすことを許されたこと。⇒名字帯刀 だいどうしょうい 大同小異 名詞 細かい点に違いはあるが、だいたいは同じであること。 だいどうだんけつ 大同団結 名詞 多くの団体・政党などが、共通の目的のために意見の違いをこえて団結すること。 たいどうふき 大道不器 名詞 聖人のふみ行う大いなる道はごく限られた物しか盛ることのできない器とは違い、広く普遍的な作用を発揮できるものであるということ。 だいとくふかん 大徳不官 名詞 ほんとうの人徳は官位や役職で決まるような瑣末なものではない。⇒大道不器 たいばくしょうばく 大貉小貉 名詞 文化程度の低い野蛮人のような為政者のこと。 だいひょうひまん 大兵肥満 名詞 体が大きく太っていること。 たいへいぶじ 太平無事 名詞 なにごともなく穏やかなこと。⇒平穏無事 たいへいぶじ 泰平無事 名詞 世の中が穏やかに治まり平和なこと。⇒天下泰平 たいべんじゃくとつ 大弁若訥 名詞 このうえなく巧みな話しぶりは一見口べたにみえる。本当に技量のあるものはかえって不器用に見える。⇒大巧若拙 たいぼうかんが 体貌閑雅 名詞 姿かたちが落ち着いて雅やかなこと。 たいほうしょうれん 大法小廉 名詞 上下の臣がすべて皆清く正しいこと。 たいほんばんせい 大本晩成 名詞 大人物は往々にして、遅れて頭角をあらわすことのたとえ。⇒大器晩成 たいぼんぼうてん 戴盆望天 名詞 二つのことを一度に実現させるのは無理だということ。 たいみひったん 大味必淡 名詞 淡白なものこそ真にすぐれており、良く好まれるものだということ。 たいめいていてい 大名鼎鼎 名詞 名声が世に響きわたっていること。 たいよくひどう 大欲非道 名詞 欲が深くて、慈悲人情のないこと。 たいよくひどう 大慾非道 名詞 欲が深くて、慈悲人情のないこと。⇒大欲非道 たいれいのちかい 帯厲之誓 名詞 功臣の家は末長く絶やさせないという約束。 たいれいのちかい 帯礪之誓 名詞 功臣の家は末長く絶やさせないという約束。⇒帯厲之誓 たいろうのじみ 太牢滋味 名詞 豪華なご馳走のたとえ。 たいろうのじみ 大牢滋味 名詞 豪華なご馳走のたとえ。⇒太牢滋味 たいろぶきん 対驢撫琴 名詞 愚かな者に物の道理を説いても役に立たないたとえ。 たいわくふかい 大惑不解 名詞 自分の心の惑いがわかっていない者は一生の間真理を悟ることができない。また、いろいろ疑い迷って、疑問がなかなか解けない。 たきぼうよう 多岐亡羊 名詞 方針が多すぎて選択に迷うたとえ。 たくえいたくそく 濯纓濯足 名詞 世のなりゆきに応じて進退すること。また、善行をすれば尊ばれ、悪行をすれば卑しまれるということ。また、世俗を超越すること。 たくげんたくこう 択言択行 名詞 言行が道理にかなって立派なこと。 たくこきめい 託孤寄命 名詞 国の大事を信頼してまかせること。 たくとくりょうりき 度徳量力 名詞 自分の信望と力量の有無を考えはかること。 だくりゅうこんこん 濁流滾滾 名詞 濁った水が盛んに流れるさま。 たくれいふうはつ 踔厲風発 名詞 議論がうまく風のようにはやく口から出ること。 たげんすうきゅう 多言数窮 名詞 言葉数が多ければ、その結果としてたびたび困窮するということ。 たざいがき 多財餓鬼 名詞 欲が深く、金銭だけに夢中になる者のこと。⇒有財餓鬼 たざいぜんこ 多財善賈 名詞 資材や条件が整っていれば成功しやすいということ。⇒多銭善賈 たざんのいし 他山之石 名詞 自分の反省になる他人のまちがった言動。 たしせいせい 多士済済 名詞 すぐれた人材が多いこと。 たじたかん 多事多患 名詞 事件が多く、困難なことが多いこと。⇒多事多難 たじたたん 多事多端 名詞 仕事が多くて非常に忙しいこと。 たじたなん 多事多難 名詞 事件が多く、困難なことが多いこと。 たじたぼう 多事多忙 名詞 仕事が多くて非常に忙しいこと。⇒多事多端 たしゅたよう 多種多様 名詞 さまざまな種類や違いがあること。⇒千差万別 だじょういっぺん 打成一片 名詞 すべてのことを忘れて物事に専念すること。 たじょうたかん 多情多感 名詞 感受性が強く、物事の情趣を深く感じる。 たじょうたこん 多情多恨 名詞 物事に感じやすいために、うらみや悲しみも多いこと。 たしょうのえん 多生之縁 名詞 多くの生を経て結ばれている因縁。 たしょうのえん 他生之縁 名詞 多くの生を経て結ばれている因縁。⇒多生之縁 たじょうぶっしん 多情仏心 名詞 感情が豊かで移り気だが、薄情にはなれない性質のこと。 たせんぜんこ 多銭善賈 名詞 資材や条件が整っていれば成功しやすいということ。 だそうきょうだ 打草驚蛇 名詞 よけいなことをして、かえってつまらない災難を受けること。 たぞうこうぼう 多蔵厚亡 名詞 欲深い者は人間関係をそこなって、やがてはすべてを失ってしまうということ。 たつじんたいかん 達人大観 名詞 道理を極めた人は、物事の全体を見通すので、判断を誤らないということ。 だったいかんこつ 奪胎換骨 名詞 外形はもとのままで中身を取りかえること。また、外見は同じでも内容が違うこと。⇒換骨奪胎 だふちょうよく 蛇蚹蜩翼 名詞 互いにもちつもたれつの関係にあること。 たぼうぜんだん 多謀善断 名詞 よくよく考えて、物事を巧みに処理すること。 たりきほんがん 他力本願 名詞 自分で努力せず、もっぱら他人の力をあてにすること。 たりゃくえんだん 多略善断 名詞 よくよく考えて、物事を巧みに処理すること。⇒多謀善断 だんいほうしょく 煖衣飽食 名詞 物質的になんの不足もない満ち足りた生活。 だんいほうしょく 暖衣飽食 名詞 物質的になんの不足もない満ち足りた生活。⇒煖衣飽食 だんがいぜっぺき 断崖絶壁 名詞 険しく切り立ったがけ。 たんかつせんけつ 短褐穿結 名詞 貧者や卑しい人の着物。 たんかつふかん 短褐不完 名詞 貧者や卑しい人の着物。⇒短褐穿結 だんがんうちゅう 弾丸雨注 名詞 雨が降り注ぐように激しく弾丸が飛んでくること。 だんがんこくし 弾丸黒子 名詞 きわめて狭い土地のたとえ。 だんがんこくし 弾丸黒痣 名詞 きわめて狭い土地のたとえ。⇒弾丸黒子 だんかんざんぺん 断簡残編 名詞 書物の残欠して完全でないもの。⇒断編残簡 だんかんぞくふ 断鶴続鳧 名詞 生まれつきの自然のあり方に手を加え損なうこと。 だんがんのち 弾丸之地 名詞 きわめて狭い土地のたとえ。 だんかんれいぼく 断簡零墨 名詞 ちょっとした書き物や、書き物のきれはし。 たんきけっせん 短期決戦 名詞 短時間で決着をつけること。⇒速戦即決 だんきのいましめ 断機之戒 名詞 学問は中途で放棄してしまってはなんにもならないという教え。 だんきのいましめ 断機之誡 名詞 学問は中途で放棄してしまってはなんにもならないという教え。⇒断機之戒 だんきんのちぎり 断金之契 名詞 非常に強い友情で結ばれていること。⇒断金之交 だんきんのまじわり 断金之交 名詞 非常に強い友情で結ばれていること。 だんきんのり 断金之利 名詞 非常に強い友情で結ばれていること。⇒断金之交 だんげんびちゅう 諛言微中 名詞 ものごとをはっきり言わず、それとなく人の弱みや急所をつくような話しぶりのこと。 だんこうじょしょく 男耕女織 名詞 男女それぞれの天職のたとえ。 だんこうぜっこう 断港絶潢 名詞 他から孤立した辺鄙なところのこと。 だんこんこよう 断根枯葉 名詞 災いを根こそぎ除きさること。問題を根本から解決するたとえ。⇒翦草除根 たんしこしょう 簞食壺漿 名詞 自分たちを救ってくれた軍隊を歓迎すること。 たんしひょういん 簞食瓢飲 名詞 清貧に甘んじるたとえ。 たんじゅんめいかい 単純明快 名詞 はっきりしていてわかりやすいこと。 たんしょうしつだい 貧小失大 名詞 小さな利益を得ようとして、かえって大きな損失をすること。⇒因小失大 だんしょうしゅい 断章取意 名詞 抜き出して用いること。他人の詩文の一部を取り出し、原文の前後の意味に無関係に勝手に解釈したり利用したりすること。⇒断章取義 だんしょうしゅぎ 断章取義 名詞 抜き出して用いること。他人の詩文の一部を取り出し、原文の前後の意味に無関係に勝手に解釈したり利用したりすること。 だんしょうせつく 断章截句 名詞 抜き出して用いること。他人の詩文の一部を取り出し、原文の前後の意味に無関係に勝手に解釈したり利用したりすること。⇒断章取義 たんしょうのうまつ 淡粧濃抹 名詞 女性の化粧。また、女性の美しい形容。 たんしょうのうまつ 淡粧濃沫 名詞 女性の化粧。また、女性の美しい形容。⇒淡粧濃抹 たんしょてっけい 丹書鉄契 名詞 天子が功臣に与えた誓文のこと。 だんせいかくしゅく 断薺画粥 名詞 貧乏に耐えて勉学に励むこと。 たんせきのこころ 丹石之心 名詞 このうえないまごころのこと。⇒碧血丹心 たんせきらてい 袒裼裸裎 名詞 はなはだ無礼なこと。 たんせんしんきょう 胆戦心驚 名詞 恐怖で胸が震えおののくこと。 たんだいしんさい 胆大心細 名詞 大胆でしかも細心の注意を払うこと。⇒胆大心小 たんだいしんしょう 胆大心小 名詞 大胆でしかも細心の注意を払うこと。 だんちょうぞくたん 断長続短 名詞 過不足がないよううまい具合に整えること。⇒続短断長 だんちょうのおもい 断腸之思 名詞 非常に辛くて悲しいこと。⇒九腸寸断 だんてんちょうりょう 談天雕竜 名詞 弁舌や文章などが広大でみごとなこと。 たんとうちょくにゅう 単刀直入 名詞 前置きなしに、いきなり本題に入ること。 だんなくしゅぜん 断悪修善 名詞 仏教で、一切の煩悩を断とうとする誓いのこと。 だんぱつぶんしん 断髪文身 名詞 野蛮な風習のたとえ。 たんびしゅぎ 耽美主義 名詞 人生の目的を理性より美におき、官能・感覚を重視する芸術上の態度。 たんぷじゅんざい 貪夫徇財 名詞 欲深い者は、金のためならなんでもするということ。 たんぶんこしょう 単文孤証 名詞 わずか一つの文章と一つの証拠。 だんぺんざんかん 断編残簡 名詞 書物の残欠して完全でないもの。 だんぺんれいちょ 断篇零楮 名詞 書物の残欠して完全でないもの。⇒断編残簡 だんぺんれいぼく 断篇零墨 名詞 書物の残欠して完全でないもの。⇒断編残簡 たんぼくじきん 端木辞金 名詞 納得のいかない金は受け取らないという潔癖な態度のこと。 だんらんちょうほう 断爛朝報 名詞 きれぎれになって、続き具合のわからない朝廷の記録のこと。 たんらんのうれい 探卵之患 名詞 自分の拠点をおそわれることへの恐れ。 たんりかくしゅ 探驪獲珠 名詞 驪竜の顎の下を探って珠玉を手に入れる。転じて、危険を冒して大きな利益を得るたとえ。 たんりとくしゅ 探驪得珠 名詞 驪竜の顎の下を探って珠玉を手に入れる。転じて、危険を冒して大きな利益を得るたとえ。⇒探驪獲珠 たんりょけいそつ 短慮軽率 名詞 思慮が足りず、軽はずみなこと。 たんろのけん 湛盧之剣 名詞 静かに澄みきった黒い剣。 だんろんふうはつ 談論風発 名詞 盛んに話しあい議論すること。 ちうのそう 徴羽之操 名詞 正しい音楽のこと。 ちかくてんがい 地角天涯 名詞 きわめて遠く離れていることのたとえ。⇒天涯地角 ちぎしゅんじゅん 遅疑逡巡 名詞 物事に対し、疑い迷って決断できずに、ぐずぐずとためらうこと。 ちきほうゆう 知己朋友 名詞 交際のある友人のすべてのこと。 ちぎょこえん 池魚故淵 名詞 故郷が懐かしく忘れがたいこと。⇒越鳥南枝 ちぎょのわざわい 池魚之殃 名詞 なんのかかわりもないのに、とんだ災難を受けること。 ちぎょのわざわい 池魚之禍 名詞 なんのかかわりもないのに、とんだ災難を受けること。⇒池魚之殃 ちぎょろうちょう 池魚籠鳥 名詞 宮仕えの役人などの不自由な境遇のたとえ。 ちくしつどうぼう 築室道謀 名詞 意見ばかり多くてまとまらず、物事が実現しないこと。 ちくとうぼくせつ 竹頭木屑 名詞 役に立たないもののたとえ。また、細かなもの、つまらないものでも役立つことがあるのでおろそかにしないこと。 ちくはくのこう 竹帛之功 名詞 名前が歴史に残るような功績のこと。 ちくばのとも 竹馬之友 名詞 幼友達。 ちくばのよしみ 竹馬之好 名詞 幼友達。⇒竹馬之友 ちくほうしょうも 竹苞松茂 名詞 新築家屋の落成を祝う語。 ちくりん(の)しちけん 竹林七賢 名詞 竹林で清談をかわした七人の隠者。 ちこうごういつ 知行合一 名詞 本当の知は実践を伴わなければならないということ。 ちしゃのいっしつ 智者一失 名詞 どんなに知恵がある人でも、時には過失があるということ。 ちしゃのいっしつ 知者一失 名詞 どんなに知恵がある人でも、時には過失があるということ。⇒智者一失 ちしゃふげん 知者不言 名詞 物事をほんとうに知っているものは言わないものだ。 ちしゃふわく 知者不惑 名詞 本当に賢い人は、物事の道理をわきまえているので、判断を誤り迷うことはないということ。 ちしゃふわく 智者不惑 名詞 本当に賢い人は、物事の道理をわきまえているので、判断を誤り迷うことはないということ。⇒知者不惑 ちしゃらくすい 知者楽水 名詞 知恵のある人は、知が滞ることなく自由に働き、そのさまが水に似ているので、水を好んで楽しむということ。 ちしゃらくすい 智者楽水 名詞 知恵のある人は、知が滞ることなく自由に働き、そのさまが水に似ているので、水を好んで楽しむということ。⇒知者楽水 ちしゅこうかい 置酒高会 名詞 盛大に酒宴を催すこと。 ちしょうぼうだい 知小謀大 名詞 力もないのに大きなことを企てること。 ちすいのち 置錐之地 名詞 とがった錐の先をやっと突き立てることができるほどの狭い土地。 ちすうれいひ 知崇礼卑 名詞 真の知者は学識が増せば増すほど、へりくだって礼を尽くすものだということ。 ちそくあんぶん 知足安分 名詞 高望みをしないこと。 ちそくしゃふ 知足者富 名詞 節度を超えた欲望をもつことを戒めたもの。⇒知足不辱 ちそくふじょく 知足不辱 名詞 節度を超えた欲望をもつことを戒めたもの。 ちちかくぶつ 致知格物 名詞 物事の本質をつきつめて理解し、知識を深めること。⇒格物致知 ちっかのうま 逐禍之馬 名詞 心身に害を及ぼす事物のたとえ。女色におぼれたり、偶然の幸運をあてにすること。⇒伐性之斧 ちっきょへいそく 蟄居屏息 名詞 江戸時代、公家・武士に科した刑の一つ。家にこもって外出せず、息を殺して、おそれつつしむこと。 ちっきょへいもん 蟄居閉門 名詞 江戸時代、公家・武士に科した刑の一つ。家にこもって外出せず、息を殺して、おそれつつしむこと。⇒蟄居屏息 ちへいてんせい 地平天成 名詞 世の中が平穏で、万物が栄えること。また、地変や天災がなく、自然界が穏やかなこと。 ちぼうじゅうおう 知謀縦横 名詞 才知をはたらかせた計略を思いのままにあやつること。⇒知略縦横 ちぼうせんたん 智謀浅短 名詞 知恵や計画があさはかなこと。短慮なこと。 ちぼうせんたん 知謀浅短 名詞 知恵や計画があさはかなこと。短慮なこと。⇒智謀浅短 ちぼのたん 遅暮之嘆 名詞 しだいに年をとっていくわが身を嘆くこと。 ちぼのたん 遅莫之嘆 名詞 しだいに年をとっていくわが身を嘆くこと。⇒遅暮之嘆 ちみもうりょう 魑魅魍魎 名詞 いろいろな化け物。また、私欲のために悪だくみをする悪人のたとえ。 ちみもうりょう 螭魅罔両 名詞 いろいろな化け物。また、私欲のために悪だくみをする悪人のたとえ。⇒魑魅魍魎 ちゃくがんたいきょく 着眼大局 名詞 ものごとを全体として大きくとらえること。 ちゃくしゅしょうきょく 着手小局 名詞 目の前の小さなことを細心の注意を払って実践する。⇔着眼大局 ちゅういさんまん 注意散漫 名詞 注意が定まらず、あれこれと気が散っているさま。集中力を欠いているさま。 ちゅうおうしゅうけん 中央集権 名詞 地方の権限を抑えて、中央の権力を強くすること。⇒強幹弱枝 ちゅうくんあいこく 忠君愛国 名詞 君に忠節をつくし、国を愛すること。 ちゅうげんぎゃくじ 忠言逆耳 名詞 忠告は聞きにくいものだが、自分にとって真にためになるものだということ。 ちゅうけんこうけい 中権後勤 名詞 戦略・陣容ともに整っていること。 ちゅうげんちくろく 中原逐鹿 名詞 群雄が割拠して天子の位を争いあうこと。 ちゅうげんのしか 中原之鹿 名詞 群雄が割拠して天子の位を争いあうこと。⇒中原逐鹿 ちゆうけんび 智勇兼備 名詞 知恵と勇気をともに持つこと。 ちゆうけんび 知勇兼備 名詞 知恵と勇気をともに持つこと。⇒智勇兼備 ちゅうこういっち 忠孝一致 名詞 忠義と孝行はともに全うすることができること。 ちゅうこうそうぜん 忠孝双全 名詞 君主に対する忠義と親に対する孝行を二つとも全うすること。⇒忠孝両全 ちゅうこうたいはく 抽黄対白 名詞 黄色や白色の美しい色を適切に配合する。巧みに四六駢儷文を作ること。 ちゅうこうふへい 忠孝不並 名詞 君主に対する忠義と親に対する孝行は両立しないということ。⇔忠孝両全 ちゅうこうやしょう 昼耕夜誦 名詞 貧乏な生活のなかで勉学に励むこと。 ちゅうこうりょうぜん 忠孝両全 名詞 君主に対する忠義と親に対する孝行を二つとも全うすること。 ちゅうこうりょうりつ 忠孝両立 名詞 君主に対する忠義と親に対する孝行を二つとも全うすること。⇒忠孝両全 ちゅうこんぎたん 忠魂義胆 名詞 忠義にあふれた心のこと。 ちゅうさんしゃかい 鋳山煮海 名詞 財を多く蓄えること。 ちゅうしゅうがんげつ 中秋玩月 名詞 中秋の夜に雅な月見の宴会を催すこと。 ちゅうしゅうがんげつ 中秋翫月 名詞 中秋の夜に雅な月見の宴会を催すこと。⇒中秋玩月 ちゅうしゅうのめいげつ 中秋名月 名詞 陰暦八月十五日の夜の月。 ちゅうしゅうのめいげつ 仲秋名月 名詞 陰暦八月十五日の夜の月。⇒中秋名月 ちゅうしんしふつ 抽薪止沸 名詞 わざわいなどの問題を根本から解決すること。 ちゅうしんのほう 誅心之法 名詞 実際の行為として現れなくても、心の中が正しくなければ、それを処罰する筆法。 ちゅうせきのよ 疇昔之夜 名詞 昨夜。ゆうべ。 ちゅうそうやむ 昼想夜夢 名詞 昼に思ったことが夜の夢になること。 ちゅうちょしゅんじゅん 躊躇逡巡 名詞 ためらって進まないこと。 ちゅうつうがいちょく 中通外直 名詞 君子の心と行動が広く正しいことのたとえ。 ちゅうとはんぱ 中途半端 名詞 物事がきちんとかたづかないこと。 ちゅうびゅうみう 綢繆未雨 名詞 前もって準備をしてわざわいを防ぐこと。 ちゅうびゅうゆうこ 綢繆牖戸 名詞 前もって準備をしてわざわいを防ぐこと。⇒綢繆未雨 ちゅうやけんこう 昼夜兼行 名詞 昼と夜の区別なく続けて物事を行うこと。 ちゅうゆうぎれつ 忠勇義烈 名詞 忠義で勇気があり、正義感が強くはげしいこと。 ちゅうりゅうのしちゅう 中流砥柱 名詞 困難にあってもびくともせず、節義を曲げない人物のたとえ。 ちゅうれんとうかい 仲連蹈海 名詞 節操が清く高いたとえ。 ちゅうわのき 沖和之気 名詞 天地間の調和した気のこと。 ちゅっちょくゆうめい 黜陟幽明 名詞 正しい基準に従って人材を評価すること。 ちょうあいいっしん 寵愛一身 名詞 多くの人の中から特別に目をかけられ、愛情を一人占めにすること。 ちょうあくかんぜん 懲悪勧善 名詞 善行を奨励して、悪行を懲らしめ、悪い行いをしないようにしむけること。⇒勧善懲悪 ちょうあんにっぺん 長安日辺 名詞 遠く離れた地のこと。また、才知に富んでいること。 ちょういちょうかん 朝衣朝冠 名詞 朝廷に出仕するときに着る制服やかんむり。 ちょういつぜつじん 超軼絶塵 名詞 非常に軽やかに速く走ること。 ちょういつぜつじん 超逸絶塵 名詞 非常に軽やかに速く走ること。⇒超軼絶塵 ちょううんぼう 朝雲暮雨 名詞 男女の情交のこと。 ちょうえいせききょ 朝盈夕虚 名詞 人生のはかないことのたとえ。 ちょうえいせきめつ 朝栄夕滅 名詞 人生のはかないことのたとえ。⇒朝盈夕虚 ちょうおうりちょう 張王李趙 名詞 これといって取り柄のない平凡な人のこと。 ちょうかいぼへん 朝改暮変 名詞 命令や法令がすぐに変わって定まらないこと。⇒朝令暮改 ちょうかくきひ 鳥革翬飛 名詞 家の造りが美しくて立派なこと。 ちょうかせきかい 朝過夕改 名詞 あやまちを犯せばすぐに改めるたとえ。 ちょうかつぼし 朝活暮死 名詞 長生きして死なない。長生きして衰えない。⇒長生不死 ちょうかやげん 朝歌夜絃 名詞 朝から晩まで一日中遊楽にあけくれること。 ちょうかんせきらん 朝観夕覧 名詞 朝に見て夕べにも見る。朝な夕なに見る。 ちょうかんたくじん 彫肝琢腎 名詞 身を削るような苦労をすること。⇒彫心鏤骨 ちょうかんりたい 張冠李戴 名詞 名と実が一致しないこと。 ちょうきるいこう 重煕累洽 名詞 光明をかさねて広く恩恵が行きわたること。 ちょうけいうかい 長頸烏喙 名詞 くびが長く、口のとがった人相のこと。 ちょうけんてんじつ 重見天日 名詞 暗く苦しい状況から解放されて、以前の明るい状態に戻ること。 ちょうけんびんらん 朝憲紊乱 名詞 国家のおきてが乱れること。 ちょうこうすいかい 懲羹吹膾 名詞 一度失敗したことに懲りて、必要以上に用心深くなりすぎること。 ちょうこうすいかい 懲羹吹齏 名詞 一度失敗したことに懲りて、必要以上に用心深くなりすぎること。⇒懲羹吹膾 ちょうこうてんざん 長江天塹 名詞 長江は天然の塹壕だということ。 ちょうこうぼうん 朝耕暮耘 名詞 朝に耕し夕べに草ぎる。農耕に精を出すこと。 ちょうこうりいつ 張甲李乙 名詞 ごくありふれた平凡な人のたとえ。⇒張三李四 ちょうごかこう 鳥語花香 名詞 鳥の鳴き声と花の香り。春ののどかな風物をいう。 ちょうさいようごう 兆載永劫 名詞 きわめて長い年月のこと。 ちょうさんぼし 朝三暮四 名詞 目先の違いにこだわり、事柄の本質を理解しないこと。 ちょうさんりし 張三李四 名詞 ごくありふれた平凡な人のたとえ。 ちょうさんりょし 張三呂四 名詞 ごくありふれた平凡な人のたとえ。⇒張三李四 ちょうしぼさん 朝四暮三 名詞 目先の違いにこだわり、事柄の本質を理解しないこと。⇒朝三暮四 ちょうしゅうぜんぶ 長袖善舞 名詞 事前に周到な準備がしてあれば事は成功しやすいということ。 ちょうしゅつぼかい 朝出暮改 名詞 命令や法令がすぐに変わって定まらないこと。⇒朝令暮改 ちょうしゅぼかく 朝種暮穫 名詞 朝植えて暮れには収穫すること。方針が一定しないこと。 ちょうじんきゅうぞう 鳥尽弓蔵 名詞 目的が達せられると、それまでの功績が忘れられ冷たく見捨てられること。 ちょうしんそうく 長身痩軀 名詞 背が高く痩せていること。 ちょうしんぼぎ 朝真暮偽 名詞 真義の定めがたいたとえ。 ちょうしんぼそ 朝秦暮楚 名詞 住所が定まらず放浪することのたとえ。また、節操なく主義主張が常に変わるたとえ。 ちょうしんるこつ 彫心鏤骨 名詞 身を削るような苦労をすること。 ちょうせいきゅうし 長生久視 名詞 長生きをすること。 ちょうせいふし 長生不死 名詞 長生きして死なない。長生きして衰えない。 ちょうせいふろう 長生不老 名詞 長生きして死なない。長生きして衰えない。⇒長生不死 ちょうせいぼえん 朝齏暮塩 名詞 極貧のたとえ。 ちょうせいぼき 朝成暮毀 名詞 建物などの造営が盛んなことのたとえ。 ちょうせいぼし 朝生暮死 名詞 極めて短命なことのたとえ。 ちょうせんぼそく 朝穿暮塞 名詞 建築・造営が頻繁であることのたとえ。 ちょうだいこくし 彫題黒歯 名詞 おはぐろをした歯と入れ墨をした額のこと。⇒黒歯彫題 ちょうたんそうけい 長短相形 名詞 長いものと短いものが相対的な関係で存在すること。⇒有無相生 ちょうちゅう(の)ここつ 冢中枯骨 名詞 無能でとりえのない人のたとえ。 ちょうちゅうてんこく 彫虫篆刻 名詞 取るに足りない小細工。 ちょうちゅうてんこく 雕虫篆刻 名詞 取るに足りない小細工。⇒彫虫篆刻 ちょうちゅうのしょうぎ 雕虫小技 名詞 取るに足りない小細工。⇒彫虫篆刻 ちょうちょうなんなん 喋喋喃喃 名詞 小声で親しげに話しあうさま。 ちょうちょうはっし 打打発止 名詞 激しく議論をたたかわしあうさま。 ちょうちょうはっし 打打発矢 名詞 激しく議論をたたかわしあうさま。⇒打打発止 ちょうちょうはっし 丁丁発止 名詞 激しく議論をたたかわしあうさま。⇒打打発止 ちょうちょうぼぼ 朝朝暮暮 名詞 毎朝毎晩。 ちょうちんたいひ 長枕大被 名詞 兄弟の仲むつまじいこと。また交情が親密なこと。⇒大衾長枕 ちょうていきょくほ 長汀曲浦 名詞 はるかに続いている海岸線。 ちょうてきれんさん 糶糴斂散 名詞 豊作の年には政府が米を買いあげ、それを凶作の年に安く売ること。 ちょうてんりっち 頂天立地 名詞 堂々として誰にも頼らず生きているさま。 ちょうびどもく 張眉怒目 名詞 眉をつり上げて目をむく。 ちょうひょうがし 凋氷画脂 名詞 苦労して効果のないたとえ。力を無用なところに用いるたとえ。 ちょうふうろうげつ 嘲風哢月 名詞 風や月を題材にして詩歌を作ること。 ちょうふうろうげつ 嘲風弄月 名詞 自然の風景に親しみ、風流を好んで楽しむこと。⇒嘯風弄月 ちょうぶんこくる 雕文刻鏤 名詞 文章中の字や句を美しく飾ること。 ちょうべんばふく 長鞭馬腹 名詞 強大な力があっても、思わぬ手近なところに力が及ばないことがあるということ。また、長すぎたり大きすぎて役に立たないこと。 ちょうへんぼかい 朝変暮改 名詞 命令や法令がすぐに変わって定まらないこと。⇒朝令暮改 ちょうぼうぜっか 眺望絶佳 名詞 目の前に広がる風景がすばらしくよいさま。 ちょうめいふうき 長命富貴 名詞 長生きして身分高く裕福であること。 ちょうめんこくけい 鳥面鵠形 名詞 飢えのためにひどくやせ衰えているさま。 ちょうもくひじ 長目飛耳 名詞 広く情報を収集し、物事を深く鋭く判断すること。 ちょうもんのいっしん 頂門一針 名詞 人の急所をつく適切な戒め。 ちょうもんのいっしん 頂門一鍼 名詞 人の急所をつく適切な戒め。⇒頂門一針 ちょうもんのきんつい 頂門金椎 名詞 人の急所をついた適切な戒め。 ちょうやのいん 長夜之飲 名詞 昼夜を通しての大宴会。 ちょうやのたのしみ 長夜之楽 名詞 昼夜を通しての大宴会。⇒長夜之飲 ちょうゆうこうがん 朝有紅顔 名詞 人生の無常のたとえ。 ちょうようのじょ 長幼之序 名詞 年長者と年少者の間にある、当然守らなければならない社会的、道徳上の秩序のこと。 ちょうようぼぶん 朝蠅暮蚊 名詞 つまらない小人物がはびこるたとえ。 ちょうらんのき 重卵之危 名詞 きわめて危険なことのたとえ。 ちょうりつぼはい 朝立暮廃 名詞 命令や法令がすぐに変わって定まらないこと。⇒朝令暮改 ちょうりょうばっこ 跳梁跋扈 名詞 悪者などがはびこり、勝手気ままに振る舞うこと。 ちょうれいぼかい 朝令暮改 名詞 命令や法令がすぐに変わって定まらないこと。 ちょうれいまめつ 凋零磨滅 名詞 しぼみ落ちて滅びること。 ちょくおうまいしん 直往邁進 名詞 ただ一すじに突き進む。ためらわずに突き進むこと。 ちょくげんきょっかん 直言極諌 名詞 思ったことをはっきり言って強くいさめること。 ちょくげんこっこう 直言骨鯁 名詞 遠慮しないで直言し、意志強固で人に屈しないこと。 ちょくげんちょくこう 直言直行 名詞 周囲の状況や相手の気持ちにかまわず、自分の思ったとおりにふるまうこと。⇒直情径行 ちょくげんむき 直言無諱 名詞 思ったことを遠慮せずはっきりと言うこと。⇒直言極諫 ちょくじょうけいこう 直情径行 名詞 周囲の状況や相手の気持ちにかまわず、自分の思ったとおりにふるまうこと。 ちょくせつかんめい 直截簡明 名詞 くどくどしくなくきっぱりしていること。 ちょしていき 佇思停機 名詞 しばらくの間その場に立ちどまって、あれこれ思いなやみ、心のはたらきをやめてしまうこと。 ちょとつきゆう 豬突豨勇 名詞 いのししのように勇ましい武者のこと。 ちょとつもうしん 猪突猛進 名詞 目的にむかってがむしゃらに突き進むこと。 ちょれきさんぼく 樗櫟散木 名詞 役に立たない人やもの。⇒樗櫟之材 ちょれきのざい 樗櫟之材 名詞 役に立たない人やもの。 ちょれきようざい 樗櫟庸材 名詞 役に立たない人やもの。⇒樗櫟之材 ちらんこうはい 治乱興廃 名詞 世の中がよく治まることと、乱れて亡びること。⇒治乱興亡 ちらんこうぼう 治乱興亡 名詞 世の中がよく治まることと、乱れて亡びること。 ちりゃくじゅうおう 知略縦横 名詞 才知をはたらかせた計略を思いのままにあやつること。 ちりゃくじゅうおう 智略縦横 名詞 才知をはたらかせた計略を思いのままにあやつること。⇒知略縦横 ちんうつとんざ 沈鬱頓挫 名詞 詩文の風格が高く内容が深くて文章中の字句の意味がすらすらと通らず、とどこおること。 ちんかしんこう 枕戈寝甲 名詞 闘いの備えをおこたらないこと。⇒枕戈待旦 ちんかたいたん 枕戈待旦 名詞 闘いの備えをおこたらないこと。 ちんぎょらくがん 沈魚落雁 名詞 はなやかな美人の形容。 ちんけんへいも 椿萱並茂 名詞 父と母がともに健在なこと。 ちんさいのやく 陳蔡之厄 名詞 旅の途中で災難にあうたとえ。 ちんしぎょうそう 沈思凝想 名詞 物事を深く考え、じっと思いをこらすこと。 ちんししちほ 陳思七歩 名詞 すぐれた詩文をすばやく作る才能。⇒七歩之才 ちんしもっこう 沈思黙考 名詞 沈黙して深くじっと考えこむこと。 ちんしょうごこう 陳勝呉広 名詞 ものごとの先駆けをなす人のこと。反乱の最初の指導者をもいう。 ちんちゃくつうかい 沈著痛快 名詞 落ち着きがあり、さっぱりとして心地よいこと。 ちんちゃくつうかい 沈着痛快 名詞 落ち着きがあり、さっぱりとして心地よいこと。⇒沈著痛快 ちんていけんどう 椿庭萱堂 名詞 父と母がともに健在なこと。⇒椿萱並茂 ちんぱくぜつれい 沈博絶麗 名詞 文章などの意味や内容が深遠で広く表現がはなはだ美しいこと。 ちんぶんきぶん 珍聞奇聞 名詞 きわめて珍しい話のこと。⇒異聞奇譚 ちんみかこう 珍味佳肴 名詞 たいへんおいしいご馳走。 ちんもくかげん 沈黙寡言 名詞 口数が少なく無口なこと。落ち着いていて無口なこと。 ちんりゅうそうせき 枕流漱石 名詞 強情で負け惜しみの強いこと。 ついいんらくこん 墜茵落溷 名詞 人には運不運があるということ。 ついほんきゅうげん 追本究源 名詞 物事の根源を究め求めること。⇒推本溯源 ついほんちくほく 追奔逐北 名詞 逃げる賊を追いかけること。 つういんたいしょく 痛飲大食 名詞 むやみにたくさん飲み食いをすること。⇒牛飲馬食 つうかいむひ 痛快無比 名詞 人々を痛快な気持ちにさせる。⇒大快人心 つうぎょうちょうたつ 通暁暢達 名詞 ある事柄を詳しく知りぬいていてのびやかであること。 つうじゅせきがく 通儒碩学 名詞 学問の奥義をきわめた大学者のこと。⇒碩学大儒 つうていしつう 痛定思痛 名詞 過ぎ去った苦難を振り返り、いまの戒めとする意。 つつうらうら 津津浦浦 名詞 全国いたる所。 つづらおり 九十九折 名詞 くねくねと何度も折れ曲がっている。 ていいんさくげん 定員削減 名詞 官庁などでむだな人員を整理すること。⇒冗員淘汰 ていうゆううん 殢雨尤雲 名詞 男女の情交のこと。⇒尤雲殢雨 ていうんゆうう 殢雲尤雨 名詞 男女の情交のこと。⇒尤雲殢雨 ていえいそうかん 鄭衛桑間 名詞 国を滅ぼすような下品でみだらな音楽のこと。 ていえいのおん 鄭衛之音 名詞 みだらな音楽。 ていえいのこえ 鄭衛之声 名詞 みだらな音楽。⇒鄭衛之音 ていかいこぼう 低回顧望 名詞 行きつもどりつして前後をふりかえるさま。 ていかいこぼう 低徊顧望 名詞 行きつもどりつして前後をふりかえるさま。⇒低回顧望 ていかいこぼう 彽徊顧望 名詞 行きつもどりつして前後をふりかえるさま。⇒低回顧望 ていかいしゅみ 低徊趣味 名詞 世俗を離れて、余裕ある心で自然や芸術にひたる態度。 ていかいしゅみ 低回趣味 名詞 世俗を離れて、余裕ある心で自然や芸術にひたる態度。⇒低徊趣味 ていかいしゅみ 彽回趣味 名詞 世俗を離れて、余裕ある心で自然や芸術にひたる態度。⇒低徊趣味 ていがくのじょう 棣鄂之情 名詞 兄弟が仲良くむつまじくする情。兄弟のうるわしい愛情。 ていかぞうえい 棣華増映 名詞 兄弟が仲良くむつまじくする情。兄弟のうるわしい愛情。⇒棣鄂之情 ていぎんびえい 低吟微詠 名詞 小さな声でしんみりと歌うこと。⇒低唱微吟 ていこうけいがい 程孔傾蓋 名詞 親しく話をすること。 ていこうたんぺき 渟膏湛碧 名詞 水があぶらのように深く静かによどんで深緑色にたたえているさま。 ていじめんめい 提耳面命 名詞 懇切に教え諭すことのたとえ。 でいしゃがこう 泥車瓦狗 名詞 役に立たないもののたとえ。 でいしゅかんぎょく 泥首銜玉 名詞 頭を土につけ、口に玉をふくむこと。謝罪降伏するときの儀礼のこと。 ていしょうせんしん 低唱浅斟 名詞 少々酒を飲んで小声で歌を口ずさむこと。⇒浅斟低唱 ていしょうびぎん 低唱微吟 名詞 小さな声でしんみりと歌うこと。 ていしんかくこ 鼎新革故 名詞 古い制度や習慣を改めて新しいものにすること。⇒革故鼎新 ていせいおんせい 定省温凊 名詞 親に孝養を尽くすこと。⇒温凊定省 でいせんとか 泥船渡河 名詞 人生行路の危険なことのたとえ。 ていそうぎょくせき 鼎鐺玉石 名詞 非常な贅沢をするたとえ。 ていそうめんせつ 廷諍面折 名詞 面と向かって臆することなく争論すること。⇒面折廷諍 ていとうけいしゅ 低頭傾首 名詞 頭を低くして、身をつつしむこと。 ていとうへいしん 低頭平身 名詞 ひたすら恐縮しへりくだること。また、ひたすらあやまること。⇒平身低頭 ていとうべんぱつ 剃頭辮髪 名詞 中国の周辺民族で行われた髪型。頭の四周をぐるりと剃って中央部の残った長い髪を編んで後ろに垂らしたもの。 ていばくれいしょ 程邈隷書 名詞 程邈が隷書という書体を作った。⇒史籒大篆 ていはつらくしょく 剃髪落飾 名詞 髪を剃って出家すること。 ていほうれんれん 綈袍恋恋 名詞 昔なじみを忘れない友情の厚いことのたとえ。 てきかまんしゃ 擲果満車 名詞 非常に人気があり評判なこと。また、非常な美少年のこと。 てきざいてきしょ 適材適所 名詞 その人の能力に適した地位や任務につけること。 てきしゃせいぞん 適者生存 名詞 環境に最も適したものが生き残り、適していないものは淘汰され滅びること。 てきしょくめいこう 擿埴冥行 名詞 学問をするのに、その方法を知らないことのたとえ。⇒冥行擿埴 てきすいせいとう 滴水成凍 名詞 冬の厳しい寒さのこと。また、極寒の地のこと。⇒滴水成氷 てきすいせいひょう 滴水成氷 名詞 冬の厳しい寒さのこと。また、極寒の地のこと。 てきすいてきとう 滴水嫡凍 名詞 瞬時も気をゆるめないで仏道修行に励むこと。 てきそほくえん 適楚北轅 名詞 志と行動とが相反するたとえ。⇒北轅適楚 てついせきしん 鉄意石心 名詞 強い精神、堅い意志のたとえ。⇒鉄腸石心 てっかんせきちょう 鉄肝石腸 名詞 強い精神、堅い意志のたとえ。⇒鉄腸石心 てっけんません 鉄硯磨穿 名詞 猛烈に勉強すること。⇒磨穿鉄硯 てつじゅかいか 鉄樹開花 名詞 物事の見込みがないこと。 てっしんせきちょう 鉄心石腸 名詞 強い精神、堅い意志のたとえ。⇒鉄腸石心 てっせきしんちょう 鉄石心腸 名詞 強い精神、堅い意志のたとえ。⇒鉄腸石心 てっせきのこころ 鉄石之心 名詞 節操が固く何事にも動じない堅固な心のたとえ。⇒匪石之心 てっちゅうのそうそう 鉄中錚錚 名詞 凡人の中では少しすぐれている者のたとえ。 てっちょうせきしん 鉄腸石心 名詞 強い精神、堅い意志のたとえ。 てっとうてつび 徹頭徹尾 名詞 最初から最後まで。 てっとうほうげん 跌蕩放言 名詞 まわりの人をまったく気にしないでしゃべりちらすこと。 てっぷけいせい 哲婦傾城 名詞 賢い女性があれこれ口出しするようになると、家や国を滅ぼしかねないということ。 てっぷせいじょう 哲夫成城 名詞 道理をわきまえ、優れた見識を持った男性が、国を作る。⇔哲婦傾城 てっぷのきゅう 轍鮒之急 名詞 危険や災難がさしせまっていることのたとえ。 てつもうさんご 鉄網珊瑚 名詞 すぐれた人物や珍しい物を探し求めること。 てつらんきび 轍乱旗靡 名詞 軍隊などが敗走する形容。 てまえがって 手前勝手 名詞 自分の都合のよいように、考えたり事を進めたりすること。⇒我田引水 てまえみそ 手前味噌 名詞 自分で自分のことをほめること。 てれんてくだ 手練手管 名詞 人をだまし操る手段や技巧のこと。 てんいしせき 天威咫尺 名詞 天子の威光が眼前にあること。 てんいせいしゅん 顚委勢峻 名詞 水源も末流もその勢いが激しく盛んなこと。 てんいちちに 天一地二 名詞 天の数と地の数。その数の中に宇宙のすべての変化を含むとされる。 てんいむほう 天衣無縫 名詞 飾りけがなく自然であること。 てんうちろ 天宇地慮 名詞 天と地。天地。この世。 てんえつふきょう 顚越不恭 名詞 道をはずれて、君主の命令をつつしんで行わないこと。 でんえんしょうぶ 田園将蕪 名詞 田畑を耕す働き手がいないために、雑草がおい茂って田畑が荒れはてていること。 てんえんのさ 天淵之差 名詞 物事の隔たりがはなはだしく大きいことのたとえ。 てんえんのべつ 天淵之別 名詞 物事の隔たりがはなはだしく大きいことのたとえ。⇒天淵之差 てんえんひょうたん 天淵氷炭 名詞 差のはなはだしいことのたとえ。 てんがいいちぼう 天涯一望 名詞 ひと目でかなたまで広々と見渡されること。⇒一望無垠 てんがいかいかく 天涯海角 名詞 きわめて遠く離れていることのたとえ。⇒天涯地角 てんがいこどく 天涯孤独 名詞 身寄りがなくひとりぼっちであること。 てんがいちかく 天涯地角 名詞 きわめて遠く離れていることのたとえ。 てんかいちへき 天開地辟 名詞 天地のはじまり。これまでの歴史にないような大きな出来事のこと。⇒開天闢地 てんかいのこころざし 填海之志 名詞 不可能なことを企て、徒労に終わること。また、いつまでも悔やみ続けること。⇒精衛塡海 てんがいひりん 天涯比隣 名詞 故郷を遠く離れていても、すぐとなりにいるような親しい関係のこと。 てんかごめん 天下御免 名詞 誰にはばかることなく、堂々と行うことを許されていること。世間一般に認められていること。 てんかしだい 天下至大 名詞 このうえなく大きい。⇒至大至剛 てんかだいいち 天下第一 名詞 世の中に並ぶものがないほどすぐれていること。⇒海内無双 てんかたいへい 天下泰平 名詞 世の中が穏やかに治まり平和なこと。 てんかたいへい 天下太平 名詞 世の中が穏やかに治まり平和なこと。⇒天下泰平 でんかのほうとう 伝家宝刀 名詞 いざという時以外にはめったに使わない、とっておきの物や手段。 てんかはっと 天下法度 名詞 命令や法令がすぐに変わって定まらないこと。⇒朝令暮改 てんかむそう 天下無双 名詞 天下にくらべる者がないこと。 てんかむてき 天下無敵 名詞 学問や芸術などある分野の第一人者。⇒泰山北斗 てんからんつい 天花乱墜 名詞 ことのほか話し方がいきいきしていること。また、事実を誇張して話すこと。また、巧みな言葉で人をだますこと。 てんからんつい 天華乱墜 名詞 ことのほか話し方がいきいきしていること。また、事実を誇張して話すこと。また、巧みな言葉で人をだますこと。⇒天花乱墜 てんがんしせき 天顔咫尺 名詞 天子(君主)のおそばに侍ること。 でんかんはろう 伝観播弄 名詞 次から次に人の手にわたして弄ぶこと。またそうされること。 てんくうかいかつ 天空海闊 名詞 気性がさっぱりとしていて、心が広いこと。⇒海闊天空 てんけんじょうかく 天懸壌隔 名詞 へだたりのはなはだしいことのたとえ。⇒天懸地隔 てんげんちおう 天玄地黄 名詞 天は黒く、地は黄色であること。⇒天地玄黄 てんけんちかく 天懸地隔 名詞 へだたりのはなはだしいことのたとえ。 てんげんびご 甜言美語 名詞 蜜のように甘く聞いていて快い言葉。⇒甜言蜜語 てんげんみつご 甜言蜜語 名詞 蜜のように甘く聞いていて快い言葉。 でんこうえいり 電光影裏 名詞 人生ははかないものだが、悟りを得た人の魂は滅びることがないということ。 てんこうけいか 天香桂花 名詞 月の中にあるという桂の花。 てんこうこくしょく 天香国色 名詞 すばらしい香りと国一番の美しさ。牡丹の別名。⇒国色天香 でんこうせっか 電光石火 名詞 動作や振る舞いが非常にすばやいこと。 でんこうちょうろ 電光朝露 名詞 ごく短い時間のたとえ。また、人生のはかないことのたとえ。 てんこうのは 天潢之派 名詞 皇室、皇族んこと。 でんこうらいごう 電光雷轟 名詞 勢いのきわめてはげしいことのたとえ。⇒雷轟電撃 てんごかげん 甜語花言 名詞 蜜のように甘く聞いていて快い言葉。⇒甜言蜜語 てんこんちぎん 天閫地垠 名詞 天の門と地の果て。 てんさいちへん 天災地変 名詞 天地の間に起こる災難や異変。 てんしこくしょく 天姿国色 名詞 生まれながらの絶世の美人をいう。 てんじつのひょう 天日之表 名詞 天子となるべき人相をしていること。 てんじょうごすい 天上五衰 名詞 天人の死にぎわに現れるという五つの死相のこと。⇒天人五衰 てんじょうさじき 天井桟敷 名詞 劇場で後方最上階に設けた値段の安い席。 てんじょうのべつ 天壌之別 名詞 物事の隔たりがはなはだしく大きいことのたとえ。⇒天淵之差 てんじょうむきゅう 天壌無窮 名詞 天地とともに永遠に続くこと。 てんしょうりんね 転生輪廻 名詞 仏教で、人の生きかわり死にかわりしてとどまることのないことをいう。⇒輪廻転生 てんじんかんのう 天人感応 名詞 天意と人事が暗にあう。⇒天人冥合 てんじんそうおう 天人相応 名詞 天意と人事が暗にあう。⇒天人冥合 てんじんそうかん 天人相関 名詞 天意と人事が暗にあう。⇒天人冥合 てんじんそうよ 天人相与 名詞 天意と人事が暗にあう。⇒天人冥合 てんしんちぎ 天神地祇 名詞 天と地すべての神々。 てんじんめいごう 天人冥合 名詞 天意と人事が暗にあう。 てんしんらんまん 天真爛漫 名詞 純粋で無邪気なさま。 てんせいかいがん 点睛開眼 名詞 物事の最も大切なところ。物事を完成するための最後の大切な仕上げ。⇒画竜点睛 てんぞうそうまい 天造草昧 名詞 天地の開けはじめ。 てんそんこうりん 天孫降臨 名詞 記紀(古事記と日本書紀)の神話の中で、孫の瓊瓊杵尊が天照大神の命を受けて高天原から日向国の高千穂に天降ったこと。 てんたいとそく 霑体塗足 名詞 苦労して労働すること。 てんだいのふで 椽大之筆 名詞 重厚で堂々としたりっぱな文章。 てんたんかよく 恬淡寡欲 名詞 あっさりして欲の少ないこと。 てんちいっし 天地一指 名詞 すべての対立をこえた絶対的な観点からすると、天も地も同じ一本の指にすぎないということ。 てんちかいびゃく 天地開闢 名詞 天地のはじまり。世界のはじまり。 てんちげんこう 天地玄黄 名詞 天は黒く、地は黄色であること。 てんちしいじ 天地四時 名詞 天地と春夏秋冬。 てんちしんめい 天地神明 名詞 天と地のすべての神々のこと。 てんちそうぞう 天地創造 名詞 天地のはじまり。世界のはじまり。⇒天地開闢 てんちちょうきゅう 天地長久 名詞 天地は永遠で尽きることがないこと。⇒天長地久 てんちむよう 天地無用 名詞 荷物の上下を逆さまにしてはいけない。 てんちょうちきゅう 天長地久 名詞 天地は永遠で尽きることがないこと。 てんてきせんせき 点滴穿石 名詞 わずかな力でも積み重なると非常に大きな力を発揮すること。 てんてつせいきん 点鉄成金 名詞 外形はもとのままで中身を取りかえること。また、外見は同じでも内容が違うこと。⇒換骨奪胎 てんてんはんそく 輾転反側 名詞 心配したり思い悩んだりして眠れず何度も寝返りをうつこと。 てんてんはんそく 展転反側 名詞 心配したり思い悩んだりして眠れず何度も寝返りをうつこと。⇒輾転反側 てんにんのごすい 天人五衰 名詞 天人の死にぎわに現れるという五つの死相のこと。 てんのびろく 天之美禄 名詞 酒の異称。酒をたたえていう語。 てんのれきすう 天之暦数 名詞 天のまわりああせ。天のめぐりの運命。特に、天命を受けて帝位につく運命をいう。 てんのれきすう 天之歴数 名詞 天のまわりああせ。天のめぐりの運命。特に、天命を受けて帝位につく運命をいう。⇒天之暦数 てんぱいりゅうり 顚沛流離 名詞 つまずき倒れながらさまよい歩くこと。⇒顚沛流浪 てんぱいるろう 顚沛流浪 名詞 つまずき倒れながらさまよい歩くこと。 てんばこうくう 天馬行空 名詞 考え方や行動が何ものにも拘束されず自由奔放なこと。 てんばつてきめん 天罰覿面 名詞 悪いことをすると、天の下す罰がすぐに現れること。 てんぷうちさい 天覆地載 名詞 天地のように広くおおらかな心や仁徳のこと。 てんぷうのこころ 天覆之心 名詞 天地のように広くおおらかな心や仁徳のこと。⇒天覆地載 てんぷきゅうじょ 天保九如 名詞 人の長寿を祈る語。 てんぷのくに 天府之国 名詞 自然の要害の地で地味が肥え、産物に富む土地。 でんぷのこう 田父之功 名詞 両者が争っているすきに、第三者が労せず利益を横取りすること。⇒漁夫之利 でんぷやじん 田夫野人 名詞 ふるまいが粗野で教養のない人。⇒田夫野老 でんぷやろう 田夫野老 名詞 ふるまいが粗野で教養のない人。 てんぺんちい 天変地異 名詞 地震・暴風など天地間に起こる自然の異変。 てんぺんちへん 天変地変 名詞 地震・暴風など天地間に起こる自然の異変。⇒天変地異 てんぽかんなん 天歩艱難 名詞 時運に恵まれず非常に苦労すること。 てんぼくふは 顚撲不破 名詞 動かし破ることができないこと。 てんぼくんこう 典謨訓誥 名詞 『書経』にある典・謨・訓・誥の四体の文。『書経』の篇名の併称。転じて、聖人の教え。経典のこと。 てんめいかいご 転迷開悟 名詞 迷いを転じて悟りを開くこと。 てんめいかいご 転迷解悟 名詞 迷いを転じて悟りを開くこと。⇒転迷開悟 てんもうかいかい 天網恢恢 名詞 天は公平で決して悪人・悪事を見のがさないということ。 てんもうのろう 天網之漏 名詞 天罰からもれること。 てんもんかいこう 天門開闔 名詞 天の造化の門が開き閉じる。開くと万物が生成し、閉じると消滅することから、万物の生滅変化をいう。 てんもんとうはち 天門登八 名詞 仕官して、その頂点に近づけばかえって自分の身を危うくすることのたとえ。 てんゆうしんじょ 天佑神助 名詞 天のたすけと神のたすけ。 てんゆうしんじょ 天祐神助 名詞 天のたすけと神のたすけ。⇒天佑神助 てんりじんよく 天理人欲 名詞 天の条理と人の欲望。人にある天然の本性と欲望。 てんろくろくじ 転轆轆地 名詞 物事が滞ることなくうまく回転すること。また、次から次へと言葉が発せられること。⇒阿轆轆地 とういせいじゅう 東夷西戎 名詞 古く中国人が東方や西方の異民族をさげすんで称したもの。⇒南蛮北狄 とういそくみょう 当意即妙 名詞 機転をきかせて、その場にあった対応をすること。 とういつかんい 蕩佚簡易 名詞 のんびりして自由なこと。寛大でやさしいこと。 とうえんけつぎ 桃園結義 名詞 義兄弟のちぎりを結ぶこと。 とうえんのちぎり 桃園之契 名詞 義兄弟のちぎりを結ぶこと。⇒桃園結義 とうおんかせい 冬温夏凊 名詞 親に孝行を尽くすこと。 とうかいそうでん 東海桑田 名詞 世の変転のはなはだしいたとえ。⇒滄海桑田 とうかいひょうしゃく 凍解氷釈 名詞 氷が溶けていくように疑問などが解決していくこと。 とうかいろうしん 東海撈針 名詞 ほとんど実現不可能なこと。⇒大海撈針 とうかかしん 灯火可親 名詞 涼しい秋は、あかりの下で読書するのに適しているということ。 とうかきすい 桃花癸水 名詞 女性の月経をいう。 とうかせいせい 冬夏青青 名詞 かたく守って変わらない節操のこと。 どうかのしゅうおく 堂下周屋 名詞 廊下のこと。 どうぎきょかつ 恫疑虚喝 名詞 心中ではびくびくしながら相手をおどすこと。 どうぎきょかつ 恫疑虚猲 名詞 心中ではびくびくしながら相手をおどすこと。⇒恫疑虚喝 どうきしゅと 同帰殊塗 名詞 帰着するところは同じだが、そこに到る道が異なること。 どうきしゅと 同帰殊途 名詞 帰着するところは同じだが、そこに到る道が異なること。⇒同帰殊塗 とうきせいぼう 東窺西望 名詞 あちこちをちらちら見ること。落ち着きのないさま。 どうきそうきゅう 同気相求 名詞 同じ気性のものは互いに自然に求め合い、寄り集まるようになるということ。 どうきどうぶん 同軌同文 名詞 天下が広く統一されたさま。⇒同文同軌 どうきほうしゅ 道揆法守 名詞 道理をもって物事をはかり定め、法度をみずから守る。 とうきょていかく 刀鋸鼎鑊 名詞 昔の刑罰の道具。また、刑罰。 とうきりつだん 当機立断 名詞 時機を失わずに、ただちに決断すること。 どうきんきょうちん 同衾共枕 名詞 同じしとねに枕を同じくして寝ること。 とうぐうさんよ 董遇三余 名詞 読書をするのに最も都合のよい三つの余暇のこと。年の余りの冬・日の余りの夜・時の余りの雨降りをいう。⇒読書三余 とうけんがけい 陶犬瓦鶏 名詞 格好ばかりで役に立たないもののたとえ。 どうけんちょうけつ 洞見癥結 名詞 隠れたわかりにくい障害をはっきり見抜くこと。 とうけんのきゅう 倒懸之急 名詞 状態が非常に逼迫していること。危急の状況の形容。 どうこういきょく 同工異曲 名詞 外見は異なるが、内容は似たり寄ったりであること。 とうこういんせき 韜光隠迹 名詞 才能などを包み隠して表面にあらわさないこと。⇒韜光晦迹 とうこうかいせき 韜光晦迹 名詞 才能などを包み隠して表面にあらわさないこと。 とうこうかいせき 韜光晦跡 名詞 才能などを包み隠して表面にあらわさないこと。⇒韜光晦迹 とうこうかしゅ 刀耕火種 名詞 山林を伐採して、その後に山を焼いて種を植える。 とうこうかどう 刀耕火耨 名詞 山林を伐採して、その後に山を焼いて種を植える。⇒刀耕火種 とうこうきほう 騰蛟起鳳 名詞 才能が特別すぐれていること。 とうこうぎゃくし 倒行逆施 名詞 正しい道理にさからって物事を行うこと。 とうこうけんえい 刀光剣影 名詞 事態が緊迫して今にも戦いが起こりそうな雰囲気をいう。 どうこうさんじゃく 堂高三尺 名詞 質素な住居のたとえ。⇒土階三等 とうこうしゅりょく 灯紅酒緑 名詞 歓楽と飽食のたとえ。また、繁華街・歓楽街のようす。⇒紅灯緑酒 とうこうせいそう 東行西走 名詞 忙しくあちこちと走りまわること。 とうこうようかい 韜光養晦 名詞 才能などを包み隠して表面にあらわさないこと。⇒韜光晦迹 とうこうりゅうりょく 桃紅柳緑 名詞 紅の桃の花と緑あざやかな柳におおわれた春景色の美しさのこと。 とうこきょくし 桃弧棘矢 名詞 災いをとりのぞくこと。 とうこのわざわい 党錮之禍 名詞 政党や党派をつくることからおこるわざわい。 とうさいかんか 倒載干戈 名詞 戦いがすんで平和になったことの形容。 とうざいここん 東西古今 名詞 いつでもどこでも。⇒古今東西 とうざんけんじゅ 刀山剣樹 名詞 残酷な刑罰のこと。 とうさんりし 桃三李四 名詞 物事を成しとげるには、それなりの年月がかかること。 どうしいとく 道之以徳 名詞 国民を指導するには道徳教育が重要であること。 とうじつのおん 冬日之温 名詞 君恩のあたたかさのたとえ。 とうしまんまん 闘志満満 名詞 闘争心が満ち満ちているさま。 とうしゅいとん 陶朱猗頓 名詞 巨万の富、膨大な財産をいう。⇒猗頓之富 どうしゅうきょうさい 同舟共済 名詞 仲の悪い者どうしが、同じ場所や境遇にいること。もとは、反目しあいながらも利害が一致するときには協力しあう意。⇒呉越同舟 とうしゅほうほう 投珠報宝 名詞 善に対して善で報いることのたとえ。⇒投桃報李 とうじょうあんとう 頭上安頭 名詞 無駄なことを繰り返すたとえ。また、真似ばかりして独創性のないたとえ。⇒屋上架屋 どうしょういむ 同床異夢 名詞 同じ仲間や同じ仕事をしているものでも、考え方や目的がちがうことのたとえ。 どうしょうかくむ 同床各夢 名詞 同じ仲間や同じ仕事をしているものでも、考え方や目的がちがうことのたとえ。⇒同床異夢 とうじょうしゅうこ 蹈常襲故 名詞 今までのやり方を受け継いでそのとおりにしてゆくこと。 とうじょうしゅうこ 蹈常習故 名詞 今までのやり方を受け継いでそのとおりにしてゆくこと。⇒蹈常襲故 どうしょうてっぺき 銅牆鉄壁 名詞 守りの堅牢なことのたとえ。 とうしょうりふ 桃傷李仆 名詞 兄弟が互いに争い、反目することのたとえ。 どうじんいっし 同仁一視 名詞 差別することなくすべての人を見て愛すること。⇒一視同仁 どうしんきょうりょく 同心協力 名詞 物事を一致協力して行うこと。⇒協心戮力 どうしんけんご 道心堅固 名詞 主義や考えなどを堅く守って変えないこと。⇒志操堅固 どうしんどうとく 同心同徳 名詞 多くの人が、共通の利益のために心を一つにして団結すること。⇒一徳一心 どうしんりくりょく 同心戮力 名詞 心を一つにして力を合わせ一致協力すること。 どうせいいぞく 同声異俗 名詞 人は本性は同じでも後天的な教育や環境によって品行に差を生じるたとえ。 どうせいうんい 動静云為 名詞 人の言動のこと。 どうせいそうおう 同声相応 名詞 同じ気性のものは互いに自然に求め合い、寄り集まるようになるということ。⇒同気相求 とうせつしぎ 蹈節死義 名詞 節操を守り、正義のために命を捨てること。 とうせんかろ 冬扇夏鑪 名詞 無用なもの、役に立たないもののたとえ。⇒夏鑪冬扇 とうせんききょ 陶潜帰去 名詞 陶潜は俗を嫌い自然を愛し、官を辞して故郷に帰った。 とうそうかきゅう 冬箑夏裘 名詞 無用なもの、役に立たないもののたとえ。⇒夏鑪冬扇 とうそうせいほん 東走西奔 名詞 仕事や用事のため四方八方忙しく走りまわること。⇒東奔西走 とうだいずいいち 当代随一 名詞 この時代の中では第一番である、同時代に存在する他の何にも勝っている、などの意味の表現。 どうだけいきょく 銅駝荊棘 名詞 国の滅亡を嘆くことのたとえ。⇒荊棘銅駝 とうちかんか 倒置干戈 名詞 戦いがすんで平和になったことの形容。⇒倒載干戈 とうちてつじょう 湯池鉄城 名詞 きわめて堅固な備えのこと。 どうちょうとせつ 道聴塗説 名詞 学問や知識を正しく理解しないで、いいかげんに知ったかぶりをして他人に話すこと。 どうていしゅんしょく 洞庭春色 名詞 みかんで醸造した酒の名前。 とうとういちぼう 当頭一棒 名詞 人の急所をつく適切な戒め。⇒頂門一針 とうどういばつ 党同異伐 名詞 善悪・正否の関係なしに、同じ党派の者に味方し、他の党派のものを排斥すること。⇒党同伐異 どうとうがらん 堂塔伽藍 名詞 寺院の建物の総称のこと。 とうどうしかつ 頭童歯豁 名詞 老人のこと。 どうとうてつがく 銅頭鉄額 名詞 きわめて勇猛なたとえ。 どうどうのじん 堂堂之陣 名詞 陣容がととのって盛んなさま。 とうどうばつい 党同伐異 名詞 善悪・正否の関係なしに、同じ党派の者に味方し、他の党派のものを排斥すること。 とうどうばつい 塔同伐異 名詞 善悪・正否の関係なしに、同じ党派の者に味方し、他の党派のものを排斥すること。⇒党同伐異 とうとうほうり 投桃報李 名詞 善に対して善で報いることのたとえ。 とうはつじょうし 頭髪上指 名詞 激しい怒りで、髪の毛がさかだつこと。 とうひとうしゃ 螳臂当車 名詞 微弱な者が自分の力をかえりみず強者に立ち向かうたとえ。⇒蟷螂之斧 どうびょうそうれん 同病相憐 名詞 同じ境遇・悩みに苦しむ者どうしは、互いに同情しあうこと。 とうぶんかぼう 豆分瓜剖 名詞 瓜や豆を割るように分裂・分割すること。⇒瓜剖豆分 どうぶんどうき 同文同軌 名詞 天下が広く統一されたさま。 どうぼうかしょく 洞房花燭 名詞 新婚の夜のこと。また、新婚のこと。 どうぼうかしょく 洞房華燭 名詞 新婚の夜のこと。また、新婚のこと。⇒洞房花燭 とうぼうかぶん 豆剖瓜分 名詞 瓜や豆を割るように分裂・分割すること。⇒瓜剖豆分 とうぼうだせい 掉棒打星 名詞 思い通りにいかず、はがゆく、もどかしいこと。⇒隔靴搔痒 どうほうどうたく 同袍同沢 名詞 苦労をともにする親密な友。また、戦友のこと。 どうぼうのくり 道傍苦李 名詞 人から見捨てられ、見向きもされないもののたとえ。 とうほんせいそう 東奔西走 名詞 仕事や用事のため四方八方忙しく走りまわること。 とうまちくい 稲麻竹葦 名詞 たくさんあることのたとえ。多くの人や物が群がって入り乱れるさま。 とうまつのぎ 橦末之伎 名詞 かるわざ。 とうめいゆうてい 唐明有悌 名詞 兄弟の仲むつまじいこと。また交情が親密なこと。⇒大衾長枕 どうもくけつぜつ 瞠目結舌 名詞 驚いて呆然とすること。 どうゆうそうきゅう 同憂相救 名詞 同じ境遇・悩みに苦しむ者どうしは、互いに同情しあうこと。⇒同病相憐 どうようちしゅう 桐葉知秋 名詞 わずかな兆しから、物事の衰亡や大勢を察知すること。⇒一葉知秋 とうらいりとう 桃来李答 名詞 善に対して善で報いることのたとえ。⇒投桃報李 とうりせいけい 桃李成蹊 名詞 徳がある人のもとにはだまっていても自然に人が集まってくるということ。 とうりとうりゃく 党利党略 名詞 自分が属する政党・党派の利益とそのためにする策略。 とうりまんもん 桃李満門 名詞 優秀な人材が多く集まること。 とうりょうせいし 等量斉視 名詞 すべての人々を平等に扱うこと。 どうるいそうきゅう 同類相求 名詞 同じ気性のものは互いに自然に求め合い、寄り集まるようになるということ。⇒同気相求 とうろうのえい 螳螂之衛 名詞 微弱な兵力・兵備のたとえ。 とうろうのえい 蟷螂之衛 名詞 微弱な兵力・兵備のたとえ。⇒螳螂之衛 とうろうのおの 螳螂之斧 名詞 微弱な者が自分の力をかえりみず強者に立ち向かうたとえ。 とうろうのおの 蟷螂之斧 名詞 微弱な者が自分の力をかえりみず強者に立ち向かうたとえ。⇒螳螂之斧 とうろうのちから 螳螂之力 名詞 微弱な者が自分の力をかえりみず強者に立ち向かうたとえ。⇒螳螂之斧 どかいさんじゃく 土階三尺 名詞 質素な生活をすること。⇒尭階三尺 どかいさんとう 土階三等 名詞 質素な住居のたとえ。 どかいぼうし 土階茅茨 名詞 宮殿の質素なさま。 とかくきもう 兎角亀毛 名詞 この世にありえないもののたとえ。 どがんひしつ 奴顔婢膝 名詞 ひたすら恐縮しへりくだること。また、ひたすらあやまること。⇒平身低頭 ときえんばく 兎葵燕麦 名詞 名ばかりで実のないもののたとえ。 ときこつらく 兎起鶻落 名詞 書画や文章の筆致に盛んに勢いがあることのたとえ。 ときふきょ 兎起鳧挙 名詞 すばやいことのたとえ。 どぎゅうもくば 土牛木馬 名詞 役に立たないもののたとえ。⇒泥車瓦狗 ときようび 吐気揚眉 名詞 やるべき事を成し遂げて喜ぶさま。⇒揚眉吐気 ときょきしょ 蠹居棊処 名詞 いたるところに悪人がいることのたとえ。 とくいぼうけい 得意忘形 名詞 芸術などで精神をとって表面にあらわれた外形や形式を捨て忘れること。また、得意のあまり我を忘れること。 とくいぼうげん 得意忘言 名詞 真理を体得すれば言葉の助けはいらない。 とくいまんめん 得意満面 名詞 思いどおりになり、誇らしげなようすが顔いっぱいに表れること。 どくがくころう 独学孤陋 名詞 師匠や学問上の友もなく一人で学ぶと、見聞が狭くひとりよがりでかたくなになる。 どくがくころう 独学固陋 名詞 師匠や学問上の友もなく一人で学ぶと、見聞が狭くひとりよがりでかたくなになる。⇒独学孤陋 とくかとう 跿跔科頭 名詞 勇猛な兵士のこと。 とくぎょぼうせん 得魚忘筌 名詞 目的を達すると、それまで役に立ったものを忘れてしまうこと。 どくげんあいか 独弦哀歌 名詞 ひとりで弦をつまびきつつ悲しげな歌をうたう。 とくこうぼうじゅう 徳高望重 名詞 人徳があって、人々からの信望も厚いこと。 どくしょさんとう 読書三到 名詞 読書に大切な三つの心得のこと。目でよく見ること、声を出して読むこと、心を集中して読むことの三つをいう。 どくしょさんよ 読書三余 名詞 読書をするのに最も都合のよい三つの余暇のこと。年の余りの冬・日の余りの夜・時の余りの雨降りをいう。 どくしょしょうゆう 読書尚友 名詞 書物を読んで、昔の賢人を友とすること。 どくしょひゃっぺん 読書百遍 名詞 むずかしい書物でも繰り返して読めば意味がわかってくる意。 どくしょぼうよう 読書亡羊 名詞 ほかのことに気をとられて肝心な仕事をおろそかにすること。 とくせいじよう 徳性滋養 名詞 徳性を養い育てること。 どくだんせんこう 独断専行 名詞 自分一人の判断で勝手に物事を行うこと。 とくとぼうてい 得兎忘蹄 名詞 目的を達すると、それまで役に立ったものを忘れてしまうこと。⇒得魚忘筌 とくひつたいしょ 特筆大書 名詞 特別に人目につくよう大きく書くこと。 どくりつじそん 独立自尊 名詞 人に頼らずに自分の尊厳を保つこと。 どくりつどっこう 独立独行 名詞 他人に影響されることなく、自分の信ずる道を進むこと。⇒独立独歩 どくりつどっぽ 独立独歩 名詞 他人に影響されることなく、自分の信ずる道を進むこと。 どくりつふき 独立不羈 名詞 自分の力や判断で行動し、他から束縛されないこと。 どくりつふとう 独立不撓 名詞 他人に頼らず自立して活動し、困難にあってもへこたれないこと。 とくりょうかんだい 徳量寛大 名詞 りっぱな徳をそなえ、度量がひろく大きいこと。 とくろうぼうしょく 得隴望蜀 名詞 人間の欲望には限りがないということ。 どごうあくは 土豪悪覇 名詞 官僚や軍とはかって農民を搾取する地方豪族や資産家のこと。⇒土豪劣紳 どごうれっしん 土豪劣紳 名詞 官僚や軍とはかって農民を搾取する地方豪族や資産家のこと。 とこくのろく 斗斛之禄 名詞 わずかな俸禄。 とこのうしん 吐故納新 名詞 古いものを排除し、新しいものを取り入れること。 としえんばく 菟糸燕麦 名詞 有名無実のたとえ。役に立たないもののたとえ。 としくほう 兎死狗烹 名詞 利用価値のある間は用いられるが、無用になると捨てられること。 としゅくうけん 徒手空拳 名詞 物事を始めようとするとき、頼れるもののないこと。 としゅせきけい 斗酒隻鶏 名詞 一斗の酒と一羽の鶏。 としゅひゃっぺん 斗酒百篇 名詞 大いに酒を飲みながら、たくさんの詩を作ること。 としょうのうつわ 斗筲之器 名詞 器量の小さい人物のたとえ。⇒斗筲之人 としょうのさい 斗筲之材 名詞 器量の小さい人物のたとえ。⇒斗筲之人 としょうのし 斗筲之子 名詞 器量の小さい人物のたとえ。⇒斗筲之人 としょうのひと 斗筲之人 名詞 器量の小さい人物のたとえ。 としょうのろく 斗升之禄 名詞 わずかな俸禄。⇒斗斛之禄 としょのひつじ 屠所之羊 名詞 刻々と死に近づいているもののたとえ。 とせつだこう 斗折蛇行 名詞 川や道などがくねくねと折れ曲がるさま。 とそううひ 兎走烏飛 名詞 歳月がせわしく過ぎ去ること。 とぞくしゃくふ 斗粟尺布 名詞 兄弟の仲が悪いこと。 どちょうけんばつ 弩張剣抜 名詞 情勢が緊迫して今にも戦いがはじまりそうなたとえ。また、書道で筆力がはげしくて気迫がこもっているたとえ。⇒剣抜弩張 とつげんじっこう 納言実行 名詞 あれこれ理屈をいわずに黙って実際に行動すること。⇒不言実行 とつげんびんこう 訥言敏行 名詞 人格者はたとえ口は重くても、実行は正しく敏速でありたいということ。 とっこうかんしゅ 得匣還珠 名詞 外見の立派さにとらわれ、真の価値を見失ってつまらぬものを尊ぶこと。⇒買櫝還珠 とっさしった 咄嗟叱咤 名詞 わめき叫びながら大声でしかること。 とつどえんけん 突怒偃蹇 名詞 岩石がごつごつと突き出た様子を人が怒った姿、またおごり高ぶるさまにたとえたもの。 とつとつかいじ 咄咄怪事 名詞 驚くほど意外で怪しい出来事。 とどくのひつぼく 屠毒筆墨 名詞 人を害しそこなう書物。 となんのいちにん 斗南一人 名詞 天下の第一人者。 となんのほうよく 図南鵬翼 名詞 大事業や海外雄飛を企てることのたとえ。 となんのよく 図南之翼 名詞 大事業や海外雄飛を企てることのたとえ。⇒図南鵬翼 どばじゅうが 駑馬十駕 名詞 才能のない者でも、たえず努力すれば才能のある者に肩を並べることができるということ。 どはつしかん 怒髪指冠 名詞 髪の毛が逆立つほど激しく怒ること。⇒怒髪衝天 どはつしょうかん 怒髪衝冠 名詞 髪の毛が逆立つほど激しく怒ること。⇒怒髪衝天 どはつしょうてん 怒髪衝天 名詞 髪の毛が逆立つほど激しく怒ること。 とほあくはつ 吐哺握髪 名詞 すぐれた人材を求めるのに熱心なこと。 どほうがかい 土崩瓦解 名詞 物事が根底から崩れ、もはや手のほどこしようもない状態のこと。 どほうぎょらん 土崩魚爛 名詞 国家や物事が崩壊すること。⇒魚爛土崩 とほうとてつ 途方途轍 名詞 すじみち。理屈。また、方法の意。 どぼくけいがい 土木形骸 名詞 体を自然の土や石のようにする。人が飾らず自然のままでいることをいう。 どぼくそうれい 土木壮麗 名詞 庭園や建物が壮大で美しいこと。 とほそくはつ 吐哺捉髪 名詞 すぐれた人材を求めるのに熱心なこと。⇒吐哺握髪 とまつししょ 塗抹詩書 名詞 幼児のいたずら。また、幼児のこと。 とみこうみ 左見右見 名詞 あっちを見たりこっちを見たりすること。また、あちらこちらに気を配ること。 どもくおうび 怒目横眉 名詞 激しくいきどおるさま。⇒眥裂髪指 ともくしさん 杜黙詩撰 名詞 詩文や著作などに誤りが多く、いいかげんなこと。 どもくせっし 怒目切歯 名詞 激しくいきどおるさま。⇒眥裂髪指 ともんけいぎょく 都門桂玉 名詞 よそから物価高の土地に来て、生活に苦労すること。⇒桂玉之艱 とようのし 屠羊之肆 名詞 羊を殺してその肉を売る店のこと。 とりょうそうそう 斗量帚掃 名詞 自分のことを謙遜していう語。また、人や物があり余るほどあること。 とりょうのぎ 屠竜之技 名詞 学んでも実際には役立たない技術。 どんうんとむ 呑雲吐霧 名詞 仙術(仙人の行う術)を行う方士(医術・占い・仙術を行う人)が、変幻の術で雲をのみ霧をはくこと。 どんかがしゅ 呑花臥酒 名詞 春の行楽をつくすことをいう。 どんぎゅうのき 呑牛之気 名詞 気持ちが広く大きいこと。 とんこうごりょう 敦煌五竜 名詞 晋代に敦煌の人で太学(朝廷の大学)で名声のあった五人の称。 とんこうごりょう 燉煌五竜 名詞 晋代に敦煌の人で太学(朝廷の大学)で名声のあった五人の称。⇒敦煌五竜 とんこうしゅうしん 敦厚周慎 名詞 人情に厚くて心にわだかまりがなく、静かに落ち着いていること。⇒敦篤虚静 どんしゅうのうお 呑舟之魚 名詞 大人物や傑出した才能をもつ者のたとえ。 とんしゅさいはい 頓首再拝 名詞 頭を下げてうやうやしく礼をすること。 どんたんしっしん 呑炭漆身 名詞 仇討ちのためにさまざまな苦労をすること。⇒漆身呑炭 とんていじょうでん 豚蹄穣田 名詞 わずかなものから大きな利益を得ようとすること。 どんとうかっちょう 呑刀刮腸 名詞 心を入れ替えて善になることのたとえ。 とんとくきょせい 敦篤虚静 名詞 人情に厚くて心にわだかまりがなく、静かに落ち着いていること。 どんとふげ 呑吐不下 名詞 他人に何とも応答できないことのたとえ。 どんぱのうお 呑波之魚 名詞 大人物や傑出した才能をもつ者のたとえ。⇒呑舟之魚 ないかんがいか 内患外禍 名詞 内部にも外にも問題が多く、心配事が多いこと。⇒内憂外患 ないごうがいじゅう 内剛外柔 名詞 外見は穏やかそうに見えるが、実際は意志が強いこと。⇒外柔内剛 ないじゅうがいごう 内柔外剛 名詞 内心は気が弱いのだが、外見は強そうに見えること。 ないせいがいだく 内清外濁 名詞 内心は清潔さを保持しながら、うわべは汚れたさまを装い、俗世間とうまく妥協しながら生きていくこと。 ないせいかんしょう 内政干渉 名詞 ある国の政治・外交などに他の国が口出しすること。 ないそがいしん 内疎外親 名詞 外見は親しそうにしているが内心では疎んじていること。 ないゆうがいかん 内憂外患 名詞 内部にも外にも問題が多く、心配事が多いこと。 なむさんぽう 南無三宝 名詞 仏・法・僧の三宝を唱えて仏に帰依すること。 なんえんほくてつ 南轅北轍 名詞 志と行動が相反するたとえ。⇒北轍南轅 なんかくらんう 南郭濫竽 名詞 無能な者が才能があるように見せかけて、よい地位を占めること。⇒南郭濫吹 なんかくらんすい 南郭濫吹 名詞 無能な者が才能があるように見せかけて、よい地位を占めること。 なんかのゆめ 南柯之夢 名詞 人の世の栄華のはかないことのたとえ。⇒邯鄲之夢 なんきつほくき 南橘北枳 名詞 人も住む環境によって、よくも悪くもなること。 なんぎょうくぎょう 難行苦行 名詞 たいへんな苦労をすること。 なんこうこうじん 輭紅香塵 名詞 繁華な都会の中。⇒輭紅塵中 なんこうしゃじん 軟紅車塵 名詞 繁華な都会の中。⇒輭紅塵中 なんこうじんちゅう 輭紅塵中 名詞 繁華な都会の中。 なんこうじんちゅう 軟紅塵中 名詞 繁華な都会の中。⇒輭紅塵中 なんこうふらく 難攻不落 名詞 攻めにくく簡単には陥落しないこと。 なんこうほくそう 南行北走 名詞 あちこち広く旅行すること。⇒南船北馬 なんこうほくちょう 南洽北暢 名詞 天子の威光と恩恵が四方八方に広くゆきわたること。 なんざんおじゅ 南山之寿 名詞 南山が欠けず崩れないように、事業がいつまでも栄え続くこと。転じて、長寿を祝う言葉。 なんざんしょうけい 南山捷径 名詞 終南山には仕官の近道がある。また、正規の段階をふむことなく官職につく法をいう。⇒終南捷径 なんざんふらく 南山不落 名詞 城などが堅固で容易には陥落しないことのたとえ。 なんせいほくとう 南征北討 名詞 あちこちで戦い、いとまのないたとえ。⇒南征北伐 なんせいほくばつ 南征北伐 名詞 あちこちで戦い、いとまのないたとえ。 なんせんほくば 南船北馬 名詞 あちこち広く旅行すること。 なんちゅうのなん 難中之難 名詞 むずかしいことの中でも最高にむずかしいこと。 なんとほくれい 南都北嶺 名詞 奈良と比叡山。また、奈良の興福寺と比叡山の延暦寺。 なんなんちょうちょう 喃喃喋喋 名詞 小声で親しげに話しあうさま。⇒喋喋喃喃 なんばんげきぜつ 南蛮鴃舌 名詞 うるさいだけで意味のわからない言葉。 なんばんほくてき 南蛮北狄 名詞 古く中国人が南方や北方の異民族をさげすんで称したもの。 にがびゃくどう 二河白道 名詞 水と火の二つの川に挟まれたひとすじの白い道。極楽の彼岸に到達する道にたとえたもの。 にくざんしゅかい 肉山酒海 名詞 ぜいたくな宴会のこと。⇒肉山脯林 にくざんほりん 肉山脯林 名詞 ぜいたくな宴会のこと。 にくじきさいたい 肉食妻帯 名詞 僧が肉を食べ妻をもつこと。 にくたんけんよう 肉袒牽羊 名詞 降伏して臣下となることを請い願うこと。 にくたんふけい 肉袒負荊 名詞 思うままに処罰せよと謝罪する作法のこと。真心からの謝罪のたとえ。 にくたんめんばく 肉袒面縛 名詞 思うままに処罰せよと謝罪する作法のこと。真心からの謝罪のたとえ。⇒肉袒負荊 にしゃせんいつ 二者選一 名詞 二つのものごとのうち一つを選ぶこと。⇒二者択一 にしゃたくいつ 二者択一 名詞 二つのものごとのうち一つを選ぶこと。 にせいのこう 二姓之好 名詞 夫の家と妻の家との親しい交際のこと。 にそくさんもん 二束三文 名詞 極端に安い値で品物を売ること。 にそくさんもん 二足三文 名詞 極端に安い値で品物を売ること。⇒二束三文 にちじょうざが 日常坐臥 名詞 日常いつでもの意。 にちじょうさはん 日常茶飯 名詞 ごくありふれたこと。 にちりょうげったい 日陵月替 名詞 日に日に衰えること。 にっきょげっしょ 日居月諸 名詞 日よ月よ。 にっしゅうげっしょう 日就月将 名詞 とどまることなく急速に進歩すること。⇒日進月歩 にっしょくのろう 日昃之労 名詞 昼食も食べずに昼過ぎまで苦労して働くこと。 にっしんげつい 日新月異 名詞 とどまることなく急速に進歩すること。⇒日進月歩 にっしんげっぽ 日進月歩 名詞 とどまることなく急速に進歩すること。 ににんさんきゃく 二人三脚 名詞 二人が互いに助け合って事に当たること。 にゅうきょうじゅうきょう 入郷従郷 名詞 その住むところの風俗や習慣に従うのが処世の法である。⇒入境問禁 にゅうきょうもんきん 入境問禁 名詞 国境を越えたら、まずその国・地方で禁止されていることをたずね、それを犯さないことがたいせつであるということ。 にゅうぼくさんぶ 入木三分 名詞 書道で筆勢が非常に強いこと。また、物事を的確に深くつっこんで考えること。 にょぜがもん 如是我聞 名詞 経典の初めにある語。 にょにんきんせい 女人禁制 名詞 修行の妨げになるとして女人が寺や聖域山内に入ることを禁じたこと。 にょほうあんや 如法暗夜 名詞 まっくらやみのこと。 にりつはいはん 二律背反 名詞 相互に対立・矛盾する二つの命題が、同等の権利をもって主張されること。 にろくじちゅう 二六時中 名詞 一日じゅう。終日。いつも。しじゅう。 にんきぜっちょう 人気絶頂 名詞 世間の評判が非常に高い。 にんきどんせい 忍気呑声 名詞 怒りをこらえて声に出さないこと。 にんのいちじ 忍之一字 名詞 怒りをこらえて声に出さないこと。⇒忍気呑声 ねつがんれいてい 熱願冷諦 名詞 熱心に願うことと冷静に本質を見つめること。 ねはんじゃくじょう 涅槃寂静 名詞 涅槃は苦しみのない安穏な理想境であるということ。 ねんげみしょう 拈華微笑 名詞 言葉によらず、心から心へ伝えること。 ねんさいげつおう 年災月殃 名詞 最も不幸な日のこと。 ねんさいのけん 燃犀之見 名詞 物事の本質を明らかに見抜く見識のあることのたとえ。⇒燃犀之明 ねんさいのめい 燃犀之明 名詞 物事の本質を明らかに見抜く見識のあることのたとえ。 ねんとうげつび 年頭月尾 名詞 一年中。いつも。⇒年百年中 ねんねんさいさい 年年歳歳 名詞 毎年毎年。 ねんびのきゅう 燃眉之急 名詞 危険が非常にさし迫っていること。 ねんびゃくねんじゅう 年百年中 名詞 一年中。いつも。 ねんぶつざんまい 念仏三昧 名詞 一心不乱に念仏をとなえ、雑念をはらい、心を統一すること。 のうけいえいせつ 嚢蛍映雪 名詞 苦学のたとえ。⇒車胤聚蛍 のうしゃのけい 嚢沙之計 名詞 漢の将軍韓信が多くの土嚢で川の上流をせきとめ、敵が川を渡ろうとするとき一挙に水を流し敵を打ち破ったという計略のこと。 のうちゅうのえい 嚢中之穎 名詞 すぐれた人物は、平凡な人の中にいても必ず才能を発揮し真価があらわれることのたとえ。⇒嚢中之錐 のうちゅうのきり 嚢中之錐 名詞 すぐれた人物は、平凡な人の中にいても必ず才能を発揮し真価があらわれることのたとえ。 のうよういんそう 能鷹隠爪 名詞 人よりすぐれた能力をもつ人はその力量をやたらに人前で誇示するようなことはしないということ。 はいいはいげん 佩韋佩弦 名詞 自分の性格を改めて修養しようと戒めのための物を身につけること。⇒韋弦之佩 はいえいはいせい 吠影吠声 名詞 根拠がないようなことでも、誰かが言い始めると世間の人がさも本当のことのように言い広めること。 はいかんそうしょう 肺肝相照 名詞 互いに心の底から理解しあって深くつきあうこと。⇒肝胆相照 はいかんやし 稗官野史 名詞 小説。また、民間のこまごましたことを歴史風に書いたもの。 はいきゅうだえい 杯弓蛇影 名詞 疑い深くなり、ありもしないことに恐れ悩むこと。⇒杯中蛇影 ばいぎゅうばいけん 買牛売剣 名詞 戦争をやめて、武器を売り牛を買って、農業を盛んにすること。⇒売剣買牛 はいぐんのしょう 敗軍之将 名詞 失敗して、弁解する資格のない者のこと。 はいけいはいせい 吠形吠声 名詞 根拠がないようなことでも、誰かが言い始めると世間の人がさも本当のことのように言い広めること。⇒吠影吠声 はいけんしゃくせい 杯賢杓聖 名詞 杯と杓を聖賢にたとえて言ったもの。 ばいけんばいぎゅう 売剣買牛 名詞 戦争をやめて、武器を売り牛を買って、農業を盛んにすること。 ばいさいかくし 梅妻鶴子 名詞 俗世を離れた清らかで風雅な隠遁生活のたとえ。 ばいさいちしょう 買妻恥醮 名詞 夫を棄てた妻がその後の結婚を恥じること。 はいざんきろう 背山起楼 名詞 殺風景なことのたとえ。⇒焚琴煮鶴 はいじつのあやしみ 吠日之怪 名詞 見識の狭い者が、すぐれた言行をわけもわからず疑って非難すること。 ばいじつへいこう 倍日幷行 名詞 昼夜をわかたず急いで行くこと。 はいしゅかいえん 杯酒解怨 名詞 互いに酒を酌み交わし心からの会話を通して怨みやわだかまりを忘れる。 はいしゅつはいにゅう 悖出悖入 名詞 道理に反した法令を出せば人民の恨みの声となってはね返ってくる。 はいしんきぎ 背信棄義 名詞 信義にそむき、道義を忘れること。 はいしんぼうしょく 廃寝忘食 名詞 ある事に熱中して、他の事をいっさい顧みないこと。また、ある事に専念して励むこと。 はいすいしゃしん 杯水車薪 名詞 なんの役にも立たないこと。 はいすいのじん 背水之陣 名詞 必死の覚悟で事に当たること。また、後にひけない困難な状況や立場のこと。 はいすいよしん 杯水輿薪 名詞 なんの役にも立たないこと。⇒杯水車薪 はいちゅうのだえい 杯中蛇影 名詞 疑い深くなり、ありもしないことに恐れ悩むこと。 ばいどうけんこう 倍道兼行 名詞 昼夜をわかたず急いで行くこと。⇒倍日幷行 ばいとうばいとく 売刀買犢 名詞 戦争をやめて、武器を売り牛を買って、農業を盛んにすること。⇒売剣買牛 ばいとくかんしゅ 買櫝還珠 名詞 外見の立派さにとらわれ、真の価値を見失ってつまらぬものを尊ぶこと。 はいとくぼつりん 悖徳没倫 名詞 人間としての道をはずれた行いのこと。 はいとくぼつりん 背徳没倫 名詞 人間としての道をはずれた行いのこと。⇒悖徳没倫 はいにゅうはいしゅつ 悖入悖出 名詞 道理にそむいた手段で得た財貨は、道理にそむいた方法で出ていく。 はいばんろうぜき 杯盤狼藉 名詞 酒宴のあと、杯や皿が散らかっているさま。また、宴席の乱れたさま。 はいばんろうぜき 盃盤狼藉 名詞 酒宴のあと、杯や皿が散らかっているさま。また、宴席の乱れたさま。⇒杯盤狼藉 はいぶつきしゃく 廃仏殿釈 名詞 仏教を排斥すること。 はいぶつきしゃく 排仏棄釈 名詞 仏教を排斥すること。⇒廃仏殿釈 はいほんすうまつ 背本趨末 名詞 物事の根幹となることをおろそかにして、つまらないことに関心をもつこと。⇒舎本逐末 はいりゅうざんか 敗柳残花 名詞 美人の容色が衰えたことのたとえ。 はおうのほ 覇王之輔 名詞 最も強くて力がある者の補佐役のこと。 はかいむざん 破戒無慙 名詞 戒律を破っても少しも恥じないこと。 はかいむざん 破戒無慚 名詞 戒律を破っても少しも恥じないこと。⇒破戒無慙 ばかいんぎん 馬鹿慇懃 名詞 度を超してていねいなこと。 ばかかほう 馬鹿果報 名詞 思いがけずに大きな幸運を得るたとえ。 ばかくうはく 馬角烏白 名詞 世の中に絶対にありえないこと。⇒烏白馬角 ばかていねい 馬鹿丁寧 名詞 度を超してていねいなこと。⇒馬鹿慇懃 はがんいっしょう 破顔一笑 名詞 顔をほころばせて、にっこり笑うこと。 はがんたいしょう 破顔大笑 名詞 顔をほころばせて、大笑いすること。⇒捧腹絶倒 はがんみしょう 破顔微笑 名詞 言葉によらず、心から心へ伝えること。⇒拈華微笑 はきうんけつ 波朧雲譎 名詞 文章が自在で非常に巧妙なこと。 ばぎゅうきんきょ 馬牛襟裾 名詞 見識がなく無教養な者のこと。また、無礼な者のこと。 はきゅうこうか 波及効果 名詞 波が広がるように伝わっていく物事の影響。 はきょうじゅうえん 破鏡重円 名詞 別れた夫婦がまたいっしょになること。また、離ればなれになっていた夫婦が再会すること。 はきょうふしょう 破鏡不照 名詞 一度犯した誤りはもとどおりにはならないということ。また、離婚した夫婦の仲はもとにもどらないということ。⇒覆水不返 はきょうろじょう 灞橋驢上 名詞 詩を作るのに絶好な場所のこと。 はくいしゅくせい 伯夷叔斉 名詞 高潔で清廉潔白な人のこと。 はくいそうく 白衣蒼狗 名詞 世の変化のはやいたとえ。 はくいのさいしょう 白衣宰相 名詞 無位無冠の人で宰相のような権勢をもつ人をいう。 はくいのさんこう 白衣三公 名詞 無位無冠の人が出世して、高い位につくこと。 はくいのせい 伯夷之清 名詞 高潔で清廉潔白な人のこと。⇒伯夷叔斉 はくいのれん 伯夷之廉 名詞 高潔で清廉潔白な人のこと。⇒伯夷叔斉 はくいんぼうしょう 博引旁証 名詞 広く資料を引用し、根拠をあげて事を論ずること。 はくいんぼうそう 博引旁搜 名詞 広く資料を引用し、根拠をあげて事を論ずること。⇒博引旁証 はくうんこひ 白雲孤飛 名詞 旅先で親を思うことのたとえ。 はくうんしんしゃ 白雲親舎 名詞 旅先で親を思うことのたとえ。⇒白雲孤飛 はくおくのし 白屋之士 名詞 仕官せず貧困な読書人をいう。 はくがくこうぶん 博学洽聞 名詞 見聞が広く知識が深く豊富であること。⇒洽覧深識 はくがくしんもん 博学審問 名詞 幅広く学び、深く詳しく問いただすこと。 はくがくたさい 博学多才 名詞 広く学問に通じ、才能が豊かなこと。 はくがくたしき 博学多識 名詞 広く学問に通じ、才能が豊かなこと。⇒博学多才 はくがくとくし 博学篤志 名詞 学問をする場合の教え。また、学問が広く熱心なこと。 はくがぜつげん 伯牙絶弦 名詞 心からの友人を失った悲しみ。 はくがぜつげん 伯牙絶絃 名詞 心からの友人を失った悲しみ。⇒伯牙絶弦 はくがんせいがん 白眼青眼 名詞 相手によって冷淡になったり、歓迎したりすること。 ばくぎゃくのちぎり 莫逆之契 名詞 互いに心に逆らうことのない意気投合した親友。⇒莫逆之交 ばくぎゃくのとも 莫逆之友 名詞 互いに心に逆らうことのない意気投合した親友。⇒莫逆之交 ばくぎゃくのまじわり 莫逆之交 名詞 互いに心に逆らうことのない意気投合した親友。 はくぎょくこんきん 璞玉渾金 名詞 人の素質がすぐれていて飾りけのないたとえ。 ばくきょくのえい 麦曲之英 名詞 酒の異称。⇒清聖濁賢 はくぎょくのびか 白玉微瑕 名詞 りっぱな人あるいは物に、わずかな欠点があるたとえ。⇒白璧微瑕 はくぎょくろうせい 白玉楼成 名詞 文人の死のこと。⇒白玉楼中 はくぎょくろうちゅう 白玉楼中 名詞 文人の死のこと。 はくこうかんじつ 白虹貫日 名詞 真心が天に通じること。また、兵乱が起こり危機が迫る兆候のこと。 はくしきこうぶん 博識洽聞 名詞 見聞が広く物事をよく知っていること。 はくしきこうぶん 博識広聞 名詞 見聞が広く物事をよく知っていること。⇒博識洽聞 はくしさいしゅう 博施済衆 名詞 広く恩恵を施して、民衆を苦しみから救うこと。 はくしじゃっこう 薄志弱行 名詞 意志が弱く実行力が乏しいこと。 はくじつしょうてん 白日昇天 名詞 仙人になること。また、急に富貴になること。 はくじつせいてん 白日青天 名詞 晴れわたった青空と日の光で快晴の意から転じて、心にやましいことがまったくないことのたとえ。⇒青天白日 はくしゃせいしょう 白砂青松 名詞 美しい海岸の景色のこと。 はくしゃせいしょう 白沙青松 名詞 美しい海岸の景色のこと。⇒白砂青松 ばくしゅうしょり 麦秀黍離 名詞 亡国の嘆きをいう。 ばくしゅうのうた 麦秀之歌 名詞 故国の滅亡を嘆くこと。 ばくしゅうのたん 麦秀之歎 名詞 故国の滅亡を嘆くこと。⇒麦秀之歌 はくしゅかっさい 拍手喝采 名詞 手をたたいて、おおいにほめたたえること。 はくしゅきゅうけい 白首窮経 名詞 老年になるまで学問研究に励むこと。 はくすいしんじん 白水真人 名詞 中国後漢王朝の興起を予言したことば。また、銭のこと。 ばくすいりょうき 麦穂両岐 名詞 豊作のまえぶれのこと。 はくたいのかかく 百代過客 名詞 永遠に止まることのない旅人。歳月が過ぎ去って帰らないことを旅人にたとえた言葉。 はくちゅうしゅくき 伯仲叔季 名詞 兄弟の順序の呼称。長兄を伯、次兄を仲、次を叔、末弟を季という。 はくちゅうのかん 伯仲之間 名詞 互いの力が接近していて、優劣がつけにくいこと。⇒勢力伯仲 ばくてんせきち 幕天席地 名詞 小さいことにこだわらないこと。また、志の大きいこと。 はくとせきう 白兎赤烏 名詞 時間のこと。 はくとせきか 白荼赤火 名詞 一面に軍を展開すること。 ばくばくもうもう 漠漠濛濛 名詞 ぼんやりしていてよく分からないさま。 はくはつせいしん 白髪青袗 名詞 晩年に官を得ること。また、無位の者のこと。 はくばひば 白馬非馬 名詞 こじつけや詭弁をいう。 はくはんのてんし 白板天子 名詞 晋が南渡して東晋となり、天子がその象徴である国璽なく即位したことから、北人が東晋の天子を呼んだもの。 はくびさいりょう 白眉最良 名詞 多くの中でいちばんすぐれているもののこと。 はくぶつこうぶん 博物広聞 名詞 見聞が広く物事をよく知っていること。⇒博識洽聞 はくぶつさいこ 薄物細故 名詞 ささいな取るに足りないこと。 はくぶんきょうき 博聞強記 名詞 広く書物に親しみ、内容をよく記憶していること。また、知識が豊富なこと。 はくぶんきょうし 博聞強志 名詞 広く書物に親しみ、内容をよく記憶していること。また、知識が豊富なこと。⇒博聞強記 はくぶんきょうしき 博聞彊識 名詞 広く書物を読んで、物事をよく記憶していること。見聞が広く、かつよく記憶していること。 はくぶんきょうしき 博聞強識 名詞 広く書物を読んで、物事をよく記憶していること。見聞が広く、かつよく記憶していること。⇒博聞彊識 はくぶんたしき 博聞多識 名詞 見聞が広く知識が深く豊富であること。⇒洽覧深識 はくぶんやくれい 博文約礼 名詞 広く文献に目を通して学問を修め、礼をもって学んだことをしめくくり実践すること。 はくへきだんごく 白璧断獄 名詞 罪の疑わしいものは許し、賞の疑わしい者には賞を与える判決。 はくへきのびか 白璧微瑕 名詞 りっぱな人あるいは物に、わずかな欠点があるたとえ。 はくぼめいめい 薄暮冥冥 名詞 夕暮れの薄暗いさま。また、夕暮れのように薄暗いさま。 はくめんのしょせい 白面書生 名詞 年少で未熟なこと。 はくゆきゅうじょう 伯兪泣杖 名詞 親が年老いたことを知り、嘆き悲しむこと。 はくゆきゅうじょう 伯瑜泣杖 名詞 親が年老いたことを知り、嘆き悲しむこと。⇒伯兪泣杖 はくらくのいっこ 伯楽一顧 名詞 達識の人に能力を認められ重用されるたとえ。 はくらんきょうき 博覧強記 名詞 広く書物を読んで、物事をよく記憶していること。見聞が広く、かつよく記憶していること。⇒博聞強記 はくらんきょうしき 博覧強識 名詞 広く書物に親しみ、内容をよく記憶していること。また、知識が豊富なこと。⇒博聞強記 はくりたばい 薄利多売 名詞 利益を少なくして品物を多く売ること。 はくりょうぎょふく 白竜魚服 名詞 貴人がしのび歩きをして危険にあうたとえ。 はくりょうはくうん 白竜白雲 名詞 古代中国の法官のよび名。 ばしかちょう 馬歯加長 名詞 むだに齢をとること。⇒馬歯徒増 ばしごじょう 馬氏五常 名詞 多くの中でいちばんすぐれているもののこと。⇒白眉最良 ばじとうふう 馬耳東風 名詞 人の意見や批評を心にとめず聞き流すこと。また、何を言っても反応がないこと。 ばしとぞう 馬歯徒増 名詞 むだに齢をとること。 はじゃけんしょう 破邪顕正 名詞 不正を打破し正義を守ること。 はたんひゃくしゅつ 破綻百出 名詞 言動がいいかげんで、つぎつぎにぼろを出すこと。 はちくのいきおい 破竹之勢 名詞 止めがたいほど勢いが盛んなこと。 はちげんはちがい 八元八愷 名詞 心が清く正しくて、徳の高い人のこと。 ばちばいそく 馬遅枚速 名詞 文章を作るのに司馬相如は遅く枚皐は速かった。 はちめんれいろう 八面玲瓏 名詞 四方八方がすき通って明らかなこと。また、心にわだかまりがなく、すっきりと澄みきっていること。 はちめんろっぴ 八面六臂 名詞 一人で何人分もの働きをすること。また、多方面でめざましく活躍すること。 はつうんけんじつ 撥雲見日 名詞 気がかりなことがなくなって希望が持てるようになること。 はつうんけんてん 撥雲見天 名詞 気がかりなことがなくなって希望が持てるようになること。⇒撥雲見日 はっくかげき 白駒過隙 名詞 ほんの一瞬の出来事のこと。また、時の過ぎることがきわめてはやい形容。⇒騏驥過隙 はっくくうこく 白駒空谷 名詞 賢人が登用されず野にあること。 ばっくよらく 抜苦与楽 名詞 苦しみを取り除いて、安楽を与えること。 はっこういう 八紘為宇 名詞 全世界を一つの家として考えること。⇒八紘一宇 はっこういちう 八紘一宇 名詞 全世界を一つの家として考えること。 はっこくぶんめい 白黒分明 名詞 よいものと悪いものとの区分がはっきりしていること。 ばっこちょうりょう 跋扈跳梁 名詞 悪者などがはびこり、勝手気ままに振る舞うこと。⇒跳梁跋扈 はっさくきゅうきゅう 八索九丘 名詞 古い書籍のこと。 ばつざんがいせい 抜山蓋世 名詞 非常に威勢が強いこと。また、気性が勇猛盛んなこと。 ばつざんしょうすい 跋山渉水 名詞 困難を克服して長い旅を行く。 ばつざんとうか 抜山倒河 名詞 非常に威勢が強いこと。また、気性が勇猛盛んなこと。⇒抜山蓋世 ばつざんとうかい 抜山倒海 名詞 非常に威勢が強いこと。また、気性が勇猛盛んなこと。⇒抜山蓋世 ばつざんほんかい 抜山翻海 名詞 非常に威勢が強いこと。また、気性が勇猛盛んなこと。⇒抜山蓋世 はっしょうしじ 発縦指示 名詞 戦闘において戦いを指揮すること。また、指揮官。 はっしょうしじ 発蹤指示 名詞 戦闘において戦いを指揮すること。また、指揮官。⇒発縦指示 はつじんしんせい 発人深省 名詞 人を啓発して、物事を深く考えるようにさせること。 ばっせいのおの 伐性之斧 名詞 心身に害を及ぼす事物のたとえ。女色におぼれたり、偶然の幸運をあてにすること。 ばっぴょうのいえ 伐氷之家 名詞 位の高い高貴な家柄のこと。 はっぷんこうき 発憤興起 名詞 気持ちを奮いおこして立ち上がること。 はっぷんこうき 発奮興起 名詞 気持ちを奮いおこして立ち上がること。⇒発憤興起 はっぷんぼうしょく 発憤忘食 名詞 心を奮い立たせて、物事に夢中になって励むこと。 はっぷんぼうしょく 発奮忘食 名詞 心を奮い立たせて、物事に夢中になって励むこと。⇒発憤忘食 はっぽうびじん 八方美人 名詞 誰にも悪く思われないように如才なく振る舞うこと。 ばっぽんそくげん 抜本塞源 名詞 災いの原因を取り除くこと。 はつようとうれい 発揚蹈厲 名詞 手足をあげ地を踏んで、激しい勢いで舞を舞うこと。 ばつらいほうおう 抜来報往 名詞 速やかに来て、速やかに往くこと。 はつらんはんせい 撥乱反正 名詞 乱れた世を治めて、もとの正常な世にもどすこと。 はてんこうかい 破天荒解 名詞 今まで誰もしなかったことにはじめて成功すること。型破り。 はとうばんり 波濤万里 名詞 遠い外国のこと。 はなさきしあん 鼻先思案 名詞 考えが軽薄でうわついていること。⇒軽佻浮薄 はふちんせん 破釜沈船 名詞 生還を考えず、決死の覚悟で出陣すること。 はべつもせんり 跛鼈千里 名詞 努力をすれば能力の劣る者でも成功するたとえ。 はぼうへいい 破帽弊衣 名詞 身なりを構わない、粗野なさま。⇒弊衣破帽 はらてきけつ 爬羅剔抉 名詞 隠れた人材をみつけ出して用いること。また、人の秘密や欠点をあばき出すこと。 はらんきょくせつ 波瀾曲折 名詞 非常に込み入った事情。 はらんきょくせつ 波乱曲折 名詞 非常に込み入った事情。⇒波瀾曲折 はらんばんじょう 波瀾万丈 名詞 物事の変化がきわめて激しいこと。 はらんばんじょう 波乱万丈 名詞 物事の変化がきわめて激しいこと。⇒波瀾万丈 ばりざんぼう 罵詈讒謗 名詞 ありとあらゆる悪口をいうこと。 ばりぞうごん 罵詈雑言 名詞 きたない言葉を吐きかけてののしること。 はりゅうきざ 跛立箕坐 名詞 無作法なさま。 ばりょうはくび 馬良白眉 名詞 多くの中でいちばんすぐれているもののこと。⇒白眉最良 はんあいけんり 氾愛兼利 名詞 すべての人々をあまねく愛し、利益をともに広く分けあうこと。 ばんいじゅうてき 蛮夷戎狄 名詞 未開人の住む野蛮な国のこと。 はんいのたわむれ 斑衣之戯 名詞 親孝行のたとえ。親に孝行のかぎりをつくすことのたとえ。⇒老萊斑衣 はんえんがてつ 攀轅臥轍 名詞 立派な人の留任を希望して引き留めること。 はんえんこうば 攀轅扣馬 名詞 立派な人の留任を希望して引き留めること。⇒攀轅臥轍 はんかくはんせい 半覚半醒 名詞 意識が朦朧としていること。⇒半醒半睡 はんかんくにく 反間苦肉 名詞 敵同士の仲を裂き、敵をあざむくこと。 はんきはんかつ 半饑半渇 名詞 食料や水が十分でない。 はんきはんかつ 半飢半渇 名詞 食料や水が十分でない。⇒半饑半渇 はんぎゃくえんざ 反逆縁坐 名詞 謀反に連座して罪を得ること。 はんぎゃくえんざ 反逆縁座 名詞 謀反に連座して罪を得ること。⇒反逆縁坐 はんけいどうこ 班荊道故 名詞 昔の友達とばったり会って昔の親交を思い、語り合うこと。 ばんけいるり 万頃瑠璃 名詞 青く広々しているさま。 ばんけいるり 万頃琉璃 名詞 青く広々しているさま。⇒万頃瑠璃 はんげきふんじょう 繁劇紛擾 名詞 非常に忙しくて混乱していること。 はんげんきゅうかん 繁絃急管 名詞 音楽の調子が激しく速いこと。また、その音楽。 はんげんさいじ 煩言砕辞 名詞 くだくだしく細かいことば。 ばんこせんしゅう 万古千秋 名詞 過去から未来までずっとということ。 ばんこちょうしゅん 万古長春 名詞 良い関係がいつまでも続くこと。⇒万古長青 ばんこちょうせい 万古長青 名詞 良い関係がいつまでも続くこと。 はんこのうれい 反顧之憂 名詞 あとに残る気がかり。⇒後顧之憂 ばんこふえき 万古不易 名詞 永久に変わらないこと。 ばんこんさくせつ 槃根錯節 名詞 事柄が入り組んで、解決が困難なこと。 ばんこんさくせつ 盤根錯節 名詞 事柄が入り組んで、解決が困難なこと。⇒槃根錯節 ばんしいっせい 万死一生 名詞 必死の覚悟で物事を行うこと。また、絶体絶命の状況のなかに、かすかな活路をみつけること。 ばんしきゅうしょう 万死九生 名詞 ほとんど助かる見込みのない命がかろうじて助かること。⇒九死一生 ばんしせんこう 万紫千紅 名詞 色とりどりの花が咲き乱れているさま。⇒千紅万紫 ばんじにょい 万事如意 名詞 物事がすべて順調に進んでいるさま。⇒順風満帆 はんしはんしょう 半死半生 名詞 今にも死にそうな状態。 ばんじゃくのあん 盤石之安 名詞 きわめて堅固なこと。⇒盤石之固 ばんじゃくのかため 盤石之固 名詞 きわめて堅固なこと。 ばんじゃくのかため 磐石之固 名詞 きわめて堅固なこと。⇒盤石之固 はんしゅばっしゃ 反首抜舎 名詞 あわれな姿になって野宿すること。 ばんじゅむきょう 万寿無疆 名詞 いつまでも長生きをすること。 ばんじょうのきみ 万乗之君 名詞 兵車一万台を出せる大国の君主。大諸侯。一般に天子をいう。 ばんじょうのくに 万乗之国 名詞 兵車一万台を出すことのできる天子の国。⇒千乗之国 ばんじょうのしゅ 万乗之主 名詞 兵車一万台を出せる大国の君主。大諸侯。一般に天子をいう。⇒万乗之君 ばんじょうのそん 万乗之尊 名詞 兵車一万台を出せる大国の君主。大諸侯。一般に天子をいう。⇒万乗之君 ばんしょくさいしょう 伴食宰相 名詞 その職にいて実力が伴わない無能な宰相。 ばんしょくだいじん 伴食大臣 名詞 その職にいて実力が伴わない無能な宰相。⇒伴食宰相 ばんしょくのあらそい 蛮触之争 名詞 きわめてささいなつまらない争いのこと。⇒蝸角之争 はんじょじれん 班女辞輦 名詞 班倢伃は車に一緒に乗るのを断った。 ばんしょせんちん 万杵千砧 名詞 きぬたを打つ大勢の婦人のこと。また、あちこちから聞こえるきぬたの音のこと。 はんしんはんぎ 半信半疑 名詞 本当かどうか判断に迷うこと。 ばんすいせんざん 万水千山 名詞 山また山、川また川の広大で奥深い自然をいう。⇒千山万水 はんすいはんせい 半睡半醒 名詞 意識が朦朧としていること。⇒半醒半睡 ばんせいいっけい 万世一系 名詞 永久に同じ血統が続くこと。 はんせいはんすい 半醒半睡 名詞 意識が朦朧としていること。 ばんせいふえき 万世不易 名詞 永久に変わらないこと。⇒万古不易 ばんせいふかん 万世不刊 名詞 いつまでも滅びることがないこと。 はんせきほうかん 版籍奉還 名詞 各藩主が、領地と領民を朝廷に返すこと。 はんせきほうかん 藩籍奉還 名詞 各藩主が、領地と領民を朝廷に返すこと。⇒版籍奉還 はんぜんせいじん 范冉生塵 名詞 非常に貧しいことのたとえ。⇒甑塵釜魚 ばんぜんのけい 万全之計 名詞 まったく手ぬかりがないはかりごと。⇒万全之策 ばんぜんのさく 万全之策 名詞 まったく手ぬかりがないはかりごと。 ばんだいふえき 万代不易 名詞 永久に変わらないこと。⇒万古不易 ばんだいふかん 万代不刊 名詞 いつまでも滅びることがないこと。⇒万世不刊 はんちはんかい 半知半解 名詞 自分のものになっていない、なまはんかな知識や理解のこと。⇒一知半解 はんでんしゅうじゅ 班田収授 名詞 大化改新の土地制度。国が公民に一定の規則にもとづいて田地を分け与え、死後これを返させた中国の均田法にならって、わが国では大化改新後に行われた。 ばんのういっしん 万能一心 名詞 何事も一心に心を集中して学ばなければ身につかないということ。 ばんばほんとう 万馬奔騰 名詞 非常に勢いが盛んなこと。 ばんばんせんせん 万万千千 名詞 きわめて数の多いことの形容。 はんぷくほうまん 帆腹飽満 名詞 舟の帆が風をいっぱいにはらんでいるさま。 ばんぶついちば 万物一馬 名詞 この世にあるあらゆるものは、すべて同一のものであるということのたとえ。 ばんぶついっぷ 万物一府 名詞 この世にあるあらゆるものは、すべて同一のものであるということのたとえ。⇒万物一馬 ばんぶついんぷ 万物殷富 名詞 国が栄えて万物が盛んで豊かなこと。 ばんぶつせいどう 万物斉同 名詞 人間の相対的な知を否定し、唯一絶対の道からすればすべては同じであるとする荘子の学説。 ばんぶつのげきりょ 万物逆旅 名詞 天地のこと。 ばんぶつるてん 万物流転 名詞 人生ははかないものであるという仏教の根本思想。⇒諸行無常 ばんぷののぞみ 万夫之望 名詞 天下の万人が仰ぎ慕うこと。 ばんぷふとう 万夫不当 名詞 多くの男がかかってもかなわないほどの剛勇をいう。 はんぶんじょくれい 繁文縟礼 名詞 形式や手続きが複雑で面倒なこと。 はんぽのこう 反哺之孝 名詞 親の恩に報いること。⇒反哺之羞 はんぽのこころ 反哺之心 名詞 親の恩に報いること。⇒反哺之羞 はんぽのしゅう 反哺之羞 名詞 親の恩に報いること。 はんめんきょうし 反面教師 名詞 まねてはならないが逆に反省の糧となるような人・事物をいう。 はんめんのしき 半面之識 名詞 ほんのちょっとした顔見知りのこと。 はんらんていちく 汎濫停蓄 名詞 広い分野にわたって、深い学識があること。 ばんりどうふう 万里同風 名詞 世の中が平和であること。 ばんりののぞみ 万里之望 名詞 立身出世しようとする願いのこと。 ばんりほうてい 万里鵬程 名詞 遠大な道程のたとえ。海が限りなく広がることの形容。⇒鵬程万里 ばんりほうよく 万里鵬翼 名詞 非常に遠く隔たった広い空やはるかな旅路などのたとえ。また、大きな気概や勢いのたとえ。 はんりょうふき 攀竜附驥 名詞 すぐれた人物に仕えることによって、自分も出世すること。 はんりょうふほう 攀竜附鳳 名詞 権勢のある者につき従って出世しようとすること。 ばんりょくいっこう 万緑一紅 名詞 多くのものの中に、一つだけすぐれたものが存在すること。 びいえんねん 美意延年 名詞 なんの心配事もなく気分が楽しければ、長生きできるということ。 びいとうしょく 靡衣婾食 名詞 美しい着物を好んで一時の食を貪って将来のことを考えないこと。 ひがいもうそう 被害妄想 名詞 ありもしない危害を受けていると思いこむこと。 ひかこうがい 悲歌慷慨 名詞 道理に反することや社会の不正・乱れをいきどおって嘆くこと。 ひかこうがい 悲歌忼慨 名詞 道理に反することや社会の不正・乱れをいきどおって嘆くこと。⇒悲歌慷慨 ひかつかいぎょく 被褐懐玉 名詞 すぐれた才能を包み隠しているたとえ。 ひからくよう 飛花落葉 名詞 人の世の無常のたとえ。 びかんいっしゃく 眉間一尺 名詞 賢人の相のたとえ。 びがんしゅうは 媚眼秋波 名詞 美人のなまめかしい媚びる目つきのこと。 ひがんたっせい 悲願達成 名詞 長期間強く望んでいたものが実現すること ひきこうしゅう 悲喜交集 名詞 悲しみと喜びが入り交じって、とまどうさま。⇒悲喜交交 ひきこもごも 悲喜交交 名詞 悲しみと喜びが入り交じって、とまどうさま。 ひきゅうくっしつ 卑躬屈膝 名詞 主義主張を変えてまで、人におもねりこびへつらうこと。⇒卑躬屈節 ひきゅうくっせつ 卑躬屈節 名詞 主義主張を変えてまで、人におもねりこびへつらうこと。 ひきゅうのせつ 匪躬之節 名詞 自分の利害をかえりみないで、忠節を尽くすこと。 ひけいざんきょく 披荊斬棘 名詞 困難を克服し前進すること。 ひけんしつえい 被堅執鋭 名詞 完全武装をすること。 ひけんしつえい 披堅執鋭 名詞 完全武装をすること。⇒被堅執鋭 ひけんずいしょう 比肩随踵 名詞 大勢の人があとからあとへと続くこと。 びげんせいぎ 微言精義 名詞 簡潔な言葉で奥深い意味や道理を含んでいること。⇒微言大義 びげんたいぎ 微言大義 名詞 簡潔な言葉で奥深い意味や道理を含んでいること。 びじたま 美事多磨 名詞 よいことには往々にして邪魔が入りやすいたとえ。⇒好事多魔 ひじちょうもく 飛耳長目 名詞 広く情報を収集し、物事を深く鋭く判断すること。⇒長目飛耳 びしゅかこう 美酒佳肴 名詞 大変すばらしいご馳走のこと。 びしゅごうび 美須豪眉 名詞 凜々しい男性のこと。 ひしゅたいにく 肥酒大肉 名詞 大変すばらしいご馳走のこと。⇒美酒佳肴 ひしょうしょうすい 悲傷憔悴 名詞 非常に悲しんで憂いやつれること。 ひじょひょうか 飛絮漂花 名詞 女性が苦しい境遇にいて、あてもなく辛苦するさま。 ひじょりゅうか 飛絮流花 名詞 女性が苦しい境遇にいて、あてもなく辛苦するさま。⇒飛絮漂花 びじれいく 美辞麗句 名詞 巧みに飾り立てた美しい言葉。また、うわべだけを飾り立てた内容のない言葉。 びじんはくめい 美人薄命 名詞 美しい女性は、とかく不運で短命である。 ひせいたいげつ 披星戴月 名詞 朝早くから夜遅くまで一生懸命働くこと。 ひせいたいげつ 披星帯月 名詞 朝早くから夜遅くまで一生懸命働くこと。⇒披星戴月 びせいのしん 尾生之信 名詞 約束をかたく守ること。また、馬鹿正直で融通がきかないこと。 ひせきのこころ 匪石之心 名詞 節操が固く何事にも動じない堅固な心のたとえ。 ひそうせんぱく 皮相浅薄 名詞 物の見方がうわべだけで底が浅いこと。また、知識や学問などに深みがないこと。 ひそうのけん 皮相之見 名詞 うわべだけで本質をとらえようとしない浅薄な考えのこと。⇒皮膚之見 ひそうりんり 悲壮淋漓 名詞 悲しく哀れな中にも意気のあること。 ひだいはんしょく 肥大繁殖 名詞 肥え太り盛んにふえること。⇒肥大蕃息 ひだいはんそく 肥大蕃息 名詞 肥え太り盛んにふえること。 びだいふとう 尾大不掉 名詞 臣下の力が強くてのさばり、君主の統制がとれないこと。 びちゅうのふそく 美中不足 名詞 りっぱな人あるいは物に、わずかな欠点があるたとえ。⇒白璧微瑕 ひっこうけんでん 筆耕硯田 名詞 文筆で生計を立てること。 ひっさくほうへん 筆削褒貶 名詞 批評の態度が公正できびしい「春秋筆法」を表す語。 ひっぷのゆう 匹夫之勇 名詞 考えることもなく、血気にはやるだけの勇気。 ひっぷひっぷ 匹夫匹婦 名詞 教養のない平凡な者のこと。 ひつりょくこうてい 筆力扛鼎 名詞 文章の筆力が非常に強いこと。 ひつろらんる 筆路藍縷 名詞 たいへん苦労をして働くこと。 ひとりょうぶん 飛兎竜文 名詞 すぐれた子供のたとえ。 ひなんごうごう 非難囂囂 名詞 過失や欠点を責めとがめる声が多く大きいこと。 ひにくこうしゅ 肥肉厚酒 名詞 肥えてうまい肉とうまい酒。贅沢な酒食。 ひにくたいしゅ 肥肉大酒 名詞 肥えてうまい肉とうまい酒。贅沢な酒食。⇒肥肉厚酒 ひにくのけん 皮肉之見 名詞 うわべだけで本質をとらえようとしない浅薄な考えのこと。⇒皮膚之見 ひにくのたん 髀肉之嘆 名詞 実力を発揮する機会に恵まれないのを嘆き悲しむこと。 ひにくのたん 脾肉之嘆 名詞 実力を発揮する機会に恵まれないのを嘆き悲しむこと。⇒髀肉之嘆 ひにくのたん 髀肉之歎 名詞 実力を発揮する機会に恵まれないのを嘆き悲しむこと。⇒髀肉之嘆 ひばけいきゅう 肥馬軽裘 名詞 たいそう富貴なさま。また、富貴な人の外出のよそおい。 ひはつえいかん 被髪纓冠 名詞 非常に急いで行動すること。 ひはつさじん 被髪左衽 名詞 野蛮な風俗のこと。 ひはつさじん 被髪左袵 名詞 野蛮な風俗のこと。⇒被髪左衽 ひはつぶんしん 被髪文身 名詞 中華の文明に浴していない異民族の風俗のこと。 ひはつようきょう 被髪佯狂 名詞 髪をふり乱して狂人のまねをすること。 ひふのけん 皮膚之見 名詞 うわべだけで本質をとらえようとしない浅薄な考えのこと。 ひふんこうがい 悲憤慷慨 名詞 不正や不義に憤りを感じ、嘆き悲しむこと。 ひふんこうがい 悲憤忼慨 名詞 不正や不義に憤りを感じ、嘆き悲しむこと。⇒悲憤慷慨 びみょうげんつう 微妙玄通 名詞 物事の真理を知ること。 ひもうきゅうか 被毛求瑕 名詞 やたらと人のあらさがしをすること。⇒吹毛求疵 びもくしゅうれい 眉目秀麗 名詞 顔かたちが美しくととのっていること。 びもくせいしゅう 眉目清秀 名詞 顔かたちが美しくととのっていること。⇒眉目秀麗 ひゃくいひゃくじゅん 百依百順 名詞 すべての人のいいなりになること。 ひゃくいひゃくずい 百依百随 名詞 すべての人のいいなりになること。⇒百依百順 ひゃくさいむきゅう 百載無窮 名詞 永遠にきわまりないこと。天地の永久にきわまりないことにいう。 ひゃくしゃちょうけん 百舎重趼 名詞 困難を乗りこえて遠路を行くこと。 ひゃくしゃちょうけん 百舎重繭 名詞 困難を乗りこえて遠路を行くこと。⇒百舎重趼 ひゃくじゅつせんりょ 百術千慮 名詞 あれこれと思いをめぐらすこと。⇒千思万考 ひゃくじゅんひゃくい 百順百依 名詞 すべての人のいいなりになること。⇒百依百順 ひゃくしょういっき 百姓一揆 名詞 江戸時代に、農民が結束して起こした暴動。 ひゃくしょうせんずい 百縦千随 名詞 どんなわがままも聞くこと。また、どんなわがままでもきかれること。 ひゃくせいのし 百世之師 名詞 のちの世まで人の師と仰がれる人のこと。 ひゃくせいのり 百世之利 名詞 永久の利益のこと。 ひゃくせいふえき 百世不易 名詞 永久に消滅しないこと。⇒百世不磨 ひゃくせいふま 百世不磨 名詞 永久に消滅しないこと。 ひゃくせきかんとう 百尺竿頭 名詞 到達できる最高点のこと。また、向上しうる最高点のこと。 ひゃくせつふとう 百折不撓 名詞 何度失敗しても志を曲げないこと。 ひゃくせんきかい 百川帰海 名詞 多くの散らばっているものが一か所に集中するたとえ。 ひゃくせんひゃくしょう 百戦百勝 名詞 戦ってすべて勝つこと。 ひゃくせんれんま 百戦錬磨 名詞 多くの経験をふんで鍛えられていること。 ひゃくせんれんま 百戦練磨 名詞 多くの経験をふんで鍛えられていること。⇒百戦錬磨 ひゃくたんせんれん 百鍛千練 名詞 字句の推敲を重ねること。 ひゃくにのかざん 百二河山 名詞 非常に堅固で大事な場所。⇒百二山河 ひゃくにのさんが 百二山河 名詞 非常に堅固で大事な場所。 ひゃくにんひゃくよう 百人百様 名詞 人によってそれぞれ違った考え方や方法があるということ。 ひゃくねんかせい 百年河清 名詞 あてにならないことをいつまでも待つたとえ。 ひゃくねんのぎょう 百年之業 名詞 後々までの仕事。また、古くから伝わった仕事。 ひゃくねんのへい 百年之柄 名詞 後々のことを図る権柄のこと。 ひゃくはちぼんのう 百八煩悩 名詞 人間が持っている多くの迷いのこと。 ひゃくふくしょうごん 百福荘厳 名詞 仏像を、数多く積んだ福で飾ること。 ひゃくみのおんじき 百味飲食 名詞 いろいろな珍しい飲食物のこと。 ひゃくやくのちょう 百薬之長 名詞 酒のこと。また、酒があらゆる薬の中で最もよく効くということ。 ひゃくよういじゅん 百様依順 名詞 どんなわがままも聞くこと。また、どんなわがままでもきかれること。⇒百縦千随 ひゃくようれいろう 百様玲瓏 名詞 種々の美しさ。 ひゃくりのめい 百里之命 名詞 一国の運命。 ひゃくりょいっしつ 百慮一失 名詞 どんなに賢い者にも多くの考えの中には一つぐらい誤りがある。⇒千慮一失 ひゃくりょいっとく 百慮一得 名詞 愚者の考えの中にも一つくらいはよいものがある。⇒千慮一得 ひゃくれいひゃくり 百伶百利 名詞 非常に聡明なこと。 ひゃくれいひゃくり 百伶百悧 名詞 非常に聡明なこと。⇒百伶百利 ひゃくれんせいこう 百錬成鋼 名詞 心身を鍛えに鍛えてはじめて立派な人間になるのだということ。 ひゃくれんせいこう 百煉成鋼 名詞 心身を鍛えに鍛えてはじめて立派な人間になるのだということ。⇒百錬成鋼 ひゃくれんのごう 百練之鋼 名詞 心身を鍛えに鍛えてはじめて立派な人間になるのだということ。⇒百錬成鋼 ひゃっかきゅうりゅう 百家九流 名詞 中国の春秋戦国時代に活躍した多くの学者や学派、またその著書の総称。⇒諸子百家 ひゃっかせいほう 百花斉放 名詞 学問や芸術が、自由にまた盛んに行われること。 ひゃっかそうめい 百家争鳴 名詞 さまざまな立場の人が自由に議論をすること。 ひゃっかひゃくぜん 百下百全 名詞 百のうち一つも欠けることなく完全であること。 ひゃっかりょうらん 百花繚乱 名詞 すぐれた人物や業績が、一時期にたくさん現れること。 ひゃっかりょうらん 百花撩乱 名詞 すぐれた人物や業績が、一時期にたくさん現れること。⇒百花繚乱 ひゃっきやこう 百鬼夜行 名詞 多くの悪人がのさばりはびこるたとえ。 ひゃっきょひゃくしょう 百挙百捷 名詞 どんなことも行っただけでうまくいくこと。 ひゃっきょひゃくぜん 百挙百全 名詞 どんなことも行っただけでうまくいくこと。⇒百挙百捷 ひゃっこうせんそう 百孔千瘡 名詞 短所や欠点がたくさんあること。 ひゃっこうせんそう 百孔千創 名詞 短所や欠点がたくさんあること。⇒百孔千瘡 ひゃっこうちょうぼう 百口嘲謗 名詞 たくさんの人にそしられること。⇒万目睚眥 ひゃっこふま 百古不磨 名詞 後々の世まで滅びないこと。 ひゃっぱつひゃくちゅう 百発百中 名詞 予想や計画などがすべてそのとおりになること。 ひゃっぽせんよう 百歩穿楊 名詞 射撃の技術がすぐれていること。 びゅうゆうのせつ 謬悠之説 名詞 でたらめでとりとめのない考え方のこと。 ひょうおうせつわん 氷甌雪椀 名詞 清らかで上品な文具のこと。また、それを用いて詩文を写すこと。 ひょうきぎょっこつ 氷肌玉骨 名詞 美しい女性のこと。また、梅の花をいう。 ひょうこしゅうげつ 氷壺秋月 名詞 心がたいへん清く明らかであることのたとえ。 ひょうこつしんとう 飄忽震蕩 名詞 すばやくゆり動かすこと。 ひょうさんがかい 氷散瓦解 名詞 物事が次々と崩れてばらばらになること。⇒氷消瓦解 ひょうしぎょっこつ 氷姿玉骨 名詞 美しい女性のこと。また、梅の花をいう。⇒氷肌玉骨 ひょうしせっぱく 氷姿雪魄 名詞 雪のように清らかな魂魄と氷のような姿。梅の形容。また、高潔な人のたとえ。⇒雪魄氷姿 ひょうしつけいかん 剽疾軽悍 名詞 すばしこくて強いこと。 ひょうしょうがかい 氷消瓦解 名詞 物事が次々と崩れてばらばらになること。 ひようしょうし 庇葉傷枝 名詞 少しの欠点を直そうとして、かえって全体をだめにしてしまうこと。⇒矯角殺牛 ひょうしりゅうひ 豹死留皮 名詞 死後に功名を残すたとえ。 ひようそうく 飛鷹走狗 名詞 狩猟をすること。 びょうそどうしょ 猫鼠同処 名詞 どろぼうを捕らえる者とどろぼうがなれ合うこと。⇒猫鼠同眠 びょうそどうみん 猫鼠同眠 名詞 どろぼうを捕らえる者とどろぼうがなれ合うこと。 ひょうたんそうあい 氷炭相愛 名詞 世の中にありえないことのたとえ。また、友人どうしが互いに戒めあうたとえ。 びょうどうのき 廟堂之器 名詞 政治をつかさどることができる立派な器量の人物のこと。 びょうどうのりょう 廟堂之量 名詞 政治をつかさどることができる立派な器量の人物のこと。⇒廟堂之器 ひょうとうほんいつ 漂蕩奔逸 名詞 あてもなく走り回ること。 びょうにゅうこうこう 病入膏肓 名詞 趣味や道楽に熱中したり、弊害などが手のつけられないほどになったりすることのたとえ。重病で治療が難しい状態のこと。 ひようばっこ 飛揚跋扈 名詞 強くてわがままに振る舞うたとえ。また、臣下がのさばり君主をしのぐたとえ。 ひょうまつのこう 摽末之功 名詞 ほんのわずかな功績のこと。 ひょうりいったい 表裏一体 名詞 二つのものが表と裏のように密接な関係にあること。また、相反する二つのものが一つになること。 ひよくそうひ 比翼双飛 名詞 夫婦の仲がむつまじいこと。⇒鳳凰于飛 ひよくれんり 比翼連理 名詞 男女の情愛が深く、仲睦まじいことのたとえ。 ひりしゅんじゅう 皮裏春秋 名詞 口に出しては言わないで、内心で人をほめたり、批判したりすること。⇒皮裏陽秋 ひりのようしゅう 皮裏陽秋 名詞 口に出しては言わないで、内心で人をほめたり、批判したりすること。 ひりゅうのげん 蜚流之言 名詞 確かな根拠のないいいかげんなうわさ。⇒流言蜚語 ひりょうじょううん 飛竜乗雲 名詞 英雄が時世に乗じて勢いを得て、才能を発揮すること。 ひろうこんぱい 疲労困憊 名詞 つかれはてること。 ひんけいししん 牝鶏司晨 名詞 妻女が権力を握って、勢力をふるうこと。⇒牝鶏之晨 ひんけいしんめい 牝鶏晨鳴 名詞 妻女が権力を握って、勢力をふるうこと。⇒牝鶏之晨 ひんけいのしん 牝鶏之晨 名詞 妻女が権力を握って、勢力をふるうこと。 ひんけいぼめい 牝鶏牡鵑 名詞 婦人が権力を握ることをいう。 ひんこうほうせい 品行方正 名詞 行いや心が正しく、やましい点がないこと。 ひんじゃのいっとう 貧者一灯 名詞 まごころの貴いことのたとえ。 ひんじょのいっとう 貧女一灯 名詞 まごころの貴いことのたとえ。⇒貧者一灯 ひんせんゆうせき 貧賤憂戚 名詞 貧しくて位低く不幸なこと。⇔富貴福沢 ひんぷきせん 貧富貴賤 名詞 貧しい者と富める者、身分の貴い者と賤しい者。 ひんぼりこう 牝牡驪黄 名詞 物事は外見にとらわれず、その本質を見抜くことが大切であるということ。 ふいしいん 父為子隠 名詞 そこにあるすべてのもののこと。また、ほんのわずかなもののこと。⇒子為父隠 ふいのきょく 布衣之極 名詞 庶民としての最高の出世のこと。 ふいのとも 布衣之友 名詞 身分や地位などを問題にしない心からの交際。また、庶民的なつきあい。⇒布衣之交 ふいのまじわり 布衣之交 名詞 身分や地位などを問題にしない心からの交際。また、庶民的なつきあい。 ふういたいじゅ 馮異大樹 名詞 おごりたかぶらない人のたとえ。 ふううせいせい 風雨淒淒 名詞 風が吹き雨が降って、寒く冷たいさま。 ふううたいしょう 風雨対牀 名詞 兄弟が会うこと。 ふううんげつろ 風雲月露 名詞 なんの役にも立たない、自然の風景を詠んだだけの詩文のこと。 ふうえんふねつ 趨炎付熱 名詞 時の権力のある者につき従うこと。⇒趨炎附熱 ふうかせつげつ 風花雪月 名詞 四季折々の自然の美しい景観のこと。⇒雪月風花 ふうかんうびん 風鬟雨鬢 名詞 風にくしけずり雨に洗われる。風雨にさらされ苦労して勤労すること。 ふうがんこしょう 風岸孤峭 名詞 いかめしくて厳しく、角立って人と融和しないために孤独なこと。 ふうきえいが 富貴栄華 名詞 富んで位高く栄えときめくこと。 ふうきざいてん 富貴在天 名詞 富も位も天命によるので人の思うようにはいかないの意。 ふうきちょうせい 富貴長生 名詞 長生きして身分高く裕福であること。⇒長命富貴 ふうきびんらん 風紀紊乱 名詞 社会風俗や規律が乱れること。 ふうきふうん 富貴浮雲 名詞 財産や地位ははかなく頼りにならないものだということ。 ふうきふくたく 富貴福沢 名詞 富んで位高く幸福なこと。 ふうぎょのわざわい 風魚之災 名詞 海上の暴風による災難のこと。また、海賊や外敵などによってこうむる災難。 ふうきりたつ 富貴利達 名詞 富んで位高くなること。立身出世すること。 ふうげつげんたく 風月玄度 名詞 人と長いあいだ会っていないこと。 ふうこうめいび 風光明媚 名詞 自然の景色が清らかで美しいこと。 ふうさんうが 風餐雨臥 名詞 旅の苦しみや野外での仕事の苦しみ。また、野宿をすること。 ふうさんろしゅく 風餐露宿 名詞 野宿をすること。 ふうしつうもく 風櫛雨沐 名詞 非常に苦労することのたとえ。⇒櫛風沐雨 ふうじゅのかん 風樹之感 名詞 父母が亡くなってしまって、孝行を尽くすことができない嘆き。⇒風樹之歎 ふうじゅのたん 風樹之歎 名詞 父母が亡くなってしまって、孝行を尽くすことができない嘆き。 ふうじゅのたん 風樹之嘆 名詞 父母が亡くなってしまって、孝行を尽くすことができない嘆き。⇒風樹之歎 ふうせいかくれい 風声鶴唳 名詞 ささいなことに驚いたりおじけづいたりすること。 ふうぜんのともしび 風前之灯 名詞 危険や災難がさしせまっていることのたとえ。⇒轍鮒之急 ふうそうこうけつ 風霜高潔 名詞 清らかに澄んだ秋の景色のたとえ。 ふうそうのにん 風霜之任 名詞 司法官のこと。 ふうぞくかいらん 風俗壊乱 名詞 世の中の健全な風俗や習慣が乱れること。 ふうぞくかいらん 風俗潰乱 名詞 世の中の健全な風俗や習慣が乱れること。⇒風俗壊乱 ふうふはんごう 夫婦牉合 名詞 夫婦は一つの物の半分ずつで、両方を合わせて初めて完全になるということ。⇒夫妻牉合 ふうぼくがんぴ 風木含悲 名詞 父母が亡くなってしまって、孝行を尽くすことができない嘆き。⇒風樹之歎 ふうぼくのかなしみ 風木之悲 名詞 父母が亡くなってしまって、孝行を尽くすことができない嘆き。⇒風樹之歎 ふうぼくのたん 風木之歎 名詞 父母が亡くなってしまって、孝行を尽くすことができない嘆き。⇒風樹之歎 ふうりゅういんじ 風流韻事 名詞 詩歌や書画などの風流な遊び。 ふうりゅうかじ 風流佳事 名詞 自然を友として詩歌などを作る優雅な遊びに熱中すること。⇒風流三昧 ふうりゅうかんじ 風流閑事 名詞 自然を友として詩歌などを作る優雅な遊びに熱中すること。⇒風流三昧 ふうりゅうざんまい 風流三昧 名詞 自然を友として詩歌などを作る優雅な遊びに熱中すること。 ふうりんかざん 風林火山 名詞 物事の時機や情勢に応じた行動のしかたのこと。 ふうんえいじつ 浮雲翳日 名詞 悪人が政権を握って世の中が暗くなることのたとえ。 ふうんきょうりょう 浮雲驚竜 名詞 筆勢がきわめて自由闊達で勢いがあるさま。 ふうんしょくう 巫雲蜀雨 名詞 遠く離れ離れになっている夫婦がお互いを思い合っていることのたとえ。 ぶうんちょうきゅう 武運長久 名詞 戦いの場での幸運が長く続くこと。 ふうんちょうろ 浮雲朝露 名詞 たよりなくはかないもののたとえ。 ふうんのこころざし 浮雲之志 名詞 不正な手段で得た財産や地位は、自分とは関係がないはかないものだという考え方。 ふえきりゅうこう 不易流行 名詞 蕉風俳諧の理念の一。常に変化をしない本質的なものを忘れない中にも、一方で新しく変化してやまないものをもとり入れていくのが風雅の根幹であるということ。 ふえこんごう 不壊金剛 名詞 きわめて堅固でこわれないこと。また、志をかたく守って変えないたとえ。⇒金剛不壊 ふかいいたい 不解衣帯 名詞 あることに不眠不休で専念すること。 ふがくむじゅつ 不学亡術 名詞 知恵がなく、物事の道理がわからないこと。⇒無知蒙昧 ふかこうりょく 不可抗力 名詞 人の力ではどうすることもできない、大きな外からの力のこと。 ふかちんり 浮瓜沈李 名詞 夏の優雅な遊びをいう。 ふかのせい 夫家之征 名詞 中国周代の税の一。 ふかはんたく 浮家泛宅 名詞 船の中に住まうこと。漂泊して暮らすことから、転じて、放浪する隠者の生活。 ふかろうずい 浮花浪蕊 名詞 取り柄のない平凡なさまのたとえ。 ふかんのしょ 不刊之書 名詞 永久に滅びることなく伝わる書物。 ふかんのてん 不刊之典 名詞 永久に滅びることなく伝わる書物。⇒不刊之書 ふかんのろん 不刊之論 名詞 永久に滅びることなく伝わる書物。⇒不刊之書 ふきのさい 不羈之才 名詞 何事にも拘束されないのびのびした才能。 ふきほんぽう 不羈奔放 名詞 なにものにもとらわれることなく、自分の思うままに振る舞うこと。⇒奔放不羈 ふきゅうのしょ 不朽之書 名詞 永久に滅びることなく伝わる書物。⇒不刊之書 ふきゅうふめつ 不朽不滅 名詞 いつまでもほろびないこと。 ふぎょうのかん 俯仰之間 名詞 ほんのわずかな間のこと。 ふぎょうのかん 俛仰之間 名詞 ほんのわずかな間のこと。⇒俯仰之間 ふくうほんうん 覆雨翻雲 名詞 世の人の態度や人情がうつろいやすいことのたとえ。⇒雲翻雨覆 ふくこうざいそく 伏寇在側 名詞 身辺の注意を怠らず、言動も慎むべきだということ。 ふくざつかいき 複雑怪奇 名詞 事情がこみ入っていて不可解なこと。 ふくざつたき 複雑多岐 名詞 物事が多方面に分かれ、しかも入り組んでいること。 ふくざつたよう 複雑多様 名詞 物事が多方面に分かれ、しかも入り組んでいること。⇒複雑多岐 ふくしゃのいましめ 覆車之戒 名詞 前人の失敗をみて教訓とすること。 ふくしんのしん 腹心之臣 名詞 君主の手足となり輔佐する大臣。また、そのような部下。⇒股肱之臣 ふくすいふへん 覆水不返 名詞 一度犯した誤りはもとどおりにはならないということ。また、離婚した夫婦の仲はもとにもどらないということ。 ふくぜんかいん 福善禍淫 名詞 わざわいや福はその人自身が招くものだということ。⇒禍福無門 ふぐたいてん 不倶戴天 名詞 この世にともに生存できないほど恨みや憎しみが深いこと。 ふくつふとう 不屈不撓 名詞 どんな困難にもくじけないこと。⇒不撓不屈 ふくとくえんまん 福徳円満 名詞 精神的・物質的に恵まれ、満ち足りていること。 ふぐのほまれ 不虞之誉 名詞 思いがけなく得た名誉のこと。 ふくひのほう 腹誹之法 名詞 口に出さなくても、心の中で非難すれば罰するという法律のこと。 ふくひのほう 腹非之法 名詞 口に出さなくても、心の中で非難すれば罰するという法律のこと。⇒腹誹之法 ふくりょうほうすう 伏竜鳳雛 名詞 才能を持ちながら機会がなくて実力を発揮できない者のこと。また、将来が有望な若者のたとえ。 ふけいのふね 不繫之舟 名詞 心にわだかまりがなくさっぱりしていて無心なこと。また、定めなく流れただよっていること。 ふげんじっこう 不言実行 名詞 あれこれ理屈をいわずに黙って実際に行動すること。 ふげんのおしえ 不言之教 名詞 言葉にして言わずに、相手に体得させることができる教えのこと。 ふげんふご 不言不語 名詞 何も言わないこと。 ふこいよく 傅虎以翼 名詞 強い者がさらに力をつけること。⇒為虎傅翼 ふこうふしょく 不耕不織 名詞 生産的な仕事をしないこと。 ふこくきょうへい 富国強兵 名詞 国の経済力を高め、軍事力を増強すること。 ふさいはんごう 夫妻牉合 名詞 夫婦は一つの物の半分ずつで、両方を合わせて初めて完全になるということ。 ふさいはんごう 夫妻判合 名詞 夫婦は一つの物の半分ずつで、両方を合わせて初めて完全になるということ。⇒夫妻牉合 ふさつぎょうかん 俯察仰観 名詞 仰いで天文を見、うつむいて地理を知ること。⇒仰観俯察 ふざんうんう 巫山雲雨 名詞 男女の情交をいう。⇒雲雨巫山 ふざんのあめ 巫山之雨 名詞 男女の情交をいう。⇒雲雨巫山 ふざんのゆめ 巫山之夢 名詞 男女の情交をいう。⇒雲雨巫山 ふしそうでん 父子相伝 名詞 学術や技芸などの奥義を父からわが子だけに伝えること。 ぶじそくさい 無事息災 名詞 心配事やわざわいがなく平穏に暮らしていること。 ふしつせいこく 不失正鵠 名詞 物事の重要な点を正確にとらえること。 ふじのげん 附耳之言 名詞 秘密はもれやすいし、すぐに広まるものだということ。 ふじのげん 付耳之言 名詞 秘密はもれやすいし、すぐに広まるものだということ。⇒附耳之言 ぶじへいあん 無事平安 名詞 心配事やわざわいがなく平穏に暮らしていること。⇒無事息災 ふしゃくしんみょう 不惜身命 名詞 自分の身をささげて惜しまないこと。 ふしゅちょうじ 俛首帖耳 名詞 人にこびへつらう卑しい態度のこと。 ふしゅちょうじゅ 俯首帖耳 名詞 人にこびへつらう卑しい態度のこと。⇒俛首帖耳 ふじゅのうったえ 膚受之愬 名詞 身にさしせまった痛切な訴えのこと。 ふしょうふぎゃく 不将不逆 名詞 過ぎ去ったできごとをくよくよと悔やみ、まだ来ないことにあれこれ心を悩ますことをしないこと。⇒不将不迎 ふしょうふげい 不将不迎 名詞 過ぎ去ったできごとをくよくよと悔やみ、まだ来ないことにあれこれ心を悩ますことをしないこと。 ふしょうふずい 夫唱婦随 名詞 夫婦の仲がとてもよいこと。 ふしょうふずい 夫倡婦随 名詞 夫婦の仲がとてもよいこと。⇒夫唱婦随 ふしょくのち 不食之地 名詞 草木や穀物が生じないやせた土地のこと。また、新しい発見もよい結果も得られないこと。⇒不毛之地 ふしんきゅうすい 負薪汲水 名詞 自然の中で簡素な生活を営むこと。⇒採薪汲水 ふしんのうれい 負薪之憂 名詞 自分の病気の称。 ふしんのへい 負薪之病 名詞 自分の病気の称。⇒負薪之憂 ふすうじゃくやく 鳧趨雀躍 名詞 喜んで小躍りするさま。 ふぜいけんゆう 附贅懸疣 名詞 無用なもののこと。 ふぜいけんゆう 付贅懸疣 名詞 無用なもののこと。⇒附贅懸疣 ふぜいけんゆう 附贅懸肬 名詞 無用なもののこと。⇒附贅懸疣 ふぜいけんゆう 附贅県疣 名詞 無用なもののこと。⇒附贅懸疣 ふせいせっきょう 浮声切響 名詞 軽い声と重い声。音韻の軽重や高下にいう。 ふせきちんぼく 浮石沈木 名詞 大衆の理に反した無責任な言論が威力をもつこと。 ふそくふり 不即不離 名詞 つかず離れずの関係にあること。また、あたらずさわらずの曖昧なさま。 ふたまたこうやく 二股膏薬 名詞 定見がなく、あっちへついたり、こっちへついたりすること。 ふだんせっき 不断節季 名詞 一日一日を節季のつもりで、借金をしないで地道でまじめな商売をしていれば、決算期になっても困ることはないということ。 ふちあんない 不知案内 名詞 知識や心得がなく、物事の事情やようすがよくわからないこと。 ぶっかんせいい 物換星移 名詞 自然界の眺めや時世が変わり改まること。 ぶつぎきょうぜん 物議洶然 名詞 世間のうわさが騒がしいこと。⇒物論囂囂 ぶつぎそうぜん 物議騒然 名詞 世論が騒がしいこと。 ぶっしつたいしゃ 物質代謝 名詞 新しいものが古いものにとって代わること。⇒新陳代謝 ぶつじょうそうぜん 物情騒然 名詞 世論が騒がしいこと。⇒物議騒然 ぶっそくせきか 仏足石歌 名詞 仏足石の歌碑にきざまれた和歌の形式で、三十一音の短歌の末尾にさらに七音を加えた形。 ぶつろんごうごう 物論囂囂 名詞 世間のうわさが騒がしいこと。 ふていちゅうしん 釜底抽薪 名詞 問題を解決するためには根本の原因を取り除かなければならないというたとえ。 ふていゆうぎょ 釜底遊魚 名詞 危険や災難がさしせまっていることのたとえ。⇒轍鮒之急 ふてんそつど 普天率土 名詞 天のおおう限り、地のつづく限りのすべての地。 ふてんそつど 敷天率土 名詞 天のおおう限り、地のつづく限りのすべての地。⇒普天率土 ふてんそつど 溥天率土 名詞 天のおおう限り、地のつづく限りのすべての地。⇒普天率土 ふてんのもと 敷天之下 名詞 世界中。 ふてんのもと 普天之下 名詞 世界中。⇒敷天之下 ふてんのもと 溥天之下 名詞 世界中。⇒敷天之下 ふとうふくつ 不撓不屈 名詞 どんな困難にもくじけないこと。 ふとくようりょう 不得要領 名詞 要点がはっきりせず、わけのわからないこと。 ふはいだらく 腐敗堕落 名詞 精神がたるみ乱れて、弊害が多く生じる状態になること。 ふばいびでん 不買美田 名詞 子孫を甘やかし安楽な生活をさせるような財産を残さないこと。 ふばたいせい 巫馬戴星 名詞 朝早くから夜遅くまで一生懸命働くこと。⇒披星戴月 ふばつのこころざし 不抜之志 名詞 物事にくじけない強い意志のこと。 ぶばのわざわい 舞馬之災 名詞 火事のこと。 ぶぶんきょくひつ 舞文曲筆 名詞 ことさらに言葉を飾り、事実を曲げて文章を書くこと。 ぶぶんこうほう 舞文巧法 名詞 法を都合のいいように解釈すること。⇒舞文弄法 ぶぶんろうほう 舞文弄法 名詞 法を都合のいいように解釈すること。 ふべつせいあい 布韈青鞋 名詞 旅行のときの服装のこと。 ふへんだとう 普遍妥当 名詞 どんな場合にも真理として承認されること。 ふへんふとう 不偏不党 名詞 かたよることなく公平中立の立場に立つこと。 ふぼくのち 榑木之地 名詞 東方にある太陽が昇る地のこと。また、日本の異称。 ふぼくのち 扶木之地 名詞 東方にある太陽が昇る地のこと。また、日本の異称。⇒榑木之地 ふみんふきゅう 不眠不休 名詞 眠らず休まず事にあたること。 ふもうのち 不毛之地 名詞 草木や穀物が生じないやせた土地のこと。また、新しい発見もよい結果も得られないこと。 ふゆうのいちご 蜉蝣一期 名詞 人生の短くはかないことのたとえ。 ふゆうのいのち 蜉蝣之命 名詞 人生の短くはかないことのたとえ。⇒蜉蝣一期 ふらちせんばん 不埒千万 名詞 このうえなくふとどきなこと。非常にけしからぬさま。 ふりのふ 夫里之布 名詞 中国古代の税法の一。 ふりふそく 不離不即 名詞 つかず離れずの関係にあること。また、あたらずさわらずの曖昧なさま。⇒不即不離 ふりゅうもんじ 不立文字 名詞 文字や言葉によらず、心から心へ伝えること。 ぶりょうとうげん 武陵桃源 名詞 俗世間から離れた別天地、理想郷のこと。 ふろうちょうじゅ 不老長寿 名詞 いつまでも老いることなく長生きすること。 ふろうちょうせい 不老長生 名詞 長生きして死なない。長生きして衰えない。⇒長生不死 ふろうふし 不老不死 名詞 永久に老いることなく生きること。 ふわずいこう 附和随行 名詞 自分の主義主張がなく、他人の言動に軽々しく同調すること。⇒附和雷同 ふわらいどう 附和雷同 名詞 自分の主義主張がなく、他人の言動に軽々しく同調すること。 ふわらいどう 付和雷同 名詞 自分の主義主張がなく、他人の言動に軽々しく同調すること。⇒附和雷同 ぶんかいさん 文化遺産 名詞 歴史的な価値があるものとして、現在まで残され、未来に継承されるべき過去の時代の文化財。 ふんきんしゃかく 焚琴煮鶴 名詞 殺風景なことのたとえ。 ふんけいのとも 刎頸之友 名詞 心を許しあったきわめて親密な交際。⇒刎頸之交 ふんけいのまじわり 刎頸之交 名詞 心を許しあったきわめて親密な交際。 ぶんげいふっこう 文芸復興 名詞 十四世紀末から十六世紀初めにかけてイタリアを中心として全ヨーロッパにひろがった、ギリシャ・ローマの古典文化を手本とする学術上・芸術上の革新運動のこと。 ぶんごうしゅうさん 分合集散 名詞 離れたり集まったりすること。また、協力したり反目したりすること。⇒離合集散 ふんこつさいしん 粉骨砕身 名詞 全力を尽くして努力すること。また、骨身惜しまず働くこと。 ぶんしこうぎゅう 蚊子咬牛 名詞 痛くもかゆくもないこと。また、自分の実力をわきまえずに行動すること。 ぶんしつひんぴん 文質彬彬 名詞 外見の美しさと内面の実質がよく調和していること。 ぶんじぶび 文事武備 名詞 文武の両道を兼ね備えていること。⇒経文緯武 ふんしゅうこうえん 粉愁香怨 名詞 美人がうらみ悲しむ姿の形容。 ぶんじゅうじじゅん 文従字順 名詞 文章の筋がとおっていて、表現もよどみなくわかりやすいこと。 ふんしょうぎょくたく 粉粧玉琢 名詞 女性の器量がよいたとえ。 ぶんしょうのぜっしょう 文章絶唱 名詞 きわめてすぐれた文章のこと。 ふんしょくけっさん 粉飾決算 名詞 会社が経営内容を実際よりもよく見せるために、損益計算などの数字を過大もしくは過小表示して決算すること。 ふんしょくけっさん 扮飾決算 名詞 会社が経営内容を実際よりもよく見せるために、損益計算などの数字を過大もしくは過小表示して決算すること。⇒粉飾決算 ふんしょこうじゅ 焚書坑儒 名詞 思想・学問・言論を弾圧すること。 ふんしんさいこつ 粉身砕骨 名詞 全力を尽くして努力すること。また、骨身惜しまず働くこと。⇒粉骨砕身 ぶんじんぼっかく 文人墨客 名詞 詩文や書画などの風雅なものにたずさわる人のこと。 ぶんてんぶき 文恬武嬉 名詞 天下太平なこと。 ふんぱくたいこく 粉白黛黒 名詞 美人のこと。⇒粉白黛墨 ふんぱくたいぼく 粉白黛墨 名詞 美人のこと。 ふんぱくたいりょく 粉白黛緑 名詞 美人のこと。⇒粉白黛墨 ぶんぶいっと 文武一途 名詞 文官と武官の区別がないこと。 ぶんぷうそうたん 聞風喪胆 名詞 うわさを聞いてびっくりする。 ぶんぶけんし 文武兼資 名詞 学問と武芸。また、その両方にすぐれていること。⇒文武両道 ぶんぶけんび 文武兼備 名詞 学問と武芸。また、その両方にすぐれていること。⇒文武両道 ぶんぶにどう 文武二道 名詞 学問と武芸。また、その両方にすぐれていること。⇒文武両道 ぶんぶりょうどう 文武両道 名詞 学問と武芸。また、その両方にすぐれていること。 ふんぷんしゅうそ 紛紛聚訴 名詞 いろいろな意見や説が入り乱れてまとまりがつかないさま。⇒諸説紛紛 ぶんぼうそうぎゅう 蚊虻走牛 名詞 小さなものが強大なものを制すること。また、ささいなことが原因となって大事件や災難を引きおこすこと。 ぶんぼうのろう 蚊虻之労 名詞 取るに足りない技能のこと。 ぶんぼうのろう 蚊蝱之労 名詞 取るに足りない技能のこと。⇒蚊虻之労 ぶんぽうりせき 分崩離析 名詞 組織がちりぢりばらばらにくずれること。 ふんぼのち 墳墓之地 名詞 生まれ故郷のこと。 ぶんめいかいか 文明開化 名詞 人知が開け世の中が進歩して、文化の水準が高くなること。 ぶんゆうのかん 分憂之官 名詞 国司(諸国におかれた地方官)のこと。⇒分憂之寄 ぶんゆうのき 分憂之寄 名詞 国司(諸国におかれた地方官)のこと。 ふんれいどりょく 奮励努力 名詞 気力を奮い起こして努め励む。 へいあんぶじ 平安無事 名詞 なにごともなく穏やかなこと。⇒平穏無事 へいいそうく 敝衣草履 名詞 ぼろぼろで、きたないいでたち。なりふりにかまわぬこと。⇒敝衣蓬髪 へいいはこ 弊衣破袴 名詞 身なりを構わない、粗野なさま。⇒弊衣破帽 へいいはぼう 弊衣破帽 名詞 身なりを構わない、粗野なさま。 へいいはぼう 敝衣破帽 名詞 身なりを構わない、粗野なさま。⇒弊衣破帽 へいいほうはつ 敝衣蓬髪 名詞 ぼろぼろで、きたないいでたち。なりふりにかまわぬこと。 へいいほうはつ 弊衣蓬髪 名詞 ぼろぼろで、きたないいでたち。なりふりにかまわぬこと。⇒敝衣蓬髪 べいえんはくべん 米塩博弁 名詞 詳細にわたって議論し、話し合うこと。また、くどくどと話すこと。 へいおんぶじ 平穏無事 名詞 なにごともなく穏やかなこと。 へいがせいく 並駕斉駆 名詞 力や能力に差がないこと。 へいかそうじょう 兵戈槍攘 名詞 武器が乱れ動くこと。兵乱の形容。 へいききょしん 平気虚心 名詞 気を平らかにして心を虚しくする。心にわだかまりがなく平静な心をいう。 へいくせいが 並駆斉駕 名詞 力や能力に差がないこと。⇒並駕斉駆 へいげつしゅうか 閉月羞花 名詞 美しい女性のこと。⇒羞月閉花 へいこうとんしゅ 閉口頓首 名詞 どうしようもないほど困りきったさま。また、やりこめられて返答につまること。 へいさばんり 平沙万里 名詞 広大な砂漠のこと。 へいさらくがん 平沙落雁 名詞 中国瀟湘八景の一つ。また、琴曲の名。 へいしゃのかい 兵車之会 名詞 武力によって諸侯を会合させること。 へいしゃのぞく 兵車之属 名詞 武力によって諸侯を会合させること。⇒兵車之会 へいしょくやゆう 秉燭夜遊 名詞 人生ははかなく短いので、せめて夜も灯をともして遊び、生涯を楽しもうということ。 へいしんていとう 平身低頭 名詞 ひたすら恐縮しへりくだること。また、ひたすらあやまること。 へいすいそうほう 萍水相逢 名詞 人と人とが偶然に知りあいになること。 べいせんのせい 米泉之精 名詞 酒をいう。 へいそうせんきん 弊帚千金 名詞 身のほどを知らないで思いあがるたとえ。 へいだんぞくご 平談俗語 名詞 日常の会話で使われるごくふつうの言葉。 へいだんぞくわ 平談俗話 名詞 日常の会話で使われるごくふつうの言葉。⇒平談俗語 へいついしんせつ 瓶墜簪折 名詞 男女が離れて二度と会い得ないたとえ。 へいはきょうき 兵者凶器 名詞 武器は人をそこなう不吉な道具であるということ。 へいばこうそう 兵馬倥偬 名詞 戦争にあけくれて忙しいこと。 へいふくしっこう 平伏膝行 名詞 高貴の人の前で恐縮して進み出るさま。 へいへいぼんぼん 平平凡凡 名詞 ごくありふれていて、特別なことがないさま。 へいめいそくそう 閉明塞聡 名詞 世間の事物と接触を断ち切る。 へいもくそくちょう 閉目塞聴 名詞 世間の事物と接触を断ち切る。⇒閉明塞聡 へきがんこうもう 碧眼紅毛 名詞 西洋人のこと。⇒紅毛碧眼 へきけつたんしん 碧血丹心 名詞 このうえないまごころのこと。 へきらくいっせん 碧落一洗 名詞 大空がからりと晴れわたること。 べきらのき 汨羅之鬼 名詞 水死した人のこと。 へきりつせんじん 壁立千仞 名詞 断崖が壁のように千仞も高く切り立ちそびえていること。 へきれきいっせい 霹靂一声 名詞 突然かみなりがとどろくこと。 へきれきせんでん 霹靂閃電 名詞 すばやいことのたとえ。 べつゆうてんち 別有天地 名詞 俗世間を離れた理想的な別天地があるということ。 べつゆうどうてん 別有洞天 名詞 俗世間を離れた理想的な別天地があるということ。⇒別有天地 べんかきゅうへき 卞和泣璧 名詞 正しくすぐれた才能や業績が世に認められず嘆くことのたとえ。 べんかのへき 卞和之璧 名詞 正しくすぐれた才能や業績が世に認められず嘆くことのたとえ。⇒卞和泣璧 へんかんれいぼく 片簡零墨 名詞 ちょっとした書き物や、書き物のきれはし。⇒断簡零墨 へんげんじざい 変幻自在 名詞 思いのままにすばやく変化すること。また、変わり身がはやいこと。 へんげんしゅつぼつ 変幻出没 名詞 思いのままにすばやく変化すること。また、変わり身がはやいこと。⇒変幻自在 へんげんせきく 片言隻句 名詞 わずかな言葉。ほんのひと言ふた言。 へんげんせきげん 片言隻言 名詞 わずかな言葉。ほんのひと言ふた言。⇒片言隻句 へんげんせきご 片言隻語 名詞 わずかな言葉。ほんのひと言ふた言。⇒片言隻句 へんげんせきじ 片言隻辞 名詞 わずかな言葉。ほんのひと言ふた言。⇒片言隻句 べんざいむげ 弁才無礙 名詞 弁舌の才能があり、よどみなく話すこと。 べんしれいろく 駢四儷六 名詞 四字句と六字句の対句を多く用いた修辞的な文体。⇒四六駢儷 べんせいしゅくしゅく 鞭声粛粛 名詞 相手に気づかれないように馬を打つ音も静かにの意。 へんたいひゃくしゅつ 変態百出 名詞 形をいろいろと変え、また姿も変えること。 へんたんやくわん 偏袒扼腕 名詞 激しく怒ったり悔しがったりするさま。 へんちぞくさん 辺地粟散 名詞 粟つぶの散らばったような世界の果ての小さな国。⇒粟散辺地 へんちのろう 胼胝之労 名詞 たいへんな骨折り。 へんぷくしゅうしょく 辺幅修飾 名詞 うわべ(外見)を飾ること。 べんぺききんり 鞭辟近裏 名詞 外物にとらわれることなく身に切実なことと考えること。また、はげましによって物事の道理に近づくこと。 へんぺきへいこ 偏僻蔽固 名詞 道理に暗く考えがかたよっていて、かたくななこと。 へんぼうかんきゃく 偏旁冠脚 名詞 漢字を構成する部首の総称。 へんぼうかんきゃく 偏傍冠脚 名詞 漢字を構成する部首の総称。⇒偏旁冠脚 へんぽうじきょう 変法自強 名詞 法律や制度を改革して自国を強くすること。 へんぽうじきょう 変法自彊 名詞 法律や制度を改革して自国を強くすること。⇒変法自強 べんぼしし 駢拇枝指 名詞 無用なもののたとえ。 へんりきょうせい 片利共生 名詞 いっしょに生活をしていながら、片方だけが利益を受けること。 へんりきょうせい 片利共棲 名詞 いっしょに生活をしていながら、片方だけが利益を受けること。⇒片利共生 ほういせんたい 縫衣浅帯 名詞 儒者の服。転じて、儒者・文人。 ほういそくしょく 豊衣足食 名詞 物質的になんの不足もない満ち足りた生活。⇒煖衣飽食 ほういはくたい 褒衣博帯 名詞 儒者の服。 ぼういんぼうしょく 暴飲暴食 名詞 度をすぎた飲食をすること。 ぼううせんきゅう 冒雨剪韭 名詞 友人の来訪を喜んでもてなすこと。 ぼううんのじょう 望雲之情 名詞 旅先で親を思うことのたとえ。⇒白雲孤飛 ほうえきのい 逢掖之衣 名詞 袖の大きい着物のこと。 ほうえんいとく 報怨以徳 名詞 自分に怨みをもつ人に愛情をもって接し、恩恵を与えること。 ほうえんだんう 砲煙弾雨 名詞 戦闘が激しいさま。 ほうえんだんう 砲烟弾雨 名詞 戦闘が激しいさま。⇒砲煙弾雨 ほうおううひ 鳳凰于飛 名詞 夫婦の仲がむつまじいこと。 ほうおううひ 鳳皇于飛 名詞 夫婦の仲がむつまじいこと。⇒鳳凰于飛 ほうおうがんしょ 鳳凰銜書 名詞 天子の遣わした使者が勅書をたずさえていること。 ほうおうざいど 鳳凰在笯 名詞 すぐれた人材が地位に恵まれず民間に埋もれていること。 ほうおうらいぎ 鳳凰来儀 名詞 世の中が太平なことのたとえ。 ほうおうらいぎ 鳳皇来儀 名詞 世の中が太平なことのたとえ。⇒鳳凰来儀 ぼうおくさいてん 茅屋釆椽 名詞 質素な家のこと。 ぼうおんふぎ 忘恩負義 名詞 恩を忘れ義理にそむくこと。 ほうかいりんき 法界悋気 名詞 他人のことを嫉妬したり、ねたんだりすること。また、他人の恋愛をねたむこと。 ほうかこうぎん 放歌高吟 名詞 あたりかまわず大声で歌い吟ずること。⇒高歌放吟 ほうがせいく 方駕斉駆 名詞 力や能力に差がないこと。⇒並駕斉駆 ほうがのうま 泛駕之馬 名詞 常道に従わない英雄のたとえ。 ほうかんげきたく 抱関撃柝 名詞 低い役職の人のこと。 ぼうかんしゅくしゅ 旁観縮手 名詞 何もしないでそばで見ていること。⇒袖手旁観 ほうがんびいき 判官贔屓 名詞 弱いほうに同情し、味方したり応援したりすること。 ほうがんびいき 判官贔負 名詞 弱いほうに同情し、味方したり応援したりすること。⇒判官贔屓 ぼうぎゃくひどう 暴虐非道 名詞 乱暴でむごたらしく道理にはずれた行いをすること。また、その人。 ぼうぎゃくむどう 暴虐無道 名詞 乱暴でむごたらしく道理にはずれた行いをすること。また、その人。⇒暴虐非道 ほうけいふうそう 飽経風霜 名詞 世の中の辛酸をなめ尽くし、世渡りもうまいが、したたかで悪賢いこと。 ほうげんこうろん 放言高論 名詞 言いたい放題に自由に言論すること。 ぼうげんたざい 暴言多罪 名詞 手紙などで言い過ぎたこと、失礼なことをわびる語。 ほうこうしゅほう 奉公守法 名詞 懸命に公務を遂行し法をきちんと守ること。 ぼうごうしんり 貌合心離 名詞 交際するのに表面だけで誠意のないたとえ。 ほうこおうゆう 蓬戸甕牖 名詞 貧しく粗末な家の形容。⇒甕牖縄枢 ぼうこひょうが 暴虎馮河 名詞 向こうみずのたとえ。血気にまかせた無謀な行動のこと。 ほうごまんげん 放語漫言 名詞 言いたい放題。⇒漫言放語 ほうしえんろ 方址円顱 名詞 丸い頭と四角い足。人類のこと。⇒円顱方趾 ほうしえんろ 方趾円顱 名詞 丸い頭と四角い足。人類のこと。⇒円顱方趾 ぼうじせいちゅう 旁時掣肘 名詞 他人の仕事にわきから口を出してじゃまをすること。 ほうしちょうだ 封豕長蛇 名詞 貪欲で残酷な人のたとえ。 ぼうしふせん 茅茨不翦 名詞 質素な建物のこと。⇒采椽不斲 ぼうじゃくぶじん 旁若無人 名詞 人前にもかかわらず、勝手で無遠慮な振る舞いをすること。 ぼうじゃくぶじん 傍若無人 名詞 人前にもかかわらず、勝手で無遠慮な振る舞いをすること。⇒旁若無人 ほうじゅうふき 放縦不羈 名詞 気の向くまま勝手に振る舞う。⇒放蕩不羈 ほうしょうばんり 鵬霄万里 名詞 遠大な道程のたとえ。海が限りなく広がることの形容。⇒鵬程万里 ほうしょくしゅうじつ 飽食終日 名詞 一日中食べるだけで仕事もせず過ごす。 ほうしょくだんい 飽食煖衣 名詞 物質的になんの不足もない満ち足りた生活。⇒煖衣飽食 ぼうしょくのたん 望蜀之嘆 名詞 人間の欲望には限りがないということ。⇒得隴望蜀 ぼうしんかんし 亡脣寒歯 名詞 密接な関係にあるものの一方が滅びると片方も危うくなること。⇒脣亡歯寒 ほうしんきゅうか 抱薪救火 名詞 害を除こうとしてかえってその害を大きくしてしまうこと。 ほうぜいえんさく 方枘円鑿 名詞 物事がうまくかみ合わないことのたとえ。⇒円鑿方枘 ほうせいのし 方正之士 名詞 行いの正しい人のこと。 ほうせつちょうもく 蜂準長目 名詞 賢くて抜け目のない人相のこと。 ぼうぜんじしつ 茫然自失 名詞 気が抜けてぼんやりしてしまい、どうしてよいかわからなくなること。 ぼうぜんじしつ 呆然自失 名詞 気が抜けてぼんやりしてしまい、どうしてよいかわからなくなること。⇒茫然自失 ほうぞうかしん 包蔵禍心 名詞 悪いたくらみを心に隠しもつ。 ほうたんしょうしん 放胆小心 名詞 文章を書くはじめは大胆に筆を揮って思いきって書くのがよく、ある程度熟練してからは細心の注意を払って書くのがよいこと。また、それら二つの文体。 ほうちゅうのしん 抱柱之信 名詞 約束をかたく守ること。また、馬鹿正直で融通がきかないこと。⇒尾生之信 ぼうちゅうゆうかん 忙中有閑 名詞 忙しい仕事の合い間にも、ほっと一息つくひまがあること。 ほうていえんがい 方底円蓋 名詞 物事がくいちがって合わないことのたとえ。 ほうていばんり 鵬程万里 名詞 遠大な道程のたとえ。海が限りなく広がることの形容。 ほうでんぎょくさい 宝鈿玉釵 名詞 美しいもののたとえ。 ほうとうこうめん 蓬頭垢面 名詞 身だしなみが悪く、むさくるしいさま。 ほうとうざんまい 放蕩三昧 名詞 勝手放題にすること。酒や女におぼれて品行が悪く、勝手気ままなこと。 ほうとうせききゃく 蓬頭赤脚 名詞 よもぎのように髪が乱れるさま。⇒蓬頭乱髪 ほうとうひしゅう 朋党比周 名詞 同志が団結して助けあい、仲間以外の者を排斥すること。 ほうとうふき 放蕩不羈 名詞 気の向くまま勝手に振る舞う。 ほうとうぶらい 放蕩無頼 名詞 酒色にふけり、身をもちくずすこと。 ほうとうらんぱつ 蓬頭乱髪 名詞 よもぎのように髪が乱れるさま。 ほうとうれんめん 法統連綿 名詞 仏の教えが師から弟子へと連綿と受け継ぎ伝えられるということ。⇒血脈相承 ぼうとしょうぜん 茅堵蕭然 名詞 かやぶきの垣根が物寂しいさま。 ほうにじねん 法爾自然 名詞 少しも人為的な力が加わらないあるがままの姿であること。⇒自然法爾 ほうにほうねん 法爾法然 名詞 少しも人為的な力が加わらないあるがままの姿であること。⇒自然法爾 ほうねんまんさく 豊年満作 名詞 農作物が豊かにみのり、収穫の多いこと。 ほうはつこうめん 蓬髪垢面 名詞 身だしなみが悪く、むさくるしいさま。⇒蓬頭垢面 ほうばなんざん 放馬南山 名詞 戦いが終わり平和になるたとえ。⇒帰馬放牛 ぼうびこうはつ 尨眉皓髪 名詞 白毛がまじったまゆと白い髪。老人のこと。 ぼうふうどとう 暴風怒濤 名詞 物事がひどく乱れていること。⇒狂瀾怒濤 ほうふくぜっとう 捧腹絶倒 名詞 腹をかかえて大笑いすること。 ほうふくぜっとう 抱腹絶倒 名詞 腹をかかえて大笑いすること。⇒捧腹絶倒 ほうふくたいしょう 捧腹大笑 名詞 腹をかかえて大笑いすること。⇒捧腹絶倒 ぼうぶんせいぎ 望文生義 名詞 文字の意味をあまり考えず、見当で勝手に解釈すること。 ぼうぶんもんせつ 望聞問切 名詞 医者の診察で重要な四つの方法。「望」は目で察し、「聞」は耳で聴いて診察し、「問」は言葉で問いただし、「切」は指でさすって診察すること。 ほうへきじゃし 放辟邪侈 名詞 わがまま勝手な悪い行為のこと。 ほうぼうすいか 蜂房水渦 名詞 家屋が蜂の巣のように密集しているさま。 ぼうぼうろくろく 忙忙碌碌 名詞 非常に忙しいさま。⇒汲汲忙忙 ほうまつむげん 泡沫夢幻 名詞 人生のはかないことのたとえ。 ほうまんはんし 報本反始 名詞 天地や祖先の恩に感謝し報いること。 ほうもくさいせい 蜂目豺声 名詞 凶悪で冷酷な人のこと。 ぼうゆうのもの 忘憂之物 名詞 酒の異称。⇒清聖濁賢 ほうゆうらんかい 鳳友鸞諧 名詞 男女間の情事、交接のたとえ。⇒鳳友鸞交 ほうゆうらんこう 鳳友鸞交 名詞 男女間の情事、交接のたとえ。 ぼうようのたん 亡羊之嘆 名詞 方針が多すぎて選択に迷うたとえ。⇒多岐亡羊 ぼうようほろう 亡羊補牢 名詞 失敗したあとで改めることのたとえ。 ほうらいじゃくすい 蓬莱弱水 名詞 遠くはるかにへだたっていること。 ぼうりとうかん 忙裡偸閑 名詞 忙しい仕事の合い間にも、ほっと一息つくひまがあること。⇒忙中有閑 ほうりょうくほ 方領矩歩 名詞 儒者の身なりや態度のたとえ。 ぼうれいしき 暴戻恣睢 名詞 横暴で残忍な人物の形容。 ぼうんしゅんじゅ 暮雲春樹 名詞 遠くの友を切になつかしむ情。 ぼえんだんちょう 母猿断腸 名詞 腸がちぎれるような激しい悲しみや苦しみのこと。 ほかくはくちゅう 保革伯仲 名詞 保守政党と革新政党の議員数がほぼ同じ状態。 ほくえんてきそ 北轅適楚 名詞 志と行動とが相反するたとえ。 ぼくさくめいり 撲朔謎離 名詞 男か女か分からないこと。 ぼくしきゅうし 墨子泣糸 名詞 人は習慣や他人の影響などによって善にも悪にもなるたとえ。 ぼくしけんあい 墨子兼愛 名詞 墨子は儒家の差別愛に対して博愛平等を主張したこと。 ぼくしはくそう 墨子薄葬 名詞 墨子は盛大な儀式を主張する儒家に対して質素な葬儀を唱えたこと。 ぼくしひし 墨子悲糸 名詞 人は習慣や他人の影響などによって善にも悪にもなるたとえ。⇒墨子泣糸 ぼくしひせん 墨子悲染 名詞 人は習慣や他人の影響などによって善にも悪にもなるたとえ。⇒墨子泣糸 ぼくしゅせいき 墨守成規 名詞 古くからあるやり方を固く守って、変え改めようとしないこと。 ぼくじょうのおん 濮上之音 名詞 淫乱な音楽のこと。また、国を滅亡にみちびく亡国の音楽のこと。⇒桑間濮上 ほくそうのさんゆう 北窓三友 名詞 琴と詩と酒のこと。 ぼくてきのまもり 墨翟之守 名詞 自分の説などを堅く守って改めないこと。 ほくてつなんえん 北轍南轅 名詞 志と行動が相反するたとえ。 ほくとしちせい 北斗七星 名詞 天の北極に、ひしゃくの形につらなっている大熊座の七つの星のこと。 ぼくめいじゅこう 墨名儒行 名詞 表面は墨者と称しながら、実際には孔子の教えに合った行いをすること。 ほしゃしんし 輔車脣歯 名詞 お互いに助けあう密接な関係。 ほしゃしんし 輔車唇歯 名詞 お互いに助けあう密接な関係。⇒輔車脣歯 ほしゃそうい 輔車相依 名詞 お互いに助けあう密接な関係。⇒輔車脣歯 ぼしょくそうぜん 暮色蒼然 名詞 夕暮れどきのあたりが薄暗くなっている様子。 ほたいじえい 保泰持盈 名詞 満ち足りて安らかな状態を長く保つこと。⇒持盈保泰 ほっけざんまい 法華三昧 名詞 一心不乱に法華経を極めること。 ぼっこんりんり 墨痕淋漓 名詞 墨で表現したものが生き生きしているさま。墨の跡がみずみずしいさま。 ほつぼだいしん 発菩提心 名詞 仏門に入って僧になろうと思うこと。また、悟りを開こうという気持ちをもつこと。 ほふうそくえい 捕風捉影 名詞 雲をつかむようなとりとめなくあてにならないたとえ。⇒繫風捕影 ほふくしっこう 匍匐膝行 名詞 膝を床につき、すり足で前に移動すること。 ほふくぜんしん 匍匐前進 名詞 膝を床につき、すり足で前に移動すること。⇒匍匐膝行 ほりゅうのし 蒲柳之姿 名詞 若いときから体質が虚弱なこと。⇒蒲柳之質 ほりゅうのしつ 蒲柳之質 名詞 若いときから体質が虚弱なこと。 ほんいくのゆう 賁育之勇 名詞 非常に気力が盛んで強いこと。 ほんいつぜつじん 奔逸絶塵 名詞 非常にはやく走ること。 ほんいつぜつじん 奔佚絶塵 名詞 非常にはやく走ること。⇒奔逸絶塵 ほんうんふくう 翻雲覆雨 名詞 世の人の態度や人情がうつろいやすいことのたとえ。⇒雲翻雨覆 ぼんしょういちにょ 凡聖一如 名詞 人には凡人と聖者の別はあるが本性は平等であること。 ぼんしょうふに 凡聖不二 名詞 人には凡人と聖者の別はあるが本性は平等であること。⇒凡聖一如 ほんぜんたいご 翻然大悟 名詞 心にわだかまりがなく、至高の境地で真理を悟ること。⇒廓然大悟 ほんちすいじゃく 本地垂迹 名詞 仏や菩薩が人々を救う一つの手段として、神の姿を借りて現れること。 ほんなんしゅほく 奔南狩北 名詞 天子が難を避けて、南北にのがれること。 ぼんのうぼだい 煩悩菩提 名詞 煩悩は悟りの縁であること。 ほんぽうふき 奔放不羈 名詞 なにものにもとらわれることなく、自分の思うままに振る舞うこと。 ほんまつてんとう 本末転倒 名詞 物事の大事なこととそうでないことを逆にすること。 ほんまつてんとう 本末顚倒 名詞 物事の大事なこととそうでないことを逆にすること。⇒本末転倒 ほんらいのめんもく 本来面目 名詞 人の手を加えないありのままの本性のこと。 ほんりょうあんど 本領安堵 名詞 鎌倉・室町時代、幕府や大名がその支配下にある者に対して、ある特定の領地が間違いなくその者の領地であることを承認し証明の書面を出すこと。 まいちもんじ 真一文字 名詞 まっすぐなこと。一直線であること。 まかしかん 摩訶止観 名詞 人格を完成した究極の境地をいう。⇒円頓止観 まけんせっしょう 摩肩接踵 名詞 大勢の人があとからあとへと続くこと。⇒比肩随踵 まこそうよう 麻姑掻痒 名詞 物事が思いのままになること。また、行きとどくこと。 ませんてっけん 磨穿鉄硯 名詞 猛烈に勉強すること。 またぐらこうやく 股座膏薬 名詞 定見がなく、その時の都合であっちについたり、こっちについたりすること。⇒内股膏薬 まちゅうのよもぎ 麻中之蓬 名詞 よい環境の中では悪しきものも正されるというたとえ。 まちょうほうしょう 摩頂放踵 名詞 自分の身を犠牲にして、他人のために尽くすこと。 まっぽうまっせ 末法末世 名詞 時代がくだり、道徳が衰え乱れた末の世のこと。 まつろきゅうと 末路窮途 名詞 追いつめられて苦境から逃れようもない状態。また、苦境におちいって困りはてること。⇒窮途末路 まろうしれい 磨礱砥礪 名詞 知らず知らずのうちに、物が減ってしまうたとえ。 まんげんいば 万言倚馬 名詞 すらすらと名文を書き上げる才能。⇒倚馬七紙 まんげんほうご 漫言放語 名詞 言いたい放題。 まんこうしゅんい 満腔春意 名詞 全身になごやかな気分が満ちていること。 まんごうまつだい 万劫末代 名詞 遠い後の世。 まんじょういっち 満場一致 名詞 その場にいる全員の意見や考えが一つにまとまること。⇔甲論乙駁 まんしんしょうい 満身傷痍 名詞 精神的にひどく痛めつけられていること。また、さまざまな病気で苦しんでいること。⇒満身創痍 まんしんそうい 満身創痍 名詞 精神的にひどく痛めつけられていること。また、さまざまな病気で苦しんでいること。 まんもくがいさい 万目睚眥 名詞 たくさんの人ににらまれること。 まんもくこうりょう 満目荒涼 名詞 見渡すかぎり荒れはてているさま。 まんもくこうりょう 満目荒寥 名詞 見渡すかぎり荒れはてているさま。⇒満目荒涼 まんもくしょうじょう 満目蕭条 名詞 見渡すかぎりもの寂しいさま。 まんもくしょうぜん 満目蕭然 名詞 見渡すかぎりもの寂しいさま。⇒満目蕭条 まんりこうし 曼理皓歯 名詞 美人のこと。 みつうんふう 密雲不雨 名詞 前兆があるのに、まだ事が起こらないこと。また、恩恵が下に行きわたらないこと。 みっかてんか 三日天下 名詞 権力の座にあることがきわめて短期間であること。 みっかはっと 三日法度 名詞 命令や法令がすぐに変わって定まらないこと。⇒朝令暮改 みっかぼうず 三日坊主 名詞 何をしても飽きっぽくて長続きしないこと。 みつきていきん 三月庭訓 名詞 何をしても飽きっぽくて長続きしないこと。⇒三日坊主 みょうけいきさく 妙計奇策 名詞 人の意表をついた奇抜ですぐれたはかりごと。 みょうじごめん 名字御免 名詞 江戸時代、平民が家柄や功労によって姓を名のることを許されたこと。⇒名字帯刀 みょうじたいとう 名字帯刀 名詞 江戸時代、平民が家柄や功労によって姓を名のり、刀をさすことを許されたこと。 みょうじたいとう 苗氏帯刀 名詞 江戸時代、平民が家柄や功労によって姓を名のり、刀をさすことを許されたこと。⇒名字帯刀 みょうじたいとう 苗字帯刀 名詞 江戸時代、平民が家柄や功労によって姓を名のり、刀をさすことを許されたこと。⇒名字帯刀 みょうせんじしょう 名詮自性 名詞 名はそのものの本質を表すということ。 みょうせんじしょう 名詮自称 名詞 名はそのものの本質を表すということ。⇒名詮自性 みょうほういちじょう 妙法一乗 名詞 法華経の教え。 みょうもんりよう 名聞利養 名詞 名誉と財欲に執着すること。 みらいえいきゅう 未来永久 名詞 これから先はるかに長く。⇒未来永劫 みらいえいごう 未来永劫 名詞 これから先はるかに長く。 むいしぜん 無為自然 名詞 何もしないであるがままにまかせる。 むいとしょく 無為徒食 名詞 何もしないで、ただぶらぶらと日を過ごすこと。 むいむかん 無位無冠 名詞 位のないこと。 むいむかん 無位無官 名詞 位階も官職もないこと。 むいむさく 無為無策 名詞 なんの対策もないまま、腕をこまねいて見ていること。 むいむち 無為無知 名詞 何もしないし、何も知らない。⇒無為無能 むいむのう 無為無能 名詞 何もしないし、何もできない。 むえいむそう 無影無踪 名詞 行方のしれないこと。 むえんこりつ 無援孤立 名詞 ひとりぼっちで頼るものがないこと。⇒孤立無援 むがくむのう 無学無能 名詞 何も知らないし、何もできない。⇒無為無能 むがくもんもう 無学文盲 名詞 学問がなく、字も読めないこと。 むかのきょう 无何之郷 名詞 何もなく、果てしなく広い所。 むがむちゅう 無我夢中 名詞 あることに没頭して自分を忘れること。また、何かに熱中するあまり、他のことを気にかけないこと。 むけいこうとう 無稽荒唐 名詞 言説に根拠がなく、現実性に欠けること。でたらめ。⇒荒唐無稽 むげいたいしょく 無芸大食 名詞 これといった特技や才能もなく、ただ人並み以上に食べるだけのこと。 むけいのげん 無稽之言 名詞 根拠のないでたらめな話。⇒無稽之談 むけいのだん 無稽之談 名詞 根拠のないでたらめな話。 むげいむのう 無芸無能 名詞 何の芸も持たないし、何もできない。⇒無為無能 むげじざい 無礙自在 名詞 行動や思考がものにとらわれずのびのびしていること。⇒融通無礙 むけんじごく 無間地獄 名詞 仏教でいう八大地獄の一つ。 むげんほうよう 夢幻泡影 名詞 人生がはかないことのたとえ。 むこくのたみ 無告之民 名詞 訴える術をもたない無力な人びと。 むこのたみ 無辜之民 名詞 罪なき人びと。 むこんむてい 無根無蔕 名詞 よりどころがまったくないこと。 むざいがき 無財餓鬼 名詞 財物のない餓鬼。きわめて貧しくて食物を食おうとしてもそれができない餓鬼。⇔有財餓鬼 むざんむき 無慙無愧 名詞 まったく恥じることなく悪いことを平気で行うこと。 むしむじゅう 無始無終 名詞 始めもなく終わりもないこと。 むしむへん 無私無偏 名詞 私心がなく公平なこと。 むじゅんどうちゃく 矛盾撞着 名詞 前後がくいちがって論理があわないこと。 むじょうじんそく 無常迅速 名詞 人の世は移り変わりが速く、はかないものであるということ。 むせいむしゅう 無声無臭 名詞 誰にも知られず、まったく目立たないこと。事の影響がないこと。 むだほうべん 無駄方便 名詞 一見するとなんの役にも立たないように見えるものも、なんらかの役に立っている場合があるということ。 むちこうがん 無恥厚顔 名詞 あつかましくて、恥知らずなさま。⇒厚顔無恥 むちていのう 無知低能 名詞 知恵がなく、物事の道理がわからないこと。⇒無知蒙昧 むちむがく 無知無学 名詞 知恵がなく、物事の道理がわからないこと。⇒無知蒙昧 むちむのう 無知無能 名詞 知恵がなく、物事の道理がわからないこと。⇒無知蒙昧 むちもうまい 無知蒙昧 名詞 知恵がなく、物事の道理がわからないこと。 むちもうまい 無智蒙昧 名詞 知恵がなく、物事の道理がわからないこと。⇒無知蒙昧 むちゃくちゃ 無茶苦茶 名詞 筋道が立たないこと。 むにむさん 無二無三 名詞 ただ一つであること。転じて、ひたすら、一心不乱なさま。 むねんむそう 無念無想 名詞 無我の境地に入り、何も考えないこと。 むびょうしんぎん 無病呻吟 名詞 大したことはないのに大げさに騒ぎたてること。 むびょうそくさい 無病息災 名詞 病気をしないで健康であること。 むびんふうかん 霧鬢風鬟 名詞 美しい髪のたとえ。 むへんむげ 無辺無礙 名詞 広大で限りがなく自由で煩悩のさまたげがない。 むへんむとう 無偏無党 名詞 かたよることなく公平中立の立場に立つこと。⇒不偏不党 むほうてんい 無縫天衣 名詞 飾りけがなく自然であること。⇒天衣無縫 むぼうのふく 無妄之福 名詞 思いがけない幸運。 むぼうのふく 毋望之福 名詞 思いがけない幸運。⇒無妄之福 むぼうのふく 毋妄之福 名詞 思いがけない幸運。⇒無妄之福 むぼうのわざわい 毋望之禍 名詞 思いがけないわざわい。 むぼうのわざわい 無望之禍 名詞 思いがけないわざわい。⇒毋望之禍 むぼうのわざわい 無妄之禍 名詞 思いがけないわざわい。⇒毋望之禍 むみかんそう 無味乾燥 名詞 内容がなく、味わいやおもしろみがないこと。 むみょうじょうや 無明長夜 名詞 衆生が煩悩にとらわれ悟りを得られないこと。 むようのよう 無用之用 名詞 一見役に立たないと見えるものが、かえって役に立つ。 むよくてんたん 無欲恬淡 名詞 あっさりしていて欲がなく、物にこだわらないこと。 むよくてんたん 無欲恬憺 名詞 あっさりしていて欲がなく、物にこだわらないこと。⇒無欲恬淡 むよくてんたん 無欲恬澹 名詞 あっさりしていて欲がなく、物にこだわらないこと。⇒無欲恬淡 むよねはん 無余涅槃 名詞 肉体など形の制約から解放された悟りの境地。 むりおうじょう 無理往生 名詞 むりやり押しつけて従わせること。 むりさんだん 無理算段 名詞 苦しいやりくりをして、物事や金銭の都合をつけること。 むりなんだい 無理難題 名詞 理屈に合わない無理な注文。実現がとうてい不可能な要求。 むりむたい 無理無体 名詞 相手のことなど考えず、むりやり強制すること。 むりょうむへん 無量無辺 名詞 限りなく広大なこと。 めいがんふれい 冥頑不霊 名詞 頑固で道理に暗く、頭の働きが鈍いこと。 めいがんふれい 迷頑不霊 名詞 頑固で道理に暗く、頭の働きが鈍いこと。⇒冥頑不霊 めいきょうしすい 明鏡止水 名詞 邪念がなくすっきりと澄みきった心境。 めいきるこつ 銘肌鏤骨 名詞 心に深くきざみこんで忘れないこと。 めいげつのたま 明月之珠 名詞 暗闇でもみずから光を放って照らすという宝玉。 めいごいちにょ 迷悟一如 名詞 仏教で、迷いというも、悟りというも、たどりつくところは一つであるということ。 めいこうてきしょく 冥行擿埴 名詞 学問をするのに、その方法を知らないことのたとえ。 めいさつしゅうごう 明察秋毫 名詞 眼力の鋭いこと。 めいじついったい 名実一体 名詞 名称と実質、評判と実際とが一致していること。 めいじつそうおう 名実相応 名詞 名はそのものの本質を表すということ。⇒名詮自性 めいしゃふもん 迷者不問 名詞 わからないことがあったら積極的に人に尋ねるべきだということ。 めいしゅあんとう 明珠暗投 名詞 どんなに貴重なものも、人に贈るときに礼儀を失すれば、かえって恨みを招くたとえ。 めいしょきゅうせき 名所旧跡 名詞 景色が優れていることで名高い所や歴史的に名高い所。 めいしんたんとう 盟神探湯 名詞 わが国の古代、真偽正邪を裁くのに神に誓って手で熱湯を探らせたこと。神に誓って湯を探ると正しい者はただれず、邪な者はただれるとしたもの。 めいしんるこつ 銘心鏤骨 名詞 心に深くきざみこんで忘れないこと。⇒銘肌鏤骨 めいせいかくかく 名声赫赫 名詞 よい評判が盛んにあがること。 めいせいかじつ 名声過実 名詞 実際よりも評判のほうが高いこと。 めいせいさくさく 名声嘖嘖 名詞 評判がよく、人々からほめそやされるさま。⇒好評嘖嘖 めいせいじつげつ 名声日月 名詞 よい評判が盛んにあがること。⇒名声赫赫 めいせいのえい 命世之英 名詞 世にすぐれた才能。⇒命世之才 めいせいのさい 命世之才 名詞 世にすぐれた才能。 めいせんけっき 鳴蟬潔飢 名詞 高潔の士はどのようなときにも節操を変えないたとえ。 めいそうじょうき 明窓浄几 名詞 清潔で快適に勉強できる書斎。 めいそうじょうき 明窓浄机 名詞 清潔で快適に勉強できる書斎。⇒明窓浄几 めいそんじつぼう 名存実亡 名詞 名前だけが残って実質が失われること。 めいてつぼうしん 明哲防身 名詞 聡明で事理にくわしい人は危険を避けて身の安全を保つこと。また、賢く世に処して自分の地位を守ること。⇒明哲保身 めいてつほしん 明哲保身 名詞 聡明で事理にくわしい人は危険を避けて身の安全を保つこと。また、賢く世に処して自分の地位を守ること。 めいぼうこうし 明眸皓歯 名詞 美人のたとえ。 めいめいかくかく 明明赫赫 名詞 明らかに光りかがやくさま。 めいめいのこころざし 冥冥之志 名詞 人知れず努力してつとめ励むこと。また、人知れず心の中に期すること。 めいめいはくはく 明明白白 名詞 はっきりとして疑う余地がないこと。 めいよかいふく 名誉回復 名詞 失敗して落ちた信用や名声をその後の行いでとりもどすこと。⇒名誉挽回 めいよばんかい 名誉挽回 名詞 失敗して落ちた信用や名声をその後の行いでとりもどすこと。 めいろうかいかつ 明朗快活 名詞 明るくほがらかで、小さなことにこだわらないこと。⇒明朗闊達 めいろうかったつ 明朗闊達 名詞 明るくほがらかで、小さなことにこだわらないこと。 めいろうかったつ 明朗豁達 名詞 明るくほがらかで、小さなことにこだわらないこと。⇒明朗闊達 めいろんたくせつ 名論卓説 名詞 見識の高いすぐれた説論。 めいわくしごく 迷惑至極 名詞 たいへん迷惑なこと。⇒迷惑千万 めいわくせんばん 迷惑千万 名詞 たいへん迷惑なこと。 めちゃくちゃ 滅茶苦茶 名詞 筋道が立たないこと。⇒無茶苦茶 めっしほうこう 滅私奉公 名詞 自分の利益や欲望を捨てて、公のために尽くすこと。 めんきょかいでん 免許皆伝 名詞 極意を伝授すること。 めんこうふはい 面向不背 名詞 どこから見ても、整っていて美しいこと。また、どこから見ても同じであること。 めんしえんしゃ 麪市塩車 名詞 雪の積もる形容。 めんじゅうこうげん 面従後言 名詞 面と向かってはこびへつらって従い、裏にまわっては悪口を言うこと。 めんじゅうはいき 面従背毀 名詞 面と向かってはこびへつらって従い、裏にまわっては悪口を言うこと。⇒面従後言 めんじゅうふくはい 面従腹背 名詞 表面だけ服従するふりをして内心は反抗していること。 めんじゅうふくひ 面従腹誹 名詞 表面だけ服従するふりをして内心は反抗していること。⇒面従腹背 めんせつていそう 面折廷諍 名詞 面と向かって臆することなく争論すること。 めんせつていそう 面折廷争 名詞 面と向かって臆することなく争論すること。⇒面折廷諍 めんちょうぎゅうひ 面張牛皮 名詞 つらの皮の厚いこと。 めんぺきくねん 面壁九年 名詞 長年わきめもふらず勉学すること。 めんもくいっしん 面目一新 名詞 今までとは違う高い評価を得ること。また、今までとは外見や内容がすっかり変わること。 めんもくやくじょ 面目躍如 名詞 世間の評価にふさわしい活躍をして、いきいきとしていること。また、世間に対して顔が立つこと。 めんりのはり 綿裏之針 名詞 表面は柔和で当たりがよいが、ひそかに悪意を抱いていること。⇒綿裏包針 めんりほうしん 綿裏包針 名詞 表面は柔和で当たりがよいが、ひそかに悪意を抱いていること。 もうがだそく 妄画蛇足 名詞 無用なものをつけ足すこと。⇒画蛇添足 もうきふぼく 盲亀浮木 名詞 出会うことがきわめて難しいこと。 もうきょくのおん 罔極之恩 名詞 父母の恩。 もうげんたしゃ 妄言多謝 名詞 いいかげんな言葉を並べたことを深くおわびしますの意。手紙文などの末尾に置く語。 もうこうきょあん 孟光挙案 名詞 夫婦の間に礼儀がいきとどいていること。⇒挙案斉眉 もうこつしょうぜん 毛骨悚然 名詞 ひどく恐れおののくさま。 もうこつしょうぜん 毛骨竦然 名詞 ひどく恐れおののくさま。⇒毛骨悚然 もうこふくそう 猛虎伏草 名詞 才能を持ちながら機会がなくて実力を発揮できない者のこと。また、将来が有望な若者のたとえ。⇒伏竜鳳雛 もうぞうのなわ 妄想之縄 名詞 仏教で、限りなく身を苦しめる迷い。 もうたんむけい 妄誕無稽 名詞 言説に根拠がなく、現実性に欠けること。でたらめ。⇒荒唐無稽 もうちゅうしゅくき 孟仲叔季 名詞 兄弟姉妹の長幼の順。長子・次子・三子・四子の称。 もうひょうたざい 妄評多罪 名詞 見当はずれの批評を深くわびること。他人の文章への批評のあとに書く謙称。 もうぼさんきょ 孟母三居 名詞 子供の教育には環境が大切であるというたとえ。⇒孟母三遷 もうぼさんせん 孟母三遷 名詞 子供の教育には環境が大切であるというたとえ。 もうぼだんき 孟母断機 名詞 学問は中途で放棄してしまってはなんにもならないという教え。⇒断機之戒 もうろうもこ 朦朧模糊 名詞 はっきりとしないさま。あやふや・不明瞭。⇒曖昧模糊 もくしきし 目指気使 名詞 言葉を出さず、目くばせや顔つきだけで、目下の者をこき使うこと。 もくしょくじし 目食耳視 名詞 外見にとらわれ、衣食の本源を忘れてぜいたくに流れること。 もくちょうしんしょう 目挑心招 名詞 遊女が流し目で客を誘うさま。 もくよくさいかい 沐浴斎戒 名詞 神仏にお祈りする前に、飲食や行動を慎み身を洗い清めること。⇒斎戒沐浴 もくよくじょこん 沐浴抒溷 名詞 髪やからだを洗い清めて、けがれをとり除くこと。 もずかんじょう 百舌勘定 名詞 うまいことを言って自分だけが得をするような勘定のしかた。 もつがいったい 物我一体 名詞 仏教で、他の物(者)と自己が一つになり、他もなく我もない境地。 もろはのつるぎ 両刃之剣 名詞 利便なものも扱い方によってはたいへんな危険をもたらすたとえ。 もんがいふしゅつ 門外不出 名詞 秘蔵して、人に見せたり持ち出したりしないこと。 もんぎゅうちば 問牛知馬 名詞 相手の隠している心情を、巧みに誘導して聞き出すこと。 もんこうてんあい 門巷填隘 名詞 人が多く集まりくる形容。 もんこうてんしゅう 門巷填集 名詞 人が多く集まりくる形容。⇒門巷填隘 もんこかいほう 門戸開放 名詞 制限を廃し、自由にすること。 もんじゅのちえ 文殊知恵 名詞 すぐれたよい知恵。 もんぜつびゃくじ 悶絶躄地 名詞 転げまわって悶え苦しむこと。 もんぜんじゃくら 門前雀羅 名詞 訪れる人もなくさびれ果てたさま。 もんぜんせいし 門前成市 名詞 人が多く集まることのたとえ。 もんていけいちょう 問鼎軽重 名詞 その人の権威・実力を疑うこと。 もんどうむえき 問答無益 名詞 話し合ってもなんのたしにもならないということ。話を打ち切るときに用いる。 もんどうむよう 問答無用 名詞 問い答えをする必要がない。 もんりゅうじんか 問柳尋花 名詞 春に柳や花をめでること。 やうたいしょう 夜雨対牀 名詞 兄弟や友人の間柄がたいへん親密なたとえ。 やきんようやく 冶金踊躍 名詞 自分が置かれている立場に安んじることができないたとえ。 やくせきむこう 薬石無効 名詞 薬や医者の治療もききめがないこと。 やくほうさんしょう 約法三章 名詞 簡単な法やとり決めを作って民衆と約束すること。 やこうのへき 夜光之璧 名詞 暗闇でもみずから光を放って照らすという宝玉。⇒明月之珠 やこうひしゅう 夜行被繡 名詞 功名をあげ、また出世しても故郷に錦を飾らなければ誰も知るものがないたとえ。⇒衣繡夜行 やせんこうじょう 野戦攻城 名詞 野原や平地で戦い、城を攻めること。 やたのかがみ 八咫之鏡 名詞 三種の神器の一。 やまがらりこん 山雀利根 名詞 広く世の中を知ることをせず、自分の知っていることだけにこだわることのたとえ。 やろうじだい 夜郎自大 名詞 自分の力量も知らず、偉そうな顔をしていばるたとえ。 ゆいいつふじ 唯一不二 名詞 ただそれ一つきりで、他に同じものはないこと。⇒唯一無二 ゆいいつむに 唯一無二 名詞 ただそれ一つきりで、他に同じものはないこと。 ゆいがどくそん 唯我独尊 名詞 自分だけがすぐれているとうぬぼれること。 ゆいびしゅぎ 唯美主義 名詞 人生の目的を理性より美におき、官能・感覚を重視する芸術上の態度。⇒耽美主義 ゆいまいちもく 維摩一黙 名詞 多弁より沈黙がまさっていることのたとえ。 ゆうあくたんしつ 黝堊丹漆 名詞 建物が古いしきたりにかなって作られていることをいう。 ゆううんきょうりょう 游雲驚竜 名詞 空にながれ行く雲と空翔ける竜。能書(すぐれた筆跡)の形容。 ゆううんていう 尤雲殢雨 名詞 男女の情交のこと。 ゆうおうまいしん 勇往邁進 名詞 目的をめざしまっしぐらに突き進むこと。 ゆうおうもうしん 勇往猛進 名詞 目的をめざしまっしぐらに突き進むこと。⇒勇往邁進 ゆうきぼつぼつ 勇気勃勃 名詞 雄々しい勇気がふつふつと湧いてくること。⇒雄心勃勃 ゆうきゃくようしゅん 有脚陽春 名詞 行く先々で恩徳を施す人。 ゆうきりんりん 勇気凛凛 名詞 ものに恐れず勇ましいさま。 ゆうけいせいらん 雄鶏生卵 名詞 物事の見込みがないこと。⇒鉄樹開花 ゆうけんぐんばい 邑犬群吠 名詞 つまらない者どうしが集まって、あれこれ騒ぎたてること。 ゆうけんさせき 右賢左戚 名詞 親戚の者を低い地位(左)におき、賢者を高い地位(右)におくこと。⇒左戚右賢 ゆうげんじっこう 有言実行 名詞 言ったことはかならず実行すること。 ゆうこうむこう 有厚無厚 名詞 ほんとうに厚いものは厚薄をいうことができないから厚さがないのとかわらない。 ゆうざいたいりゃく 雄材大略 名詞 すぐれて大きい才能とはかりごと。 ゆうざのき 宥坐之器 名詞 座右において戒めとする道具。 ゆうしゃふく 勇者不懼 名詞 勇気のある者は恐れないこと。⇒仁者不憂 ゆうしゅうあんこん 幽愁暗恨 名詞 深く人知れないうれいと恨み。 ゆうしゅうあんこん 幽愁闇恨 名詞 深く人知れないうれいと恨み。⇒幽愁暗恨 ゆうじゅうかだん 優柔寡断 名詞 いつまでもぐずぐずして物事の決断ができないこと。⇒優柔不断 ゆうしゅうかんび 有終完美 名詞 終わりを全うすること。⇒有終之美 ゆうしゅうのび 有終之美 名詞 終わりを全うすること。 ゆうじゅうふだん 優柔不断 名詞 いつまでもぐずぐずして物事の決断ができないこと。 ゆうしょうれっぱい 優勝劣敗 名詞 まさっている者が勝ち、劣っている者が負けること。 ゆうしんぼつぼつ 雄心勃勃 名詞 雄々しい勇気がふつふつと湧いてくること。 ゆうずうじざい 融通自在 名詞 行動や思考がものにとらわれずのびのびしていること。⇒融通無礙 ゆうずうむげ 融通無礙 名詞 行動や思考がものにとらわれずのびのびしていること。 ゆうせいむし 遊生夢死 名詞 何をなすこともなく、ぼんやりと生涯を過ごすこと。⇒酔生夢死 ゆうぜんじとく 悠然自得 名詞 ゆったりとした気持ちでのんびり過ごすこと。⇒悠悠自適 ゆうそくこじつ 有職故実 名詞 朝廷や武家の古来の法令や儀式・風俗・習慣のこと。 ゆうだいごうそう 雄大豪壮 名詞 雄々しく大きくて盛んで立派なこと。 ゆうとうざんまい 遊蕩三昧 名詞 仏の境地に遊んで何ものにもとらわれないこと。また、遊びたわむれふけること。⇒遊戯三昧 ゆうびむかん 有備無患 名詞 ふだんから準備を整えておけば、万一の場合にも心配がないということ。 ゆうぶんさぶ 右文左武 名詞 文武両道を兼ね備えること。 ゆうめいぼうじつ 有名亡実 名詞 名ばかり立派で実質がそれに伴わないこと。⇒有名無実 ゆうめいむじつ 有名無実 名詞 名ばかり立派で実質がそれに伴わないこと。 ゆうもういかん 優孟衣冠 名詞 他人のまねをする人、演技をする人のたとえ。また外形だけは似ていて実質の伴わないもののたとえ。 ゆうもうかかん 勇猛果敢 名詞 勇ましくて強く、決断力に富むこと。 ゆうもうしょうじん 勇猛精進 名詞 積極的に物事を行うこと。 ゆうゆうかんえい 優游涵泳 名詞 ゆったりとした気持ちで学問や技芸の深い境地を味わう。 ゆうゆうかんかん 悠悠閑閑 名詞 ゆったりして急がないさま。 ゆうゆうかんかん 優優閑閑 名詞 ゆったりして急がないさま。⇒悠悠閑閑 ゆうゆうかんかん 悠悠緩緩 名詞 ゆったりして急がないさま。⇒悠悠閑閑 ゆうゆうじてき 悠悠自適 名詞 ゆったりとした気持ちでのんびり過ごすこと。 ゆうゆうじてき 優遊自適 名詞 ゆったりとした気持ちでのんびり過ごすこと。⇒悠悠自適 ゆうゆうじてき 優游自適 名詞 ゆったりとした気持ちでのんびり過ごすこと。⇒悠悠自適 ゆうゆうじとく 悠悠自得 名詞 ゆったりとした気持ちでのんびり過ごすこと。⇒悠悠自適 ゆうゆうふだん 優游不断 名詞 いつまでもぐずぐずして物事の決断ができないこと。⇒優柔不断 ゆげざんまい 遊戯三昧 名詞 仏の境地に遊んで何ものにもとらわれないこと。また、遊びたわむれふけること。 ゆだんきょうてき 油断強敵 名詞 注意を怠れば必ず失敗を招くから警戒せよという戒め。⇒油断大敵 ゆだんたいてき 油断大敵 名詞 注意を怠れば必ず失敗を招くから警戒せよという戒め。 よいんじょうじょう 余韻嫋嫋 名詞 音声が鳴りやんでもなお残るひびきが、細く長く続くさま。 よいんじょうじょう 余音嫋嫋 名詞 音声が鳴りやんでもなお残るひびきが、細く長く続くさま。⇒余韻嫋嫋 よういしゅうとう 用意周到 名詞 心づかいがゆきとどいて、準備に手ぬかりのないさま。 よういようぶ 揚威耀武 名詞 武力や威力をあげ示すこと。⇒耀武揚威 ようがいけんご 要害堅固 名詞 備えのかたいこと。 ようがいのち 要害之地 名詞 四方を山や川に囲まれて攻めにくく守りやすい要害の国をいう。⇒四塞之国 ようかいへんげ 妖怪変化 名詞 人間には理解できないふしぎな化け物。 ようかんきてん 用管窺天 名詞 視野や見識が狭いことのたとえ。 ようかんさんじょう 陽関三畳 名詞 別れを繰り返し惜しむこと。 ようきゅうすいちょう 羊裘垂釣 名詞 羊のかわごろもを着て釣り糸をたれる。隠者の姿をいう。 ようけんのさい 鷹犬之才 名詞 自分が手先に使って役に立つ才能の持ち主。 ようげんようこう 庸言庸行 名詞 ふだんの言行。 ようげんわくしゅう 妖言惑衆 名詞 あやしげなことを言いふらして多くの人を惑わせること。 ようこうしゃぞう 用行舎蔵 名詞 出処進退をわきまえていること。 ようこんろうどん 羊很狼貪 名詞 荒々しくて道理にそむき、また飽くことなく欲ばること。 ようしききゅう 楊子岐泣 名詞 人は習慣や他人の影響などによって善にも悪にもなるたとえ。⇒墨子泣糸 ようしたんれい 容姿端麗 名詞 姿かたちの美しいこと。 ようしつこひ 羊質虎皮 名詞 外見は立派だが中身がないこと。 ようしびたい 妖姿媚態 名詞 いかにもなまめかしく美しい姿。 ようしゃこうぞう 用舎行蔵 名詞 出処進退をわきまえていること。⇒用行舎蔵 ようしゅきゅうき 楊朱泣岐 名詞 人は習慣や心がけ次第で、善人にも悪人にもなるということ。⇒哭岐泣練 ようしょじし 傭書自資 名詞 文章を書いて生活の糧とすること。 ようしょばんかん 擁書万巻 名詞 蔵書が非常に多いことのたとえ。⇒汗牛充棟 ようしろうほ 鷹視狼歩 名詞 猛々しく貪欲で残忍な人物のたとえ。また、勇猛ですきを与えない豪傑のたとえ。 ようせいげきだく 揚清激濁 名詞 清潔なもの善なるものを押し上げ、汚濁のもの悪しきものを除去するたとえ。⇒激濁揚清 ようせいそうし 養生喪死 名詞 生きているものを十分に養い、死んだものを手厚く弔う。 ようせいそうし 養生送死 名詞 生きているものを十分に養い、死んだものを手厚く弔う。⇒養生喪死 ようちゅうのこうこう 庸中佼佼 名詞 平凡な者の中でややすぐれた者の意。 ようちゅうのこうこう 傭中佼佼 名詞 平凡な者の中でややすぐれた者の意。⇒庸中佼佼 ようちょうしょうけい 羊腸小径 名詞 羊のはらわたのように曲がりくねった山道や小道をいう。 ようとうくにく 羊頭狗肉 名詞 見せかけはりっぱでも実質が伴わないこと。 ようとうさいしょ 蠅頭細書 名詞 細かい文字のこと。 ようとうはいび 揺頭擺尾 名詞 人に気に入られるようにこびへつらうさま。 ようとうばほ 羊頭馬脯 名詞 見せかけはりっぱでも実質が伴わないこと。⇒羊頭狗肉 ようびとき 揚眉吐気 名詞 やるべき事を成し遂げて喜ぶさま。 ようぶようい 耀武揚威 名詞 武力や威力をあげ示すこと。 ようぶようい 揚武揚威 名詞 威厳に満ち溢れてりっぱなこと。気勢が大いに盛んなこと。⇒威風堂堂 ようぼうかいい 容貌魁偉 名詞 顔つきや体つきがたくましく堂堂としてりっぱなさま。 ようりんけいじゅ 瑶林瓊樹 名詞 人品が卑しくなく高潔で、人並みすぐれていること。 ようわいき 用和為貴 名詞 人と人とが仲よくすることが最もたいせつであるということ。 よくいめいしゅ 薏苡明珠 名詞 無実の嫌疑をかけられること。 よくふうく 翼覆嫗煦 名詞 翼で包み抱き温める。転じて、いつくしむこと、愛撫すること。 よくやせんり 沃野千里 名詞 土地のよく肥えた広々とした原。 よくやせんり 沃埜千里 名詞 土地のよく肥えた広々とした原。⇒沃野千里 よくようとんざ 抑揚頓挫 名詞 勢いが途中でくじけること。 よっきゅうふまん 欲求不満 名詞 何らかの原因によって欲求の満足を妨げられている状態、またはそれによって気がいらだち緊張が高まった状態。フラストレーション。⇔心満意足 よばふうち 輿馬風馳 名詞 非常に速いことのたとえ。 よめとおめ 夜目遠目 名詞 (女の人は)はっきり見定められないときのほうが美しく見えるということ。 よゆうしゃくしゃく 余裕綽綽 名詞 ゆったりと落ち着いてあせらないさま。 らいごうでんげき 雷轟電撃 名詞 勢いのきわめてはげしいことのたとえ。 らいごうでんてん 雷轟電転 名詞 町中の喧騒の激しいことのたとえ。 らいちんこうしつ 雷陳膠漆 名詞 友情が深く堅いこと。 らいていばんきん 雷霆万鈞 名詞 威勢がきわめて大きく防ぎとめることのできないたとえ。 らいとううんぽん 雷騰雲奔 名詞 一時もとどまらず過ぎ去っていくことのすみやかなたとえ。 らいどうふわ 雷同附和 名詞 自分の主義主張がなく、他人の言動に軽々しく同調すること。⇒附和雷同 らいらいせせ 来来世世 名詞 永久に続くことのたとえ。⇒永永無窮 らいらいらくらく 磊磊落落 名詞 心が広くて、小さなことにこだわらないさま。 らくえいひんぷん 落英繽紛 名詞 散る花びらが乱れ舞うさま。 らくかこうさい 楽禍幸災 名詞 他人の不幸を見てよろこぶこと。⇒幸災楽禍 らくがんちんぎょ 落雁沈魚 名詞 はなやかな美人の形容。⇒沈魚落雁 らくげつおくりょう 落月屋梁 名詞 友人を思う情が切なこと。 らくせいかせき 落穽下石 名詞 人の危機につけ込んでさらに痛めつけることをいう。 らくせいかせき 落井下石 名詞 人の危機につけ込んでさらに痛めつけることをいう。⇒落穽下石 らくひつてんよう 落筆点蠅 名詞 過ちをうまくとりつくろうこと。 らくようのしか 洛陽紙価 名詞 著書が世にもてはやされて、よく売れること。 らくらくしんせい 落落晨星 名詞 しだいに仲のよい友人がいなくなること。また、友人が年とともにだんだん死んでいなくなること。⇒晨星落落 らっかりゅうすい 落花流水 名詞 散る花と流れ去る水のことで、去りゆく春をいった語。転じて、人や物がおちぶれることのたとえ。また、男女の気持ちが互いに通じあうことのたとえ。 らっかろうぜき 落花狼藉 名詞 落ちた花びらなどが入り乱れ取り散らかっているさま。また、女性に乱暴を働くこと。 らりこっぱい 乱離骨灰 名詞 世の乱れに遭って、人々が離れ離れになること。⇒乱離拡散 らりこっぱい 乱離粉灰 名詞 世の乱れに遭って、人々が離れ離れになること。⇒乱離拡散 らんうじゅうすう 濫竽充数 名詞 無能の者が才能のあるよう見せかけること。また、実力もないのに、分以上の位にいること。 らんえいここう 嵐影湖光 名詞 山の青々とした気と湖面のかがやき。山水の風景の美しいことの形容。 らんがくしょうとう 爛額焦頭 名詞 根本を忘れ瑣末なことを重視すること。また、物事を非常に苦労してすること。⇒焦頭爛額 らんくんけいふく 蘭薫桂馥 名詞 蘭や桂が香りたつ。子孫が繁栄することのたとえ。⇒蘭桂騰芳 らんけいとうほう 蘭桂騰芳 名詞 蘭や桂が香りたつ。子孫が繁栄することのたとえ。 らんここうしん 覧古考新 名詞 古きをかえりみて、新しきを考え察すること。 らんさいぎょくせつ 蘭摧玉折 名詞 賢人や美人などの死をいう。 らんざつむしょう 乱雑無章 名詞 めちゃめちゃですじみちが立たないこと。 らんしょうほうしゅう 鸞翔鳳集 名詞 賢才が集まり来るたとえ。 らんしんぎゃくし 乱臣逆子 名詞 国を乱す悪臣と親に背く子供。⇒乱臣賊子 らんしんぞくし 乱臣賊子 名詞 国を乱す悪臣と親に背く子供。 らんていじゅんそう 蘭亭殉葬 名詞 書画や骨董、器物などを非常に愛好するたとえ。 らんでんしょうぎょく 藍田生玉 名詞 家柄のよい家から懸命な子弟の出るたとえ。 らんぼうろうぜき 乱暴狼藉 名詞 荒々しい振る舞いや無法な行為をすること。 らんりかくさん 乱離拡散 名詞 世の乱れに遭って、人々が離れ離れになること。 りがいとくしつ 利害得失 名詞 自分の利益になることとそうでないこと。 りがいとくそう 利害得喪 名詞 自分の利益になることとそうでないこと。⇒利害得失 りかかでん 李下瓜田 名詞 人に疑われるようなことはしないほうがよいというたとえ。 りかのかんむり 李下之冠 名詞 人に疑われるようなことはしないほうがよいというたとえ。⇒李下瓜田 りきせんふとう 力戦奮闘 名詞 力の限り努力すること。 りくげんりくへい 六言六蔽 名詞 人には六つの徳があるが、学問や教養を積まなければ六つの弊害を生むということ。 りくごういちわ 六合一和 名詞 天下が統一され、風俗や教化を同じくすること。⇒六合一和 りくごうどうふう 六合同風 名詞 天下が統一され、風俗や教化を同じくすること。 りくしょうじゅうぎく 六菖十菊 名詞 時期が過ぎて役に立たないことのたとえ。 りくせきのこ 六尺之孤 名詞 未成年の孤児。 りくとうさんりゃく 六韜三略 名詞 中国の有名な兵法書である『六韜』と『三略』のこと。 りくりょくいっしん 戮力一心 名詞 物事を一致協力して行うこと。⇒協心戮力 りくりょくきょうしん 戮力協心 名詞 物事を一致協力して行うこと。⇒協心戮力 りくりょくせいしん 戮力斉心 名詞 物事を一致協力して行うこと。⇒協心戮力 りくりょくどうしん 戮力同心 名詞 心を一つにして力を合わせ一致協力すること。⇒同心戮力 りぐんさっきょ 離群索居 名詞 同朋や友人、仲間と離れて一人でいること。 りごうしゅうさん 離合集散 名詞 離れたり集まったりすること。また、協力したり反目したりすること。 りこうせいけい 李広成蹊 名詞 徳がある人のもとにはだまっていても自然に人が集まってくるということ。⇒桃李成蹊 りそうけんぴょう 履霜堅氷 名詞 前兆を見て災難を避けよという戒め。⇒履霜之戒 りそうのいましめ 履霜之戒 名詞 前兆を見て災難を避けよという戒め。 りっしんしゅっせ 立身出世 名詞 社会的に高い地位につき、世に認められること。 りっしんようめい 立身揚名 名詞 社会的に高い地位につき、世に認められること。⇒立身出世 りっすいのち 立錐之地 名詞 とがった錐をやっと立てることができるほどのごく狭い土地。 りっすいのど 立錐之土 名詞 とがった錐をやっと立てることができるほどのごく狭い土地。⇒立錐之地 りどんせいれつ 利鈍斉列 名詞 賢者が愚者と同じ待遇を受けること。⇒牛驥同皁 りひきょくちょく 理非曲直 名詞 道理にかなったことと道理にかなわないこと。また、正しいことと間違っていること。 りゅうあんかめい 柳暗花明 名詞 春の野の美しい景色のこと。また、花柳界・遊里のこと。 りゅうかんりんり 流汗淋漓 名詞 汗が体中から流れ出て、したたり落ちること。 りゅうきんしゃくせき 流金鑠石 名詞 厳しい暑さのたとえ。 りゅうきんしょうど 流金焦土 名詞 厳しい暑さのたとえ。⇒流金鑠石 りゅうげんひご 流言蜚語 名詞 確かな根拠のないいいかげんなうわさ。 りゅうげんひご 流言飛語 名詞 確かな根拠のないいいかげんなうわさ。⇒流言蜚語 りゅうげんひぶん 流言飛文 名詞 確かな根拠のないいいかげんなうわさ。⇒流言蜚語 りゅうげんりゅうせつ 流言流説 名詞 確かな根拠のないいいかげんなうわさ。⇒流言蜚語 りゅうこうかがい 柳巷花街 名詞 遊里・色町のこと。 りゅうしょうきょくすい 流觴曲水 名詞 曲折した水の流れに杯を浮かべ、それが自分の前を流れ過ぎないうちに詩を作り、杯の酒を飲むという風雅な遊び。⇒曲水流觴 りゅうじょさいこう 柳絮才高 名詞 文才のある女性をいう。⇒詠雪之才 りゅうじょのさい 柳絮之才 名詞 文才のある女性をいう。⇒詠雪之才 りゅうすいこううん 流水行雲 名詞 物事に執着せず、自然のなりゆきに任せて行動すること。⇒行雲流水 りゅうすいこうざん 流水高山 名詞 すぐれて巧みな音楽のこと。また、妙なる演奏のこと。⇒高山流水 りゅうすいらっか 流水落花 名詞 散る花と流れ去る水のことで、去りゆく春をいった語。転じて、人や物がおちぶれることのたとえ。また、男女の気持ちが互いに通じあうことのたとえ。⇒落花流水 りゅうせいこうてい 流星光底 名詞 勢いよく振り下ろす刀の光を流星にたとえていう。 りゅうはくかがい 柳陌花街 名詞 遊里・色町のこと。⇒柳巷花街 りゅうびかめい 柳媚花明 名詞 春の野の美しい景色のこと。また、花柳界・遊里のこと。⇒柳暗花明 りゅうびとうじゅ 柳眉倒豎 名詞 女性が眉を逆立てて怒るさま。 りゅうほうこうせい 流芳後世 名詞 名声や良い評判を後世まで残すこと。⇔遺臭万戴 りゅうりゅうしんく 粒粒辛苦 名詞 こつこつと努力や苦労を重ねること。 りゅうりょくかこう 柳緑花紅 名詞 人の手を加えていない自然のままの美しさのこと。⇒花紅柳緑 りゅうりょくとうこう 柳緑桃紅 名詞 紅の桃の花と緑あざやかな柳におおわれた春景色の美しさのこと。⇒桃紅柳緑 りゅうれんこうぼう 流連荒亡 名詞 家にも帰らず酒食や遊興にふけって仕事をなまけること。 りょういきんかく 亮遺巾幗 名詞 めめしい考えや行為をはずかしめること。⇒巾幗之贈 りょううんいき 凌雲意気 名詞 俗世間を遠く超越したいと願う高尚なこころざし。⇒凌雲之志 りょううんのき 凌雲之気 名詞 俗世間を遠く超越したいと願う高尚なこころざし。⇒凌雲之志 りょううんのこころざし 凌雲之志 名詞 俗世間を遠く超越したいと願う高尚なこころざし。 りょううんのこころざし 陵雲之志 名詞 俗世間を遠く超越したいと願う高尚なこころざし。⇒凌雲之志 りょうえんたいあ 竜淵太阿 名詞 名剣の名。⇒干将莫邪 りょうきばっこ 梁冀跋扈 名詞 後漢の梁冀は朝廷でおごり高ぶり「跋扈将軍」と呼ばれた。 りょうきゅうなんちょう 良弓難張 名詞 才能ある人物は使いこなすのは難しいが、上手に使えば非常に役に立つということ。 りょうぎょくせいきん 良玉精金 名詞 性格が穏やかで純粋なこと。⇒精金良玉 りょうぎんこしょう 竜吟虎嘯 名詞 同類は相応じ従うということ。 りょうきんたくぼく 良禽択木 名詞 かしこい人物は自分の仕える主人をよく吟味して仕官するものであるということ。 りょうくほうすう 竜駒鳳雛 名詞 才知ある賢い少年のこと。 りょうこうちうん 竜興致雲 名詞 聖徳ある天子が立つと賢明な臣下があらわれるたとえ。 りょうこくせんぼう 陵谷遷貿 名詞 世の中の移り変わりの激しいこと。 りょうこくのへん 陵谷之変 名詞 世の中の移り変わりの激しいこと。⇒陵谷遷貿 りょうこくへんせん 陵谷変遷 名詞 世の中の移り変わりの激しいこと。⇒陵谷遷貿 りょうこそうとう 両虎相闘 名詞 きわめて激しい争いのたとえ。⇒竜騰虎闘 りょうこそうはく 竜虎相搏 名詞 強い者どうしが激しく戦うこと。 りょうさいけんぼ 良妻賢母 名詞 夫にとっては良い妻であり、子にとっては賢明な母であること。 りょうさいしゅよう 量才取用 名詞 人それぞれの才能をよく考えて登用すること。⇒量才録用 りょうさいろくよう 量才録用 名詞 人それぞれの才能をよく考えて登用すること。 りょうしゅうげきしゅ 竜舟鷁首 名詞 風流を楽しむ舟のこと。⇒竜頭鷁首 りょうしゅうほうぼう 竜舟鳳艒 名詞 天子の乗る船。また美しい船。 りょうじょうこし 竜驤虎視 名詞 世に威勢を示し、意気が盛んなこと。 りょうじょうこはく 竜攘虎搏 名詞 強い者どうしが激しく戦うこと。 りょうじょうこほ 竜驤虎歩 名詞 世に威勢を示し、意気が盛んなこと。⇒竜驤虎視 りょうじょうこやく 竜驤虎躍 名詞 世に威勢を示し、意気が盛んなこと。⇒竜驤虎視 りょうじょうのくんし 梁上君子 名詞 盗賊、どろぼうのこと。 りょうしょうのこころざし 凌霄之志 名詞 俗世間を遠く超越したいと願う高尚なこころざし。⇒凌雲之志 りょうしょうほうし 竜章鳳姿 名詞 すぐれて立派な容姿をいう。 りょうじょうりんしん 竜驤麟振 名詞 首を高く上げて竜のように上り、麒麟が勢いよく振るい立つように、威力や勢力の盛んなたとえ。 りょうせんこそう 竜戦虎争 名詞 強い者どうしが激しく戦うこと。⇒竜攘虎搏 りょうたいさいい 量体裁衣 名詞 状況に応じて物事を現実的に処理すること。 りょうだこてき 竜挐虎擲 名詞 英雄が戦うたとえ。⇒虎擲竜挐 りょうちょうこが 竜跳虎臥 名詞 筆勢が縦横自在ですばらしいことのたとえ。 りょうちりょうのう 良知良能 名詞 人間が生まれながらにそなえている知恵と才能のこと。 りょうとうげきしゅ 竜頭鷁首 名詞 風流を楽しむ舟のこと。 りょうとうことう 竜騰虎闘 名詞 きわめて激しい争いのたとえ。 りょうとうだび 竜頭蛇尾 名詞 最初は盛んであるが、終わりの方になると振るわなくなること。 りょうとうのいのこ 遼東之豕 名詞 世間知らずで、自分だけ得意になっていること。 りょうどうほうけい 竜瞳鳳頸 名詞 竜のひとみと鳳凰の首。きわめて高貴な人の人相をいう。 りょうばんげんし 竜蟠蚖肆 名詞 聖人も民間にあれば俗人にあなどられるたとえ。 りょうばんこきょ 竜蟠虎踞 名詞 険しい地勢。攻めるのに困難で守るのに便利な地勢。 りょうふうびぞく 良風美俗 名詞 良く美しい風俗習慣。 りょうほうせいひ 両鳳斉飛 名詞 二羽の鳳凰が並び飛ぶ。兄弟がそろって栄達することのたとえ。⇒両鳳連飛 りょうほうれんぴ 両鳳連飛 名詞 二羽の鳳凰が並び飛ぶ。兄弟がそろって栄達することのたとえ。 りょうらきんしゅう 綾羅錦繡 名詞 目をみはるほど美しいもの。また、美しく着飾ること。 りょくしゅこうとう 緑酒紅灯 名詞 歓楽と飽食のたとえ。また、繁華街・歓楽街のようす。⇒紅灯緑酒 りょくりんのこうかん 緑林好漢 名詞 盗賊の異名。⇒緑林白波 りょくりんはくは 緑林白波 名詞 盗賊の異名。 りりょうのたま 驪竜之珠 名詞 命懸けで求めなければ得られない貴重な物のたとえ。また、危険を冒して大きな利益を得ることのたとえ。 りろせいぜん 理路整然 名詞 話や考えの筋道がよく通っていること。 りんうそうせい 霖雨蒼生 名詞 恵みを与えること。また、民を苦しみから救う人のこと。 りんえんせんぎょ 臨淵羨魚 名詞 いたずらに空しい望みを抱くたとえ。 りんえんのせん 臨淵之羨 名詞 いたずらに空しい望みを抱くたとえ。⇒臨淵羨魚 りんかくほうし 麟角鳳嘴 名詞 非常にまれにしか存在しないもののたとえ。 りんがせんぎょ 臨河羨魚 名詞 いたずらに空しい望みを抱くたとえ。⇒臨淵羨魚 りんかんいっしん 輪奐一新 名詞 建築が新しくなり、壮大で美麗なことの形容。 りんきおうへん 臨機応変 名詞 状況や事態の変化に応じて適切な処置をすること。 りんじしっぴ 鱗次櫛比 名詞 うろこや櫛の歯のように続き並ぶこと。 りんしほうすう 麟子鳳雛 名詞 麒麟の子と鳳凰のひな。前途有望な子のたとえ。 りんじゅうしょうねん 臨終正念 名詞 死に臨んで心静かに乱れないこと。 りんねてんしょう 輪廻転生 名詞 仏教で、人の生きかわり死にかわりしてとどまることのないことをいう。 りんぽうきりょう 麟鳳亀竜 名詞 太平の世にあらわれるというめでたい霊獣・霊鳥。 りんろうしゅぎょく 琳琅珠玉 名詞 非常に美しい玉。すぐれた人物や美しい詩文のたとえ。 りんろうまんもく 琳琅満目 名詞 美しいもの、すばらしいものが満ち溢れていることのたとえ。 るいせいどうきょ 累世同居 名詞 幾代にもわたる同族が子々孫々同じ家にいっしょに住むこと。 るいらんのき 累卵之危 名詞 きわめて危険なことのたとえ。⇒重卵之危 るてんりんね 流転輪廻 名詞 仏教で、人の生きかわり死にかわりしてとどまることのないことをいう。⇒輪廻転生 るるめんめん 縷縷綿綿 名詞 話が長くてくどいこと。 れいかんさんと 冷汗三斗 名詞 非常に恐ろしい目にあったり、恥ずかしい思いをすること。 れいがんぼうかん 冷眼傍観 名詞 冷静・冷淡な態度で、脇から眺めること。⇒拱手傍観 れいけんせきちょ 零絹尺楮 名詞 書画の小片。絹や紙のきれはし。 れいげんのじょう 鴒原之情 名詞 兄弟の深い情愛のこと。 れいこんふめつ 霊魂不滅 名詞 人間の魂は肉体の死後も存在しているという考え方。 れいざんたいが 礪山帯河 名詞 永く変わらない堅い誓約のこと。また、国が永遠に栄えること。⇒河山帯礪 れいじょういたい 藜杖韋帯 名詞 あかざの杖となめし皮の帯。質素なことの形容。 れいすいさんと 冷水三斗 名詞 非常に恐ろしい目にあったり、恥ずかしい思いをすること。⇒冷汗三斗 れいせいしっこ 励声疾呼 名詞 大声で激しく叫ぶこと。⇒大声疾呼 れいだんじち 冷暖自知 名詞 自分のことは他人から言われなくても自分で分かることのたとえ。 れいちょうねつば 冷嘲熱罵 名詞 冷ややかにあざけり熱心になじること。 れいていこく 零丁孤苦 名詞 落ちぶれて助ける者もなく、独りで苦しむこと。 れいていこく 伶仃孤苦 名詞 落ちぶれて助ける者もなく、独りで苦しむこと。⇒零丁孤苦 れいどこうたい 冷土荒堆 名詞 墓のこと。 れっしじゅんめい 烈士徇名 名詞 道理のとおった正しい行いをする人は名誉のために命をかける。 れんげおうじょう 蓮華往生 名詞 死んで極楽浄土に行くこと。 れんこうせきぎょく 憐香惜玉 名詞 香や玉をいつくしむ。 れんじつれんや 連日連夜 名詞 昼夜をわかたず急いで行くこと。⇒倍日幷行 れんじょうのへき 連城之璧 名詞 この世にめったにない宝物。⇒和氏之璧 れんせんれんしょう 連戦連勝 名詞 戦ってすべて勝つこと。⇒百戦百勝 れんぱふけい 廉頗負荊 名詞 思うままに処罰せよと謝罪する作法のこと。真心からの謝罪のたとえ。⇒肉袒負荊 れんべいじしょく 聯袂辞職 名詞 大ぜいが行動を共にして、いっせいに職を辞すること。 れんべいじしょく 連袂辞職 名詞 大ぜいが行動を共にして、いっせいに職を辞すること。⇒聯袂辞職 れんぺきひりん 連璧賁臨 名詞 二人の客が同時に来るのをいう。 ろうぎかいてい 螻蟻潰堤 名詞 ほんの些細なことが、大きな事件や事故の原因となること。 ろうぎのせい 螻蟻之誠 名詞 螻や蟻のような小さな生き物の誠意。 ろうきふくれき 老驥伏櫪 名詞 人が年老いてもなお大きな志をいだくことのたとえ。 ろうこのさい 蠟蛄之才 名詞 専門のないことのたとえ。⇒梧鼠之技 ろうしじゅうしん 狼子獣心 名詞 凶暴な人のたとえ。また、凶暴な人を教化しがたいたとえ。⇒狼子野心 ろうしやしん 狼子野心 名詞 凶暴な人のたとえ。また、凶暴な人を教化しがたいたとえ。 ろうしょうふじょう 老少不定 名詞 人間の寿命は年齢に関係なく、予知できないものだということ。 ろうじんすいえい 鏤塵吹影 名詞 無駄な努力。やりがいのないことのたとえ。⇒吹影鏤塵 ろうせいえんじゅく 老成円熟 名詞 経験が豊富で、人格・知識・技能などが十分に熟達して、ゆたかな内容をもっていること。 ろうせいじちょう 老成持重 名詞 十分な経験があり、そのうえ慎重なこと。 ろうちょうかんえん 籠鳥檻猿 名詞 自由を奪われ自分の思いどおりに生きることのできない境遇のたとえ。 ろうちょうれんうん 籠鳥恋雲 名詞 捕らえられている者が自由になるのを望むこと。 ろうどんこし 狼貪虎視 名詞 野心の盛んなさま。また、無道で貪欲なさま。 ろうばしんせつ 老婆心切 名詞 必要以上に世話を焼きすぎること。 ろうばのち 老馬之智 名詞 長い経験を積んで得たすぐれた知恵や知識。 ろうばのち 老馬之知 名詞 長い経験を積んで得たすぐれた知恵や知識。⇒老馬之智 ろうひょうちょうきゅう 鏤氷雕朽 名詞 苦労して効果のないたとえ。また、力を無用なところに用いるたとえ。⇒画脂鏤氷 ろうらいはんい 老萊斑衣 名詞 親孝行のたとえ。親に孝行のかぎりをつくすことのたとえ。 ろおうそうらい 露往霜来 名詞 時の過ぎるのがはやいことのたとえ。 ろかしょうりゅう 路花墻柳 名詞 遊里・色町のこと。⇒柳巷花街 ろぎょがいし 魯魚亥豕 名詞 文字の書き誤り。 ろぎょしょうそう 魯魚章草 名詞 文字の書き誤り。 ろぎょていこ 魯魚帝虎 名詞 文字の書き誤り。⇒魯魚章草 ろぎょとういん 魯魚陶陰 名詞 文字の書き誤り。⇒魯魚章草 ろぎょのあやまり 魯魚之誤 名詞 文字の書き誤り。 ろぎょのあやまり 魯魚之謬 名詞 文字の書き誤り。 ろくじゅうじじゅん 六十耳順 名詞 六十歳で人の言うことが素直に受け入れられるようになった。 ろくしゅりんね 六趣輪廻 名詞 この世に生きとし生けるものは六道の世界に生死を繰り返して迷い続けるということ。⇒六道輪廻 ろくどうりんね 六道輪廻 名詞 この世に生きとし生けるものは六道の世界に生死を繰り返して迷い続けるということ。 ろせいのゆめ 盧生之夢 名詞 人の世の栄華のはかないことのたとえ。⇒邯鄲之夢 ろっこんしょうじょう 六根清浄 名詞 欲や迷いから脱け出て、心身が清らかになること。 ろはんうんてい 魯般雲梯 名詞 魯の名工の魯般が作った雲まで届く高いはしご。 ろはんうんてい 魯盤雲梯 名詞 魯の名工の魯般が作った雲まで届く高いはしご。⇒魯般雲梯 ろはんのこう 魯般之巧 名詞 魯の名工の魯般が作った雲まで届く高いはしご。⇒魯般雲梯 ろへんだんわ 炉辺談話 名詞 いろりのそばでくつろいでする、うちとけた話。 ろめいぎゅうばい 驢鳴牛吠 名詞 拙劣でつまらない文章や聞くに値しない話のたとえ。⇒驢鳴犬吠 ろめいくばい 驢鳴狗吠 名詞 拙劣でつまらない文章や聞くに値しない話のたとえ。⇒驢鳴犬吠 ろめいけんばい 驢鳴犬吠 名詞 拙劣でつまらない文章や聞くに値しない話のたとえ。 ろりゅうしょうか 路柳墻花 名詞 遊里・色町のこと。⇒柳巷花街 ろんこうこうしょう 論功行賞 名詞 功績の有無や大きさの程度を調べ、それに応じてふさわしい賞を与えること。 ろんしふめい 論旨不明 名詞 議論の主旨・要旨が、筋道が通っておらずわかりにくいこと。⇔論旨明快 ろんしめいかい 論旨明快 名詞 議論の主旨・要旨が、はっきり筋道が通っていてわかりやすいこと。 ろんしめいかい 論旨明解 名詞 議論の主旨・要旨が、はっきり筋道が通っていてわかりやすいこと。⇒論旨明快 わいしかんぎ 矮子看戯 名詞 見識のないことのたとえ。 わいじんかんぎ 矮人看戯 名詞 見識のないことのたとえ。⇒矮子看戯 わいじんかんじょう 矮人観場 名詞 見識のないことのたとえ。⇒矮子看戯 わがままほうだい 我儘放題 名詞 わがまま勝手な悪い行為のこと。⇒放辟邪侈 わがんあいご 和顔愛語 名詞 なごやかで親しみやすい態度のこと。 わがんえつしょく 和顔悦色 名詞 なごやかで親しみやすい態度のこと。⇒和顔愛語 わきあいあい 和気藹藹 名詞 なごやかな気分が満ちあふれているさま。 わきあいぜん 和気靄然 名詞 なごやかな気分が満ちあふれているさま。⇒和気藹藹 わきようよう 和気洋洋 名詞 なごやかな気分が満ちあふれているさま。⇒和気藹藹 わけいせいじゃく 和敬清寂 名詞 主人と客が心を和らげて敬い、茶室など身のまわりを清らかで静かに保つこと。 わこうあんばい 和羹塩梅 名詞 主君の施政を助けて天下をうまく治める大臣、宰相のこと。 わこうすいじゃく 和光垂迹 名詞 自分の才能や徳を隠して、世間に目立たないように暮らすこと。⇒和光同塵 わこうどうじん 和光同塵 名詞 自分の才能や徳を隠して、世間に目立たないように暮らすこと。 わこんかんさい 和魂漢才 名詞 日本固有の精神を持ちながら、中国伝来の学問の才もそなえもつこと。 わこんようさい 和魂洋才 名詞 日本固有の精神を持ちながら、西洋伝来の学問の才もそなえもつこと。 わちゅうきょうさい 和衷共済 名詞 心を同じくしてともに力を合わせること。⇒和衷協同 わちゅうきょうどう 和衷協同 名詞 心を同じくしてともに力を合わせること。 わふうけいうん 和風慶雲 名詞 穏やかに吹く和らいだ風とめでたい雲。 わようえつしょく 和容悦色 名詞 なごやかで親しみやすい態度のこと。⇒和顔愛語 わようせっちゅう 和洋折衷 名詞 日本と西洋の様式を取り合わせること。 わようせっちゅう 和洋折中 名詞 日本と西洋の様式を取り合わせること。⇒和洋折衷