導入

●人気のない夜の路地を歩く
「アナタは人気のない夜の路地を歩いています。」
「今、探索者が履いている靴はなんですか?」と聞き、それに見合った靴音の描写を入れる。 後で、"追跡者"の足音になるので、KPは記録しておく。
例:足音が鳴る靴「アナタの革靴の音がカツカツと静寂の中に響いています。」
 足音が鳴らない靴「アナタの足音すら聞こえず、路地は静寂に包まれています。」


●気を失う
「すると突然、目を開けてられないような強風がアナタを襲います。 目を閉じたアナタは、吹き飛ばされたような感覚に襲われ、そして意識を手放します…。」


●目を覚ますと同時に"目を持つ星"の処理をする
「強風にさらわれ気を失ったアナタは、冷たく硬い感触を、 まるで石畳にうつぶせで寝ているような感覚を感じ、目を開けました。 アナタは目と目が合いました。 しかし、その目は普段あるところにあるものではありませんでした。 その目は、石畳に描かれた赤い星の中にありました。 しかし、その嫌にリアルな目はギョロっと動き、アナタの事を見ていました。 日常からは到底考えられないような出来事を目の当たりにしたアナタは 0/1D3のSANチェック です。」
参考"目を持つ星"


●起き上がる最中"地面に描かれた人型"に気が付く処理をする
「起き上がろうとしたアナタは、アナタが寝ていた石畳に星が描かれていたのと同じ赤い塗料で、 アナタが寝ていたのと同じ体勢で人型が模られているのに気付きました。 そして、先ほどの目は、その人型の中に無数に、顕微鏡をのぞいた時に見える微生物のように 漂っていました。」
<アイデア>
 成功:人型は刑事ドラマで被害者の状態を保存するために現場に描かれるような物を彷彿とさせた。 そして、それは自分のものでないか?とも。
不気味で不吉なものを見たあなたは0/1のSANチェック
参考"石畳に描かれた人型"


●起き上がったところで、周辺の描写と地図PL用の開示
「アナタが起き上がりまわりを見渡すと、そこは、西洋風の路地でした。
 道幅は狭く、両手を広げたら両方の壁にギリギリ手が届かないくらい。 自分以外の通行人は見当たりませんが、もし居るのなら、 譲り合わないとすれ違う時にぶつかってしまうかもしれないくらい狭い路地でした。 その路地には大きさの疎らな石のタイルが敷き詰められていました。
 空は暗く、街灯と住宅の窓からもれる光だけがアナタの頼りになっています。
 路地の横には、アナタの肩より少し低い高さのある石造りの柵があり、その向こうには水路が流れているようです。
 そして、遠くまで、似たような路地が続いていました。」

 開示資料→PL用地図
 PC初期位置→路地6(路地5を向いた状態)
 探索者の所持品はそのままだが、携帯電話等の電波は圏外である。

 この段階では、まだループしているのかは分からない。 PLには、「似た路地が続いている」「似ているので地図を使いまわす」等と伝える。 ループしているか聞かれたら、「どうだろう?」と行ったり、 PCが推理できる状態(あるものや住民が同じである事や置いた持ち物が見つかる等から推理できる状態)でない限り PCはそれを判断できない事を伝える。


●"追跡者"の投入
 周辺の状況を確認したところで、
 「辺りの様子を確認したのもつかの間、後ろの方(1エリア後の路地7)から (靴音の描写を入れる)嫌な気配が近づいてくるのが分かる。 それはゆっくりとナメたような速度だが、アナタは何故か "ソレがアナタの事を付狙い、追いかけてきている"と確信してしまった。 ソレはアナタの追跡者である。 寒気のするような得体の知れない何かに追いかけられている事を確信したアナタは 0/1D3のSAN です。」

 振り返るなら"追跡者"を目撃する。


●追跡者との処理終了後 ルール開示
開示資料→資料1(PL配布用行動ルール)

導入はここで終了なので、過程を元に処理をする。